プロ野球死亡遊戯

【読売幻想遊戯】巨人軍「糸井嘉男トレード獲得」シミュレート!果たして巨人の交換選手は誰になるのか?

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FAとは、いわば筋書きのあるドラマである。

全プロ野球ファンはFA移籍のヌルさに慣れていた。
宣言して、各球団と交渉、入団発表と予定調和のストーリー。
誰がどこの球団に行くかは宣言直後にほぼ予測がつき、
すべてにケリがつく頃には、出られる側も受け入れる側も心の準備は万全だ。
だが、トレードは違う。
今回の糸井嘉男を巡る日ハムとオリックスのサプライズトレード。
なんじゃこりゃあああっ。
ほとんどの人はネットやツイッター上で不意打ちの第一報を目にしたのではないだろうか。
そしてふと思ったはずだ。
なんか、この感じ懐かしいなと。

トレードはある日突然にやって来る。
一寸先はサプライズ。
FAのように「来るぞ、来るぞ」と身構える暇もなく、「キターッ!」である。
春一番に吹かれたパンチラみたいなものだ。
油断していたぜ。ボヤボヤしていたら見逃しちまう。
移籍ネタは鮮度が命。
スポーツ各紙では飛ばし記事やハッタリが飛び交い、成立せずに消滅して廃棄されるネタも数多い。
と思えば、糸井のようにありえへん移籍が現実のものとなる。
ネットのない時代ならば、野球好きの教師が得意気に糸井トレード成立を教壇で宣言してみせたはずだ。
教師に威厳がなくなったのは情報の優位性が薄れたことが大きい。
分からないことがあったら、センセイよりもググった方が早いもの。
今後、教師は「知識以外の何か」を子供達に提示する必要があるだろう。

ゴメン、話を糸井のトレードに戻そう。
正直、私はこの一報を聞いた時、「菅野の一件がなければ相手は巨人だったかもな」と思った。
マイケル中村・工藤隆人と二岡智宏・林昌範の大型トレードから、
古城茂幸・實松一成と岡島秀樹の渋めのヒット案件までGF間のトレード案件は数多い。
一昔前は、張本勲と高橋一三・富田勝という球史に残る大トレードもかましている。
高額年俸選手は読売に叩き売れ。
悲しいけどコレ、野球界の常識なのよね。
今回の糸井に関してはオリックスから獲得打診したという報道もあったが、
それはそれ、これはこれだ。
今回の「プロ野球死亡遊戯」は、仮に巨人が「糸井獲得」にぶっこんでいたらどうなっていたか?
ありえへんジャイアンツシミュレートをしてみよう。

まず、日ハムの特殊な球団経営について触れておきたい。
近年は主力選手を簡単に放出するイメージが強いかもしれないが、
その大きな理由として、日ハムは本社からの補填額が一定で突出した支出が出来ない。
つまり、ナベツネの一声による補強予算追加や孫マネーによる援助という裏技はゼロ。
金は出さない変わりに、口も出さない。
島田代表、山田GM、吉村統括本部長のトロイカ体制がチームを掌握し、
オーナーも球団社長もこの統括本部にはアンタッチャブル。
選手の2軍降格人事も決定権は栗山監督ではなく、統括本部の判断なんて噂まで囁かれるほどだ。

だから、ハムとのトレードをシミュレートする時に重要になってくるのは、
選手の力量はもちろんだが、年俸面を含めたコストの総額。
糸井と八木のオリックス交換相手を改めて確認すると、
木佐貫洋(32)推定年俸6200万円。
大引啓次(28)推定年俸5600万円。
赤田将吾(32)推定年俸5000万円。
3人総額でも1億6800万円だ。
ちなみに31歳の糸井は2億プラス出来高、29歳の八木は2400万円なので、
ハムフロントは6000万円近くのコストカットに成功している。

さて、オリックスから日ハムに移籍した3人をタイプ別に分けると以下のようになる。
ローテを任せられる先発投手(木佐貫)、ショートができる中堅内野手(大引)、経験豊富な外野手(赤田)。
このプレーヤータイプと年俸額を加味しつつ巨人の選手を当てはめていこう。
まずは赤田の「経験豊富な外野手」、これは年齢面でもコスト面でもドンピシャで亀井善行だろう。
30歳、推定年俸3800万円。
身体能力も高く、1軍経験も豊富のヤングアダルト。
09年のブレイク以降、その真面目さと頑固さでズンドコ状態の亀やんだが、外野の守備力は巨人屈指。
北の大地では糸井が抜けたライトの後釜として期待できる。

お次は大引の「ショートができる中堅内野手」。
正直、ここは難しい。
巨人でも最も足りていないピースのひとつ。
だから大引が欲しかったんだよねじゃなくて、タイプ的に最も近いのが寺内崇幸だろうか。
29歳、推定年俸2700万円。
打撃はちと心もとないが、ショート、サード、セカンドを守れるユーティリティさは貴重。
いやいや元々薄い内野選手層がさらに薄くなるやんけ。
ちょっと待てやとマジでぶっこむ5秒前の巨人ファンの方も多いかもしれないが、
出血覚悟で行かなきゃ糸井は獲れんぜ。

