プロ野球死亡遊戯

【緊急トレード解説遊戯】日ハム糸井がオリックスへ電撃移籍!いったい「どっちのチームが得をした」のか?

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「糸井さんトレードとか、ありえん」

そりゃあダルビッシュも思わず呟くぜ。
23日午後、日本ハムの糸井嘉男外野手(31)、八木智哉投手(29)と、
オリックスの木佐貫洋投手(32)、大引啓次内野手(28)、赤田将吾外野手(32)の2対3の大型トレードが成立。

糸井は昨年12月の第1回契約更改交渉では1000万円増の2億円(推定)プラス出来高払いを保留。
2回目以降は代理人交渉に切り替えていた。
22日のスポーツ各紙では「難航していた交渉は今月中にも合意する見通し」と報じられていただけに驚きも大きい。
日刊スポーツでは「糸井側の弁護士が島田球団代表と会談して双方で折り合いがついた」とまで書いている。
今思えば、双方で移籍の最終確認をしたという意味だろう。

糸井嘉男の残した数字を改めて確認すると凄まじい。
2年連続最高出塁率のタイトル獲得。
4年連続打率3割。4年連続20盗塁以上。
球界一の強肩と超人的な身体能力を武器に4年連続ゴールデン・グラブ賞受賞。
現在の球界で限りなくナンバーワンに近いトップクラスの総合力を持つハイブリッド外野手である。
もうひとりの八木は昨シーズン先発で6勝を上げた元新人王サウスポー。
交換相手の木佐貫も巨人時代に新人王を獲得しているので、セ・パの元新人王同士という珍しいトレードとなった。
赤田は西武時代の10年に続き、自身2度目のトレード。
昨年はわずか26試合の出場で打率1割台と低迷しただけに北の大地で復活を期す。
サプライズは大引だ。
2カ月前にオリックス新選手会長に就任したばかり。
10月5日の「プロ野球死亡遊戯」では「オリックス・大引のトレード獲得は実現するのか?」という記事をぶっこんでいる。
凄いでしょ・・・じゃなくて、早速プレイバック死亡遊戯といこう。

何か臭いな。
うん、この時期はちょっとくらい汗臭いほうが興奮するよね。そういうことじゃないだろう。
昨年のドラフト会議、私はオリックスの指名選手リストを眺めながら、きな臭い違和感を感じていた。

1位、安達了一(東芝、24歳、内野手、右右)
2位、縞田拓弥(JR東日本、25歳、内野手、右右)
3位、佐藤達也(Honda、25歳、投手、右右)
4位、海田智行(日本生命、24歳、投手、左左)
5位、庄司龍二(ジェイプロジェクト、24歳、捕手、右右)
6位、堤裕貴(龍谷、18歳、内野手、右左)
7位、小島脩平(住友金属鹿島、24歳、内野手、右左)
8位、川端崇義(JR東日本、25歳、外野手、右右)
育成1位、稲倉大輝(熊本国府、18歳、外野手、右右)
育成2位、柿原翔樹(鎮西、18歳、内野手、右右)

ドラフト1、2位がともに社会人の即戦力ショートストップ。
7位でも社会人有数のセカンドといわれる小島を指名。
さらに5位で24歳のキャッチャー、8位で25歳の外野手である。
まるで彼らを中心にチームをリスタートさせると言わんばかりの社会人ぶっこみ。
特に上位2名が即戦力遊撃手ということは、「今のチームにショートはいない」と自ら認めているようなものだ。
つまり、レギュラーとしてショートを守る大引啓次はフロントから評価されていないのではないか?
そんな疑念が、この時芽生えた。
大引啓次、84年6月生まれの28歳、6年目、12年推定年俸5800万円。
選手副会長にして、岡田監督から直々に指名された副キャプテン。
法政大出身の将来の幹部候補生。
だが、純粋なプレーヤーとして、死亡遊戯名物「数字でドン!」で検証してみると厳しい数字が並ぶ。
今季成績は107試合出場、打率226、6本塁打、20打点、6盗塁、出塁率321。
プロ6年間の平均打率は254、通算本塁打数19本。
キャリアハイの打率は09年に記録した278。安打数はルーキーイヤーの108本が最多だ。
なんとなく小技ができて足が速そうというイメージもあるが、通算盗塁数はわずか16個。
(NPB公式サイト、プロ野球データFreak参照)
正直、年俸の対費用効果という面から見ると大引の立ち位置は微妙だ。
年齢的にも飛躍的な伸び代は期待できそうもない。
今シーズン、オリックスはドラフト1位安達と2位縞田をショートだけでなく、
セカンド、サードでも併用して経験を積ませている。
彼らに小島も含めた社会人内野手トリオは全員打率2割前後と苦戦してるものの、
8位指名の川端は規定打席に到達し外野のレギュラーの一角を掴んだ。
今の大引は「レギュラーショートとしては厳しいが、バックアッパーなら最適」というスキルの選手である。

