日本はバルサを超えられる

moltenのTR430(大きさは3号球、重さは5号球のボール)の実験

このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、京都の精華女子高校の越智さんから教えてもらった3号級with5号級の重さのボール。
こんな興味深いボールがこの世に存在することをはしめて知りました!
試しに1球買いますかねhttp://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B000BOFWBW/ref=ox_sc_act_image_1?ie=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5 

naoto-428359.jpg


ーーーーーーーーー

試しにひとつ買ってみまして、今日初めて使ってみました。




第一印象は、イイ感じ、です。小さいので、無意識のうちに慎重にボールを扱っている自分がいます。ゴロのボールよりも浮き球の処理が難しいです。また、ショートパスよりもロングパスが蹴りづらいです。ロングキックは全然飛びません。

不思議なのは、正規の5号級の重さのはずなのに、5号級よりも重く感じます。明日、料理で使うはかりで正確に測ってみますー。

ーーーーーーーーーーー

今の感覚を忘れないために、もう少し書き足します。

【気づいた点】
・弾み方は、ほぼ5号球と同じ。そのため、フットサルボールとは明らかに違う。(※フットサルボールは弾まない)

・大きさと重さにギャップがあるためか、重く感じる。(※明日、正確な重さを計る予定)

・選手たちは、いつもと違うゆえに、楽しそう。ただ、この楽しさがずっと続くかは疑問。

・選手たちは、予想以上に普通にプレイしている。

・選手たちは、予想以上にドリブル中の凡ミスは少ない。

・選手たちは、予想以上にショートパスでの凡ミスも少ない。

・選手たちは、中距離パスやロングパスでは明らかなキックミスがいつもより増えていた気がする。

・5対10(5+5)の超数的不利のゲームをやっている最中、TR430(※このボールの名前)でプレイしたり、普通の5号球でプレイしたりしたが、選手たちはどちらのボールでも普通にプレイしていた。TR430だからといって突然ミスが増えるということはなかった。

・ボールが小さいゆえにボールの下に足が入らないからのか、インフロントキックでロングキックを蹴ろうとしても、遠くには飛ぶが、頭より高く上がらない。つまり、ボールが浮かない。

・ボールが小さいゆえか、地面にあるボールを普通のインステップキックの蹴り方で蹴ろうとしても足の甲の適切な部位(と言われている場所)でボールの中心を蹴ることはほぼ無理。やや、インフロントキックっぽくなってしまう。

【疑問点】
・このTR430でトレーニングをし続けた際、普通の5号球で繊細なボールタッチをしたい場合に「微妙なボールフィーリングの誤差」は生まれないのだろうか? 例えば、ソフトボール部がソフトボールよりも小さい軟式ボールでトレーニングし続けた場合、試合でソフトボールを打とうとした際にバットに当てる瞬間に「微妙なフィールングの誤差」が生じてしまうのではないだろうか? 例えば、ゴール前でループシュートを決めようとした際に「微妙なボールフィーリングの誤差」は生まれないのだろうか???

・TR430と普通の5号球では当然ながら「直径」が違うわけで、ということは「円周」も当然違う。ということは、例えば、ボールを足の裏で引いたりする動作・技において、「どれだけ引いたら、どれだけボールが移動するか」という点に微妙な差が生じるはず。これらの「微妙な差」は繊細なボールフィーリングを修得する際に「プラス」と働くのか、それとも「マイナス」と働くのか。どなたかご存知ですか?

・明日正確にボールの重さを計れば済む話だが、想像するに、TR430と今日実際に比較した普通の5号球の重さはほぼ同じであろう。だがしかし、「重い」と誰もが感じた。僕も感じた。特に、ロングキックを蹴る際には「凄く重い」と感じた。もし重さが同じだとしたら、あの感覚の差はなんなのであろう? ボールが小さいゆえに、ボールの重さが5号球のそれよりも密集!?しているため、蹴った人物に「いつものボールより重いよ」と思わせるのか? それとも、足の芯にボールが当たっていないため、より多くの力が必要になっているため「いつものボールより重いよ(だから飛ばないんだよ。俺のせいじゃないよ)」と脳が言い訳しているのか。苦笑


こんな感じです。
第一印象はとてもいいのですが、まだ少し疑問点が残るので、もう少し実験を続けていきたいと思います。ちなみに、たとえ実験が失敗に終わっても、例えばいくつかのデメリットを発見し「これは導入しないほうがいいかもな」と思ったとしても、おそらく僕はこのTR430をトレーニングで使い続けることでしょう。なぜならば、選手たちが楽しそうにTR430でプレイしていたし、僕もTR430を蹴っていて楽しかったからです。おそらく「いつもと違う」というのは、人に喜びを与えてくれるのでしょう♪

以上、実験の報告でした。

ーーーーーーーーー

TR430(大きさは3号球、重さは5号球)での実験の続報です。

本日、料理用のはかりを家から事務所に持っていき、正確はボールの重さを計ったところ、以下のような驚くべき結果が出ました!

