2007年12月10日

フットボールが上手くなりたければ美しく歩け

“Be Water My Friend 実験”を続けて行く過程において色々と試してきましたが、その結果、たどり着いた結論(!?)は以下のようなものです。

“フッボールが上手くなる為には、まずは美しく立って、歩いて、座るべし”

つまりは「日常生活での姿勢を正せ」ということです。で、この結論(!?)に従って現在複数名の協力を得て「正しい立ち方・歩き方・座り方は身に付けられるのか?」という実験をしています。もちろん、私の体も実験台です。歩き方に気を使うなんて生まれて初めてだったのですが、歩くこと自体がとても楽しくなり、それだけでも効果絶大だと思います。

【人間の機能美=姿勢の美しさ】
以前、機能美について書きましたが、最も我々の身近にある機能美というのは姿勢の美しさなのでは、と最近思うようになりました。世の中には「正しい立ち方、歩き方、座り方」というのが存在し、それらの正しい姿勢は効率的で経済的で健康的と言われています。つまり、正しい姿勢と共に生活していれば、あまり疲れず、腰痛や肩こりなどの障害を抱えることもなく、幸せに暮らせるということです。そして、概して正しい立ち方をしている人の姿は美しいですし、それは歩き方や座り方も同様です。逆に、例えば正しくない姿勢の代表例である猫背の人の姿は「美しい」という言葉の正反対の世界に属します。

【まずは日常生活中の姿勢が重要】
そんなことを思っている最中、私の“Be Water My Friend 実験”に協力してくれているハビーエッガーのプレー中の姿勢の悪さ(猫背)を私は修正しようとしていました。(当然ですが、彼らは生活でも猫背です)しかし、効果はほとんど見られません。そして気付きました、「日常生活中の姿勢を直さなければプレー中の姿勢なんて直せない」と。

【美しさを求めよ】
当然ながら、猫背は外見上美しくありません。美しくないということは、どこか効率的・機能的ではない部分を含んでいるということです。つまり“邪魔モノ”が存在するということです。“邪魔モノ”があれば自分自身の最高のパフォーマンスを出すことは不可能です。自分の体に内在する100%の実力を発揮するためには“邪魔モノ”を排除し美しくならなければいけないのです。その第一歩が、日常生活中の機能美(=美しい姿勢)の獲得だと思います。

【エッガーとハビーの猫背修正トレーニングがスタート】
本人達ともしっかり話し合った末、彼らの賛同を得られたので、ハビーとエッガーと共に「日常生活時の猫背修正トレーニング」を始めることにしました。フッボールから離れたトレーニングになるので、彼らから拒否される可能性もあるかもしれないと思っていましたが、余計な心配だったようです。「フッボールが上手くなる上に、かっこ良くなれるんだったら最高だ!」と彼らはやる気満々です。

【美しい立ち方・歩き方・座り方教室】
私が彼らと行うことは、巷で流行っている「美しい立ち方、歩き方、座り方教室」そのものです。彼ら以外にもあと数名の協力も得て、もちろん私も実験台として参加して「美しい立ち方とは?美しい歩き方とは?美しい座り方とは?」というのを研究・実験し始めました。つまりは「みんなで美しくなろうぜ♪」ということです。

【トレーニング内容】
トレーニング内容は至って簡単です。正しい立ち方・歩き方・座り方をしっかり理解した上で、それらを意識して生活することと、ちょっとしたストレッチ運動です。もちろん、指導者担当は私です。インターネットでゲットした情報を元に、あたかも「美しい姿勢のエキスパート」に成りすまし「美しい姿勢ってのはですね~~~」とみんなに指導しています。なお、以下が私が一番参考にしたサイトです。

◆正しい立ち方・歩き方・座り方◆
http://walking.bz/

◆正しい姿勢のためのストレッチ◆
http://sisei.yoi-seikatu.net/

【美しい姿勢のためには肩甲骨が重要】
この実験をスタートしてまだ数日しか経っていませんが、まず気づいた事は「美しい姿勢のためには肩甲骨を自由に動かせなければいけない」ということです。特に、猫背を修正するためには肩甲骨周辺のコリを取り除き可動域を取り戻す必要があります。例えば、前述のサイトに掲載されている猫背修正用のストレッチを行うと、どんどん肩甲骨の可動域が広がってくるのが実感できます。

