2007年09月18日
ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
この夏に日本に帰ったときの最大の収穫のひとつは
「サッカー世界一になりたい人だけが読む本」 著/高岡英夫・松井浩
という本に出会えたことです。「ホントか?」と首をかしげる部分も多々ありますが、とても興味深い内容なので、まだ読んでいない人は是非とも読んでみて下さい。
この本の中で著者が伝えようとしているメッセージは「サッカーが上手くなるためには体を緩めることが大切」ということです。ブルース・リーの言葉を借りるとすれば、、、 「Be Water My Friend」 ということです。(スペインで流行ったこのCMは日本でも放送されましたか?) 以前からこのブルース・リーの名セリフを気に入っていたのですが、それに加えて今回日本で類似した哲学・理論に出会えたことに気を良くした私は、先日コーチ仲間にこの“Be Water My Friend理論”(勝手にこう命名しました)を熱弁したのですが、数ヶ月前に“二軸動作”を彼らに熱弁した時と同様に、今回も多くのコーチ仲間が「とても興味深い」とうなずいていました。動作の細部まで分析しようとする視点をスペイン人コーチはあまり持っていませんから、二軸動作や“Be Water My Friend理論”というのは彼らにとってはとても新鮮に映るようです。 そんな中、ひとりのコーチが「なるほど、マラドーナのあの動きは確かにWaterだ。証拠映像がYoutubeにあるから見てみな」と言ってきました。 で、こちらが、その証拠映像です。 http://www.youtube.com/watch?v=OM14XCnmgzg ゆる体操とマラドーナとブルース・リー、、、。 なんだか、ワールドクラスの選手を育てるための重要なヒントを発見したような気がします。
※ゆる体操というのは、前述の本の中に出てくる「体をゆるめる為の体操」のことです。
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posted by naoto |08:08 |
Be Water My Friendとは? |
コメント(14) |
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ゆる体操とマラドーナとブルース・リー 【Pace Continua】
ゆる体操とマラドーナとブルース・リー ([日本はバルサを超えられる]) 「バルサ流トレーニングメソッド」の著者で、FCバルセロナの下部組織で指導した経験を持つ村松尚登さんが、ブログで「ゆる体操」の高岡英夫さんについて書いていることを発見しました。 高岡さんは、宮本武蔵の「五輪書」に書かれている究極の奥義を「水」と言っているのですが、村松尚登さんは、ブルース・リーの言葉にちなんで「Be Water My friend」といっています。 高岡英夫著「宮本武蔵は、なぜ強かったのか? 『五輪書』に隠された...
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Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
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そういえば高岡、松井コンビの本は2002年の前あたりに読んだ記憶があります。
フランスW杯での日本選手はフンバリ、ガンバリで硬かった、もっとジダンたちの様にゆるゆるになろうと。
二軸は骨盤の関係か、欧州の選手は誰もがとはいわずとも、自然と出来るんだというように思っていましたが、やっぱり意識的に習得したものではない、ということでしょうか。
posted by くらげ | 2007-09-18 12:59
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
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いつも興味深く拝見させていただいてます。
「サッカー世界一…」私も読みました。
サッカーでトップレベルの選手たちは、皆「体の使い方が上手い」と感心していた矢先だったので、この本を読んで、思わず膝を打ちましたよ。
目下のところ、息子にはゆる体操を、娘には体の使い方の基本ではないかと目をつけているバレエを習わせています。
子供で実験です。
遅まきながら、キッズキャンプでは大変お世話になりました(第3クールです)。
ご活躍をお祈りしています。
posted by カエル | 2007-09-18 16:52
コメントありがとうございます
コメント投稿者ID :
【くらげさんへ】
少なくとも私の身近には二軸動作などのような動作の細部を分析する理論に基づいて選手の動作を修正しようとしている指導者はゼロですね。
【カエルさんへ】
とても興味深いので、是非お子さんたちの“実験”の経過を時々ご報告して下さい!
