2007年08月31日
日本サッカー界の“見えざる神”
今回は、この夏日本で行われたバルサキッズキャンプ中に感じた「日本フッボール界の“見えざる神”」について書きたいと思います。(Un Dios invisible del futbol japones)
「Un Dios invisible del futbol japones(日本フッボール界の“見えざる神”)」というのは、誰だか忘れましたが、今回バルサキッズキャンプのコーチ陣のひとりがボソッと言った言葉でした。 以下、この言葉(=名言)が生まれるまでのストーリーをご紹介します。 (注意書)話しを明確にするために、若干フィクションが含まれております。予めご了承下さい。 【テクニックのある日本の子供たち】 今回日本に行った3人のカタラン人コーチは全員、日本人の子供たちのテクニックのレベルの高さに驚いていました。誰か特定のひとりが上手いということではありません。カタラン人の3人が驚いていたのは「みんな平均していいテクニックを持っている」という点です。 【戦術を知らない日本の子供たち】 日本の子供たちのテクニックのレベルの高さに感心するのとは逆に、カタラン人3人は日本の子供たちの戦術レベルの低さに驚嘆していました。結局のところ、戦術というのは“考えること”だと思うのですが、我々には“日本の子供たちはグラウンド内で考えてない”ように映ったのです。 【ボーッとしている表情】 例えば、カタラン人コーチの誰かが言いました「彼らはグラウンド外ではテキパキしていて表情もシャキッとしているのに、グラウンドの中では何であんなにボーッとした表情をしているのだ?」と。 そうなのです、日本の子供たちの多くはグラウンド内でボーッとした表情をしていたのです。その表情の理由が“考えていない”からなのかどうなのかは僕達には正確には分かりませんが、「ずっと考えながらプレーしていたら、もう少しシャキッとした表情になるのでは?」という意見もありましたし、事実「お、こいつは賢いな」と思われる選手のグラウンド内の表情は例外なく“シャキッ”としていました。 【考えることが苦手?】 では、日本の子供たちが(ボーッとした表情をしながら!?)考えずにプレーしているのは、彼らが考えることが苦手だからなのかと言うと決してそうではありません。事実、今回のキャンプ中に“考えながらプレーすることの大切さとそれをするためのヒント”を子供たちに教えてあげると、子供たちは少しずつですが考えながらプレーするようになって行きました。 【なぜ伸ばさない?】 「なんだ、やればできるんじゃないか!」というのが我々の素直な感想でした。そして、1週間という短期間のキャンプにもかかわらず、その短期間の中で明らかに少しずつグラウンド内で賢いプレーができるようになって行く日本の子供たちを見て、我々は次の素朴な疑問を持つようになりました。「日本ではなぜ彼らのこの才能(賢さ)を伸ばすトレーニングをしていないのだ?」 【指導者講習会での出来事】 そんな素朴な疑問と直面していた丁度そのとき、横浜にて指導者講習会が行われました。指導者講習会の席では、基本的なバルサの指導哲学や、今回のキッズキャンプで実際に行っている練習メニューの説明など行った後に質疑応答の時間が設けられました。そして、その質疑応答の中で頻繁に出てきた質問は「なぜバルサでは小学生にも戦術をたくさん教えているのか?」というものでした。 【戦術を知らないとフッボールを楽しめない】 前述の質問に対する我々の解答はとてもシンプルでした。「オセロや将棋などのゲームをプレーするためには、そのゲーム独特の基本ルールと戦術を学ぶ必要がある。そうしないとそのゲームを十分に楽しむことはできない。フッボールも同じこと。戦術を知らないとフッボールを満喫することはできない。そしてそれは大人も子供も同じこと」。 このシンプルな解答に対して、講習会に来られていた日本人のコーチの方々も「そりゃそうだわな」という感じで、これまたシンプルに頷いていました。 【なぜ日本では小学生に戦術を教えないのですか?】 そんな質疑応答が繰り返される中、(返答することに飽きた!?)カタラン人コーチのひとりが「今度は私たちからひとつ質問させてもらいます」と言った後にこう質問しました。「なぜ日本では小学生に戦術を教えないのですか?」 【明確な解答なし、、、、】 30人くらいいたのではないでしょうか、その中には前述の返答に明確に返答できる人はひとりもいませんでした。 【ゴールデンエイジでは、、、】 「ゴールデンエイジではテクニックを伸ばすことが大切なので、、、」という返答もありましたが、更に突っ込んで「テクニックと共になぜ戦術を指導しないのですか?」という質問をすると返答に困っていましたから、この返答は前述の質問に対する明確には解答にはなっていないということになります。 【強い個を育てるために、、、】 「昨今の日本サッカーのテーマは“強い個を育てる”ことなので、、、」という返答もありましたが、この返答に対しては「“強い個”になるためには戦術的な賢さも必要ですよね?」と更に突っ込んだ質問をすると「そうですよね、、、」という返答をするしかなくなってくるので、この返答も「なぜ日本では小学生に戦術を教えないのですか?」という質問に対する明確な解答ではないことに気付かされます。 【では、なぜ?】 日本では小学生にほとんど戦術を教えないようです。しかし、その明確な理由を誰も知らないようなのです。しかも、その一方で「ゲームを楽しむためには戦術知識が必要」ということは十分認識しているらしいのです。しかし、実際の指導現場では戦術は教えていないとのことです。何故なのでしょう? 【明らかな矛盾】 普通人間は矛盾を嫌い、理に適ったことを好みます。ですから、「なぜ日本では小学生に戦術を教えないのですか?」という質問に明確に返答できないにもかかわらず指導現場で戦術を指導していないという明確な矛盾に、本来であれば人間は違和感を感じ、そしてどうにかしてその矛盾を打ち破り理に適った行動を取ろうとするはずです。しかし、実際にはそうなっておらず、この矛盾は放置されたままのようです。何故なのでしょう? 【“見えざる神”のお告げ!?】 そんな明確な矛盾に遭遇したのにもかかわらず、明確な解答が得られず、講習会が行われていた会議室にどんよりとした空気が流れはじめた瞬間、その矛盾を打ち破るようにカタラン人コーチのひとりがこう言いました。「Parece que teneis un Dios invisible del futbol japones. Y El os dice que no teneis que entrenar el aspecto tactico a los chicos. Como es un Dios, vosotros le haceis caso sin saber el motivo no?(日本フッボール界には“見えざる神”が存在するようだね。そして、その見えざる神が「子供には戦術は教えるな」と言っているから、みんなはその神のお告げに無条件で従っているだよね、きっと)」 【ジョーク&皮肉】 もちろん、このコメントはジョークであり、そして皮肉です。彼は「理由もないのに無条件で信じる」という特殊な行為を「見えざる神の仕業」と皮肉ったのです。 まとまりが悪いですが、以上が今回のストーリーです。 さて、皆さんはこの「見えざる神」の存在についてどう思いますか? 私は、この「見えざる神」の存在と「子供たちのボーっとした表情」と「日本サッカーの今後の行方」との間にはとてもとても深いつながりがあると思っているのですが、皆さんはどう思いますか?