【美しい姿勢のためには骨盤を立てることが重要】
また、美しい姿勢のためには骨盤を正しい位置(骨盤が立っている状態)にキープすることも重要であることが分かってきました。

【美しく歩くためには腸腰筋とハムストリングが重要】
そして、美しく歩くためには腸腰筋とハムストリングをしっかり使わなければいけないことが分かってきました。別の表現をしますと、美しく歩けば腸腰筋とハムストリングが主動筋として使われる、ということです。

【美しく歩くためには骨盤の前傾が重要】
また、美しく(効率的に)歩くためには、骨盤を若干前傾させ、体幹を若干前傾させ、重心を若干前方へ移動させることが大切です。

【日常生活自体がフッボールのトレーニングに!】
そうなんです、姿勢を正すために「美しく立つ・歩く・座る」ということを意識して生活するということは、“Be Water My Friend 実験”の中で私が注目している肩甲骨や骨盤や腸腰筋のトレーニングが日常生活中にできてしまうということなんです。つまりは、「生きてること自体がフッボールのトレーニング!」ということです。

【急がば回れ】
フッボールのレベルアップのために日常生活中の猫背を修正するというのは、なんだかとても「遠回り」に思えていたのですが、そんなことはないようです。まさしく「急がば回れ」ですね。回ったおかげで「生きてること自体がフッボールのトレーニング!」という素敵な世界に出会うことができましたから。

【で、本当に猫背は直るの?】
分かりません。今後の実験報告をお待ち下さいませ。

【で、美しい姿勢は学習できるの?】
分かりません。今後の実験報告をお待ち下さいませ。

“Be Water My Friend 実験”はまだまだ続きます。


※追記※その他の参考サイト
・モデル専科 Airaのおもしろ雑学 http://sapporo-online.cool.ne.jp/sapporo_girl/index.html
・GOOヘルスケア http://health.goo.ne.jp/index.html
・GOOダイエット http://diet.goo.ne.jp/
・骨盤矯正ドクターの骨盤最強伝説 http://hitorichiro.livedoor.biz/
・山形陸上競技協会トレーナー部会 http://www13.plala.or.jp/itukamachi/page014.html
・身体のゆがみを直そう http://www.mizuno.co.jp/card/report/no024/no24.html
・ゆがみからくる症状を直そう http://www.mizuno.co.jp/card/report/no026/no26.html
・大腰筋主動理論 http://homepage3.nifty.com/mahler/

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posted by naoto |00:04 | バルサを越える為のヒント集 | コメント(15) | トラックバック(0)
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フッボールが上手くなりたければ美しく歩け

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柔道の柔ちゃん(谷選手)も自分が出産後驚異的なスピードで復帰できた理由を常に正しい姿勢で生活していたからと言ってました。全く同じ考えかたなので驚きました。

posted by はねだの | 2007-12-10 03:18

フッボールが上手くなりたければ美しく歩け

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こんにちは。

ゆる体操を始めて、骨盤がある程度自由に回せるようになって以来、歩き方、立ち方も自然に変わったような気がします。
良いか悪いか分かりませんが、もも裏、ふくらはぎの筋肉が付いて、フォルムが変わりました。一切、筋力トレーニングをしていないので、不思議です。

ただ、残念ながら、猫背で、石のような肩こりと頭痛持ちです。紹介されているサイトの、肩こり、姿勢を直すストレッチは、単純に気持ちが良いので、続けられそうです。

これで、サッカーも上手くなったら、本当にスゴイですね!これまでのプロセスがあったからこその、説得力ですね。

ありがとうございます!

posted by tz | 2007-12-10 05:15

村松さんって?

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ボクは茨城県のFC谷井田と言うチームに小学4年から6年までいました!
そのときに教えてくれていた村松さんですか?

posted by マサヒロ | 2007-12-10 11:33

「白樺のポーズ」

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正しい姿勢の習得のために「白樺のポーズ」という方法もあります。私が知っているくらいなので、陸上競技では割合メジャーな方法かと。

その1↓
http://www.sokennet.co.jp/track_field/tfclinic/tfclinic01.htm
その2↓
http://www.sokennet.co.jp/track_field/tfclinic/tfclinic02.htm

1分で姿勢を矯正できます。
が、意識しないとすぐに元に戻ってしまいます。

posted by hao80 | 2007-12-10 13:09

フッボールが上手くなりたければ美しく歩け

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人の姿勢って無意識の内に自分の一番楽な姿勢を取っていると思うのですが
正しい姿勢が一番疲れないとなると
人は皆自然とその姿勢になる気もしなくは無いですが
そうでない所が少し不思議ですね。

