日本はバルサを超えられる

連載【ボールフィーリングの概念が変わる!?】最終回(Part,7)

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さてこの連載・考察にも、もうそろそろ終止符を打つことにしましょう。
前回、Part,6の最後の部分に以下のようなコメントを残しましたので、
この続きを書き、そしてその後に総括したいと思います。



> 【気づき6:あのボールの置きどころは日本人の骨盤の角度と関係がある!?】
> 大曽根さんにお会いし、色々と意見交換をさせていただく中で、最も大きな収穫は
> この「あのボールの置きどころは日本人の骨盤の角度と関係があるかも!?」という点です。
> この件に関しては、次回 Part,7にて詳しく述べたいと思います♫

大曽根さんとの会話の中で、あくまでも大曽根さんの仮説や見解なわけですが、
骨盤の角度とボールの置所に関するとても興味深いコメントがありました。

要約すると以下のような内容です:

【黒人や欧米人】
骨盤が前傾している一般的な黒人や欧米人の場合、チャビやイニエスタのように
身体の前方に少しボールを相手に“さらす”ようなボールの置所のほうが、
居心地がいいのではないだろうか。
つまり、あのようなボールの置所のほうが自由自在に
動きやすいのではないだろうか。

【日本人】
一方、骨盤が前傾しておらず“立った状態”の一般的な日本人の場合、
チャビやイニエスタよりもボール1個分重心に近い位置にボールを置いたほうが
居心地がいいのではないだろうか。
つまり、より重心に近い位置にボールを置いたほうが
日本人は自由自在に動きやすいのではないだろうか。

そして、この骨盤の角度の特徴に加え、前橋ジュニアの選手たちには
チャビやイニエスタにはない特徴があります。
それは「後ろにあとずさりするドリブル」という選択肢を持っている点です。

チャビやイニエスタをはじめとする欧米の選手たちは、
「後ろにあとずさりするドリブル」という選択肢をほとんど持っていません。
一方、前橋ジュニアの選手たちは、ジンガなどのボールタッチのトレーニングを
しているからなのか、「後ろにあとずさりするドリブル」という選択肢を持っています。

後ずさりするには、ボールが重心に近い位置にあったほうが動きやすいですし、
相手にバレづらいです。
逆に、相手にボールを“さらす”ように持っていると、ボールを「引く」という作業・動作が
必要になってくるため、後ずさりするには時間がかかってしまいますし
相手にバレやすいです。

そもそも、「後ろにあとずさりするドリブル」を選択肢は持っておいたほうが得なのでしょうか?
僕は特だと思います。だって、プレイに幅が広がりますし、相手から逃げられますし、
いいコトづくしです。

それに、重心に近い位置にボールを置いたほうが、「懐が深い」状態でボールを持っているので
相手にとっては「ボールを奪いづらい」ということです。
つまり、重心に近い位置にボールを持つということは、「いいコトづくし」だということです。


さてさて、まとめに入りましょう。

この連載考察で見てきたように、前橋ジュニアの選手たちのボールの置きどころや身体動作が
トレーニングメニューやプレイスタイルの中から「自然発生」してきたものだとしたら、
そして、その独特のボールの置きどころは「日本人の骨盤の角度に最も適している位置」であり、
それをトレーニングの過程で各選手の身体と脳が無意識的に探し出したのだとしたら、
しかも、そのボールの置きどころが前方への動きだけではなく後方への動きにも適しており
それゆえにプレイの幅も広がり「後ろにあとずさりするドリブル」でさえ可能にし、
しかもしかも、そのボールの置きどころがいわゆる「懐の深い」ボールの持ち方であり
相手ディフェンダーにとってボールを奪うことが困難なボールの置きどころだとしたら、
これって凄いことだと思いませんか!?
だってそれって、日本人の身体はサッカーに凄く向いているということですから!!

以下、完全に僕の個人的な勝手な仮説ですので、軽く聞き流してください。

僕らが幼少の頃に教わったドリブルの際のボールの置きどころや
トラップした際のボールの置きどころというのは、
あくまでも「骨盤が前傾している外国人用の動作やボールの置きどころ」だったのでは
ないでしょうか!?
それを、骨盤が前傾していない日本人が真似をしてしまったがゆえに、
日本人の身体の特徴&特長(例:骨盤の角度)が最大限に発揮されるような
動作やボールの置きどころを見出すことなく年月が経ってしまったのではないでしょうか!?

だとしたら、日本人が日本人の身体特徴・特長を最大限に発揮する形で
サッカーをプレイしたいのであれば、私たち日本人が今最もする価値があることは、
もう一度原点に戻り、ストリートサッカーのようにサッカーを自由奔放にプレイし、
自分自身の(日本人の)身体が反応するがままにプレイし、
自分自身の(日本人の)身体に最も適した動作やボールの置きどころを
自分の身体が見出すことを待つ、ことなのではないでしょうか!?

そして、その「(日本人の)自分の身体に最も適した動作やボールの置きどころ」というのは
僕が想像するに、黒人や欧米人よりも「サッカーに適した動作やボールの置きどころ」のような気がします。

そんなことを、僕は前橋ジュニアから感じ、学び、そしてあの時感じたことを
今指導現場で色々と実験している最中です。

今後の展開を乞うご期待!!


【追記(9月8日付)】
今読み返してみましたが、全然自分の頭の中でまとまっている内容と違いますね、、、。汗
ということで、Part,8(今度こそ最終回)を書きたいと思います。今しばらくお待ちを!

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連載楽しく拝見させていただきました。私が感じていてやっぱりそうか!と感じたところと、えっ、そうなのというところもあり、ぜひ近々直接お話しさせていただきたいです。

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