2007年04月23日
小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
以前書きました「サッカーはサッカーをトレーニングすることによってのみ上達する」 に対して、“ハポンの少年サッカーコーチ ”さんから以下のようなコメントを頂きました。
>「ボールさばきは上手いが、サッカーが下手」 >とは、核心を突かれているようで、私も低学年に >ボールをこねくり回すことは教えていますが、 >その後どうしたらイイのか?というのを悩んで >いるところです。私が見ている子供達は、決して >選ばれし子供達ではなく、地域のサッカー好きな >子供達です。 > > 状況判断を素早くすることを求めると返って >ネガティブなプレーを誘発するのではないか? >と思うのです。たとえば、FWがDFを背負った >時にすぐにバックパスしてしまうというような。 >素早い判断ですが、それが良い判断である場合と >そうでない場合もあります。良い状況判断とは >そのプレーがチームとして「得」であるか?を >踏まえて「判断」することで、分かった上で >早くやるのはイイことですが、よく周りの状況を >把握していないで早くやるというのは、プレーの >選択肢を奪うことになりかねない。 > > そうであれば、むしろ判断を捻じ曲げてでも >前に振り向くクセをつけた方がよっぽどイイの >では?と思います。振り向くor振り向かないを >状況に応じて判断するようになるのは、その後 >ではないか?思っています。 この点については、私も色々と考えるところがあるので、 いくつかポイントを絞って質疑応答形式で書いて行きたいと思います。 Q:小学生にチーム戦術を教えることは悪いことか? A:例えば、小学生低学年にドッジボールを教える時に「敵が自分の遠くにいるのであれば、あえて直接ボールをぶつける事を狙うのではなく、その敵の近くにいる味方選手へパスをする方が賢い」という“戦術”を教えることは至極当然のことなのではないでしょうか? 何故ならば、それがドッジボールの楽しみ方の本質だからです。 だとしたら、サッカーの本質である、例えば「敵のゴールから遠く離れた場所ではリスクを犯さず、ドリブルよりもパスを多用し前進すべし」という“戦術”も小学生低学年から指導してもいいのではないでしょうか? あるいは「フリースペースはボールのない逆サイドにたくさんあるものだから、同じサイドに連続して攻めるよりもサイドチェンジをしてスペースを探す方が賢い」という“戦術”を教えるのもありなのではないでしょうか? それは、将棋を子供に教える際に各駒の動き方(=ルール)と同時に詰め将棋のコツ(=戦術)を最初から教えることと同じなのではないでしょうか? もちろん、子供たちのイマジネーションの発達を阻害するような戦術的にガチガチな軍隊のようなプレーを子供たちに強要することは良くないですが、サッカーの面白さが「チームが一丸となって試合に勝つ」ことだとしたら、チームが一丸となって試合に勝つための手段(=チーム戦術)を子供たちに少しずつ教えてあげることは、子供たち自身が最も求めていることのひとつなのではないでしょうか? 要は、バランスだと思います。テクニックが上達しやすい年代であればテクニックの向上に重点を置きつつも、バランス良くチーム戦術も学び、試合に勝つ手段や試合を満喫する手段を身に付けることを選手たちは望んでいるのではないでしょうか? テクニックがいくら上手くなったとしても、チームの一員としての試合の楽しみ方(=チーム戦術)を知らない子供たちはサッカーから離れてしまうかもしれません。しかし、いくらテクニックのレベルが低くても、チームが一丸となって試合に臨む手段(=チーム戦術)や、チーム内での自分の役割を全うする喜びを学んだ子供たちは、いつまでもサッカーを続けてくれるのではないでしょうか? 指導者の最大の目標が「サッカーやスポーツが大好きな子供たちを増やす」ということだとしたら、テクニックのレベルアップに過度にこだわるのではなく、「チームとしてのサッカーの楽しみ方(=チーム戦術)」を含めたバランスのいい指導こそが子供たちが望んでいる指導なのではないでしょうか?
【同ブログ内の関連記事】
・サッカーはサッカーをトレーニングすることによってのみ上達する
・攻撃を改善したければ守備を改善せよ (究極のサッカー哲学)
・小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
・子供にコーチがたくさん指示を出すことは悪いことですか?
・子供に素早い状況判断を求めてはダメですか?