【TR430】426グラム
【PELADA5号球】425グラム
※PELADA5号球は通常僕が使用している5号球のことです。写真参照

つまり、昨日「重い重い」と言っていたTR430は、「軽い軽い」と思っていたPELADA5号球とほぼ同じ重さだったということです。つまり、「重い」と思っていたのは脳みその勘違いであり、感覚であり、印象だということです。

そんな中、知り合いが以下のようなコメントを寄せてくれました。

>重たく感じるのは、質量に対して当たる面積が小さくなってるからだと思います。
>

ふむふむ、そんな気がしてきました。
また、大学の同期のムック(※当時のあだ名)が以下のようなとても興味深いコメントを寄せてくれました。

>村松君、ご無沙汰してます。疑問点について僕の関わっている動作の習得と習慣化という観点から分かることをコメントさせてください。動作の習得は最初は習慣化を目的に行われると思います。しかし、この習慣化が曲者で、習熟してくると”蹴る”と思ったときに、1パターンの指令が脳から送られて、臨機応変な微調整ができなくなります。そういう意味で、越智さんの練習はいつもと違うことをやることで、様々な状況に応用できる能力を養成しているものと思われます。ハンマー投げの室伏選手はこの習慣化の弊害についてよく研究されていて、投網をしてみたり、新聞紙を指で丸めたりといろいろと習慣化を防ぐ工夫をされています。
>

これって、凄い指摘です。もしこれが事実だとすると、TR430のトレーニング効果は大いに期待できますし、超日本的な「各選手がマイボールを持ってくる」というサッカー文化にも大きなトレーニング効果が秘められていると言えます。だって、メーカーや硬さや反発力や古さが違うボールが人数分集まるわけですから、意識的にせよ無意識的にせよ身体と脳は各ボールの微妙な差を察知しボールフィーリングを微調整するはずです。そしてその微調整の試行錯誤の連続がボールフィーリングの繊細さに磨きをかけてくれるに違いありません。

また、この「TR430実験」についてコーチ仲間の宮本コーチと話していると、彼が以下のような興味深いコメントをしました。

「そういえば、マラドーナって、サッカーボールでもグレープフルーツでもゴルフボールでも巨大なバルーンでも自由自在に操っていましたよね」

ふむふむ、なんか見えてきました♫
TR430だけでなく、色々な大きさや重さのボールが僕の指導現場に登場するのは時間の問題かもしれません♫

1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
ひとりごと
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

ブロガープロフィール

profile-iconnaoto

【Facebook】
https://www.facebook.com/naoto.muramatsu.7

【今年の三つの抱負】
・速読の習得
・ビデオ編集の習得
・英語の継続的な学習

【最近の好きな言葉】
・ドウスルジブンガスキデスカ?
・If people don't laugh at your dream,the dream is not big enough.
・Be Water My Friend
・More is Different

【指導の三本柱】
・戦術的ピリオダイゼーション理論
・Be Water My Friend
・速読術&脳トレ

【メールアドレス】
cruyffista+blog@gmail.com
  • 昨日のページビュー:379
  • 累計のページビュー:4256973

(12月13日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. バルサスクールの定番練習メニュー (6歳からポセッションゲーム)
  2. ミニハードルとラダートレーニングはサッカーに不向き?
  3. ブラジル体操は体幹の可動域を回復するためだった!
  4. 戦術的ピリオダイゼーション哲学の概要
  5. 古武術の『膝の抜き』の秘密はハムストリングの伸張反射!?
  6. 一本歯下駄が面白い
  7. 「相手を騙す」ことをトレーニングしていますか!?
  8. 骨盤前傾が大切な理由は大腰筋の伸張反射!?
  9. 最近のお気に入り練習メニュー Part, 2
  10. moltenのTR430(大きさは3号球、重さは5号球のボール)の実験

月別アーカイブ

2013
09
08
07
03
2012
07
06
05
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
04
03
02
01
2010
12
11
07
06
05
04
03
02
01
2009
12
11
10
09
08
07
06
05
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2007
12
11
10
09
08
07
06
05
04

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年12月13日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss