2009年08月21日
さてさて。
プレミアは初週からミッドウィークといきなりハードスケジュール。3ヶ月も待たされたファンとしては願ってもない展開だけど。対するは昇格組のバーンリー。でも最初は「今日ヴィラ?」と思ってしまった。ヴィラ、ハマーズに次ぐえんじのユニフォーム。ただでさえややこしかったのに、もう。
御大はこのミッドウィークで大冒険。開幕戦から6人もスタメンを入れ替えている。特に中盤なんか4人オールチェンジだ。いやいや、フレンドリーマッチじゃないんですぞ、とつっこみたくなるが、もちろんそんなこと御大は重々承知。長いリーグ戦、ギアの緩めどころと入れどころを把握しきってるからこその決断。カップ戦ならまだしも、リーグ戦でこんなこと出来るのは世界広しと言えど御大ぐらいなもんだろう。
オシェイとブラウン、基本ブラウンは右SBだし、開幕戦ではオシェイがCBがやってたから、今回もオシェイがCBかなと思いきや、ブラウンがCBをしている。ほぼ同期でタイプも似ている生え抜きの2人だけれど、ここに御大の2人対する評価の違いが表れているようで面白い。オシェイとブラウン、もしどちらかに最後の砦を任せるとしたら・・・ブラウン!非常時とあらばGKまでこなす何でも屋オシェイだけれど、この点では信頼を勝ち取れていないようだ。まあユーティリティとか別の部分では大いに信頼されているわけだからこのままでもいいんだろうけど、いつの日か御大が何の憂いもなくオシェイをCB投入する日が来るのを楽しみにしていたりしていなかったり。
開幕戦ではナニ、バレンシアとウイング然とした2人がサイドハーフを務めたけれど、この試合ではアンデルソン、パクチーと中に絞ってもプレーできる2人がサイドでプレー。センターハーフは過剰人員気味だし、アンデルソンはここでプレーすることが多くなるだろう。中央にも頻繁に顔を出すから、ガンガン上がるエブラとの相性もいいだろうし、高い位置から良いラストパスが何本も出ていたし、これは良いポジション変更。もともとユナイテッドに来た当初はロナウジーニョ2世との触れ込みだったし、本来はもっと攻撃的な選手なんだろう。そこに御大から献身的なプレーをたたき込まれ、チームプレーが十分出来るようになったところで、前にドン!アンデルソンの更なる覚醒もあるんじゃないの!と楽しみが一つ増えて嬉しい。
パクチー、アンデルソンのサイドハーフコンビはナニ、バレンシアのそれと比べて、サイドに限らずいろんな場所に顔を出してきてくれるから攻撃が多様化して良いカンジ。ボール離れも早いし、慣れていることもあってボールの流れがスムーズ。ここにギグシーも加わって開幕戦に比べ怖さはました。うん、ユナイテッドってカンジがする。
ただ、だからこそ、この中にベルビーが入ったフットボールを見てみたかった。周りを使うことも出来るけど、周りから使われることも得意な2人。開幕戦と比べ、パスの選択肢が豊富なピッチを眺め、ベルビーはきっと舌なめずりをしていたに違いない。なのにピッチに立っているのはパクチーとアンデルソンを使えない、「使われる」専門のオーウェン。それが悪いってことでもないんだけれど、存分に使ってもらえばいいんだけれど、それなら周りを使うのが得意なナニ、バレンシアのコンビにオーウェンを組ませ、パクチーとアンデルソンにはベルビーを持ってきてやれば、使い使われ面白いのに。
またオーウェンを持ってきたから、ルーニーはやっぱり頻繁に中盤に下りてくる。みんなでもっとゴールに集中させてやりたいんだけど、それにはもうちょっと時間はかかりそう。
後半からはバレンシアが登場。開幕戦と比べ若干闘う意志は見せてくれたものの、2人のDF突っ切ってドーン!ということもなかったし、まあまだまだ。ベルビーも続いて登場し、こちとら華麗なるトラップ&パスでチャンスを次々と生み出す。相手が引いた状態ではオーウェンよりも断然効果的。でもやっぱりゴールは遠いんだなぁ。こんなときテベ公がいれば・・・、なんて野暮なことはいいっこなし。
ということで、2戦目にして不覚を御大。開幕はホント上手くいかないけど、まあ慣れっこなんで、そうくよくよもしない。