・小学生には11人制よりも7人制の方が適切と思いませんか?
・なぜスペインでは6人制でも8人制でもなく7人制なのでしょう?
・トーナメント戦形式は子供のチャレンジ精神を育むのでしょうか?
・日本フッボール界の“見えざる神”
・日本フッボール界の根本的な問題
・ポリバレントなコーチが多いスペイン
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posted by 村松尚登 |19:28 |
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Re:小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
その為にはコーチが戦術や指導の仕方をもっと勉強する必要があるでしょうね。
私が小学生の頃は正直なところ戦術云々なんてほとんど考えてなかったし、指導する先生も子供の素行や練習態度への注意に追われてそこまで考える余裕が無かったといった印象でした。
若年層の指導は教育としての面とサッカー選手を育てる面の両立が求められますからね。
特に日本の場合スポーツによる精神面の向上を望む人が多いと思います。
出来れば教育の面と戦術や技術の指導に専門のコーチをつけるのがベストだとは思うのですが、そこまでやれるチームは稀でしょうし。
オランダのようにアマチュアクラブが充実しているのなら色々なやり方もあるのでしょうが、日本ではまだ難しいでしょう。
指導者層の底辺拡大と底上げがこれからもっと重要になってくるのかなと思いました。
posted by いもあん | 2007-04-24 21:35
Re:小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
初めまして。何度か拝見しておりました。
私はフットボール指導者ではありませんが、「バランスだと思います」のくだりは同感です。
特に団体競技ではこのバランス感覚は大切だと思います。
ただ、ここで問題になってくるのは「バランス」が大切なのは良くわかっている指導者は多いのですが、その為に具体的にどうメニューを組んでいくか、どう実践していくのか、を理解している(又は学ぼうとしている)指導者がどれだけいるか、ということなんだと思います。
日本にはまだそういうノウハウを体系的にまとめたメソッドが少ないのではないか?(この辺はヨーロッパではどうなのでしょうか?)と思ってしまいます。少なくとも知る人ぞ知る、といった程度にしか。
また子供に戦術練習をさせることの是非は良く聞きますが、要は指導者がどう教えるかの問題でしかないと思います。教えてもらう側はどちらにせよ「フットボール」なのですから。
posted by ルート | 2007-04-25 00:38
Re:小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
少年サッカーのコーチをしていますが、よく伸びる子供は、例えばストリートサッカーのようによくサッカー遊びをしている子です。
自然と様々なことを自発的に学ぶので、試合の時には自ずといいプレーが出来ます。
ある子供に先日聞かれました。
「コーチってサッカー習ってたの?」
私はこう言いました。
「習ってなかったけどやってたよ」
今の多くの子供たちにとってサッカーは「習い事」になってしまっているように思います。どうしたらいいプレーができるのか、どうしたら試合に勝てるのか?自分の頭で考えるより先に大人に聞いてしまう。言われたことは出来る、じゃこれから先のサッカー以外の人生でも困っちゃうわけです。
日本の子供は学校生活、塾など「習う」という事に慣れすぎてしまっているのが、自分で局面を打開する能力を発揮できない大きな理由だと思います。
日韓ワールドカップの時もドイツの時も、日本が得点できたのは、個人が予想外のプレーで局面を打開した時から生まれている、ということを確認したいです。戦術も大事ですが、戦術だけじゃ勝てない。
で、少なくても低学年では戦術を教える必要は無いと思います。理由はまだ様々な事を理解する能力が不十分だからです。焦る必要は全く無いのに、無理矢理「形」で教え込む。「こうしなくちゃいけない」という枠組みにはめられた子供たちは不幸です。
低学年で、バックラインでボールをまわしたり、一方的に勝ってる試合なのに4人のバックがセンターライン上にぴたりと横一直線に並んで、めったに来ないボールを待っている、そんなシーンを見るにつけ、「子供はコーチの道具じゃない」と可愛そうになります。
マラドーナやメッシとまでは言わなくても、個人の能力を出来るだけ引き上げてあげるのが指導者の役目だと感じます。小さいうちは戦術一つ学ぶより、ひとり抜くほうが大事、という考えもありますよね。
勿論、バランスは大事と思います。
posted by 丸めがね | 2007-04-25 02:06
コメント、ありがとうございます
コメント投稿者ID :
皆さん、コメントありがとうございます。
いもあんさんへ:
スペインでも子供の指導現場ではサッカーだけではなく教育や躾の部分をとても重要視しています。この点は万国共通なのではないでしょうか?
