2008年08月23日
気になるユナイテッドのニュースを並べてみる不定期コーナー、U.N.G。ざっくりさっぱりがモットーなので、全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。
「御大、リオを励ます」
(ソース:Fergie Rio will lead Reds - Manchester United - Football - Sport - Manchester Evening News)
昨今イングランドで話題になっていたのが代表キャプテン問題。監督が替われば当然その監督が持つキャプテン観も変わる。マクラーレン時代はキャプテンを任されることの多かったリオだが、カペッロはリオにすべきかテリーにすべきか大いに悩んだ。そして先週結論が出る。キャプテンはテリー。リオ落選。大方の予想はリオ優勢だっただけにこれはちょっとしたサプライズになったようだ。
リオはああ見えてキャプテンへのこだわりが強いという。テリーに「俺はキャプテンという仕事に大きな誇りを持ってるからリオからその役を奪い返せてよかった」とおおっぴらに言われても、試合では気持ち切り替えて紳士らしく自ら進んで握手を求めにいったリオ。そんなテリーに「リオはやっぱりいい男だ」とまた上から物を言われ、内心はらわた煮えくりかえっていることだろうが、そんなリオの怒りを冷ますべくさすがの御大がすかさずフォロー。
「おそらくカペッロはクラブでのキャプテン経験を重視したんだろう。ユナイテッドでは年功序列でキャプテンを決めている。それがリオには不利に働いてしまったね。そういう意味で言えばリオもそう遠くない未来にユナイテッドのキャプテンを任されることになる。リオのキャプテンシーはここ数年で驚くほどに磨かれた。リオもすぐに立ち直るだろう。元々2人の間にさしたる差はない。リオももう大人だ。何も心配していない。リオが素晴らしいディフェンダーだということに疑いの余地はない。たまたま今の監督はテリーを選んだ。リオも当然その選択に従う。ただそれだけの話だ」
フォロー出来てるのか出来てないのかよく分からないが、御大の言うとおり取り立てて騒ぐことでもないだろう。ただカペッロにはもう少しやり方がなかったのかとは思う。ポジション争いならともかくキャプテン争いなんてさせても何の得にもならんじゃないか。しかもポジションが異なるならともかく、ペアを組むことが多いだろうセンターバックの2人を競わせるなんて。さらにその2人はライバルクラブに所属する選手で、どちらもキャプテンという仕事に大きな意欲を持っているときた。ピッチ内とピッチ外で勝者と敗者が生まれるのは致し方のないことだ。しかしピッチ内に勝者と敗者をつくってどうする。悩むならせめて心の中で。そんなことをアドバイス出来るアシスタントもカペッロにはいないのか?
ちなみに現在のユナイテッドでのキャプテン順位は1位兄ちゃん、2位ギグシー御仁、3位リオという順位らしい。年功序列(年齢だけじゃなくクラブ在籍順も考慮されてると思われる)ってんならスコールズがいないのはおかしいじゃないか、という話になるが、スコールズはキャプテンなんか嫌だと断固拒否しているらしい。シャイなスコールズ(参照)らしいエピソード。
長い目でユナイテッドの将来を眺めると兄ちゃん、ギグシー御仁、スコールズの後のチーム作りってのを考えなくちゃいけなくて、その視点に立って今のユナイテッドのメンバー見ると次代のキャプテンはリオかな?ってことになる。御大も言ってるとおりリオのキャプテンシーってのは年々増してるように思う。キーノは一日にして成らず。今シーズンもキャプテンバンドを巻く機会は多くなるだろう。プレミア二連覇&欧州制覇も成し遂げたリオ。そういう経験を活かし時に兄ちゃん、時にギグシーを頼りながら、焦らずキャプテンってものを学んでいけばいいと思う。
「鉄の意志を持つ男、ポール・スコールズ」
(ソース:Wes Rio is still grand - Manchester United - Football - Sport - Manchester Evening News)
