2011年09月07日
前回のマリスタに続き、西武ドームで見た楽しいものもご紹介します。
ひとつめは、最近花盛りの試合後ファン参加イベント。プロOBが打ってくれるノックです。
会社帰りで靴もグラブも持参できず、今回は見るだけ。いや、持参できても今や超運動不足で足元が危ない。でも、もうほんとに楽しそうなんですよ〜。見ているうちに、鍛えなおしていつかは参加したいと思いましたw。 これでも若い頃は、マウンドからストライク放れて、男子たちと素人草野球すると、バッピしてあげられたんですよ、ゆるゆるまっすぐオンリーですけど(ささやかな自慢)。……昔話です、はい……(遠い目)。
さて、今回のノッカーがなかなかの大物でございました。言わずと知れた、幕張のファンタジスタ。サードへのポップフライがグラブに収まるまでの数秒間を、ホームランよりドキドキワクワクする時間に変えた唯一無二の選手。2005年プレーオフ、現役引退の思い出打席のはずが、なぜか奇跡の逆転優勝を呼び込んでしまったという、例のボテボテ内野安打で、大明神にまでのぼりつめてしまったミスター・マリーンズ初芝 清!
なんで西武ドームで純正マリーンズOBが?、というハテナは野暮というもの。良きライバルは良き仲間。この日7月25日は月曜日。かつてパにあった「マンデーパ・リーグ」にちなんでの企画だったのです。
その名も「パ・リーグ魂!注入ノック」。
ライオンズユニを着たファンの間に、マリーンズユニを着たファンも混じって、なごかに待つ中、いよいよ準備が整ったところに登場した初芝は、きっちりマリーンズホームユニ。人垣の隙間から、走り回るファンをかわしつつ、なんとか写真を撮りました。
四角い体型もメガネも、現役時代と変わらないですね。テレビの解説では、思いのほか理路整然と的確な説明をしてくれていますが、ノックをしながらのトークもなめらかで、ナイスキャッチをしても、トンネルをしても、上手に盛り上げていました。彼がいるだけで、その場所が明るく楽しくなる。いつまでたってもそういうキャラなのですね、きっと。
さて、もうひとつ、今年西武ドームで楽しいなと思うファンサービスはイニング間にスタンドのファンを映す「キスカム」です。
アメリカのスポーツ会場では定番のようですが、ハートで囲まれてスクリーンに映し出されたファンの方はキスしてね!というもの。
恋人同士じゃなくてもキス。ご夫婦や親子、子供同士、野球仲間のおやじ同士。思い切り弾けておどけながら、あるいはちょっと照れくさそうに。ほっぺにしたり、おでこにしたり。子供たちの頭を押さえて無理矢理キスさせちゃうお母さん、お父さんにキスされた後ほっぺをぬぐってしまう女の子。ちっちゃな弟の首をぎゅっと抱きしめてキスしてあげるお兄ちゃんやら、お母さんの抱いてる赤ちゃんにそっとキスするお姉ちゃんやら、長年の連れ合いらしいかーちゃんに、こわごわキスするとーちゃんやら。
とにかく微笑ましい。みんな笑顔になってきて、とーってもハートフルな雰囲気になります。すごく好きです。行くたびに、「キスカムまだかな〜」って心待ち。
スタジアムの楽しみってテレビ中継には映りませんからね。その場に行って思わぬ楽しみを見つけたときって、子供の頃遊園地に連れていってもらったときの気持ちになれますね。
残念ながら、まだ5つの球場しか行ったことが無いのですが……。
そうだ。
今度は、ちょっとずつ、どこか地方球場に行き、見つけた楽しみを記事にするのを目標にしようかな。
posted by スタジエンヌ・裕子 |12:32 |
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2011年09月03日
先月最後の日。夏休みをとり暇のできた私は、急に花火が見たくなってマリスタへ。台風の影響があり、雨や風で中止になるかもしれなかったのですが、予報をみれば雨雲もまだちぎれ雲。今年は何かとついているので、きっと大丈夫。そう思って出かけました。
舞浜でディズニーランドを越えると、もうワクワクしてきます。球場につくと、少し湿った海風に包まれて、深呼吸したくなります。深呼吸すれば、屋台から肉を焼くいい匂い。大道芸に夢中な子供たち。時間に余裕があると、楽しみがたくさん見つかるのがマリスタです。
試合開始までまだもう少しある時間。
ふと、去年マリスタについて書いた記事を思い出しました(→ 「マリスタの風と浴衣と空と。 ◇フィールドウイングシート観戦◇」)。
そうだ、そのコメントで教えていただいた海を見よう。
そう思ってスタジアムの裏手に回り、真後ろの海の方へ折れるわき道に入ろうとしたのですが、震災の影響と、花火の準備で残念ながら立ち入り禁止。それでも、さらにその横に薄暗い防風林を通る小道があったのでそちらに進んでみたのです。
ちょっと行くと、海が見えました。台風のせいで、雲は重く、海の色は暗かったけれど、広々ときれいな景色でした。向こうの方にスカイツリーがかすんでいました。晴れていたら、そのさらに遠くに富士山が見えるんだろうなあ。夕陽が落ちて行くんだろうなあ。
