2009年10月27日

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

戦術的ピリオダイゼーション理論の重要なポイントのひとつに“習慣化”というものがあるのですが、先日この“習慣化”について日常生活の中で面白い経験をしました。

週末の朝、起床直後に寝ぼけながらトイレに行ったときのことです。ボーっとしながら一歩トイレに(足元を見ずに(←ここ重要!))足を踏み入れた瞬間、気づきました、「いつも足元に敷いてあるはずのマットがない!」と。(※妻が洗濯していたからなかったんです)

僕は決してマットの有無を視覚で確認したわけではありません。足裏の感覚だけです。

また、マットの有無を足裏の感覚で確認しようと注意を払っていたわけではありません。ただ単に何も考えずにトイレに行っただけです。

そのような無心(!?)の状態だったのにもかかわらず、いつもと違うトイレの状況(=マットがない)を僕の脳と身体は敏感に察知したのです。何故ならば、マットのあるトイレが“習慣化”されており、その習慣化されている状況とちょっと違っただけでも、それは僕の身体と脳にとっては異質もモノだったからです。

たかだかトイレのマットです。しかし、されどトイレのマットです。

日常生活においてほとんど注目に値しないトイレのマットにでさえ、僕の身体と脳は習慣化しているのです。

だとしたら、興味を持っているサッカーの練習において、例えば「攻守の切り替えの存在しない練習メニュー」を毎日のように行っていけば、例えば「チーム戦術から切り離した形でのテクニックの練習メニュー」を毎日のように行っていけば、これらの練習メニューに内在される様々なモノが私たちの身体と脳に確実に習慣化されていることは容易に想像できると思います。

サッカーの試合で本当に必要なモノはいったいなんなのでしょう? そして、サッカーの試合で本当に必要なモノを習慣化させるためには、いったいどのような練習メニューが適しているのでしょう?

そんなことを、マットを敷いていないトイレでふと感じました。

posted by naoto |23:53 | 戦術的ピリオダイゼーション理論とは? | コメント(19) | トラックバック(0)
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戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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こんばんは、kanです。

負の習慣といったところでしょうか。
試合になると沢山気付きますね。
概ね敵がいるのに敵がいない練習と同じように処理しようとすることが多いです。

posted by kan | 2009-10-28 01:18

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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先日テレビの番組で、茂木健一郎さんも「脳は習慣化によってつくられる」というようなことをおっしゃっていましたよ!

posted by ヒデエスタ | 2009-10-28 01:41

負の習慣

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「チーム戦術から切り離した形でのテクニックの練習メニュー」

これはつまり、『テクニックが上達する練習』をしている中で、『サッカーが下手になる練習』もしている。

といったところでしょうか?

見えないだけになんか「呪い」みたいで怖いですね…

posted by 智 | 2009-10-28 01:51

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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そういう意味でも単純な反復練習は危険ですね。状況にかかわらず無意識に動いてしまう。

戦術的なことはとりあえずおいといて、身体だけを考えればニュートラルな状態が習慣化するようになれば、変化する状況に対応しやすくなりますね。
最近は、どう動いたかではなくどう感じたかを意識しています。
どのような動きをしても力まない(力を全身に分散させる)癖をつけるのは良いことだと思います。
“Be Water My Friend”

posted by も | 2009-10-28 09:33

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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そろそろ子供に、基本的なキックやトラップをきちんと身に付けさせようと考えていたところでした。しかし、村松コーチの記事や皆様のコメントを拝見して、ちょっと頭を悩ませています。

基本動作を覚えさせるための最初の練習としては、単純な反復練習しか思い浮かばないのですが、その段階から、試合を想定した練習をさせた方が良いのでしょうか。

ある程度できるようになったら、私が敵役になり、状況を想定してプレッシャーを掛けて練習させようと考えてはいたのですが・・・

なにか良い練習方法がありましたら、ご教示頂けますと幸いです。

p.s. 一昨日のW杯、息子はあいかわらず迷走していましたが、最後のワンプレーと村松コーチに名前を覚えてもらえたことで、それはそれはご機嫌でした。
対戦表やメンバー表の演出、最高ですね。子供も目を輝かせていました。ありがとうございました。
本日は残念ながら参加できませんが、また来月を楽しみにしております。

posted by トラパパ | 2009-10-28 14:28

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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トラパパさん、還元的トレーニング(インサイドキック、トラップ等)も大事ですよ。状況に応じてパスをしようにも、パスの質が悪ければ、次の展開が難しくなると思います。トラップ(ファーストタッチ)
が悪ければ、判断時間が短くなり、プレーの選択肢が狭められると思います。親子で練習なんて、素敵じゃないですか。ナオトコーチは、どう思われますか?

posted by こてつ | 2009-10-28 15:13

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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普段は2種年代で指導してます。