また、コーチのレベルアップが必要なのはスペインも同じです。ただ、日本人はとても勤勉ですから、方向性をしっかりと提示されれば、スペイン人の10倍以上努力してレベルアップすると思いますよ。
ルートさんへ:
スペインにも戦術を体系的に指導するノウハウは存在しません。各コーチや各クラブに委ねられています。そういう意味では、ハチャメチャな指導をしているクラブも多々あります。ただ、スペインには「いいフッボールとはレベルの高い大人のチームがやっているフッボールだ」という漠然とした共通意識が大人にも子供にも存在しますから、子供の試合であろうとも同じレベルの状況判断(=戦術的知識)を求める傾向があります。そのため、子供たちも自然と大人びたプレーをするようになっています。環境の違いと言ってしまえばそれまでですが、それでは話が進みませんから、日本サッカーのレベルアップのために何か対策を練りたいですよね。
丸めがねさんへ:
サッカーの本質と言いいますか、サッカーの最も大切な戦術は「各選手が自ら状況判断を行なう」ということだと思います。この部分をコーチがしっかり理解していれば、戦術指導が「子供をロボットのようにコーチが操る」状態に繋がることはないと思います。指導のバランスが大切という以前に「サッカーをどう理解するか?」という根本的な問題なのではないでしょうか?
おそらく、日本の小学生の指導現場で戦術指導がある意味“拒絶”されているのは、丸めがねさんが仰るような現象が日本では頻繁に見受けられるため、「戦術指導は子供の教育(!?)に良くない」という価値観が生まれているからなのかもしれません。その結果、バランスの崩れた“テクニック重視・戦術無視”という方向性が生まれてきてしまったのかもしれませんね。
また、丸めがねさんの「小さいうちは戦術一つ学ぶより、ひとり抜くほうが大事」という意見に僕も賛成なのですが、それを拡大解釈して「戦術指導は必要ない」となってしまうと、やはりバランスが悪いですよね。何事もバランスですよバランス。僕はそう強く思います。
posted by 村松尚登 | 2007-04-25 16:43
もう一本書いてみました
コメント投稿者ID :
丸めがねさんのコメントを元に、もう一本ブログを書いてみました。
【子供にコーチがたくさん指示を出すことは悪いことですか?】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/naoto/article/38
posted by 村松尚登 村松尚登 | 2007-04-25 18:20
Re:小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
はじめまして。
毎回拝見させて貰ってます。
私には5歳の息子がいますが、2歳からの3年間は年間15試合以上はスタジアムで一緒に観戦しています。
テレビも合わせると50試合程度は見てると思いますが、5歳にしてある程度の戦術と言うかイマジネーション的には勝手に理解しているみたいです。『今のは縦が空いてた』『パスじゃなくてドリブル』『何でシュート打たへんの?』自分なりの戦術として勝手に言ってます。
と言うのもあり、低学年で戦術を教えるのは早すぎる事は全くないと思います。
で、今回ここにコメントしようと思ったのは丸めがねさんの意見を見たからです。
<低学年で、バックラインでボールをまわしたり、一方的に勝ってる試合なのに4人のバックが
センターライン上にぴたりと横一直線に並んで、めったに来ないボールを待っている、
そんなシーンを見るにつけ、「子供はコーチの道具じゃない」と可愛そうになります。>
と言うのを見たからです。
それは戦術ではあるけど、指導者の教え方が悪いだけだと思います。戦術ありきの自由は与えてやらないとダメだと思います。
そこが【バランス】であり、習い事じゃぁないサッカーだと思います。
もし、私が指導者なら戦術を教えたいとは思いますが、指導方法って難しいですよね。私は週2回は子供とボールを蹴るようにしてます。で、子供自身としても週2回以上は友達とフットサルをやってて、家族全員ただのサッカー馬鹿です。
乱文、長文且つ、内容は薄く失礼しました。
posted by 御影工55 | 2007-04-25 18:24
御影工55さんへ
コメント投稿者ID :
御影工55さん、コメントありがとうございます。御影工55さんとすれ違いで同じようなテーマについて「子供にコーチがたくさん指示を出すことは悪いことですか?」というブログを書きましたので、もしよろしければお読み下さい。
御影工55さんの息子さんと同じく、スペイン人の子供たちも大人のサッカーや年上のサッカーをたくさん見ながら戦術やテクニックを勝手に学んでいる部分があると思います。スペインの子供たちの方が年上のサッカーに触れる機会が多いのは事実ですが、日本でもそんなに難しいことではないですよね?