今後ユナイテッドの成否を左右するのは選手の組み合わせになってくるんじゃないか、そんな気がした2戦目。スタメンを7人入れ替えてもクオリティーが落ちることのないユナイテッドは見事だけれど、タイプが様々なので相性の良い悪いはやっぱりある。特にFWとサイドハーフの選択は重要になってくるだろう。でもまあそこんところで御大を心配する必要なんてないわけで。本当に良い大将を持って幸せだ。
posted by myrowka |08:40 |
マンチェスター・ユナイテッド |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2009年08月18日
さてさて。
新シーズンが始まって開幕戦も無事終わり、一旦ここでユナイテッドの戦力を洗い直してみる。
クリスティアーノが去って注目された移籍市場だったけれども、御大の動きは色んな意味でサプライズだった。大物が来るという大方の予想は外れ、これまで獲得したのはバレンシア、オーウェン、オベルタンの3人のみ。期待の若手、ベテラン、素材と補強は小さくまとめてきた。
これは要するにクリスティアーノの代わりになる選手はいない、ということなんだろう。クリスティアーノが抜けて空いた大きな穴に、誰か一人これまたすんごいの1人入れて「ハイ、終わり!」と突貫工事で済ませるんじゃなく、チームの基本構造に手を加え、総合力でクリスティアーノのいた頃のチームを超える。もちろん簡単な仕事じゃなく、かなり厄介で難しい作業だけれど、御大のやけに静かな今夏市場の動きは逆にその覚悟ともとれる。だから大物が獲れなかったからといって、悲観することはないだろう。
その新生ユナイテッドの目玉はやっぱりルーニーだ。ようやく希望通りストライカーのポジションでプレーできるようになった。サポートに回ることが多かったここ1,2シーズンの経験はもちろん無駄ではなく、ルーニーのプレーの幅を広げてくれたとは思うけど、理屈ではそう思っていても、やっぱり心のどこかに「点獲らせ!」という気持ちはあったんだろう。その想いは日に日に強くなって、昨シーズン末頃は御大にガツガツプレッシャーをかけるようにまでなった。
だからといって御大もタダでストライカーをやらせはしない。「じゃあ25ゴールな」とさらっとトンデモハードルを課してきた。なんてサディスティック。クリスティアーノには賭けで負けて彼のサド心をくすぐった御大だが、一転ルーニーには上から厳しく。ここらへんのしたたかさ、もうたまりません。
しかし実際そういうことだろう。ルーニーがクリスティアーノの分までゴールをとってしまえば、それでもう彼の穴は半分埋まったも同然だ。ルーニーがゴールとれれば強いし、とれなければ弱い。なんてシンプルな構図。ユナイテッドの成否が一人の男にかかっているというのもなんとも酷な話だけれど、それは裏を返せばルーニーはそれだけの男だということ。
そのルーニー成功の鍵を大きく握るのは相棒のベルバトフ。この選手のユナイテッドでの立ち位置次第でユナイテッドの攻撃は大きく変わってくる。昨季のベルビー起用について御大は驚くべき発言をした。「起用位置を間違えた」。昨季は3トップの真ん中で使われることの多かったベルビー。1人でセンターフォワードやらせるよりも、2トップにして点取り屋役のルーニーの周りでプレーさせるのがベルビーをより活かせる、ということなのかな、と思って開幕戦を見てみたけれども、ぶっちゃけ昨季とポジションがどう変わったのかイマイチ分からない。中盤でボールの流れが停滞したとき、ボールを動かしに積極的に降りてくるのはベルビーじゃなくてルーニー。で、前に残るのがベルビーなんだけど、サボり屋のベルビーに動き出しは少なく、前線にべったり張りついてるだけ。これじゃ相手は崩せない。
ベルビーは点獲るのがあんま得意じゃないんだし、ゴールよりもラストパス出してる方が映えるんだし、これじゃ役割がまるで逆だ。このまま行けばルーニーはまた汚れ役になってしまう。しかも昨季までは汚れ役に徹してもクリスティアーノがキチンと決めてくれるから報われたけど、今季はそれがベルビーだから・・・。ゴールはルーニー、アシストはベルビー。この構図ハッキリさせとかないと、グダグダになってしまう。