この年代ではドリル系トレーニングとゲームを上手く組合わせればよいのでしょう。

フットボールの8つの負荷
①相手
②味方
③ボール
④方向性(ゴール)
⑤スペース
⑥ルール
⑦時間
⑧ストレス

未熟者へは徐々に負荷を8つに増やすことが大事かと思いますが、どのレベルでもトレーニングに8つの負荷を伴ったトレーニングを入れるのが重要です。

JFAアカデミーのデュソーさんはパスとドリブルの判断が出てくる2対1からフットボールになる、と言ってました。

アカデミーではそのトレーニングの前にドリルトレーニングを20分ほど行いますが、凄くハードです。
7秒間に一回ボールに触れて、更にパスの精度、受けるタイミングを要求します。

育成年代では動きながらのボールを扱うドリルトレーニングと、判断を伴うようなトレーニングとゲームを繰り返すことが、すごく大事かと思います。

世界のトップのトレンドはボールを大事にし、簡単にはボールを失いません。またスーパースターほど、誰よりも早くこぼれ球を拾います。球際では負けません。

そのような選手が九州から出てくることを願ってます。




posted by 鬼コーチ | 2009-10-28 18:08

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

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この問題難しいですよね。笑

ゴールデンエイジの時には即座に技術が身につくから技術をこの時に覚えさせるのが言いといわれていますが、しかし、逆に負の技術も即座に身についてしまうということも忘れないでほしいですね。
戦術や攻守の切替無い練習ではサッカーに大切な要素が身につかないと思います。逆にそういう要素の技術が身についてしますと思います。(技術はあったに越したことは無いですが。)

しかしその一方反復練習も絶対に必要です。そのことを
子供たちが気づき、壁当てや何人かで相手にパス練習、本を見てフェイントの練習など自分から(ココが重要かな)やりだすような練習をしてあげたいですね。

僕は練習であまりパス練習やドリブルの練習はしないようにしています。なぜならせっかくみんなが集まってサッカー(ミニゲーム)ができる時間はこの時だからその時に思いっきりゲームをさせて、ゲームを修正してあげるべきだと思うからです。個人で出来ることは個人でするべきだと思うからです。

でもまったく個人練習をしないわけではなくウォーミングアップの意味でやったりします。あくまでも技術向上ではなく
ゲームを行う為の物なので失敗をどうこう言うつもりはありません。むしろ練習で失敗することを覚えてほしいです。
一個の練習をを成功させようとするくらいなら、一個の練習を10回失敗してそのリカバリーを覚えてほしいですね。

最後に自分は子供たちは自分の練習が楽しいから来てるのではなく、サッカーが楽しいから練習に来てると思うので子供たちにはサッカー(サッカーに近い遊び)を沢山させて技術よりサッカーがうまくなってほしいです。

ヘタクソな文章ですいません。

posted by スキーヤー | 2009-10-28 21:00

kanさん、コメントありがとうございます

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 > 概ね敵がいるのに敵がいない練習と同じように処理しようとすることが多いです。

それこそまさしく「負の習慣化」ですね、、、。
頭が痛くなります。
どうにかしなければ、、、。

posted by 村松尚登 | 2009-11-08 22:14

ヒデエスタさん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > 先日テレビの番組で、茂木健一郎さんも「脳は習慣化によってつくられる」というようなことをおっしゃっていましたよ!

僕も同感です。というか、脳に関する僕の知識のほとんどは茂木さんの本経由で得たものです。汗

posted by 村松尚登 | 2009-11-08 22:18

智さん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > これはつまり、『テクニックが上達する練習』をしている中で、『サッカーが下手になる練習』もしている。
といったところでしょうか?

そんなところですね。

 > 見えないだけになんか「呪い」みたいで怖いですね…

そのとおりです。見えないだけに、ホント怖いですよね。

posted by 村松尚登 | 2009-11-08 22:21

もさん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > どのような動きをしても力まない(力を全身に分散させる)癖をつけるのは良いことだと思います。

僕もいいことだと思います。
Be Water My Friend!!

posted by 村松尚登 | 2009-11-08 22:23

鬼コーチさん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > この年代ではドリル系トレーニングとゲームを上手く組合わせればよいのでしょう。

僕もそう思います。重要なのはバランスだと思います。

 > JFAアカデミーのデュソーさんはパスとドリブルの判断が出てくる2対1からフットボールになる、と言ってました。

年齢やレベルにもよりますが、DF・MF・FWのスリーラインが発生する5対5からが「フットボール」だと僕は解釈しています。それ以上人数が少ないと選択枠が限定されすぎてしまい、フットボールというにはシンプル過ぎてしまうような気がします。

posted by 村松尚登 | 2009-11-08 22:55

スキーヤーさん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > 僕は練習であまりパス練習やドリブルの練習はしないようにしています。なぜならせっかくみんなが集まってサッカー(ミニゲーム)ができる時間はこの時だからその時に思いっきりゲームをさせて、ゲームを修正してあげるべきだと思うからです。個人で出来ることは個人でするべきだと思うからです。