また、子供たちに戦術を教えることは決して難しいとは思いません。例えば、コーチがミニゲームの中に入り、大人が理解している「戦術的に正しいプレー」を随時披露して上げるだけでもかなり効果があると思います。
結局のところ、戦術的に正しいプレーはチームに利益を与えてくれるわけですから、そのようなプレーを随時子供たちに見せてあげれば、「あ、それいいね~」ということで子供たちが勝手に吸収してくれると思いますよ。
posted by 村松尚登 | 2007-04-25 20:34
Re:小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
要するに教え方が問題だと思いますが
絶対的な経験が少ない子供達に戦術の重要性、必要性を認識させる指導は非常にむづかしいと思います。
子供達がなぜそのプレーが戦術的に正しいのか、その戦術の目的がどこにあるのかが理解させるのがむづかしいからで
特に教えられたことしか出来ない子供は
考えることが出来ずに判断力にかけます
だから私は個人的にはバランスの取れた指導と言う意見は正しいとは思いますが
子供達が自分達で考えられる力を持ってないとむづかしいと思います
もっともそれとなく誘導したり戦術的に正しいプレーを見せることは
彼らの記憶に残って将来判断力が身についたときに役に立つ可能性があるので良いと思います
posted by 球蹴り小僧 | 2007-04-25 20:58
球蹴り小僧さんへ
コメント投稿者ID :
球蹴り小僧さん、コメントありがとうございます。
前述の御影工55さんへのコメントにも書きましたとおり、僕は戦術指導は決して難しくないと思っています。というのも、必ずしも正しい戦術を教える必要はないと僕は思っているからです。
サッカーは結局は単なる遊び(ゲーム)ですし、サッカーの本質は「いろいろ考えて、試行錯誤して、たくさんミスして、少し成功して、一喜一憂する」ことだと僕は思っていますから、戦術指導も「いろいろ考える」ことに繋がるのであれば、何でもいいと思うんですよね。(もちろん、グラウンド内では選手自身がイニシアチブを取らなければいけない、という暗黙の了解がコーチと選手間にあるというのが大前提です)
深く考え過ぎて何も教えないよりも、色々ヘンテコなことを教える中で子供たちから「コーチ、それは違うんじゃないの?」と突っ込まれる方がよっぽど楽しいと思いますし、子供たちの脳のしわも増えると思います。
サッカーは単なる遊びです。もっと肩から力を抜いてコーチも選手もエンジョイした方がいいのではないでしょうか?