試合は無事に進み、去年は見られなかった花火もちゃーんとあがりました。おなかに響く音が爽快です。子供の頃はあれを怖がって泣いたものですが、そういえば、周りにも怖がっている子はまったくいなかったなあ。今の子は強い。
花火を見たくなったのは、前日の試合中継を見たからでした。前日は360℃ビアスタジアム(全席自由席でビール半額!)だったそうです。惜しかったw。テレビでは、ちょっと変わった色の花火があったようだったので、それが見たかったのですが、この日球場で見た花火はそれとは違った種類に思いました。でも、きれいでした。
本物の迫力はまったく伝わっておりませんねえw。外野席からだと、この花火は見えないようですが、内野B指定だったか、ホームベース裏の高い位置の席だと、正面でとてもよく見えます。
来年こそは浴衣観戦でこの花火が見たいものです。
posted by スタジエンヌ・裕子 |12:06 |
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2011年07月20日
なでしこJAPAN、おめでとう!ステキでしたね〜! 誰もが、震災後の鬱屈する気分を晴らしてくれるニュース、重く垂れ込めた雲間からのひとすじの光と感じた優勝でした。人々は皆、未曾有の災害に見舞われた2011年と、 タフなハンサムウーマンたちの活躍をずっと覚えていくことでしょう。
さて、先日私のもとにも、2011年を忘れなくさせてくれるだろう、小さなプレゼントが届きました。まだ、大地震のことなど夢にも知らなかったときに、ファイターズの東京ドーム主催試合のシーズンシートを申し込んであったのですが、その記念品です。
昔々(もはやお伽話レベルですなあ…f^_^;)、なぜか東京時代のファイターズのファンになり、そこからどんどんパ・リーグの魅力にのめり込んだ私にとって、毎年の東京ドームの数試合は、当時の気持ちを思い出す、かなりノスタルジックな観戦です。毎年せっせと通うのですが、それでもほとんどは当日券。仕事の終わる時間次第で行けたり行けなかったりの、ごく普通の野球観戦でした。シーズンシートなんて贅沢、とんでもないわ、って感じだったのです。
けれど今年はどうしたわけか、「シーズンシート、申し込んでみようかな……」と思い立ってしまいました。旅行などの気分転換計画がなくて、その代わりのガス抜き娯楽が欲しかったのです。また、仕事で残業がほとんど無くなり、帰りやすくなったというのもあります。それに、年々東京ドーム主催試合が少なくなって、「もしかしたら、遠からずなくなっちゃうかもなあ。通えるのも今のうちかなあ」なんてことも思いました。と、まあ諸々が重なって、えいやと申し込んでしまったのでした。
そうして、届いたチケットを手にわくわくと開幕を待っていたところで、あの震災と開幕騒動。結局3月にあるはずだったバファローズ戦が幻の試合となってしまいました。もちろん代金はその分返却してもらったのですが、「シートオーナー」としての私の「シーズン」は、5試合分、すなわち5日間となりました。
先の記念品は、こんないきさつも忘れた頃に届いたのです。当初の特典にはなかった品物で、挨拶の手紙によれば、スケジュールがばたついて観戦試合が減ってしまったことへのお詫びとのこと。あけてみると、1本のボールペンが入っていました。
それがアオダモで作ったボールペン。
バットを作る工程で出たアオダモの木っ端で胴ができているのだそうです。よく見ると、木の年輪がちゃんとあります。
シックな胴の色の邪魔をしない程度の、控え目なロゴが入っています。
何より、手に持つとしっくりと木の優しい感触が伝わってきます。きっと、持てば持つほど、使い込むほど、手に馴染んで味が出てくるんだろうな。
なんだかとっても嬉しいプレゼントでした。
日頃だとファンクラブの記念品などに対しては、たいていの場合、「いい大人がこれ貰ってもねえ」などと冷めたスタンスになりがちなんですが、このボールペンにはちょっとぐっときて、「……やるじゃん……」と思っちゃいました、不覚にも(笑)。
私はあまり物に執着心がなく、おまけにおっちょこちょいなので、よく物を失くします。ボールペンとかシャープペンとか特にあかんのです。使い切ったためしがありません。でも、このアオダモのボールペンは、長くつき合うような気がします。持つたびに野球の楽しさを思い出し、いろいろなことを見つめ直した2011年を思い出すでしょう。
アオダモについては中に説明メモが入っていました。
微妙なカーブのラインが持ちやすく、書き味も良い。ただ、品名のロゴを見た瞬間、「あれ?これ、マリーンズ??」と、錯覚したのはないしょです。
*************
てなわけで。
昨日から東京ドームのイーグルス戦が始まりました。
さて、今日の楽しみはもちろんコレ↓!