まったく同感です。

 > 最後に自分は子供たちは自分の練習が楽しいから来てるのではなく、サッカーが楽しいから練習に来てると思うので子供たちにはサッカー(サッカーに近い遊び)を沢山させて技術よりサッカーがうまくなってほしいです。

これまたまったく同感です。

posted by 村松尚登 | 2009-11-08 22:58

戦術的ピリオダイゼーション理論の“習慣化”について

コメント投稿者ID :

コメントありがとうございます。

今の自分の目標はサッカーの技術うまくするのにサッカーに制限をかけて、サッカーをしながらサッカーの戦術と技術が同時にうまくなる方法を模索しています。
そんな方法があるなら技術練習が必要なくなるといわれ馬鹿じゃないかと思われるのですが、オシムさんが言っていたとおり指導者に想像力なくして選手に想像力のある選手は生まれないという言葉通り、自分の想像力を駆使して、その方法探したいと思います。

何か面白いスモールゲームの制限のかけ方があるなら教えていただきたいです。

なにせ北海道の道東なので情報が伝わるまでに時間がかかりすぎます。

良い方法あったらお願いします。

posted by スキーヤー | 2009-11-09 00:00

トラパパさん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > 基本動作を覚えさせるための最初の練習としては、単純な反復練習しか思い浮かばないのですが、その段階から、試合を想定した練習をさせた方が良いのでしょうか。

複雑なことを一切考えずに、何かを教えようとせずに、何かを向上させようとせずに、以下のようなメニューで親子でサッカーを満喫してくださいませ。それだけで十分です。

・1対1のミニゲーム大会
・PK合戦10回勝負
・壁当てゲーム(※当てるべき的を決めて、当てたほうが勝ち)
・リフティング大会(※自分の記録を何回越えられるかを勝負)

このようなゲーム形式でサッカーを親子で楽しみ、その結果、子ども自身が「もっと上手くなりたい!」と思ったときには、技術的なことを教えてくれる本やDVDをプレゼントしてあげましょう。本当にもっと上手くなりたいのであれば、その本やDVDを活用するでしょうし、見向きもしなければそれまでだと思います。

反復練習が悪いとは言いません。重要なのは、決して反復練習が「目的」にならないことです。反復練習はあくまでも何かしらの「目的」に対する「手段」であることを忘れなければ大丈夫だと思いますよ。

posted by 村松尚登 | 2009-11-09 09:21

こてつさん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

 > 親子で練習なんて、素敵じゃないですか。ナオトコーチは、どう思われますか?

こてつさん、ナイスフォローありがとうございます。親子でサッカーをするなんて、僕もとても素敵だと思います。

ただ、上に書きましたとおり、「練習」にならないようにくれぐれも注意してくださいね。あくまでも「親子でサッカーを楽しむ♪」という点に集中し、サッカーを満喫してください。そうすれば、必然的にサッカーは上達するものです。

posted by 村松尚登 | 2009-11-09 09:24

ありがとうございました!

コメント投稿者ID :

こてつさん、ナオトコーチ、ありがとうございました!

やはり、「親子で『サッカー』を楽しむ♪」ことが大切なのですね。おかげで、もやもやした気持ちがすっきりしました。

練習が目的にならないように気を付けて、ご教示頂いたメニューをこなしながら、親子で『サッカー』を満喫したいと思います!

「複雑なことを一切考えずに、何かを教えようとせずに、何かを向上させようとせずに」というご指摘、心に深く刻んでおきます!

posted by トラパパ | 2009-11-09 14:52

これも習慣化できないかな・・

コメント投稿者ID : OOH00011569

 日本代表サッカーの試合を昨日TV見てて思ったんですが、
 ボールを蹴って走ってて相手がいきなり事故か故意でぶつかってきてどうしても避けられない時の為に
 「相手方向に重心を向けながら足を浮かせる」という様な自分より大きい体にぶつかっても吹っ飛ばされない練習や
 「柔術や古武術での簡単な受身法をサッカー流として応用する」
とかすればとっさに身体が動いてくれるとかって何かの本に書いてあったので 骨折や打撲とかの強打とかの危険から少しでも回避出来るし、 

 サッカーって運動神経やあらゆる五感も鍛えれそうな感じもするのでさらなる合法的な習慣化をめざして護身術でやってるような「半身の姿勢」や古武術研究家の甲野善紀さんの提唱してる古武術式、又は昔の日本人の身体の使い方をスポーツや生活に応用した歩き方、走り方とかを「サッカー流」に応用すればなんか海外の人間に負けないどころか海外から学びに来る人たちがたくさんきそうな気がするんですが、どうでしょうかね。

posted by ロシアの軍隊格闘術(システマ)が好きな素人ですみません。 | 2010-06-20 13:20

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