2009年10月05日

山崎&こさっちの人情ヒーローインタビュー (1/2) ◆イーグルス快進撃の立役者◆

イーグルスの初Aクラス、クライマックスシリーズ進出が決まりました。いや~…よかったですねえ~。球団が誕生して5年。最初の頃の、予想をはるかに超越した弱さを思い出すと感無量ですね~。でも、長年のパ・ファンの中には、「あら、たった5年でこんなに強くなっちゃうの~?」と、恵まれた(?)イーグルスファンが羨ましい方も少なくはない(かく言う私も…)と思ったりもしますが(笑)。ま、それは冗談として、この終盤のイーグルスは本当に、戦国パ・リーグのCSに名乗りをあげるにふさわしい、たくましいチームでした。

後半戦の快進撃については、ホームゲームの使用球がオールスター後に飛距離の出るものに変わったことは、結構影響があったかなと思います。前半戦では、コツコツコツコツ単打を地道に重ねる選手が多かったはずなのに、後半戦になったらいきなり長打が飛び出すようになっちゃったもんで、他チームが対策を立てきれなかったように見えます。

もちろん、この打線爆発も、選球眼やミート力など、選手に地力がついていたからこそ。すべては積み重ねた努力の結果。ですが、個々の選手の積み重ねた力が、いっせいに爆発するときというのは、さまざまな要因が重なるものです。

そう、今年のイーグルスには、連鎖反応を起こさせる要因がたっぷりありました。
当然ながら、筆頭は野村監督の退陣。

それから、もちろん選手たち。起爆剤として大きかったのは途中から入った戦力の活躍。打では助っ人リンデン。本人の打棒が好調なのと同時に、見るからにアツいヤンキー兄ちゃんは他の選手にもゲキをとばしたりしていたようで、おとなしい選手が多いイーグルスベンチを、そのファイトで盛り上げました。投では出戻りの福盛。大リーグ目指している間は本気で練習していたと見え、イーグルスに戻ると以前とはうって変わった安定感。守護神役をちゃっかり…もとい、きっちり果たし、崩れかかっていたリリーフ陣を支えました。これがものすごく効きましたよね~。しかも、競争意識からか、ポカが多かった小山投手までしっかり抑えるようになるという副作用…もとい、もとい…相乗効果まで表れました。

とにかく、チームが強くなるときは、いろいろなタイプの選手がそろって活躍するもの。クセ者が活躍するチームは楽しいし、何より見ていて面白い。他にも鉄平、草野、高須の雑草系強打者連など、エトセトラ、etc.状態…。

ですが、全ての中心になったのは、二人の超ベテラン。2年連続ホームランキングを狙う、恐怖の不惑スラッガー山崎と、今年やっと帰ってきたパの恋人こさっち(小坂)だったような気がするのです。

彼らが大活躍して、揃ってお立ち台に上がったのが8月16日のマリーンズ戦。2点差を追う9回裏に山崎が2ランで同点。延長12回裏、今度は小坂が(バッティングは非力なのに)満塁でヒットを打ち、劇的なサヨナラ勝ちとなりました。
その試合後のヒーローインタビュー。二人の味のあるやりとりが忘れられません。

のしのしと先に歩く山崎が、振り返り振り返りしては、「早よ、来い!」と手招きし、こさっちをお立ち台へとうながします。なんだかすまなそうに身を縮めながらインタビューに答えるこさっち。みんなに水をかけられてびしょ濡れの髪は、昭和ノスタルジーな七三分けの刈り上げ(マンガ「かりあげクン」ご参照)。銀ぶちメガネが光る、小柄なとっつぁん坊や。誰が見ても、クソまじめな公務員か銀行の出納係の風情。

そんなこさっちが、「今のお気持ちは?」とインタビュアーに聞かれての第一声は、 「…正直、本来であれば…」 。ありえましょうか?プロ野球のヒロインの第一声が、「本来であれば…」って…。で、そのあと、彼はこう続けました。 「武司さん(山崎)がインタビューを先に受けるはずなんですけど、僕が受けてしまって、申し訳ございません」 …。

受けねらいでもジョークでもないんです。“ 律儀 ” がユニを来て立っているようなこさっち、本気で恐縮しております。それを横で聞いていた山崎。「いやいやいや」と言いながらこさっちの肩をたたき、細い目がさらに細くなって、「小坂め、うい(愛い)ヤツ」感いっぱいのニコニコ顔。

 お~い、なんだか、会社の宴会で挨拶する気の小さい課長代理と後ろでそっくり返ってる本部長みたいだぞ~

と、思わず突っ込みたくなるようなオープニング。でも、とにかく謙虚すぎるこさっちと、そんな彼を盛り立てたくってしょうがない山崎の様子がなんとも言えずほほえましい、ほのぼのとしたヒロインでした。

(イーグルスのホームページにこのインタビューのテキストがアップされています。また、会員登録が必要ですがニコニコ動画の楽天イーグルスチャンネルに動画もあります。動画は他にも「小坂 ヒーローインタビュー」で探してもたぶん見つかります。よかったら、ぜひ見てみてください)

プレースタイルもキャラも、まるで正反対の山崎とこさっち。でも、共通するのは一本気なところ。そのまっすぐさが、チームの精神的な支柱になったのだと、そんなふうに思うのです。

<続く>

posted by スタジエンヌ・裕子 |01:01 | 思い出のシーン | コメント(0) |
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