【同ブログ内の関連記事】
・サッカーはサッカーをトレーニングすることによってのみ上達する
・攻撃を改善したければ守備を改善せよ (究極のサッカー哲学)
・小学生からもっとチーム戦術を教えてみませんか?
・子供にコーチがたくさん指示を出すことは悪いことですか?
・子供に素早い状況判断を求めてはダメですか?
・小学生には11人制よりも7人制の方が適切と思いませんか?
・なぜスペインでは6人制でも8人制でもなく7人制なのでしょう?
・トーナメント戦形式は子供のチャレンジ精神を育むのでしょうか?
・日本フッボール界の“見えざる神”
・日本フッボール界の根本的な問題
・ポリバレントなコーチが多いスペイン
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posted by naoto |00:19 |
バルサを越える為のヒント集 |
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Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
ここで指している「戦術」とは、具体的にどういった範囲までを指すのかは掴みかねますが、おそらく、「型にはめるのはよくない」という既成概念から来ているのではないでしょうか。「戦術=型」という一義的な解釈(日本語は、他の言語がより多義的なのに対して、そういう性質があるそうです)に基づいているような気がします。
日本で学生をしていた頃、暇なとき、近所の少年サッカーを見学していたのですが、コーチが一生懸命に怒鳴って「フラットスリー」をやらせようとしていたんでよね、「そこ揃ってない!」とか、そんな感じで。子供は、なんで3枚がフラットである必要があるのか、よく分かってないのが見て取れて、悲惨でした。これなんかは、典型的な「戦術=形・型」にはめる例だと思います。
よく、スポーツ新聞でみかける「自由か規律か」のような、にせの二律背反(実際は、どちらも必要で、矛盾しないのですが)を作り上げるようなメディア・文化にも問題があるでしょうし。逆に言えば、その程度の思考・理解で指導者になれてしまう制度にも問題があるのかもしれません。原因は、いくつでも考えられます。
「戦術が自由を奪う」といった類の極端な誤謬・認識と、そこから生じる混乱を退けるために、まずは、サッカーにおいて、「戦術」とは何を指すのか、という定義付けから始めないといけないのではないか、と思われます(というのも、ヨーロッパや、南米では、それぞれの国々・地域の「文化」として、基準が浸透してしまっていて、意識しなくても、自明のこととして了解事項となっていると思いますが、この文章を読む限り、日本は、そうではないようなので)。ここで書かれているように「選手がサッカーをより深く楽しむための、具体的な方法・手段」というのは、個人的には、そのステキな一例な気がします。
戦術を教えること自体が問題なのではなく、その教え方が問題なんですよね。伝える内容は一緒でも、子供に対するのと大人に対するのでは、伝える方法が変わってくる、そういった工夫は、経験上、たしかにヨーロッパは優れていると思います。長々と失礼しました。
posted by tz | 2007-08-31 08:01
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
はじめまして。いつも楽しく見させて頂いてます。
ACミランのジュニアキャンプで来日していたコーチも同じ様な印象を持ったみたいです。
「日本の子どもは技術はあるのに、試合に勝つためではなくて、テクニックを磨くために練習をしている傾向があるのでは。」
「人数が多くなればなるほど、彼らは混乱してパスワークができず、ただドリブルで突っ掛けていくだけでした。」
などの発言に個人的に戦術レベルの低さの指摘を感じました。
さらに
「もっと皆が協力できるように“サッカーの言葉”を学ぶ必要があります。」
など以前村松さんが指摘されていたコミュニケーションの指摘をミランのコーチもしてますね。
違う場所、違うチームの指導者なのにこれほど共通点が出るという事はそれほど海外からみると目につく痛い所という印象を受けました。
個人的に小学生に戦術指導も必要だと思います。
しかし小学生を指導してる人で戦術を指導出来る人がどれほどいるかと考えると・・・ほとんどいないような気がします・・・
posted by 元サッカー小僧 | 2007-08-31 08:43
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
指導者側の基本的思考で、「サッカー選手」を指導するというよりも「(サッカーしている)子供」を指導するという思考を無意識のうちに強くもっているのでは?