W杯予選を見据えた親善試合・チェコ戦で引き分け早くもつまづいたカペッロイングランド。イングランドがつまづく度に活気づくのがスコールズ代表復帰待望論だ。だがスコールズの意志は堅く、再びハッキリと代表復帰の考えがないことを示した。
「数年前、マクラーレンが必死に説得してくれたときには復帰を考えたことも正直言ってあるんだ。そして長い間悩んだ後、引退の判断は正しかったという結論に達した。マクラーレンは直接電話してきてくれたんだ。監督自らが説得に乗り出して、一緒に母国のために戦おうと頼まれたときは心がぐらついたよ。わざわざ手間をかけてくれたことが嬉しかった。でも期待に応えることが出来なかった。引退を決意したのは、国を代表して戦うことの責任感に押しつぶされているわけでも、代表でのプレーについていけないと思っているからでもない。ただプレーを楽しむことが出来ないからなんだ。辞めた時機も正しかったと思う。もう僕が代表でプレーすることはないよ」
あくまで引退したのは代表であり、ユナイテッドではまだまだやる気のスコールズ。
「ユナイテッドでは出来るだけ長くプレーしたいんだ。自分がチームに貢献できていると感じている限り引退するつもりはない。引退後のことは引退してから考える。まだまだやれる自信がある限りプレーは続けるし、自信がなくなれば去る。それが人生というものだ。人は歳を取り、いつまでも若いままではいられない。それは受け入れなければいけないんだ。11月で34歳になるけど少なくとも35歳まではプレーを続けたい。それ以後もまだプレーレベルを維持できたなら、その後の選手人生は僕に対するボーナスのようなものだろうね」
代表ではプレーを楽しめないときたか。シャイなスコールズらしい選択といえば選択だ。国のためにプレーすることの重みがスコールズには少し耐えられないんだろう。またその重みをスコールズがちゃんと分かっているからこそ、生半可な気持ちでプレーを続けることはしない。やらないったらやらない。これもまた意志の強さ。
しかし自らのプレーに自信がないから代表ではプレーしないんじゃないってことも同時にアピールするスコールズ。シャイはシャイだが通すべきところは通してるのがかっこいい。
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2008年05月31日
気になるユナイテッドのニュースを並べてみる不定期コーナー、U.N.G。ざっくりさっぱりがモットーなので、全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。
「オシェイ、悔しがる」
(元記事:O'Shea Ferguson Is The Best - Yahoo! Eurosport UK)
先日御大が「70までには引退するよ」の爆弾カミングアウト。これには耳を疑った人も多いはず。「そんなのヤだよ、もっと続けて」という声がそこら中から聞こえてくる中、オシェイも続投を願ううちの一人。
「ファーガソンは常に飢えてる人だからね。ユナイテッドはこれからも進化していって、ユナイテッドの歴史に新しいページをどんどん加えていけると確信しているだろう。勝利への飢えが監督にやる気を与えている。だからあと3年で辞めるかもしれないと言ってたけど、僕はその発言を撤回する可能性も十分あると思ってる」
そんなオシェイは御大の下では基本的にベンチ要員、と言えば聞こえは悪いが、ディフェンシブハーフ、サイドバック、センターバックと守備的ポジション全てをそつなくこなすユーティリティの高さがご自慢の、ハードスケジュールをいかにこなすか頭を悩ませる御大の貴重な選択肢。オシェイはそんな自分の立ち位置をどう思っているのだろう。
「レギュラーで使ってくれるチームを探そうという考えは正直何度も頭をよぎった。でもそのたび『こんな素晴らしいチームを出て一体自分はどこでプレーすればいんんだろう』って思うんだ。これは意外と大きな問題だよ。明確な答えはなさそうだから、当分ユナイテッドでプレーしているだろう」
モスクワ決戦では残念ながらオシェイはピッチに立てなかったが、その裏には意外なドラマが。