自分は実はベルビーにはもうこれ以上ないほど期待している。昨季見せたしなやかで柔らかいボールさばき、絶妙なラストパス。ハッキリ言って惚れてしまった。だからこそ結局最後までなじみきれなかった昨季、あまり改善の見れなかった開幕戦にはガッカリしてる。使い方がかなり難しい選手だとは思う。ハマらなきゃ開幕戦みたいにただのさんぴんFWだけど、ガシッとハマれば手のつけられない選手になるだろう。どんな選手かつかみにくいけど、タイプ的には生まれた時代が時代なら10番、日本で言うところのファンタジスタを任されていた選手だったんじゃないのかな。だから昨季は起用位置を間違えたという御大の考え方もきっと正しい。もちろん時代は昔とは違うから、サボり屋のベルビーにももっと走ってもらわないといけないし、御大にも走らせてもらわないといけない。ベルビーの運動量が少しでも増え、ガッチリハマるポジションを見つけられたなら、それはもうポンポンポンポンルーニーにアシストが出て、止められないコンビになるだろう。だから頼むからハマれ、ベルビー。
そんなベルビーにルーニー以外の選択肢も与えてあげたいから、ウイングにも頑張ってもらいたい。開幕戦で先発したナニ、バレンシアは悪い意味でクラシックなウイングだった。サイドに張り付いてサイドで何かをしようとする。それもそれでいいんだけど、各ポジションの役割が多様化してる現代フットボールではもう少し工夫が欲しいのも事実だ。ただでさえユナイテッドではサイドバックがバカみたいに上がってくるんだから、中に絞ってサイドバックがあがるスペースを空けつつ、中央突破に参加するぐらいの器用さはせめて見せてほしい。だからナニは後半開始からギグシーに代えられたし、そう言う意味では今季パクチーがかなり重要な位置を占めてくるだろう。もちろんバレンシアの覚醒にも期待したいけれど。そこは御大の手腕を信じるしかないか
忘れちゃいけない新7番のオーウェンさん。御大はオーウェンに並々ならぬ期待を寄せているとは思う。で、実際自分もオーウェンは十分活躍出来るとは思う。でもそれはクリスティアーノに匹敵する程かと問われればもちろんノー。やはり御大にその7番の真意を問えば、答えられないとは思うけど答えは「一時しのぎ」ってことになると思う。何より先発できないのがその証拠だ。7番はユナイテッドに新たな未来をもたらしてくれるような選手に与えなければいけない。そういう意味では既存の選手に与えるのは不適で、新しく来た若手陣の中にもそれにふさわしい選手はいなかったということだろう。とてつもないプレッシャーにもなるし、そういうのにも慣れ、一応新しく入ってきた選手ということでもあるし、消去法でオーウェンさんつけてはいただけないでしょうか、ということなんじゃないかな。
実際かなり効果的でもあると思う。リーグ戦で優勝するには取りこぼしをしないことが一番重要。中小クラブを確実につぶすのがコツ。今回のバーミンガム戦のように、先制して前掛かりになった相手にとどめを刺すカウンター要員としてピッタリだろう。もちろん普通に起用してもある程度活躍してくれるだろうし。7番は置いといて、この補強自体は大正解だろう。
攻撃陣の話にばかりなってしまいましたが。守備陣は地道に底上げされてる。エヴァが昨季から使えるようになったし、CB、SB両方出来るブラウンも復帰。エブラに頼り切っていた左SBもようやくファビオがものになったようだし、GKも今季はフォスターがちょくちょく使われることになるだろうし。やっぱり守備陣はある程度安心して見ていられるから嬉しい。
ということで。まあ毎シーズン開幕直後チームの将来を心配するのがファンの常だからいいんだけど。こういう時、序盤取りこぼしても冬以降強いチームのファンってのは本当に幸せだと思う。ただ8月末からガナーズ、スパーズ、シティと曲者が続くから、その時までにはベルビー、バレンシア、ナニの誰かには何か掴んでもらってユナイテッドの攻撃少しでもぶ厚くしてほしいかな。
posted by myrowka |07:36 |
マンチェスター・ユナイテッド |
コメント(4) |