高校生相手なら戦術だって普通に教えるわけでしょう.. それを小学生にはなぜ教えないのか。どこかに小学生だからって教える側で「枠」をはめちゃってるような気がします。
もちろん相手は子供ですから、年長者に対するときと同じような伝え方で戦術を教えられるとは思いませんが、それは方法論の部分でしかありません。
時々代表チームでも「プロ意識の欠如」なんていう話がでますが、このような精神面でのサッカー競合国と差がでるのも、子供の頃からの「サッカー選手」としての意識の刷り込みの違いかもしれません。
posted by tomc | 2007-08-31 11:17
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
久しぶりにコメントさせて頂きます。
僕も元サッカー小僧さんと同じ意見で
教えられる人が指導者の中でも一握りしか居ない事が大きな要因だと思います。
それと日本には戦術=複雑なもの、難しいもの という固定観念の様なものがあるのだと思います。
だから中学や高校になり理解力があがってからでないと教えないという流れが自然と出来上がってしまってるんではないでしょうか。
この2つが「見えない神」の正体の大部分な気がします。
そしてこれを解決するにはまず小学生相手に戦術を教えられる指導者を育てるという事から
始めなければならないと思います。
あとは小学生にはプロの様な高度な戦術は出来ないけれど
この世代でも戦術の礎を築く事は十分可能だという認識を広める必要がありそうです。
posted by KEN | 2007-08-31 12:20
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
>「“強い個”になるためには戦術的な賢さも必要ですよね?」<
マスコミで強い個を望むという意見で、”もっとわがままなプレーをプレーヤーに望む”とか評論家がいったりするのです。
個人技はわがままなプレーでは駄目で、チームにとって役に立つと判断出来た時に、存分に自分の力を発揮するということで、戦術的賢さの上に成り立たせないといけないと思うのですがどうなんでしょう。
賢さがないと、例え力を持っていても、発揮させる場面などを誤ったり、やりすぎたり、無駄に疲労したりするわけで、今の日本代表でもそこらへんが足りないなと感じています。
posted by くらげ | 2007-09-01 00:56
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
子供のころサッカーをしていて感じていたもやもやを、
的確に表してくれてると思いました。
要するにサッカーのやり方という基本知識を誰ももっていないのです。
考える為のベースを与えるのではなく、型にはめて押し殺すという、日本社会のありかたそのものが、全ての疑心暗鬼を育んでいるように想います。
よく声を出せとかいいますが、誰も人が何を考えているかわかってない状況のなかで的確な指示など出せません。結局一番わかってない者がどなり始めるワンパターンなので、誰も信用しなくなるのです。
で、村松さんのようにヨーロッパで学び日本人には理解できていないことを知っている方が中心になって、あくまでその基本を常に超えることというタイトルが必ずついたサッカーの取り説のようなものを編纂して頂く(とても危険ですが)ということを協会のほうとかでも考えてくれたらなと思います。(例:流動性の中における組織的機能力の考え方)
posted by Z | 2007-09-01 06:56
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
ご無沙汰しております。そうだ!!!です。
(おぼえておられますか?)
今回の件、非常に興味深い内容で、色々コメント考えましたが、長くなりそうだったので、掻い摘んでカキコミいたします。
今回の件はサッカーのみならず、現代日本が抱えている問題そのものでは無いかと感じました。
まず【考えない子供】に対しては、【考えること】が非常に少なくなった子供社会そのものではないでしょうか?
学校の勉強など【答えは一つ】は出来るが、【多様な答え】がある中での【選択性】が非常に弱い。
【遊び】一つにしても、我々子供の頃は【遊びを考える天才】が何人は存在し、【みんなが楽しく遊べる】遊びをみんなですることありましたが、最近、その様な風景や近所の噂を私の周りでは、ほとんど聞かなくなりました。
また【大人側】にも問題がアリと感じました。
まず【戦術】という言葉をストレートに理解しようとするあまり【オシムと一緒】のことを目指す発想(傾向)から無理・矛盾を感じるのではないでしょうか?
現在の指導者の中心的な年齢層が【戦後レジューム】の子世代に当たり、スパルタから調和への中間世代が多いと思われ、指導方法が非常に極端に現れていると感じました。
【質疑応答】の項目を拝見し、情けなくなったことは【大人自身が質問しっぱなしで、自分の意見を持たずに質問だけしている】ことです。
この辺が【なぜ戦術を教えない?】に対して、誰も回答出来なかった原因かと思います。
【見えざる神】とは、現代日本が抱える【考えないこと】ではないでしょうか?
私自身、サッカーは素人です。でも『指導』については、会社で30人程度も部下を抱え、日本人だけでなく、外国人も居ります。
正直『スパルタ』指導で、不満も上がります。
但し、私が心がけていることとして
①怒った後のフォロー【その案件が終われば、当人に対して、その怒ったことを引きずらない】
②対策を一緒に、同じ目線から観察し、出来ることから実行する。もし、間違っていても、考え抜いた結果の失敗であれば決して怒らない。
③自分達が起案しルールにしたことを守らなければ『連帯責任』として、全員に叱責し、出来なかった原因を追究する。決して『他責』にはさせない。
『完璧』ではありませんが、確実に良くはなってます。
指導者の方々、是非とも『自分(チーム)のポリシー』を持って指導されては如何でしょうか?
【自由】と【なんでもアリ】を混同しておられないでしょうか?
『全員が納得する』ことは不可能かもしれませんが『同じ方向に向いてもらう』努力は必要なのではないでしょうか?
村松さんはどう考えておられますでしょうか?
posted by そうだ!!! | 2007-09-03 10:22
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
― “見えざる神”は必要ではないか ―
「なぜ日本では小学生に戦術を教えないのですか?」
これは文脈からすると、【ゴールデンエイジでは、、、】ということでしょうか?
ということは、U-12、U-10、U-8のフィールドプレイヤー&GKでクラス分け
、するのだから、U-10以上の小学生?
それともU-8も含む小学生全体ですか?
戦術とはどのようなことを指しているのでしょうか?
周りを見るとか、身体の向きとか、個人戦術みたいなものと、サポート距離や角度など、局面グループ戦術といったことですか?
別稿の下記の記述から戦術の意味を推測しましたが、的が外れてますか?
>6歳から9歳までは7人制が主流です。
>そして、10歳から11歳までは7人制と11人制が混在しており、
>12歳からはほぼ全員が11人制をプレーしています
しかし上記のような戦術なら、たいていの日本の小学生が練習させられてるはずですので、村松さんの指摘する「戦術」とは違うのでしょうか?
練習メニューには含まれてるが、理論が教え込まれていないという意味か。
指導者講習会に参加なさった方々は、スモールゲームをやらせても意義は説明しなかったり、分かっていないということか。
また、小学生が戦術能力を発揮できないというのは、たたき込まれ過ぎで、多少異なる局面や異なるチームメート間になると駄目なのか。
ボーッとしている表情のお子さんは、バルサという印に舞い上がっているだけで、普段の自分のチームでは例外なくシャキッとしていたりということはないか。
日ごろは常に考えながら行動しているのに、たまたま「教えていただこう」という意識が強すぎたのではないか。
考える慣習がない子供は、短時間の教諭だけで考えられるようにはならないはずでは。
かなり疑問があります。
昔、小学3、4年生と、5、6年生のコーチをしていたとき、父兄の方々からは、「オフサイドトラップ」を教えろとか「ビルドアップのパターンを数種類持たせろ」だとか、「ロングキックで相手陣に蹴り込むことが効果的な戦術」だ等々、貴重な提言を多々いただきました。
日本で戦術というとチーム戦術、4-4-2だとかスリーバックが適切だとか、一時期はフラットスリーだとか、そういった話になることが多いと感じます。
昨今は「考えて走れ」の流行で、フリーランニングこそ基本だ、ゴールデンエイジどころか幼少時から教えろ、早ければ早いほど習熟すると言う方もいます。
自分は、こうした戦術は小学生時に教え込んでも、成長に連れてリセットされがちだしチームの方針でも変わってしまう、それに、中学生年代近くから意識し始めれば充分に身につくと考えています。
フリーランニングも、上の年代で訓練・矯正可能だと感じます。
そうではないとおっしゃっているのでしょうか?
自分自身は小学生までがオフサイドなしの9人制、中学からは普通のサッカーという地域で育ちました。
小学生時の練習では、論理の解説が極小ながらも、グループ戦術が含まれるスモールゲームや、半面だけを使う攻守の練習をしてました。ほかは個人技術の練習が主でした。
中学でルールが変わっても、オフサイドトラップが出てきても、困難は感じませんでした。すべて頭で理解可能で、小学生からオフサイドありでやっていた人に比べて劣っていると感じたことはまったくありません。
やっかいなのは「体を自由自在に動かすためのコーディネーション能力」やボールコントロールの面でした。
ボールコントロールの練習にも戦術的な側面を含んだやり方はあります。
しかし、クーバー式のターンのドリルみたいに、戦術抜きの単純化した練習で上手になっていくことは、それなりにとても大切なことに思えます。
限られた時間で優先順位をつけるなら、キックやトラップやドリブルなどの個人技がゴールデンエイジには重要に思えます。これらはかけ算の九九のようなもので、個人戦術やグループ戦術は計算や文章問題、チーム戦術は分数計算や因数分解にも比せるものではないでしょうか。
アメリカでは小学生から投資を授業で教えるという話を聞きます。教授内容によっては、充分理解可能だと思います。
日本でも学校で「経済社会」教育を施すべき、使用人としての即戦力化を目指すべき、それは早い方がよかろう、などという考え方もあるそうです。
結局人間は金儲けの手段が必要になるのだから、早くからそれを意識しろ、これは、矛盾を嫌い理に適ったことを述べているとも言えます。
しかし、ほかのことを知るべきだという“見えざる神”の声も聞こえてきます。
“見えざる神”に理屈をつけようとすることもあるようです。
その時期に憶え込ませた投資事項・判断方法などが、どれだけ長じた後の行動に役立つかは実証し難いのではないか。
もしすべての人間に植え付けねばならぬとしても、ほかの基本学科を学んだ後、限りなく義務教育の最終年限近くにすべきではないか。
また、日本では、小学生から英語を教えることにもなりそうです。
サッカーの取扱説明書ができたら、そこにも英語の必要性が載らないとは言い切れません。
日本の大人で意見を持たずに質問だけする人は極めて少ないでしょう。自説の当否を批判されるのが嫌なだけ。
そして明治時代から変わらずに、ミラン、バルサなどの舶来ブランドには半盲目的に弱い。
このような状況なので、村松さんのご主張の真意をあらためてご教示お願いしたく存じます。
戦術の意味合いはどんなことで、何歳くらいからはどうだとお考えでしょうか?
posted by シルバーエイジ | 2007-09-04 07:08
コメントありがとうございます
コメント投稿者ID :
【tzさんへ】
日本語の特徴を考えると、確かに「戦術」という言葉の明確な定義付けが必要なのかもしれませんね。
ちなみに、私の「戦術」の解釈は、いわゆる日本で「チーム戦術」と呼ばれているものと「グループ戦術」と呼ばれているものです。
ところで、日本でよく使われる「個人戦術」というものはいったい何を指すのでしたっけ? スペインではあくまでも「他の選手との係わり合い」を前提として戦術が語られるので「個人戦術」という解釈の仕方はないような気がします。
【元サッカー小僧さんへ】
「人数が多くなればなるほど、彼らは混乱してパスワークができず、ただドリブルで突っ掛けていくだけでした。」という表現はとても的を得ていると思います。
日本ではチーム戦術の前にグループ戦術があり、グループ戦術の前に個人戦術があると解釈されているため、例えば小学生がチーム戦術に触れることはとても稀なのだと思います。しかし、現実問題として、フッボールは結局のところチームスポーツですから、子供の試合であれゲーム中には必然的に“チーム戦術”が必要となってきます。つまりは「大人数の戦術」です。
しかし、子供達はチーム戦術を指導されていないため、大人数のゲームになると混乱してしまうのでしょうね。
そもそも、ゲームを楽しめなければフッボールは楽しくないと思いますから、何はともあれゲームを楽しむためのチーム戦術が必要だと私は思っています。
posted by 村松尚登 | 2007-09-04 19:47
tomcさんとKENさんへ
コメント投稿者ID :
tomocさん、KENさん、コメントありがとうございます。
>指導者側の基本的思考で、「サッカー選手」を指導するというよりも
>「(サッカーしている)子供」を指導するという思考を無意識のうちに
>強くもっているのでは?
tomocさんのこの表現はとても的を得ていると思います。指導者のどこかに「小学生に戦術は難し過ぎる。小学生は無邪気にプレーしていれば十分」という子供の能力を軽視した(!?)考え方があるのかもしれませんね。
しかし、そんなことないんですよね。子供は大人が想像するよりもとても賢いです。事実、小学低学年でも「フリースペースのあるサイドから攻撃する方が賢い」ということを十分理解しながらプレーできます。
子供の才能や可能性をもっとしっかり評価しながら指導をしたいものですね。
posted by 村松尚登 | 2007-09-04 19:57
くらげさんへ
コメント投稿者ID :
コメントありがとうございます。
>マスコミで強い個を望むという意見で、”もっとわがままなプレーを
>プレーヤーに望む”とか評論家がいったりするのです。
確かに安易にマスコミが「わがままなプレー」という言葉を肯定的に使っていますが、それって少し的が外れていますよね。
私もくらげさんと同意見です。日本で今求められている“強い個”というのは、あくまでも「賢い状況判断をベースとした、リスクを背負ったプレーができるミスを恐れない意志の強い選手」ということだと思いますから、「わがままなプレー」という言葉とはほぼ正反対ということになりますよね。
ちなみに、辞書で引くと「わがまま」とは「他人のことを考えず、自分の都合だけを考えて行動する・こと(さま)。身勝手。自分勝手。」とあります。
posted by 村松尚登 | 2007-09-04 20:10
Zさんへ
コメント投稿者ID :
コメントありがとうございます。
>要するにサッカーのやり方という基本知識を誰ももっていないのです。
いや、そうは僕は思いませんよ。というのも、僕が今持っているフッボールに関する基本知識のほぼ全ては日本で身に付けたものだからです。
Zさんだって、例えばバルサのプレーを見たら「あー、いいフッボールだー」と感心しますよね? と同時に、Jリーグを見たら「あー、つまらないなー」と感じますよね?
そのように感じることができる時点で、Zさんもフッボールの基礎知識を十分持っているということだと思いますよ。
つまりは、僕だってZさんだって誰だって、フッボールの基礎知識は持っているのだと思います。
>考える為のベースを与えるのではなく、型にはめて押し殺すという
>日本社会のありかたそのものが、全ての疑心暗鬼を育んでいるように想います。
一理ありますね。
基礎となる型を学びつつ、その型をベースにして自分自身で考えて行動が取れる選手を育てたいですね。
>(例:流動性の中における組織的機能力の考え方)
すいません、それがどういうものか僕にも分かりません。(苦笑)
Zさん、ご教授下さい。m(__)m
posted by 村松尚登 | 2007-09-04 20:23
そうだ!!!さん
コメント投稿者ID :
ご無沙汰しております、そうだ!!!さん。
コメントありがとうございます。
>今回の件はサッカーのみならず、現代日本が抱えている問題そのものでは無いかと感じました。
フッボールは人間社会の縮図のようなものですから、そうかもしれませんね。
>また【大人側】にも問題がアリと感じました。
いや、全ては大人の責任だと思います。
>【見えざる神】とは、現代日本が抱える【考えないこと】ではないでしょうか?
興味深いご意見だと思います。
>指導者の方々、是非とも『自分(チーム)のポリシー』を持って指導されては如何でしょうか?
その通りだと思います。僕も頑張ります。
>【自由】と【なんでもアリ】を混同しておられないでしょうか?
結局のところ、フッボールも社会生活も「自由と規律の微妙なバランス」なのだと思います。
そして、フッボールの世界では、戦術はチームに規律を与えてくれる“頭脳”であり、技術は自由なプレーを可能にしてくれる“手段”なのだと思います。そして、これらふたつが微妙なバランスを保ち素晴らしいハーモニーを醸し出した時に初めていいプレーができるのではないでしょうか。
「なんでもアリ」や「わがまま」にハーモニーもヘッタクリもないですよね。
posted by 村松尚登 | 2007-09-04 20:42
シルバーエイジさんへ
コメント投稿者ID :
(長い)書き込みありがとうございます。
なんだか、とっても嬉しいです。
以下、シルバーエイジさんのご質問にご返答させていただきます。
>これは文脈からすると、【ゴールデンエイジでは、、、】ということでしょうか?
もちろん個人差は出てきますが、僕の主観では「8歳以上の子供には戦術トレーニングも十分効果がある」と思っています。もちろん、7歳以下の選手に対しても戦術トレーニングはできるわけですが、かなり単純化した内容でなければいけないと思います。
>戦術とはどのようなことを指しているのでしょうか?