posted by 村松尚登 | 2007-09-20 06:10
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
わたしも2軸動作、走法には注目しています。
茨城の岩瀬日大のサッカー部のコーチが2軸動作でドリブルの指導をしています。サイトでは動画も紹介しています。ゆるゆる体操は確か前園選手が実践していましたね。本もありました。
試行錯誤ですが、幼稚園児から小学校の低学年に実施しています。リズミカルな曲を流しながら、ドルぶるさせるのはどうだろうかと考えてもいます。
posted by つかたろう | 2007-09-20 14:15
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
こんにちは、興味深く拝見させていただいてます。
ウォーミングアップだけで、ボールを蹴りたくさせてくれる、マラドーナ。スゴイです。
レゲエ、あるいはビートの効いた音楽好きの、ラテンアメリカンとか、アフリカンの友人は、音楽が鳴ると、みんな自然に、この映像のマラドーナみたいな動きをしてます。サッカーするときもそうですが、クラブに行くたびに、度肝を抜かれます。腰から下の、動き方が、くねくねして、ぐいんぐいん回って、なんか、もう訳がわからんぐらいスゴイです。
案外、こういうところにもヒントがあるかもしれません。いろんな人種の人たちとクラブ、比較文化論的で、いいですよ(笑
このマラドーナも、よく見ると、リズムを刻みながら、動いてますもんね。つかたろうさんが、おっしゃっているように、BGM、重要かもしれません。
Don't Think, Feel!です(YouTubeでブルース・リーを漁ってたら、でてきました。いい言葉ですね)。
posted by tz | 2007-09-20 16:53
コメントありがとうございます
コメント投稿者ID :
【つかたろうさんへ】
“ドリぶる”というのはなかなか面白い造語です。“ドリぶる”が上手くなったらサッカーが楽しいでしょうね。
【tzさんへ】
ラテン系の人々が持っているリズム感をほとんどの日本人は持っていませんから、彼らを真似するよりも日本人独特のリズムを探す方が妥当なのではないでしょうか。と言っても、演歌のリズムでは相手を抜けそうにないですよね。和太鼓?
posted by 村松尚登 | 2007-09-21 19:37
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
はじめまして。
大人になってからサッカーを始めた運動音痴だったので、カラダの細部まで気にしたトレーニングというのに興味を持っていろいろやってます。
サッカーや運動がうまい人は、体の動きが理にかなっていますよね。
私は高岡英夫さん・松井浩さんの以前書いた本でゆる体操を知りました。その本には腸腰筋を鍛える話が載っていたのですが、「サッカー世界一」の本には載っていますでしょうか?
本に載っていた方法では二人でしかできなかったのでチューブでやってみたところ横っ腹が気持ち悪くなるほど刺激されました。
現在は4ステップ理論というのにはまっております。これは人間の自然体での重心の位置を4タイプに分けて、それぞれタイプごとにあった動きをするというものです。
主に静止状態から始まる運動に適用されるようですが、サッカーでどうにか応用できないものかと考えております。
posted by yottim | 2007-09-22 01:04
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
あ、すみません、言葉が足りませんでした。
教える側は、絶対に「理論」が必要ですよね、僕も、教授法をやっているので、「教える」ということは、常々考えているのですが。常に新たな理論とかアイデアを吸収しないと、やっていけませんもの。
それで、日本にいないので、ゆる体操がどのようなものか、具体的には分かりませんが、ひとつの方法の例として、リズムなどの、ダンスの要素などが組み込まれれば、体(脳や神経系を含めて)が、自転車にいつの間にか乗れるようになるように、自然に、筋肉の使い方や、バランスの取り方などのコツを掴めるようになれるのではないか、と。
身体は、本当に、考えると逆に動かなくなってしまうので、感覚を掴ませる方法(アイディア)としての、リズム、ダンスという例を挙げてみました。
気分的に「ノッた」ときの体のレスポンスって、
すごくて、練習のパフォーマンスに雲泥の差が出るらしいですし。
日本にいた頃、オーストリア人の先生が、「日本は、どの分野でも理論的には、世界的に見ても高いレベルにあるが、それをいかに『伝える』かという配慮に欠けている」とか言っていて、ずっと、それが気になっているんですけどね。
和太鼓、あなどらんほうがいいです。チェコかどっかのコンサートで、日本から和太鼓の集団がやってきて、ライブをしていたのですが、オーディエンス一帯、タテノリで首降りながら、ステップ踏んで、ロックコンサートみたいでしたから。いいかもしれませんよ(笑
それでは、長々と失礼いたしました。
posted by tz | 2007-09-22 03:06
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
ドリぶるは日本的な和太鼓や三味線ロックがいいかななどと真剣に考えています。世界に誇る日本人にしかできない独創性のあるドリぶる!!いいな!!
posted by つかたろう | 2007-09-22 05:13
コメントありがとうございます
コメント投稿者ID :
【yottimさんへ】
「サッカー世界一」の本にはゆる体操が少し載っていただけです。ですので、多くのトレーニングメニューが掲載されていると思われるDVD付きの本を何冊か注文しました。楽しみです。
「4ステップ理論」に関する本も先日アマゾンで見つけましたが、サッカーへの応用について書かれた本がまだなかったので、今回は見送りました。これも確かに面白そうな理論だと思います。
【tzさんへ】
まさにブルース・リーの「Don't Think, Feel!」ということですね。ただ、この哲学を他人に伝えるのはとても難しいですよね。そもそも、言葉で伝えようとした時点で「Think」することを促してしまっていますから、やはり実技(ジンガ?和太鼓?)などを通じて習得するしかないのでしょうか?
