2006年12月18日
「開催国枠」必要性の証明
日本はクラブW杯の開催決定後、何度もFIFAに開催国枠を求めてきたが、突っぱねられている。開催国枠自体の是非に関してここで論ずる気はない。ただ私が気になるのは、大会にとってとても大きな変革となる要求のわりに、日本サッカー協会にその主張を通すための戦略性が足りないように見えるところだ。 例えば過去2回の大会で、1チームでも日本のチームがクラブW杯に出ていれば、協会側はFIFAに開催国のチームが大会に出ることによる経済的・社会的メリットを示すことができたはずだ。しかもそこで日本チームが勝ち進むことができたなら、開催国枠を勝ち取るにふさわしい実力もあるのだという証明もでき、協会側はそれらを武器に開催国枠の正当性を証明しながらそれを要求することができたはずだ。 しかし、それには当然のことながら日本のチームがアジア・チャンピオンになることが絶対条件なので、それらのチームを支援する体制を協会として準備しておかねばならない。しかし日本サッカー協会が行ったのはそれとは全く逆のことで、JとアジアCLで過密する日程に、代表の活動をプラスしてより過密にした。また2005年当時、横浜・F・マリノスの監督だった岡田武史氏が要求した選手枠の増大を突っぱねてもいる。 こういったアジアCLに対する軽視は大会自体の盛り上がりの低さもあるのだろうが、それ以上に協会関係者がアジアCLの先にクラブW杯が繋がっていること、またクラブW杯に日本チームが出ることが、観客動員以外の部分でもどれだけ日本にとってプラスになるかをイメージできず、またそれをイメージできなかったがため、それに対して有効な戦略を取れなかったためである。 言い方は悪いが今の日本サッカー協会のFIFAに対する開催国枠の要求の仕方は、おもちゃ屋で子供が「これ買って」と親にねだっているようにしか見えない。そういった要求の仕方を日本がしているということは、日本国内ではこのような方法は日本国内では有効で、おそらくサッカー以外のところでも使われているのだろうが、そのような互いの甘えと依存に支えられた交渉の仕方は、当然のことながら世界では通用しない。 開催国枠を得るにはその正当性を証明せねばならない、というもっとも根本的な発想すら持てないのが今の日本サッカー協会で、その協会がクラブW杯で開催国枠を得る、というのは私には絵空事に見えてならない。
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posted by naaagi |14:33 |
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