「決勝の舞台に立てていたら、素晴らしい経験になっただろうね。でもプレミアリーグを制覇したチームでプレーし、チャンピオンズでも必要な時にチームを支えることが出来た。それだけで十分誇らしいよ」
「でも実は決勝でも本当は最後僕が出るはずだったんだ。延長後半残り1分になったところで、監督が僕に向かって『準備しとけ!』って叫んだんだ。ブラウンと代えるつもりだったようだけど、でも急遽僕じゃなくアンデルソンが出ることになった。多分誰かが監督に進言したんだろうね。それが誰なのか今調べてるところだけど、まだ分かってないんだ。徐々に犯人は絞られつつあるけどね(笑)」
結局試合に出れぬままユナイテッドが優勝する姿を眺めることになったわけだが、実は9年前のあのときもオシェイはカンプ・ノウで優勝の瞬間を拝んでいる。
「実はユナイテッドはあの時リザーブチームやユースチーム、食堂のスタッフまでもカンプ・ノウに連れて行っていたんだ。その日はバルセロナのきれいな海岸沿いでランチを食べた。あそこで飲んだオレンジジュースはおいしかった(笑)その後6時半にバスでカンプ・ノウに向かう予定になってたんだけど、事故のせいでバスが来れなくなったんだ。だから僕たちは大勢でユナイテッドのブレザーを来て電車でいかなきゃいけなくなったんだ(笑)中にはユナイテッドのファンもいてね。あれは良い思い出だけど、あの時のメンバーで今もユナイテッドに残ってるのは僕だけになってしまったよ」
ファーガソンの引退については自分は薄々「そう遠くないんじゃないかな」って思ってた。きっかけは去年夏の補強。霹靂のナニ、アンデルソン加入。しかも値段はそれぞれ30億超と半端無い。どちらも中盤とウイングというチームの要となる選手。この補強が成功するかどうかが今後のユナイテッドの大きなターニングポイントになる。その二人がポルトガル語を話せるっていうのが単なる偶然とは思えなかった、ってのが根拠。とはいえまだ3年もある。翻意するには十分な時間だ。以前も撤回してたりするし。まあ健康的な問題もあるけど、体が許すならば出来るだけ長く監督をしていてほしいものだ。自分は正直御大に辞められるのがとても怖い。
最後の最後でアンデルソンを投入させることになった誰かの提言。こういうのを天啓って言うんだろうか。オシェイには悪いけど、アンデルソン投入は結果的には絶妙な判断になった。あのPKはマジで凄かった。ファーガソン、フロント、選手、スタッフ、そして世界中の何百万というユナイテッドファンの悲願であるチャンピオンズリーグの優勝がかかったPK、しかもサドンデスというただでさえ外せば絶望的な状況。そこでど真ん中蹴れる胆力を持った選手を他に知らない。んなもん出来るのは狂人かただのバカだ。ってのは半分冗談半分本気。プレースタイルはいたってマジメなんだけど。あのキックにアンデルソンがかつてロナウジーニョ2世と呼ばれていた所以を垣間見た。やっぱりホントはもっとファンタジックな選手じゃないのかなぁ。来シーズンは別のアンデルソンの顔も期待してみたい今日この頃。
ルーニー「早くテベスを俺にくれ」
(元記事:Rooney calls for United to sign-up striker - Wigan Today)
今シーズンのユナイテッドの快進撃を支えたテベ公だが、契約上はまだ期限付き加入選手。もちろんユナイテッドは現在完全移籍に向けて交渉中だが、待ちきれない男がここに一人。
「テベスが完全移籍してくれれば重要な補強になる。まあ上手くいくだろうとは思ってるけど。カルロスはユナイテッドで気持ちよくフットボールをしているから。特に問題はないだろう」
「ウェストハムにいたときから、凄いプレーヤーだということは分かっていた。チームのために走ることを厭わない。共存が可能かと当時物議を醸し出したけど、俺は全然出来ると思ってた。練習してすぐにどれだけの選手か分かったよ。だからあの頃試合でプレーするのが待ちきれなかった。シーズンも差し迫る頃には一緒にプレーする機会も少なくなっていったけど、一緒にピッチに立ったときは正直凄かった」