posted by 村松尚登 | 2007-04-26 06:57
Re:小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
はじめまして。
ロンドン在住、11歳の息子の父親です。
息子の所属するクラブはサリー州の年齢別リーグに参加しており、9月から5月まで、プロのリーグと同じようにリーグ戦やカップ戦を毎週しています。レベル別にプレミアリーグ、Division1などに別れており、成績が悪いと降格していきます。息子のクラブは今日現在プレミアエリート上位に位置しており、クラブは、お金を払ってチェルシーFC所属のコーチに毎週1回トレーニングしてもらいます。選手は、イギリス人だけでなく、ロンドンに住むヨーロッパ中の色々な国の子が沢山います。
そんなクラブでのトレーニングについて、参考になるかわかりませんが、紹介させていただきます。
ボールに早く反応する事、プレッシャーをかける事、視野を広く持つ事、1人で持ちすぎない事、パニックに陥らない事、お互いに声をかけあい、サポートする事などが、トレーニングの中のミニゲームで教えられる事ですが、そこから先のチーム戦術的な事は教えられる事はないです。
日本でもそうでしょうが、英国ではお金を払えば衛星放送などでほぼ毎日サッカーの試合を見れます。自分の息子もそうですが、プロの試合を実ながら、チーム戦術上必要なプレーや、やってみたいプレーを自然と学んでいく子供が多いように思えます。
また、周りの父兄(皆サッカー観戦のベテラン)や、コーチは、子供がよいプレーの選択をした時は、こぞって大声でほめます。こうやって、何がいいプレーか子供は気づいていくのかもしれません。
ただし、このクラブには同じ年齢でも、レベル別に3チームあります。目立てば引き上げられますが、個人の才能やサッカーに対する目的によって
別れており、皆のレベルを引き上げる事をクラブの目的とはしていません。どちらかといえば、レベルが下のチームの方が、戦術的な事を教えているように見えますが、それはそういった意識を他の機会で習得していない子に、機会を与える必要があるからかもしれません。
posted by Barnes Eagles | 2007-05-04 22:37
Barnes Eaglesさんへ
コメント投稿者ID :
Barnes Eaglesさん、コメントありがとうございます。
練習や試合を観戦している周りの大人の反応
が子供の戦術的知識を増やしている点は、スペインもイギリスと同じです。つまり、自然と戦術が身に付く環境があるということです。
ただ、スペインでは各システムに合ったポジション取りやサポートの角度などを小さなころから練習や試合中に教える傾向がありますね。
posted by 村松尚登 | 2007-05-05 15:03
小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
コメント投稿者ID :
戦術って、結局、11人対11人で対峙する中での、チームとしての(効率的・効果的な)約束事だったり、意思の共有みたいなものではないですかね? だから、それを共有することで、いざ、11人(6~8人?)の選手がピッチに立った時に、局面に応じて、意思疎通しやすくなったり、連携が高まったりする・・・。・・・それにより、パス・ドリブル・シュートにしても、速攻・遅攻にしても、ゾーンDF・マンツーマンDFにしても、中央攻撃・サイド攻撃にしても・・・、・・・戦術を知れば知るほど、個人個人としても、チーム連携にしても、選択肢の可能性が広がるのでしょうし、(そのチームの)サッカー(自体)の幅も広がるんじゃないかなと思います。
ただ、小学生の場合、脳の発育具合(時期)とかの問題もあるのでしょうから、何でもかんでも「馬鹿の一つ覚え」のように、限られた一つ二つのことを強制しすぎるのではなく、あくまで、本人たちがサッカー自体を楽しいと感じ、またそれを高めていくことを楽しめることが理想であり、そして、そういったこと(「自発性」とか「楽しいと感じること」等)が、自分で(チームでみんんなと)よく考えることにもつながっていくのではないかと思います。
ですから、一概に駄目ということではなく、戦術を教えることによる、「広がっていく可能性」というメリットと「幅を狭める危険性」というデメリットを上手に使いこなしていけばよいのでしょうし、その意味では、サッカーに限らず、指導的立場に立つ人たちは特に(保護者としても)、そういう認識を忘れないことが、未来のこどもたちや日本サッカー自体の可能性を高める意味でも、非常に重要なことなのかなという気がします。
P.S.
2006年W-CUPでブラジルに日本が負けた直後のインタビューで、多くの大人が「残念」とかいっている中、ある男の子が、「僕もロナウジーニョみたいになりたい」って言っていたのが、私は嬉しかったことを覚えています。
また、その大会のエスコートキッズに選ばれた男の子の一人を取り上げた番組があり、その子の応募コメントが紹介されたのですが、「僕はドリブラー。・・・」の言葉で始まり、・・・(中略)・・・そして、「・・・僕はいずれ、世界中の人たちをドリブルで抜く!」で締められており、私は、「何て頼もしい!」と嬉しかったものですが、やはり、今思うと、このような自発性を上手に大人たちがヒントや環境を工夫して引き出してあげることが大切なのかななんて思ったりもしています。
いろんな意味で、世界の質の高いサッカーを参考にしたりしながら、指導者の立場の人たちも、若い世代の現役プレーヤーやその卵たちも、みんなでいろいろ考えて、楽しみながら(日本)サッカーを発展させていけたら素敵なことだと思いますし、一サッカーファンとして、私も期待したいかなと思っています。
長くなりましてすみません。
posted by 紫敷布団 | 2007-11-03 09:00
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