ではでは、ささやかな 「オーナー」 の短い 「シーズン」 を堪能してまいります。
posted by スタジエンヌ・裕子 |12:46 |
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2010年08月05日
今年前半観戦した試合でのマスコットたち。いつも頑張っています。
<マスコット就業時間中>
●先日の、浴衣ウィークのマリスタ。マリーンズ浴衣で、3塁側ライオンズファンにご挨拶する、クール。
法被(はっぴ)に見えるのはぼけぼけ写真のせいではありません。お嬢さん方とちがって、なぜか妙に暑苦しく見える…。クールなのに。
●応援歌中に外野のネットにかけのぼった、西武ドームのレオ。
このあと、グラウンドでバク転。去年はもっとおっとりだったような…今年のレオは動きがワイルドに変身?
<マスコット出張中>
●西武ドームでブルーウインズと踊る、ファイターズのB・B。
へっぴり腰の見よう見まねっぷりが味。
●東京ドームでB・BたちとYMCA踊る、ホークスのハリーホークとハニーホーク。
わからないところは手をふるだけのおっとりぶりが味。
<マスコット残業中>
●春先の東京ドーム。試合後、せっせとファンにサインをしていたB・Bとカビー。
チームが惨敗連敗で、平身低頭しながらのファンサービス。
●7月7日、七夕の日の東京ドームのカビー。ぼけぼけ写真すみません。ぺたぺた貼ってあるのは、お願いごとの短冊。
何をやってもかわいいカビー。
●ハリー、ハニーも出張残業。両チームのマスコットが勢ぞろい。
今やスタジアムに欠かせない存在のマスコット。彼らと会えるのも、元気に働く姿が見られるのも、スタジアムならではの楽しみです。
posted by スタジエンヌ・裕子 |06:56 |
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2010年07月31日
AS前の3連休。暑かったです。暑くて外に出るのをやめた18日の日曜日。突然パ好き仲間のかっちゃんから電話が入り、マリスタ観戦(vsライオンズ)の嬉しいお誘い。しかも、なんとフィールドウイングシート!
予定がぽっかりあいたのは、きっとこのためだったのネ!と、もちろんふたつ返事で、いそいそお出かけ支度。
あ、待てよ? そういえば、マリスタは…。
浴衣ウィークだったのです。
そうかあ、浴衣かあ…。
実はその3日ほど前、お友達にお願いした浴衣が仕立てあがっていたのです。早く着たい、おろし立て。
どうしようかなあ。千葉までの道のりは電車を3つ乗り継ぎだし、お日様はカンカン照りだし。
迷って迷って、やっぱり着ていくことにしました。
2年ぶりのマリスタで待ち合わせたかっちゃんに、「浴衣で来たの?!」とびっくりされながら、初めてのマリスタフィールドシートへ。
いや~! すばらしい!