(日本でよく使われている表現を使いますと)チーム戦術とグループ戦術のことです。例えば、今夏のバルサキッズキャンプで取り上げた戦術課題は次の通りです:
・パスコースを探して動く
・スペースを広く使う
・次のプレーを考えたトラップ
・視野を広げるトラップ
・指示を出す
・ポジションチェンジ、スイッチ
・7人制フッボールの3-2-1システムの基本的構造
・3-2-1システム内にあるパスコース
・3-2-1システムでの攻撃時の基本的動き
・3-2-1システムでの攻撃時のサポートの距離と角度
・3-2-1システムでの守備時の基本的動き
・3-2-1システムでの守備時のカバーリングの距離と角度
※「視野を広げるためのトラップ」などはテクニック的な要素も含まれているわけですが「どっち方向に視野を広げなければいけないのか?」という状況判断(=戦術)の要素を私達は強調してトレーニングしていたので、これらも「戦術的トレーニング」に含まれると解釈しています。
>しかし上記のような戦術なら、たいていの日本の小学生が練習させられてるはずですので
僕もそう思います。
>村松さんの指摘する「戦術」とは違うのでしょうか?
同じものだと思います。
>練習メニューには含まれてるが、理論が教え込まれていないという意味か。
練習メニューには含まれているけれども子供達の身についてはいない、ということだと思います。
>指導者講習会に参加なさった方々は、スモールゲームをやらせても意義は説明しなかったり、分かっていないということか。
想像するに、練習メニューの中には上記のような戦術課題を含めてはいるけれども、プレーを止めて具体的な戦術的な修正を加えることは少ないのだと思います。
>また、小学生が戦術能力を発揮できないというのは、たたき込まれ過ぎで、多少異なる局面や異なるチームメート間になると駄目なのか。
スペインの戦術の解釈は「異なる局面で適切な状況判断を下せること」です。その解釈の仕方からすると「多少異なる局面や異なるチームメイト間になると駄目」というのは「戦術能力が低い」ということになります。
実際、今回のバルサキッズキャンプに参加していた多くの子供達は(スペイン風の解釈の)戦術能力が低かったです。(で、キャンプ中に伸びました。苦笑)
>ボーッとしている表情のお子さんは、バルサという印に舞い上がっているだけで、普段の自分のチームでは例外なくシャキッとしていたりということはないか。
分かりません。
>日ごろは常に考えながら行動しているのに、
>たまたま「教えていただこう」という意識が強すぎたのではないか。
それはないと思います。というのも、我々がキャンプ中に出していた指示の8割は「見ろ!」「考えろ!」ということだったからです。そのため「教えていただこう」という意識が強かったとしても、結局のところ聞こえてくる指示は「考えろ!」という言葉だけですから「指示待ち選手」になることは不可能でした。
そういった状況の中で、多くの選手達は考えながらプレーすることに苦労していましたから、「いつもは常に考えながらプレーしている」ということはないと思います。
>考える慣習がない子供は、短時間の教諭だけで考えられるようにはならないはずでは。
確かに1週間というのはとても短いですが、子供の可能性というのは侮れないものでして、短期間の間でも子供達はビックリするくらいどんどん成長して行きましたよ。
この秋に発売される予定の「サッカークリニック別冊」に今回のバルサキッズキャンプの特集が組まれるらしいのですが、おそらくその中でも「考える習慣」に関する練習効果に関する記載もあると思うので、もし宜しければそちらをご覧下さい。
>自分は、こうした戦術は小学生時に教え込んでも、
>成長に連れてリセットされがちだしチームの方針でも
>変わってしまう、それに、中学生年代近くから意識し始めれば
>充分に身につくと考えています。
>フリーランニングも、上の年代で訓練・矯正可能だと感じます。
>そうではないとおっしゃっているのでしょうか?
極端な話、僕が言っているのは「考えながらプレーする習慣を付ける」というたったひとつのことです。
ですから、その目的が達成されるのであれば、スリーバックもフラットスリーもフリーランニングもオフサイドトラップもビルドアップもなんでも大歓迎です。
>しかし、クーバー式のターンのドリルみたいに、戦術抜きの単純化した練習で上手になっていくことは、それなりにとても大切なことに思えます。
僕も同意見です。
>限られた時間で優先順位をつけるなら、キックやトラップやドリブルなどの個人技がゴールデンエイジには重要に思えます。
>これらはかけ算の九九のようなもので、個人戦術やグループ戦術は計算や文章問題、チーム戦術は分数計算や因数分解にも比せるものではないでしょうか。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/naoto/article/35
こちらをご覧下さい。
>そして明治時代から変わらずに、ミラン、バルサなどの舶来ブランドには半盲目的に弱い。
それは多少あると思います。
>このような状況なので、村松さんのご主張の真意をあらためてご教示お願いしたく存じます。
>戦術の意味合いはどんなことで、何歳くらいからはどうだとお考えでしょうか?
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/naoto/article/35
このページの下の方に8つの記事のリストがありますので、まずはそちらをご覧頂いた上で、もし疑問点がありましたら改めてご質問下さい。
posted by 村松尚登 | 2007-09-04 21:55
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
村松尚登 様
ご多忙の折にご丁寧な返信を賜り深く感謝いたします。
長々と書いてしまい恐縮のところ、細かくお答えいただけて非常に喜んでおります。
ご指定のページ、これから拝見いたします。
ありがとうございました。
posted by シルバーエイジ | 2007-09-04 23:26
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
レスポンス、ありがとうございます。「個人戦術」とは、何を指すのか・・・僕にも分かりません(笑)そもそも、そのような表現があるんですか?
というのも、僕は、<「戦術」とは、チームとして集団が、効率よく動くための方向付け。プレーヤーたちのイメージを共有させ、連結させていくためのベースになるもの>だと思っているからです。したがって、村松さんの、「関係」という言葉は、すごく適切な表現だと思いました。
もし、<個人的>という表現を、<「選手がサッカーをより深く楽しむための、具体的な方法・手段」という言葉を、僕が『好み』で「ステキな定義づけの、例のひとつだな」と『勝手』に感じた>、ということではなく、<「個人戦術」>と受け取られたならば、申し訳ありません。僕の文の書き方が、整理されておりませんでした。
書くかどうか迷ったのですが、誤解は解いておいた方が好いと思ったので、しつこく書かせていただきました。それでは、失礼しました。
posted by tz | 2007-09-05 04:12
個人戦術 Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
>「個人戦術」とは、何を指すのか・・・
>僕にも分かりません(笑)
>そもそも、そのような表現があるんですか?