トラックバック(0)
2009年08月17日
さてさて。
リヴァプールの猛追を振り切って歓喜の3連覇から、はや三月。ようやくユナイテッド4連覇への挑戦がはじまるわけですが。
新生ユナイテッドのフォーメーションは4-4-2。うん、やっぱりユナイテッドにこのフォーメーションは良く似合う。落ち着くね、ホント。だけどメンツを眺めて見ると大きな変化が。ルーニーとベルビーの2トップ、よし。スコールズとフレッチャーの2センター、よし。ナニとバレンシアのウイングコンビ、お~~。ユナイテッドも変わったんだなぁ。ここを見るとそれがよく分かる。
まあでもここは素直に期待するところだろう。新ウイングコンビの力、見せてもらおうか!と思ったのだけれど。前半のユナイテッドを評するなら「平々凡々」。開幕戦だからか、まあみんなのんびりしてること。のんびりボールを持って、のんびりボールを運び、大した工夫もなく、ルーニーのグッドプレーから1点は取るもののチームとしてはちぐはぐ。
動き出しが少なく、たまに動き出しをしても、味方がそれを感知できず無駄になり、じゃあもううごかねえよ!と結果動き出しがまた少なくなる負のスパイラル。本当に新しいチーム。また作り直しなんだな、と痛感させられる。
作り直すのもいいけれど、目の前の試合には勝たなければいけない。ということで御大は後半開始直後からナニを下げて、ギグシー投入。するとさすがいぶし銀、欲しいプレーをちゃんと分かっていらっしゃる。プレースピードが速い。ナニ、バレンシアに渡ると淀んでいたボールの流れが、ギグシーを介すと急にスピーディーに。つられて周りも速くなる。動き出してもそこにパスを出してくれる。だから動く。うん、良い流れだ。
ただその良い流れもバーミンガムを飲み込むほど大きなものにはなりきれない。ブレーキとなっているのはバレンシアだ。うーん、この選手はなんなんだろう。色々と不満はあるんだけど、ドリブルをしていて前にDFが表れると何の迷いもなしにパスを選ぶ、そのある意味いさぎよい消極性はホント不満通り越して頭来た。サイドバックのファビオの方がまだ勝負しかけてたじゃねえか。ボールを持っても判断遅いし、クロスは精度悪いし。全然良いところが見つからない。うーん、でもやっぱり御大が選んだキャラだから我慢しよう。
一応今日は新7番オーウェンもお披露目。バーミンガムが前に出てきたので後ろにスペースが。なるほど。3連覇王者ということで、引かれることの多いユナイテッド。でもユナイテッドが先制点をとったなら、相手も前に出ざるを得なくなる。そこに旧ワンダーボーイを放り込まれたなら、そりゃ敵さんも厄介だわ。終了間際には新ワンダーボーイから美しい胸トラップパスをプレゼントとしていただくものの、見事外してみせて、ワンダーボーイ先輩として格を下げたわけだけど、まあそれに触れるのは野暮か。
スコールズがかなり調子よくてなにより。寄せのセンスも抜群にいいし、シュートもバンバン撃たせてもらって、今季は御大にゴールとれと言われてるのかも。ここ数シーズンで一番良いシーズンになりそうな予感。
フレッチャーももうすっかりベテランの風格かもしだしちゃって。キャプテンマークはほぼ同期のオシェイにとられちゃったけど、果てはスコールズ、ユナイテッドで骨をうずめるレジェンドになってくれることを願っています。
右サイドバックはファビオ。昨シーズンは全然出場機会がなかったのに、いつの間にやら1軍スタメンで使えるほどものになってた。右ラファエル、左ファビオの双子コンビが見れる日もそう遠くはないだろう。ただ顔はそっくりなのだけれど、プレーは1年間トップチームで頑張ってたラファエルの方が上。ラファエルも決して守備が上手いとはいえないけれど、それ以上にファビオは雑。バーミンガムが相手だったからいいけれど、相手が相手なら1点2点ポポーンととられてもおかしくはなかった。
ということで。開幕戦は1-0の勝利。エドさんもリオもビダもいない中完封勝利というのはまあ悪くない。今日は本当にフォスターが頑張ってくれた。少々判断が不安なところもあったけど、それは経験を積むことで改善されていくだろう。経験もないのにあんなに守れるなんてホントたいしたもんだ。