難しいのは元巨人・木佐貫の「ローテを任せられる先発投手」枠。
昨年の木佐貫は勝ち星にこそ恵まれなかったものの規定投球回に達し防御率2.60を記録(リーグ9位)。
先発投手としての役割は充分に果たした。
今の巨人は「内海、杉内、ホールトン、澤村、宮国、菅野」のローテとその他若手先発候補の力の差が大きい。
Cカップ、つまるとこ中堅層の不在。
爆弾貴公子こと東野もオリックスに行っちまったしな。
先発経験があり、1年間ローテを守れば二桁勝てるポテンシャルのある投手。
エマージェンシーリリーバーとしてブレイクした福田聡志か・・・。
50試合登板、8勝17ホールド、防御率1.61。
29歳、推定年俸4000万円。
お買い得なコスト面、長いイニングを投げられる体力ともに申し分ない。
それでも、ハムはもう一声来るだろう。
どうせなら彼が欲しいと。
西村健太朗である。
昨年はクローザーとして32セーブを上げ、11年は先発投手としてチームの投壊を救う活躍を見せた。
150キロ近い直球に高速シュートにフォークとそれぞれハイレベルな球を持ち、
先発だけでなく武田久のスペアとしてもぶっこめる。
27歳、推定年俸8000万円。

西村は出せない?分かるよ、マジ分かる。
信頼できるセットアッパーが山口とマシソンだけになっちまう。
そうなりゃキン肉マン澤村のクローザー転向案も現実味を帯びてくるし。
嫌じゃないし。カッコつかないし。仕方ないなと分かっていながら、どこかイマイチ割りきれないよ。
だってやっぱ澤村は先発で見たいんだよな、とか悩んでいる場合じゃない。
本当に欲しいものがあったら、自分も本当に捨てたくないないと思うものを捨てなきゃならない。
両方のパイオツとミッドナイトランなんて甘い夢は捨てるべきだ。
「日ハムの糸井嘉男、八木智哉と巨人の西村健太朗、寺内崇幸、亀井善行」
巨人側の選手年俸総額は1億4500万円で落札。
2対3の大型トレード成立シミュレート。

糸井のメジャー志向に関しては「巨人でV10を目指そう」と原の辰っつあんに説得してもらうとして、
実際に糸井と八木が入団したらどう起用するのか。
まず八木は昨年も6勝と実績のあるサウスポーなだけに、
東野やゴンザレスが抜けた「ローテあんしん保険」として準備してもらうことになるだろう。
そして4年連続打率3割、2年連続最高出塁率獲得の糸井には、
5番に置いて大将・阿部の後を任せるのも悪くないが、
あえて1番を任せ、長野をクリーンナップ起用しても面白いかもしれない。
糸井が塁に出たら、2番松本哲也が送り、坂本・阿部・長野のスペシャル・スリーが返す。
たぎるぜ。
ライト糸井、センター松本、レフト長野の外野陣はリーグ屈指の守備力を誇るはずだ。
糸井と大田泰示の新旧ハイブリッドモンスターコンビ結成も捨て難い。

マジ欲しかったぜ、糸井。
この失恋の痛手はスプリングキャンプで、スーパールーキー菅野智之に癒してもらうことにしよう。
そうさ、あと1瞬間後にはキャンプインだ。

See you baseball freak・・・





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【巨人軍補強遊戯】糸井嘉男
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【読売幻想遊戯】巨人軍「糸井嘉男トレード獲得」シミュレート!果たして巨人の交換選手は誰になるのか?

今さら感満載の後だしジャンケンコメントっすねえ。
当時の糸井は「ポスティングをちらつかせていた31歳外野手」って事実は忘れない方がいいかと。
市場価値としては、残している数字ほど高くは評価されていませんでしたよ。

【読売幻想遊戯】巨人軍「糸井嘉男トレード獲得」シミュレート!果たして巨人の交換選手は誰になるのか?

そもそもレギュラーのショートが一番欲しかったので寺内なんかじゃあ話にならないですよ。

巨人なら坂本とのピントレでしょうね

【読売幻想遊戯】巨人軍「糸井嘉男トレード獲得」シミュレート!果たして巨人の交換選手は誰になるのか?

話しは少し外れますが、来シーズンあたり日ハムは斉藤祐樹をヤクルトあたりにトレードするんじゃないかと思っています。もちろん、ヤクルト以外だと巨人の可能性も・・・。日ハムならやりかねないと思っています。こちらも糸井に続く大型トレードとなるのではないかと予想します。

【読売幻想遊戯】巨人軍「糸井嘉男トレード獲得」シミュレート!果たして巨人の交換選手は誰になるのか?

読売側から持ちかけたとして
糸井⇔中井・亀井・福田
糸井・八木⇔中井・亀井・江柄子・福田
日ハムが欲しいのは二遊間と便利屋投手
それでもおそらくたぶん前者では微妙かと
後者では首を縦に振るかと

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●単行本『プロ野球死亡遊戯 そのブログ、凶暴につき』(ユーキャン)

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