 そういえば!昨日村松さんがテレビに出ていてびっくりしました。
第一印象「思ってたよりも若い!」でした。
そちらでは日本人が若く見られますから
下手したら高校生くらいに見られるんじゃないですか?

posted by KEN | 2007-12-10 14:50

フッボールが上手くなりたければ美しく歩け

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初めまして。いつも興味深く拝読しています。

最近、古武術関係の動画を見て、「膝の抜き」「肩甲骨・骨盤を動かす」動作をしてみたところ、かなりあっさりと出来てしまいました(友人にも確認してもらいました)。
自分は中学時代に陸上競技をやっていたのですが、姿勢だけはいつも顧問に褒められていました。
関係があるのかなと思っていたところに今回の記事を読み、我が意を得たりと初コメントした次第です。

中学時代に意識して徹底的に基礎練習を行ったことがよかったようです。現在自分は大学生で、運動はほとんどしていませんが、ももとふくらはぎはあまり筋肉が落ちていません。やはり日ごろの姿勢は非常に重要のようですね。

ちなみに未だに抜けていない癖なのですが、外を歩くときショーウィンドウなどのガラスに映る自分を見て、姿勢を無意識にチェックしています。試してみてはいかがでしょうか?

posted by yamato | 2007-12-10 17:42

マサヒロ君へ

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マサヒロ君へ

はい、その村松です!
久しぶり!
と言っても、顔と名前が一致しないので、出来れば顔写真を下記のアドレスに送ってくれるかな。

cruyffista★gmail.com ※★を@に置き換えて下さい。

それにしても、FC谷井田、懐かしいですね~。
僕が指導者デビューをした場所ですね~。
あの頃自分はいったいどんな指導をしていたのでしょう?
マサヒロ君、昔の感想を少し教えて下さい。

posted by 村松尚登 | 2007-12-10 21:41

フッボールが上手くなりたければ美しく歩け

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正しい歩き方を身につけることで、サッカーが上手くなる!

興味深いお題ですね。

私はYes!だと思います。

’如何に静止した状況(FKなど)で良いキックが出来るか?’

’動いている状態で、出来るだけ静止した状況と同じ事が出来るか’(理想はガンタンク)

サッカーの身体的な技術はこの2つに集約されると思います。

正しいキック・フォームとボディ・バランスですね。

雑感としてですが、正しい歩き方が出来る事は、高速移動時の安定、つまりボディ・バランスの向上をもたらすはずです。

また、特にプレー中の猫背は視野が狭くなる(仰角が狭くなる)ため、的確な状況判断が鈍くなると言う弊害もありますからね。


それから、KENさんのコメント(楽な姿勢と正しい姿勢)についてですが、これは動物と人間の違いだと思います。(横レスで申し訳ありません。)

人間も元々は正しい姿勢で暮らしていたと思うのですが、文明が発達するにつれ生活習慣が大きく変わり、運動量が極端に減ったためだと思います。

この様な生活の変化で正しい姿勢をとるために必要な筋力や柔軟性が失われてしまったため、正しい姿勢を取る事が出来なくなったのではないでしょうか?

姿勢をサポートする道具である椅子の発明も大きな影響でしょうね
事務職の方ほど腰痛や肩こりが多い事と関係があると思います。
(自然には取りづらい姿勢が長時間取れる道具という側面がありますよね。姿勢を矯正するバランス・チェアで背もたれが無いのが象徴的ですね。)

猫背などの’楽’な姿勢は、「本来の人間の骨格の構造上、’楽’な(合理的な)姿勢」ではなく、「楽な(合理的な)姿勢を取るための筋力が無い状況での’楽’な姿勢」なのだと思います。

例として適切では無いかもしれませんが、病気などで体調を崩すと味覚が変わるのと同じ様なものでしょうか?


