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【札幌広島遊戯】「大谷のプロローグと黒田のエピローグ」

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受験と映画だ。

えっ何が?いや日本シリーズ。 自分が普段応援しているチームが出る日本シリーズは、心情的に受験でしょ。 とにかく結果がすべて。笑いなんていらんがな。どんな形でも勝ってくれよと。 まるで選手たちをハムカツ弁当作って見送るオカンの気分で応援する。 対照的に贔屓以外のチームが出る日本シリーズは映画みたいなものだ。 結果云々よりスリリングで面白いストーリーが見たい。 ペナントレースが終わりのない連ドラなら、ポストシーズンは3時間を切り取る劇場映画。 まあ俺は巨人ファンだから、今年は札幌にも広島にも行かず、まるで映画鑑賞をするように家で静かにシリーズ観戦したよ。

テレビ的には黒田博樹&大谷翔平の世代を超えたW主演でドラマ性は文句なし。 西川のサヨナラ満塁弾というサプライズも飛び出し、MVPレアードはジェイソン・ステイサムばりに暴れ回った。 さらに第5戦の乱闘騒ぎで、新世代の若い選手も多く明るく楽しいイメージだった両チームに一種の「殺伐さ」も加わり、エンターテインメントとしてのバランス性は完璧になったと思う。 いつの時代も「殺伐さ」というのは「何が起きるか分からない」と同義語だ。 例えば、今の明るく楽しい新日本プロレスに、ストロングスタイル柴田勝頼という「殺伐さ」が加わって一気に面白くなったように。 ゴメン、分かりにくくて。 まあ、野球でも観客は球場で乱闘が見たいというより、乱闘について回るガチ感に触れることで興奮するわけさ。 全然関係ないけど、とある売れっ子キャバ嬢も言ってたよ。 「あたしらはお客に満足感だけじゃなく、非日常の緊張感を提供してる」ってさ。

日本シリーズという究極の非日常感。 そりゃあ第7戦で黒田と大谷の投げ合いが見たくなかったと言ったら嘘になる。 でも同時にホッとしている自分もいる。 余計なお世話かもしれないけど、仮に大谷が第7戦で黒田に投げ勝って完封勝利でもしてしまったら、もう「大谷は日本球界にやり残したことはなくなった」みたいな雰囲気になってしまう怖さもあったしね。 せめて大谷翔平はあと1年は日本球界で見ていたいよ。 で、10年前の松坂のようにWBCのMVPを手みやげにポスティングでメジャー移籍っていうのが現実的なストーリーだと思う。

4勝2敗で日ハムが制した2016年日本シリーズを一言で言えば「ピロートークとエピローグ」だ。 あ、間違った。「プロローグとエピローグ」だ。 物語の序章、そして物語の終わり。 このシリーズは黒田物語の最後を飾るエピローグ。 大谷の場合は二刀流伝説の始まりを告げるプロローグだった。 いや正確に言うと、プロ4年間で二刀流序章を終え、来季からさらにとんでもない本編のストーリーが展開されるのかもしれない。

安心してくれ。 多分敗れた若きカープナインにとっても、この日本シリーズはプロローグだ。 ゲームセットが「終わりの始まり」じゃなくて「始まりの終わり」。 未来へ続く、みたいなさ。

とりあえず、皆さんお疲れさん。 今日は「プロ野球のない日曜日」だ。

See you baseball freak・・・



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大谷翔平
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黒田博樹

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【札幌広島遊戯】「大谷のプロローグと黒田のエピローグ」

さっきプチ鹿島さんのラジオ聴いてたら「大谷はオヤジジャーナルの想像を超え、活字に合わない存在。もうスポーツ新聞も大谷165キロと書くしかない」と。
言い得て妙だなと思いました。
例えば、ゴジラ松井は長島茂雄との師弟関係みたいなONから続く流れがあった。
KKコンビ、松坂や田中将大だって「甲子園」というバックボーンがある。
イチローも90年代という昭和の空気がまだ残る時期にプロのキャリアをスタートさせている。
それこそ、黒田も「男気」という分かりやすいストーリーが日本シリーズの高視聴率にも繋がった。

その日本プロ野球の文脈すべてから自由なのが大谷翔平だなと。
だからこそ清宮君という久々のオヤジジャーナル王道キャラvs異次元の大谷の対戦は楽しみですね。
オールスター戦とかで対峙したら、「野茂vs落合」「松坂vs清原」みたいな盛り上がりが見れそうなあの感じ。
まあ巨人ファン的には阿部慎之助から清宮君への1塁継承を勝手に夢見ています。

【札幌広島遊戯】「大谷のプロローグと黒田のエピローグ」

客観的、かつ無責任に観る日本シリーズ。
今年はエンターテイメント性が強く、とても面白かったです。

黒田と大谷。
二人のスターの前では、鈴木誠也も中田翔も、やや霞んでしまいますね…。

黒田、魂のラストピッチも結果的に相手は大谷。
まさに新旧交代のドラマを見ているようでした。

来期は今年以上の「混セ」が予想されます。
タカヒロとカトケンがいなくなり、阿部がチーム生抜き最年長として孤高の存在に。
2年目由伸監督はどう指揮するのか。

長いポストシーズンが始まる…。

【札幌広島遊戯】「大谷のプロローグと黒田のエピローグ」

今回は、見るつもりは無かったのですが・・・

視聴率も良かったですが

感動を味わいました!

ファンでも無いのに、涙も出ました。

【札幌広島遊戯】「大谷のプロローグと黒田のエピローグ」


 初めて記事をみさせていただいたかもしれません。
 興味深い内容でした!!

 文章中の『余計なお世話かもしれないけど、仮に大谷が第7戦で黒田に投げ勝って完封勝利でもしてしまったら、もう「大谷は日本球界にやり残したことはなくなった」みたいな雰囲気になってしまう怖さもあったしね。』との内容、まさにそのとおりですね。

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●単行本『プロ野球死亡遊戯 そのブログ、凶暴につき』(ユーキャン)

●雑誌ヤングアニマルにて、プロ野球小説『絶体絶命』連載中(毎月第2・第4金曜日発売)

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