日本はバルサを超えられる

連載【ボールフィーリングの概念が変わる!?】Part,1

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2013年7月20日の親善試合&合同練習を今から数年後に振り返ったら、
もしかしたら「あの日がターニングポイント(分岐点)だった」と
言うかもしれない。

そう思えてしまうほど、この日の親善試合と合同練習は僕に多くのことを
学ばせてくれました。



対戦相手は、前橋ジュニア(※群馬県のクラブチーム)の中学1年生。

キッカケは、一ヶ月前に間近に見た同クラブの中学2年生のプレイでした。
チームとしての完成度がとても高く、いわゆる「いいサッカー」をチームとして表現していたのですが、
そのチームプレイの質の高さの中に見え隠れしていた「異質なボールキープ力」が
不気味な(!?)輝きを放っていたのです。

ディフェンスがいくら間合いを詰めてボールを奪いに行っても
彼らはスルスルスル〜とかわしていくのです。
派手なフェイントなんてほとんどしません。
単純に相手デフェンスの逆を突き続けるだけなのですが、
これがどれだけ難しいことかはサッカーを知っている人であれば
容易に想像できると思います。

勝手に名付けるとすると「後(あと)出しジャンケン・ドリブル」でしょうか。
あるいは、相手に適応し続けるから「適応ドリブル」でしょうか。
相手が奪いに来たら、逆にかわす。
相手が奪いに来ないのだとしたら、ちょっと誘って、そして奪いに来たら、逆にかわす。
結局は「逆にかわす」ことを繰り返しているだけの話なのですが
この簡単そうで実は超難しいことを彼らはいともたやすくやり続けていました。

注目すべきは、それをほぼ全員がやっていたことです。
それはつまりは、生まれ持ったセンスではなく、トレーニングの効果である証拠。

いつでもどこでも「逆にかわす」ことを可能にするために
彼らは身体のほぼ真下にボールを維持してドリブルをしていました。
ボールを持つ場所が独特で、そして彼らの姿勢が独特でした。
いわゆる、「いい姿勢」でボールをキープしているのです。

この独特のボールの持ち方は、僕は今まで見たことがありませんでした。
ドリブルが上手い選手は多々見て来ましたが、何かが違う。
そして、あのボールの持ち方のほうが「質が高い」ような気がしてならない。
なぜならば「いつでもどちらにでもボールを運べる」状態を常にキープできており
しかも実際に、いつでもどちらにでもボールを運べていましたらか。
しかもほぼ全員が。(←こことっても重要!!)

で、ここが更に重要なのですが、彼らはドリブルだけが上手いかというと決してそうではなく
トラップとパスの質も異様に高かったのです。
芝生の状況が決して良くないグラウンドで、
ほとんどトラップミスやパスミスがありませんでした。

しかも、ボールのキープ力があるゆえに焦ることなく常に冷静にプレイできることに加え
いい姿勢でボールを保持しているからなのか、周りもよく見えているので
状況判断能力にも長けていました。

つまりは、全部うまいと。
そして、その根源があの「異様なボールキープ力」なのではないかと。

しかも、コーチいわく「異様なボールキープ力」のトレーニングをはじめて
わずか1年しか経っていないと言うではありませんか。

これは教わるしかない!
というわけで、先日同クラブチームの中学1年生と親善試合をしていただき、
その合間に合同練習会をおこない、彼らが日常的におこなっている練習メニューを
ご指導頂きました。

図々しい僕のお願いを快諾してくださった青木コーチ、ありがとうございました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。

で、中学1年生との親善試合&合同練習会ですが、
先日見た中学2年生のプレイ以上に驚きの連続でした。

で、この続きは、また今度〜。

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連載【ボールフィーリングの概念が変わる!?】Part,1

(後出しジャンケン・ドリブル)に
関連した事なのですが、
「シナプソロジー」という
トレーニングをされているのかと
感じました。
いつも真摯な姿勢に刺激を
頂いております。

連載【ボールフィーリングの概念が変わる!?】Part,1

初めまして。
いつもブログで学ばさせていただいている者です。
今回の「前橋ジュニア」のお話、とてもとても興味深く、ワクワクしています。
当方、若輩ながら田舎町でちびっ子達にサッカーを教えている身ですが、ドリブルやキックのトレーニング法や理論は数あれど、「ボールの持ち方」は、あまり耳にしないように感じておりました。
ですが、そこ部分がもっとも大切な様なきがしております。
次回の記事も心より楽しみにしおります!

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