こう言った事を考えると’猫背は治るのか?’と言うお題も’Yes’と言う事になると思います。

ただしそれには’必要な筋肉が必要なだけつける’必要があり、そのためには一定の期間がかかるので、そのための継続的な努力が必要でしょうね。



毎回、村松さんのコラムと皆さんのコメントで、色々な事を考える良い刺激となっています。

これからもどんどん新たな実験を楽しみにしています。

posted by michi | 2007-12-11 17:49

参考サイト集を追記しました

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こちらにも参考サイトの一覧を追記しておきました。

posted by 村松尚登 | 2007-12-12 02:12

姿勢のワークショップに行って来ました

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こんにちは。

先日、姿勢に関するワークショップに行って来ました。教授法に、演劇の理論を適用してみようとする試みでした。ゼミの先生が、友人の演劇学の先生を招いて、催されたものです。

ポイントは、次の2点でした。
1.姿勢によって、いかに印象が変わるか
2.姿勢によって、呼吸(発声)がいかに変わるか

面白いのが、プロセスというか、理想的な姿勢が、まさに今、村松さんがやろうとしていることと一緒なんです:骨盤を動かす、前傾にする。肩甲骨を動かす。力を抜く。

それで、ベストな状態になると、ナチュラルに見えるし、体内の呼吸に関する器官が呼吸に最適な状態になって、自然に腹式呼吸になり、力まなくても、声が響くようになる、というものでした。というより、力むな、という話でした。

体を意識せよ、我々は身体である。動作は技術である、ということを言っていて、これはいわゆる”気付き”だな、とか思いながら聞いていたんですけど。

で、そのプロセスが面白かったです。
まず、1)両足の裏で地面を強く、だんだんっ、と数回蹴って、両足裏に、体重が均等になっているのを確認します。
それから、2)サンバの音楽に合わせて踊ります。足を前に出しながら、つま先を外側に向けて、膝からひねりながら、踵で地面を蹴って(瞬間的にインサイドキックの状態のまま、足を前に振らずに、そのまま外に投げ出す感覚です)、半円を描くように足を元の位置に戻す(自動的に足は戻りますので、ちょっと大きめに脚を振る、ステップを踏む、という程度の意識で大丈夫です)これを左右交互にリズム良く(楽しく!)ステップを踏みます。
そうすると、なんと、骨盤が勝手に動くし、腸腰筋主導の運動になります。身体の構造に関しては、説明されませんでしたが、方法は分かりました。慣れてくると、今度は、肩(肩甲骨)を動かす運動(単に腕を回さずに、肩を大きく回すだけです)が加わります。そうすると、なんだか一人前に踊っているように見えるから不思議です。

あとは、催眠方法や、座り方など、いろいろあったのですが、長くなるので、この辺で止めておきます。

このレッスンは、「常に(誰かに)見られていると思え、慣れれば身体が反応する」ということで終わったので、僕もそれに習って、これで終わりにします。長くなってしまい、すみません。

目的も手段も違うのに、ある重要な一点(ここでは身体)で重なる、というのは興味深いなあ、ということで書かせていただきました。

それでは、良いお年を!

posted by tz | 2007-12-23 09:11

tzさん、コメントありがとうございます

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tzさん、コメントありがとうございます。

何と興味深いワークショップなのでしょう。私も参加してみたいです。

日本から姿勢に関する本がドドドッと10冊届きました。これらを読破する頃にはもう少し私も姿勢に関して賢くなっていると思いますので、この「姿勢」のテーマをもっと掘り下げて行きたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

posted by 村松尚登 | 2007-12-24 22:12

フットボールが上手くなりたければ美しく歩け

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体重移動の感覚や左右軸の切り替えの感覚をつかむには歩いたり走ったりすることがとてもいいらしいです。
スポーツ選手にとって走ることは、体重移動の感覚をつかむためにあるらしいです。へそを中心にどのように軸がかわっていっているかを感じながら走るのだ大切らしいです。

posted by 坪井 | 2008-12-18 02:00

坪井さん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

坪井さん、コメントありがとうございます。

どの理論から学んだ知識なのかを教えていただけると、とても助かります。

posted by 村松尚登 | 2008-12-20 10:47

フットボールが上手くなりたければ美しく歩け

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金田正一の投手は走るのがとても重要だという考え方と二軸の考えなどのミックスです。

正しい走りや歩きができていれば、その体重移動の感覚が習慣化されいろいろな動作の基本になると思います。

posted by 坪井 | 2008-12-22 18:52

坪井さん、コメントありがとうございます

コメント投稿者ID :

坪井さん、コメントありがとうございます。

元野球選手の金田正一さんですね。彼がどんなトレーニングを試みていたか調べてみることにします。

posted by 村松尚登 | 2008-12-24 10:56

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