ありました。
今もあるのではないでしょうか。
日本独自の伝統とか表現というよりも、FIFAコーチングスクールなどで使っていた論理概念ではないかと思います。
局面の大小、人数の多少によって、三つに分ける概念です。
すべてが「他の選手との係わり合い」です。
問題の個人戦術とは、周りを見るとか、身体の向きとかの善し悪しから始まる、対人対処のプリミティブな範囲です。
大雑把に分けると以下のようなことです。
― 個人戦術 ― 個人技の使い方
1.ボールを介しての一対一
2.マークをふりほどく動き
3.地上・空中での競り合い
― グループ戦術 ― 複数のチームメートとの共同の仕方
3.パスコースを複数つくる
4.「三人目」になる動き
5.局面でのボールキープ
6.スルーパス。相手二名の間を通して振り向かせるパス
7.サイドチェンジ。というよりも、方向転換
8.チェンジ・オブ・ペース
9.数的優位の構築
10.スペースのつくり方
― チーム戦術 ― 試合の仕方
11.基本フォーメーション
12.個々人の役割
13.攻防の進め方
14.スローインを含めたリスタート
posted by シルバーエイジ | 2007-09-05 23:33
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
3が重複してしまい申し訳ないです。
posted by シルバーエイジ | 2007-09-05 23:34
Re:日本フッボール界の“見えざる神” (日本の想い出 vol 9)
コメント投稿者ID :
シルバーエイジさん、ありがとうございます。コーチの現場の理論では、このように細かくカテゴライズされているのですね、初めて知りました。
よくよく思い出すと、なぜ顔を上げる(ルックアップ)のか、右からボールが来たときは、左足ででトラップした方が、より広く視野を確保できる、とか教えられた気がします。
こういう、ひとつひとつの動作も「戦術」なんですね、なるほど。丁寧に教えてくださって、ありがとうございます。それでは、ご健闘をお祈りしております。
posted by tz | 2007-09-06 02:49
Re:日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
遅いコメント、失礼いたします。
「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」という言葉がありますが、カタランコーチの言葉は、まさに真実の的を得ていますね。理由はないのに、なぜかそう思っている。まさに「見えざる神」の仕業です。
サッカーは味方11人・相手11人でするものですから、最終的には、その中で活きるスキルを見に付けなけばならないわけですが、日本では、その本質が変質していると実感しました。
これからも頑張ってください。
posted by 餃子の玉将 | 2007-09-08 20:32
コメントありがとうございます
コメント投稿者ID :
【シルバーエイジさんへ】
個人・グループ・チーム戦術の概念のご説明、とても参考になりました。ありがとうございます。
【tzさんへ】
誤解していないのでご安心下さい。tzさんに私が「個人戦術」について質問したのは、単なる僕の気まぐれです。苦笑
【餃子の玉将さんへ】
「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」という言葉、初めて聞きました。ほんと、なかなか的を得ている言葉ですね。
posted by 村松尚登 | 2007-09-12 05:42
Re:日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
「見えざる神」(=思いこみ)がいるのではなく,ただ単純に「知らない」だけなのではないでしょうか?
将棋や囲碁を始める子供は,最初に駒や石の置き方(=ルール)を習いますが,早晩「定石」(=戦術)の存在を知り,勉強を始めます。
定石の一部は子供向けの入門書にも載っていますし,子供に対して「定石を教えることは型にはめることでよくない」という人はいません。
ところが,サッカーに関しては歴史が浅いために(また普及と同時にあまりにも大量の情報が流れ込んできたために),指導する大人自身が「定石」の存在を知らないということではないかと思います。
私自身の経験でも,子供のころにプレイしていたチームの指導者が「定石」を知っていたとはとうてい思えません(いい人で熱心だったのですが)。当時としては海外サッカーにも比較的詳しかったようですが,おそらく,「外国でやっている高度なサッカーと子供たちがやるサッカーは違う」と考えていたと思います。
この常況を打開するとすれば,現代サッカーにおける「定石」を分析・整理して,子供向けの入門書にわかりやすく載せる,ということでしょうか。
子供は好きなものについては驚くほど勉強しますから,効果的だと思います。
posted by pen | 2007-09-12 21:59
penさんへ
コメント投稿者ID :
コメントありがとうございます。
それはつまり、その入門書を作れと僕に言っているのですね!?
少し検討してみます、はい。
posted by 村松尚登 | 2007-09-13 20:56
Re:日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
お返事ありがとうございます。
将棋や囲碁については,すでにこのブログ内で書いておられたんですね。
全部を確認しないままの投稿で失礼しました。
>その入門書を作れと僕に言っているのですね!?
いやいや決して強制(?)のつもりではないのですが(笑),もし出版されれば私は購入します(大人ですが)。
最初から完璧なものでなくてもいいと思います。
子供たちにとっては,何か「ある」のと「全くない」のとでは全然違うと思います。
検討された結果,よい知らせが聞けることを祈っています(あくまでも強制ではないですが(笑))。
posted by pen | 2007-09-13 22:49
penさんへ
コメント投稿者ID :
なるほど、一冊は確実に売れると、、、。
もう少しじっくり考えてみますね。
posted by 村松尚登 | 2007-09-14 05:57
Re:日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
今更ながら書き込みたい。
現在の日本の指導方針が戦術ではなく個の育成に固執しているからだと思います。
つい最近C級指導者の講習会に参加しました。
その中で戦術よりも個を重視する言い方をしており、サッカー協会がそうさせているのだと思います。
それもこれもU-20オランダ大会以降にあると思います。
あの時にオランダのクインシーのプレーに日本人が度肝を抜かれたのは事実です。
C級はU-12を対象としていますが、全て個の育成でした。
非常に単純なものでシュート、ドリブル、パスといった優先順位を身につけさせること。
それから周りを良く観ること。
これだけの講習で本当に良いのか疑問でした。
私の中では明らかにクーバーの指導方法に頼っている部分が強かった気がします。
posted by iyu | 2007-10-02 00:12
個を重視!?