【つかたろうさんへ】
三味線よりも、やはり全身を使う和太鼓でしょうね。
posted by 村松尚登 | 2007-09-24 23:50
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
考えても、らちが明かないときは、実際にやってみる、ということで、やってみました。
You-Tubeで、マラドーナのウォーミングアップを何度も見て、眼に焼き付けてから、週末の3日間I-Podで音楽を聴きながら、体の動きを真似してみました。こんなことをしていたな、とか、こんな感じだったな、と。それで、なんとなくコツを掴んだ気がします。ポイントは、腰ですね。
上半身の力を抜いて、腰を意識的に交互にひねる。その力は、波のように、四肢まで伝わる。そうすると、自動的に、上半身が手首までゆるゆると動く。内臓が動く感じがしたら、成功ではないか、と。
下半身は、難しかったですが、映画”Ginga"のオープニング(You-Tubeで観れます)で、お尻の大きなお姉さんが踊っているのを観ていたら、分かった気がします。
膝から下の力を抜いて、腰から動き出すように、かつ大きく動かすように意識しながら、リズムに乗ってカズダンスのステップを踏みます。そうすると、自動的にだんだん腰が落ちてきて、骨盤の間接がごりごりと音がするようになります。腰が一定の高さになると、自然に軸ができます。おそらく、こういうことではないか、と。
あの映像のマラドーナのように、腰を意識的に動かしてからやると、より容易に感覚を掴めると思います。
マラドーナのウォーミングアップの真似をした後、ボールの扱いがスムースになった気がする、と学食で演劇をやっている友人に言うと、役者のアプローチの方法に、そういう理論があるようです。
大まかに言うと、動作をひとつひとつ細かくコピーしていくと、演じる(真似したい)対象と自分の身体が重なる、ということのようです。そこから先は、哲学的な話になって、わかりませんでした(笑
サッカーと身体のアナロジーで考えると、解り易いと思います。以前、村松さんが書いておられた通り、「それぞれの要素を切り離してトレーニングしても、サッカーは上達しない」ですから、身体も、各部位を切り離して、何かトレーニングしようとするよりも(もちろん、教える側は、それぞれのファンクションを知っている必要があると思います)、実際にやってみると、全体の運動のコンビネーションと、それに反応する体のコーディネーションを意識した方が、レスポンスは早いと思われます。
体を使って真似をする、という学習の基本中の基本の重要性を再確認にしました。分野こそ違えど、僕も、何かひらめいたような気がします。感謝です。
それでは、失礼しました。
またまた、長くなってしまいました・・・
posted by tz | 2007-09-26 22:14
Re:ゆる体操とマラドーナとブルース・リー
コメント投稿者ID :
はじめまして。
最近ゆる体操に関心があるのですが、
ふと思ったのが、
小さい子供が電車に座っている時に足をぶらぶらさせたり、
長時間立っているときに身体をぐらぐらさせているのは、もしかして自然体で習得しているゆる体操の様に思えてきました。
どちらも、身体が硬くなるのを防ぐ為の動作なのでしょうかね。
もちろん、公共の場でこういう事をしていたらご両親に怒られて、この動作をやめてしまうと思うのですが、
変わりに自宅などで実践させるといい感じになりそうな気がしてきました。
以上、つまらないコメントで申し訳ありませんでした。
posted by しんや | 2007-09-28 11:29
tzさんへ
コメント投稿者ID :
素晴らしい!
自ら実験し、しかもその内容を詳細にご報告してくださり、ありがとうございます! とても参考になりました。
ちなみに、私もゆる体操にチャレンジしているのですが、全くコツが掴めません。そもそも“腰を左右に動かす”というのができず、どうしても“腰をひねってしまう”のです。
もうそろそろDVD付きのゆる体操解説本が手元に届くので、それの助けを得ながら特訓ですね。
posted by 村松尚登 | 2007-09-28 19:11
しんやさんへ
コメント投稿者ID :
興味深いコメント、ありがとうございます。
長時間同じ姿勢を保っていると、必然的に体(=筋肉)は凝り固まってしまいますが、人間の本来のエネルギーを発揮するためには、凝り固まらずにリラックスしている必要があります。もしかしたら、子供は無意識にそのことを感じ取り、無意識に独自のゆる体操をしているのかもしれませんね。
多くのルールで固められている人間社会は、人間が本来持っているはずの動物としての身体力(!?)を奪ってしまっているのかもしれませんね。それを取り戻してくれる方法のひとつがゆる体操なのかもしれません。
posted by 村松尚登 | 2007-09-28 19:20
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