内容を鑑みると前途洋々というわけでもないんだけれど、まあそれも毎度のことと言えば毎度のことで。エドさんが帰ってきて、ベルバトフにエンジンが入り、バレンシアら新戦力もチームになれてきた冬のはじめぐらいにフルスロットルに入れれりゃ、そのままの勢いで4連覇。まあ今のところは青写真はこういうカンジにしておこう。だから冬まではルーニー1人に気張ってもらおうか。とんでもないものを押しつける形になるけれど、それに耐えれるからルーニーは好きだ。
posted by myrowka |00:52 |
マンチェスター・ユナイテッド |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2009年08月15日
さてさて。
やっとこさ始まりましたプレミアリーグ。長いよ、ホント。おかげでこっちは体のうずきが止まらない。いくらニュースを読みあさって新シーズンを待ち望んでも、文字見てるだけじゃ何もわかりやしないから。
そんなプレミアリーグ開幕週なのに、我らがユナイテッドの試合は日曜日。でも開幕した喜びが栓を切ったようにあふれ出て止まらない。ということで仕方なく今日はチェルシー戦でも見て抑え込む。アンチェロッティの戦い方も気になるし。
そんな新監督の下、発進した新生チェルシー。うーん、アンチェロッティはピルロの影を追っている。ピルロそのまんまのポジションに、一応パスセンスがあるということでミケルを配置。しかしピルロの代役なんて誰にもこなせるわけはなくて。ミランではセンターサークルエリアからどこまででも飛んできた美しいパスも、ここチェルシーではたかが数メートルそこここにパラパラと散らばるだけ。ピルロを追いかけるアンチェロッティも、ピルロを追いかけさせられるミケルも、どちらも見ていて痛々しかった。チェルシーのフロントはどんな犠牲を払ってでも、新天地で頑張るアンチェロッティにピルロをプレゼントしてあげなければいけなかったのか。
ピルロのことを誰よりも理解しているアンチェロッティ。前半の45分もあれば、ミケルに代わりは不可能だということは解る。後半開始直後ミケルに代えてバラックを入れるいさぎよさはさすが。でもそれはそれでゲーム作りの中心となる選手がいなくなるので厄介。
ゴールから遠くなるからランパードを中盤の底に置きたくない。エッシェンはボールは奪えてもボール回しの中心にはなれない。バラックもボールを受けて生きる選手。マルダはワイドに広く開けないので窮屈そう。攻めあぐねるチェルシー。個人個人でボールをゴール前には持って行くものの、単発でチームとして流れに乗れない。
そんな良くないチェルシーの流れを少し良い方向に持ってきたのは、あのデコ。中盤でボールをキープして前に運びながら、パスも出せる。シンプルだけどだからこそ効果的。チェルシーに足りてなかったピースがバシッ!とはまった。変わった中盤のアイデアを持ってるアンチェロッティだが(なんてったってピルロとセードルフとガットゥーゾを並べるんだもの)、ヒディング時代は不遇だったデコも、だからこそ彼の下では居場所を見つけられそうだ。
しかし結局一番いいところを持ってったのは毎度のことながらドログバ。ロスタイムに角度のないところからループシュートを華麗に決めて勝負あり。あんなゴール、ないよ。1点目のフリーキックの時もそうだったし。まるで宇宙人だ。
結局ドログバやランパードの圧倒的な個人の力で最後の最後むりやり勝利をもぎとるそのスタイルは変わっちゃいなかった。良くも悪くもこれがチェルシーらしさということなんだろう。そこにプラス自分の色をどれだけ出していくかが今後のアンチェロッティの見所。デコの活躍は大きな収穫だったろう。またミラン時代のスタイルをチェルシーでも再現したければ、市場が閉まるまでの約2週間フロントももっと頑張らなければいけない。アンチェロッティのフットボールの質とチェルシーの選手の質がずれてる。もっと器用な選手を獲ってあげなければ。
posted by myrowka |23:46 |
プレミアリーグ |
コメント(5) |
トラックバック(0)