コメント投稿者ID :
【iyuさんへ】
コメントありがとうございます。
私は「世界に通じる個を育てたいのであれば、技術・戦術・体力・精神力をトータルで育てるべきだ」と思っているので、「個を育てるというのは、テクニックを育てること」というのはなんだか納得がいきませんね。しかし、日本の指導者講習会ではそういう傾向があるようですね。残念です。
posted by 村松尚登 | 2007-10-03 09:54
日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
>なるほど、一冊は確実に売れると、、、。
>もう少しじっくり考えてみますね。
>posted by 村松尚登 | 2007-09-14 05:57
私も前向きに検討したいです!
なぜ、「前向き」と書いて「必ず」と書かないかというと、それは、私が中を見てから決めたいからです! ・・・何て、かなり強気に書きましたが、松村さんのサイトに最近書き込みしまくりさせて頂いておりますように、かなり興味も持ち、共感もさせて頂いておりますから、恐らく、即行で、「これ、買い!」なんてなっている可能性も低くないと思っています(笑)。
P.S.
他人事として期待するのは簡単ですけど、実際に何かをとことん突き詰めて一つのものを作るのって、恐らく、かなり大変な作業ですよね? それに、空き時間を見つけること自体が大変でしょうし。
posted by 紫敷布団 | 2007-11-03 11:44
紫敷布団さんへ
コメント投稿者ID :
多く(九つ!)の熱のこもったコメント、ありがとうございます。とても嬉しいです。時間を見つけてご返答させていただきますので今しばらくお待ち下さい。まずは、ブログ執筆に時間を割くことにします。
posted by 村松尚登 | 2007-11-04 19:59
日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
>多く(九つ!)の熱のこもったコメント、ありがとうございます。
一歩間違えば、「付きまとい」(?)にもなりかねないのではと、自分の行動を疑問視しないでもないですが(笑)、よろしければ、(勝手に)共感・賛同している者が、最低ここに一人はいるということで、「帝王学の志」(?)にて、どうぞご容赦下さいませ(笑)。
>とても嬉しいです。
ど素人の私のような者に対して、松村さんのような方に、そんな風に思って頂けましたら、これほど嬉しい事はありません。お心遣い頂きまして、本当にありがとうございます。私も、最近、欧州CLの試合をつまみ食いしている程度の者ですが、日頃から私なりにも日本サッカー(等)について思い悩むこともあったりしておりましたので、こちらのサイトを最近に知りましてから、大変興味深く参考にさせて頂いております。
>時間を見つけてご返答させていただきますので今しばらくお待ち下さい。
>まずは、ブログ執筆に時間を割くことにします。
もちろんでございます。私がしゃしゃり出るべきことではありませんが、ぜひぜひ、メインのことにどうぞ重点を置かれて下さいませ(サッカーのご指導やブログの執筆等)。
私は勝手な気まぐれで思いつくままに、遠慮することも知らずに「思いのたけ」を書かせて頂いてしまっております。「まぁこんな奴も日本に一人はいるんだなぁ」と笑って受け止めて頂けましたら、私としては幸いであります。
これからも私なりに、神出鬼没に(いえ、気まぐれで)、こちらのサイトを楽しませて頂きたいと思っておりますので、あまり私に振り回されないようにお気をつけ下さい。・・・なんて書くくらいなら、コメントを控えるべきかもしれないのですが・・・(矛盾?)(笑)。
posted by 紫敷布団 | 2007-11-17 09:57
日本フッボール界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
すみません・・・もう少しだけ・・・。
1.本を出される場合は、できましたら、「お求め安い価格」で・・・(笑)。高価だと手が出なかったりして・・・(需要と供給のバランス?)(笑)。
2.私なりに本に期待したいと思っていること
(1)私自身の教養アップ
(2)日本のサッカー界(あらゆるレベル)をレベルアップするチャンスだと期待したい思い
2-(2)につきましては、「本場の実例の紹介」とか、「世界の中の日本の現状」とか、「現場からの意見・提案」とか、「裾野の拡大(サッカー界の発展)」などのあらゆる意味においてです。それこそ、私なんぞは「森羅万象」という言葉に頼ってしまいそうですが・・・(笑)。
いつも長くて大変すみません。
posted by 紫敷布団 | 2007-11-17 10:04
日本サッカー界の“見えざる神”
コメント投稿者ID :
なぜ戦術を教えないかといえば、どうのように教えていいかわからないからだと思います。わたしも実際C級コーチの資格は持っていますが。グルーブ戦術は勉強して理解していますが。チーム戦術となるとわかりません。是非おしえてください。
posted by BB | 2009-03-23 12:02
BBさん、コメントありがとうございます
コメント投稿者ID :
BBさん、コメントありがとうございます。
あまり深く考えずに、まるで子供のころに遊んだドッチボールを休み時間にやるように“サッカーそのもの”に取り組み、そして「試合に勝とう!」という気持ちとともに色々と試行錯誤したら、もうそこには「チーム戦術」のレベルアップが現れると思いますよ。
ブルース・リーじゃないですが、重要なのは「Don't think! Feel!」だと思います。まずは深く考えすぎずに、どっぷりと“サッカーそのもの”を感じることができれば、そこには既に「チーム戦術」が現れると思いますよ。
posted by 村松尚登 | 2009-04-12 16:21
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