猫に小判

セレッソ大阪vs清水エスパルス/誤算と想定外に揺れて

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やっとホームで初勝利したから、調子に乗ってその前のゲームを振り返ったよ!!


■昨年のセレッソの問題 J2で4位の昇格でありながら、ここまで2位と好調なセレッソ。まぁ、そもそもあの戦力で去年J2だったことがおかしいわけで、それで4位だったというのは更におかしいわけ。

昨シーズンのセレッソと今シーズンのセレッソは、同じシステムで、メンバーも清武とヨニッチが加わり、山村がコンバートしたぐらい。それではユンジョンファンはどこを変えどこを修正したのか。

昨年の第34節は、89分からの逆転劇で劇的勝利のイメージが今でも強いが、あの試合でセレッソが主導権を握れた時間は後半開始から先制点を取った26分間だけであり、ゲームの4分の3はエスパルスが支配していた。このゲーム。セレッソにとって最大の問題は山口蛍とソウザのダブルボランチが頻繁にポジションを空け、そのカバーに何故かシャドーの清原と関口が走っていたというアインシュタインもビックリするファンタスティックな戦術だった。 エスパルスがセレッソの守備を崩せた理由/セレッソが抱える問題

あの試合のセレッソはシーズンを象徴するかのようなテンパり具合で、キムジンヒョンが前半で交代したとはいえ、むしろよく2点で収まったというゲームだった。

さてあれから体制が変わりどう変化したのか。ユンジョンファンは何をもたらしたのか。


■ダブルボランチとエスパルスに対する誤算 今季のセレッソでエスパルスがポイントとしたのが前線のフィジカルとそれを活かす術。やはり杉本健勇と山村の高さは脅威であり、それを周りで柿谷やこの試合では水沼が支えるのが1つのスタイル。 対してセレッソをどう崩すのか。昨年の懸念ポイントだったダブルボランチは今季になっても変わらず。ソウザは欠場したが、果たしてどう変化しているのか。このゲームの見どころはこの2つ。

まずはセレッソのボランチ。現体制になってからは、明らかに行動範囲に規制がされており、山口と木本のダブルボランチはバイタルを空けず、リスク管理はしっかりしていた。昨年見られたダブルボランチ同時行方不明というどこぞの岡田ジャパンのようなチームとは大きく異なっていた(そういえば前監督はコーチだったような…)。 しかしこのダブルボランチには決定的な弱点もあり、2人ともゲームを組み立てられなかったところ。前半セレッソの攻撃が効果的でなかった理由は2つあり、1つ目がそのボランチの組立力の欠如。2つ目がクロス攻撃に対して誤算が生じたところである。

攻撃時のセレッソはオーソドックスな4-4-2で、柿谷と水沼がサイドで起点となりクロス爆撃の形となる。

このクロス攻撃の誤算がカヌの存在。両サイドで起点構築している柿谷と水沼にいいボールが入らなかったことでサイドを崩しきれずにクロスを上げられると、カヌがそれを全て跳ね返す。前半はこれの繰り返しだった。リーグ戦ではデビューとなるカヌのデータはおそらくセレッソはゼロ。スタメンであることもコチラがビックリしたのだからセレッソも十分な対策はできていなかったのだろう。


■左サイド攻略と清武投入 セレッソに生じた2つの問題、中盤の組立力とカヌの対策について、後半開始と同時に清武を投入。山村を1つ下げトップ下に入れる。中盤にパサーを置きまず1つは修正。もう1つのカヌに対して、セレッソは左サイドに人数を掛け、まず鎌田のところで数的優位を作る。柿谷が内側に、また丸橋がインナーラップ、1トップの杉本がサイドに流れロングボールを受けるなどすることでサイドを崩す。また、鎌田とカヌの間のスペースに人を配置することでカヌを引っこ抜く。後半開始早々に見られたシーン。

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3度目の正直か。2度あることは3度あるのか。どうも猫煮小判です。今シーズンラストダービーです。思いの外、上手くいっているジュビロと、まだまだアジャストできていないエスパルス。残留するためにも、来シーズンを見据えるためにも、絶対負けられない戦いがそこにはある!!!
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(11月20日現在)

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