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何故に相手にパスをぶつけてしまう!? 続編

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さて、昨日の続きです。
まだ読まれていない方は、まずはこちらをぜひ読んでから下へお進みください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/naoto/article/600



ビデオをご覧になり実験に参加された方は既に気づかれたと思いますが、
このビデオは人間の脳のある特徴を私たちに分かりやすく理解させてくれます。

その特徴とは「人間の脳は見ていることのすべてを認知しているわけではない」という特徴です。
別の表現をするならば「人間の脳は認知したいことを自ら選択し、それ以外のことは無視する」という特徴です。

ビデオの中では、白チームと黒チームがそれぞれパスを回します。
お題として「白チームのパスの本数は何本でしょう?」とあなたは質問されます。
それゆえに、あなたの意識は白チームの選手たちとボールに向きます。

で、パス交換が終わったあとに、
「で、ムーンウォークをするクマさんをあなたは見ましたか?」と質問されます。
「そんなクマ、いなかったよ!てか、いるわけない!」とあなたは思うことでしょう。

が、しかし、ビデオを巻き戻してもう一度見てみると、
あら大変、ビデオのど真ん中で確かにクマさんがムーンウォークをしているではありませんか!
あなたは、自分のバカさ加減に呆れ、そして、苦笑いすることでしょう。

ある特定のものに集中しようとすると、脳はそれ以外のものを分析することを止め、
あたかも「存在しないもの」と解釈しようとするのです。
それは、脳の解析キャパシティーを自分が興味を持っているものの解析に
優先的に活用しようする脳の賢さの現れです。

さて、本題です。

グラウンドの中で仲間にパスを出そうと必死の少年少女たちの脳の中でも
同じことが起こっているのではないでしょうか。

仲間にパスを出したい。
仲間はどこだ?
あ、いた!
はい、パス出すね!あとは、任せた!
わ!相手がいるじゃん!
パスを出す瞬間にはいなかったのに、なんで今はいるの?
お前は透明人間か?!
俺のボールをかえせ!
てか、ベンチからまた監督が「相手にパスを出してどうする!」て叫んでいるよ。
そんなことは俺だって
分かっているんだよ!
けど、相手は透明人間で、突然現れるんだから仕方がないだろ!

といった感じです。

さていかがでしょう?
この脳の特徴を踏まえると、少年少女にはどのようにサッカーを指導すればいいのでしょうか?
指導の仕方を大きく変える必要があると思いませんか?

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この記事へのコメントコメント一覧

週休部員さん、コメントありがとうございます

週休部員さん、コメントありがとうございます。

「敵を見る」というのは、いいアドバイスだと思います。
ただ、その表現だと目の前にいる「一人の敵を見る」と誤解する
選手も出てくると思うので、明確に「相手チームの選手全員を見る」と
表現してあげたほうがいいでしょうね。

僕も「相手チームの選手全員を見る」という過程において、
必然的に仲間の選手たちのことも視野に入り、そして認識できると思います。

chelsea fcさん、コメントありがとうございます

chelsea fcさん、コメントありがとうございます。

>でも良い例をあげると「ゾーン」と呼ばれる精神状態はこれに似ているような気がします。何かつながりがあるんでしょうかね?

多分つながりがあると思いますよ。「リラックスしているが、集中している」というゾーンの精神状態に入ると、複数のことに集中できると思いますよ。

ガハスさん、コメントありがとうございます

ガハスさん、コメントありがとうございます。

>「一枚の葉にとらわれては木は見えん 一本の木にとらわれては森は見えん どこにも心を留めず見るともなく 全体を見る それがどうやら『見る』ということだ」

いい言葉ですよね。

何故に相手にパスをぶつけてしまう!? 続編

 私は現在筑波大学蹴球部でサッカーをしています。かの風間八宏さんが筑波大の監督に就任し、部に定着した教えは、「敵を見ろ」です。私はTOPチームではなく下のカテゴリーで活動しているのですが、したのチームにもこの考え方は浸透しているように思います。    
 
 私は風間監督からは直接指導を仰いだことがないので、ここからはあくまで私個人の見解です。    

 私は「敵を見る」ことで目の前の相手選手と、または相手チームそのものとの「駆け引き」生じると考えています。目の前の選手の重心や体の向き、間合い等を把握します。敵全体を見ることで、そこにあるスペース、そこに生まれるスペース、ゲームの大局等を把握します。得られた判断材料から相手をいかに攻略するか判断する。これが「駆け引き」です。相手の動きを留意しない動きは駆け引きでもなんでもありません。「駆け引き」をするためには、「敵を見る」ことが大前提として必要なのです。そしてなによりも、特定の味方選手を見つけてそこをみるのではなく、あくまで「敵を見る」のですから、  

 >>ある特定のものに集中しようとすると、脳はそれ以外のものを分析することを止め、 あたかも「存在しないもの」と解釈しようとするのです。

 という事象が起こりづらいのではないでしょうか。少なくとも「相手は透明人間だ!」なんてことにはならないと思います(笑)。相手チームとはユニフォームの色は違うのですから、敵を見ながらでも見方の存存在はおぼろげに、もしくはそれ以上に把握することが可能です。先にコメントした方がいらっしゃいますが、   

 >>「一枚の葉にとらわれては木は見えん 一本の木にとらわれては森は見えん どこにも心を留めず見るともなく 全体を見る それがどうやら『見る』ということだ」  

 という言葉は、私にはかなり的を得ているように感じました。「敵を見る」ことで全体を『見る』ことが可能になると私はおもうのです。  

 狭いスペースの中をくぐり抜ける必要がある現代のサッカーにおいて、この「敵を見る」ことは非常に有効だと感じてます。  

 以上、長文失礼しました。

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