フェンスがほとんど気にならず、グラウンドやスタンドが見渡せて、思ったよりずーっと広々! 人工芝のグリーンが目にまぶしい。
が、カメラ持っていったのに、はしゃぎ過ぎて写真ほとんど撮りませんでした…。試合はマリーンズ快勝だったのですが、すぐ目の前のグラウンドも、あろうことか、お気に入りの大松や坂田も撮り忘れ…。いやそれどころか、興味ポイントが合う仲間とのおしゃべりがはずむもので、試合もあまり見ていなかったような気がします。いつものボケボケ写真とは違う、ばっちり写真のチャンスだったのに… f(^ ^;)。
この日の試合開始は夕方5時から。日ざしはまだまだ強く照りつけ、背中に汗がつたいます。このままだと、帯の下には暑さがこもって、浴衣は汗でびっしょりか…と心配になったのですが、思ったほどではありません。ふと気づくと、襟元や、袂から風が抜けていき、汗をひかせてくれている。
そう、マリスタには名物の、選手泣かせの海風がありました。
浴衣は風の通り道がある着物。風のマリスタと浴衣は、とっても好相性らしい。マリーンズ浴衣を着ているお嬢さんもずいぶんいらっしゃって、特に黒地はなかなか粋で目立ちましたねえ(→写真)。
夏祭りっぽさがいっぱいの浴衣ウィークは、かなりナイス。
やがて、黄昏どき。
夕闇が迫るこの時間、マリスタの空はいつも、言葉に尽くせぬ美しさ。
もうだいぶ前ですが、こんな夕焼けを見せてもらったことがあります。
オレンジ色のシルクシフォンのドレスに、ダイヤのネックレスがきらめいているようでした。空とスタジアムがひとつに溶けあった、ゴージャスで優美な光景に、うっとりと見とれたものです。
マリスタの空は特に雲が美しいのです。彗星のような尾をひいて、海の方へすーっとたなびいていく雲。その向こうにある、遥かな水平線や地平線が感じられる雲。
この日も、フィールドの高さから見上げたマリスタの空には、空の高さと広さと遠さを感じさせてくれる、きれいな雲が流れていました。
こうして、日もすっかり落ちると、闇夜の空に、今度は花火があがるのです。それもまた見事なのですが、この日は残念ながら中止になりました。場内では、海で遭難事故のためとの放送がありましたが、帰宅してからのニュースによれば、小さな子供さんが波にさらわれ亡くなったとのこと。悲しいニュースを知った後に写真の雲を見返したら、ユーミンのデビュー作の歌が頭に浮かびました。
空にあこがれて
空をかけていく
あの子のいのちは飛行機雲
きっとあの雲は、小さな子を優しい空の彼方へ連れていってあげたでしょう。
*****……
屋根がないスタジアムは、たっぷりハプニングにみまわれます。
土砂降りや、炎天や、フライに右往左往する選手たち。
それでも、風が吹きぬけ、空が広がることが、マリスタの一番の贅沢。そう思うのです。
posted by スタジエンヌ・裕子 |12:34 |
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2009年08月21日
長いゲームだった、8月11日のファイターズvsバファローズ戦の帰り道。まだ開いていたドームの寿司屋さん「銀蔵」でご飯した後、もうお客さんもまばらになった、水道橋駅への道を急ぎます。
ドーム通路から階段をおりようとすると、そこに、ファイターズのマスコット、カビーがいました。
歩きながらで激手ブレ。酔わないでくださいネ…。
そういえば、試合終了後に外の通路でファンと交流してたっけ。
B・Bの弟カビーは、いつもはファームの鎌ヶ谷にいます。チーム公式サイトの鎌スタ通信で仕事ぶりが紹介されてますが、時々一軍の試合にもかけつけてくれます。
そりゃあもう、かわいいです。マメシバの仔犬のようにキュート。
すれ違う女の子に手を振りながら階段を降りるカビーの近くにいくと、おや?
「びぃ~~~~~、びぃ~~~~~」と、なんだか、力尽きたセミの声のような音が聞こえる…。
あ、B・Bを呼んでいるのか?
んなわきゃないか…。
よくよく見ると、あれ?
ちびっこファンが通り過ぎたあと、どうも、カビーは泣きだしたらしい。
…泣いて…マスコットの場合、「なく」は「泣く」なのか?「鳴く」なのか?
でもやっぱり、どんなにセミのようでも、「鳴き声」じゃなくて「泣き声」だなあ。マスコットはヒトではないけどケモノでもない、愛しい生き物。
となりでファンらしき女の人が、「カビー、男の子でしょ」と話しかけ(本気で)ているけれど、「びぃ~~~~~、びぃ~~~~~」はやみません。
結局、「…なんちゃって」とおどけることもなく、振り返って手を振ることもなく、彼は球場の方へ戻っていきました。
どうしたのかな…。
わずかなファンに、ちょっと違う姿を見せてくれようとしたサービスかしら?それとも何か、ほんとにブルーになるようなことがあったのしら?
何も真相はわからないけれど、とにかく、いつものように明るく愛想よく無邪気ではなかったカビー。
「びぃ~~~~~、びぃ~~~~~」と、泣きながら、通用口に消えていった彼の後ろ姿に向かって、いつの間にか心の中で、
「人生にはいろいろあるもんな、カビー。お互い、頑張ろな」と、本気で話しかけてました。
熱戦に沸き立った球場の喧騒のあと、ほんの1分間、不思議の国に迷い込んだような、スタジアムの帰り道でした。
posted by スタジエンヌ・裕子 |23:38 |
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