・・・なんて先走り記事だったわけだが、微妙にディスってるみたいでソーリー。
日ハムではもちろん38歳ポスト金子誠の期待がかかる。
今回のトレードをクールに見てみると、八木と木佐貫はほぼイーブン。
年齢は八木が3歳若く、実績は木佐貫が上ということでバランスは取れている。
問題は糸井と大引・赤田だろう。
正直、今の糸井の交換相手として釣り合う外野手なんて巨人の長野久義くらいである。
損得勘定で言ったら、ソフトバンクは孫、ハムが損だ。
そんなのはこの寒さの中、渋谷で半ケツかましながら闊歩しているお姉ちゃんにも分かる。
ゴメン、言い過ぎた。
日ハムの山田GMは「(トレードは)中長期に戦力バランスを整えていく上でも非常に価値がある」とコメント。
現段階で予想できる今回の電撃移籍劇の意図はふたつだ。
徹底的なあんしん経営・日ハムの人件費&戦力調整、
もしくは糸井が希望するポスティング移籍の時期で揉めた。
野手のポスティングはダルや松坂といったエース級投手とは異なり、低額入札の為ビジネスとしては成立しにくい。
当たり前やないかとマジでぶっこむハムファンの方は多いだろうが、
私は大引を獲得できたというのはマジ大きいと思う。

ちなみに糸井の国内FA権取得は順調にいっても16年シーズン中。
海外FA権取得時には36歳だ。
そりゃあ糸井も焦るぜ。
糸井、日ハム、オリックス、様々な思惑が絡み合ったサプライズトレード。
で、どっちが得をしたのかは今シーズン終了後、
さらに糸井のポスティング攻防も含めての壮大なロングストーリーになる。

ところで、オリックスの「糸井、イ・デホ、T-岡田」のクリーンナップが12球団最強の件についてはまた近い内ぶっこもう。

See you baseball freak・・・





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【緊急トレード解説遊戯】日ハム糸井がオリックスへ電撃移籍!いったい「どっちのチームが得をした」のか?

オリックスの方が得をしたと考えるのが普通だろうけど、
オリックスに移籍して前所属チームでの成績を維持できた選手が・・・・
ほとんどいないという状況から考えると、
糸井が例年どおりの成績を出すという前提があってのことでしかない。

他方で、日ハムに入ってきた三選手も
少なくとも例年の成績では、
糸井の穴を埋めれるような選手ではないし、
急に覚醒するとも思えない。

実際のところ、このトレードは、両球団がともに損するという結末になる可能性はある。
というか、そんな予感がする。
最近少ない大型トレードではあるが、もう一歩、大胆な人選はなかったものか。
それと同パリーグ同士のトレードと言う点でも、効果が半減する。自分も相手も得したってんでは、チーム成績に寄与しない。
ウィンウィンになりえない、不思議な取引だったと思う。
よっぽど、糸井と大引を追い出したかったのかな・・。

【緊急トレード解説遊戯】日ハム糸井がオリックスへ電撃移籍!いったい「どっちのチームが得をした」のか?

>yyさん

今回のトレードのファイナルアンサーは「糸井がオリックスに何年在籍するか」という点なので、かなり特殊ですよね。
野手のポスティングに関しては、青木のように低額条件で海を渡りイチから這い上がっていくしかないのかなと。
大谷くんも打者で早期メジャー移籍を目指すならば、かなりハードルは高い気がします。

>デラびっしゅさん

ファンとしてはやはりトレードは会議室ではなく、現場で起きてんねんと。
「損得感情で割り切れる恋愛なんかクソよ」というお姉ちゃんの心境に似ているのかもしれません。
中田翔は順調に成長したらメジャー移籍も狙える器だと思うので、
兄貴分のダルを追ってテキサスへなんて「ブラザー」風の展開があるのか注目ですね。

【緊急トレード解説遊戯】日ハム糸井がオリックスへ電撃移籍!いったい「どっちのチームが得をした」のか?

いやービックリしましたね。
ただ契約が難航してただけにイヤな予感はありましたが。

やはり今回の原因は
1.ファイターズ自体の補強の必要性
2.糸井との金銭面の相違
3.シーズン終了後のポスティング移籍の容認
にあるかと思われます。

糸井ほどの選手が優勝チームから最下位オリへの移籍を容認したのはまさに3つめを最重要視したのでは!?と勝手に推測してみます。

ファイターズに関しては、ここ数年全く結果の出ない八木の放出と補強ポイントの穴埋めは出来たと思うので、一応の成果は出ていると思いますが、やはり主力放出による選手・ファン間の動揺は隠せませんな。

【緊急トレード解説遊戯】日ハム糸井がオリックスへ電撃移籍!いったい「どっちのチームが得をした」のか?

『熟成のハム』ふぁんですが失礼いたします。最初にこのニュースを見た時、最初に『目を疑い』、次に『喪失』し、そして『日ハム』を感じました。『だって日ハムだもの』。色々な論調がありますが、まあ冷静に考えれば日ハムにとって(どちらが損得ではなく)十分理にかなったトレードかと。(トレードは『自分にあったトレード』が大切で『損得』は意味が無いと思います。例を挙げれば、糸井、陽、中田がいる外野に檻坂口がきてもしょうがないですよね。もったいないだけ)日ハムにとっての課題は①ショート金子の後継者②サード小谷野の手術からの復帰③完投能力があり、QSの先発確保かと思います。どうせ、来年以降出ていき、昨年勝手にポスティング(野手は5億にもみたない)発言をし、年俸でももめれば今の日ハムではこういう回答を出すしかないのでしょう。ちなみに、糸井は檻戦とロッテ戦でも打率はいい(4割超)ですが、SB、西武戦では数字を出していません。まあ、外野ですので、なんとかなるのではないでしょうか。今は落ち着いています。『だって日ハムだもの』

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