「カルロスはホントに凄い選手だ。彼は闘士だ。今シーズン19ゴール決めてるし、ホント凄いよ」
テベ公にご執心なのは何も御大だけじゃなかった。一緒にプレーしているルーニーもテベ公の魅力にはまっているようで。ドイツW杯の時は典型的な我が我が選手だと思ってたけど、今のテベ公はホントチームプレーヤーだからな。とはいってもチームプレーヤーはそこらへんにに山ほどいる。テベ公が稀有なのはルーニーとクリ坊の超ハイスピードな攻撃の中でも一緒にやってけるほどの瞬発的判断力とボール操る技術があるから。これだけでも珍しく、しかもそんな選手いたとしても先に書いたようにエゴイスティックな選手がほとんどなのに、テベ公はチームのためにも働ける。そりゃルーニーが夢中になるのも無理はないか。
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2008年05月26日
気になるユナイテッドのニュースを並べてみる不定期コーナー、U.N.G。ざっくりさっぱりがモットーなので、全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。
「オーレ、9年前を振り返る」
(元記事:Winner takes it all, says Ole - Manchester Evening News
I knew I was going to score, says Solskjaer Football The Guardian
スーパーサブとしてユナイテッドの歴史に名を残すオーレ。その始まりとなったのはやはりカンプ・ノウの奇跡でのあのゴールだろう。今でも街行く人にこう声をかけられるそうだ。「あの日は人生最高の夜をありがとう」。そしてこうオチをつける。「今の、嫁には内緒だぜ」。あのオーレの人生を変えたゴールから実に9年。再びユナイテッドが同じ舞台に立ったということで、オーレが当時を振り返る。
「あのゴールを決めたときは、その意味をよく理解できていなかった。あの日僕はいつも通りプレーをして、そして勝った。それだけだと思ってたんだ。しかし日が経つにつれ、周りの人の反応を知る度にあのゴールがどれだけ大きな意味を持っていたかを痛感していった。」
「あの時優勝できたのは他の選手達が頑張ったおかげなんだ。僕がプレーしたのは数分間でしかない。でもみんな思い出すのはあのゴールシーンなんだ。誰も僕が準々決勝のインテル戦や準決勝のユベントス戦ではプレーしてないことなんて覚えていない。あの月はプレミアリーグでも1試合しか先発出場していなかったんだ。でもみんなトレブルを達成できたのは僕のおかげだって言ってくるんだよ(笑)それ自体は非常に誇らしいことだと思ってる。ユナイテッドの歴史に名前を刻めたんだからね。でも優勝できたのは僕のおかげじゃない。僕はたまたまあそこにいただけなんだ」
「実はあの日ゴールを決める予感がしていたんだ。前の夜スタムのいびきがうるさくて眠れなくて(笑)DVDを見ていたんだ。で、その後この予感を誰かに話したくて看護師の友達に電話したんだ。その友達は夜勤だから見れないって言ってたけど『見ないと損だ!この予感は絶対なんだから!』って説得したんだ。本当に不思議な感覚だったんだから。ポジティブ・シンキングなんかじゃない。シックスセンスとでもいうんだろうか。その友達は他の人と勤務を代わってもらい、そしてあの奇跡の夜を見たというわけさ。僕は普段こんなことを言うキャラクターじゃないんだけど、その夜だけは本当に特別だった」
「だから出場できないことが本当に心配だった。出場したくてうずうずしてたよ。ハーフタイムに監督はテディの方に向かっていって、『準備しとけ』って言ってた。僕の方にも来るようにずっと願ってたけど、でもハーフタイムには来てくれなかった。だからもうチャンスはここしかない!と後半にものすごくウォーミングアップして、監督にアピールしたんだ。むかついていたわけじゃないけど『なんで俺を使わないんだ!』ってずっと思ってたね。呼ばれたときは体がバネのようだった。これは良い兆候なんだよ。ピッチに入る瞬間にもまだゴールを決めれる予感はしてた。テディがゴールを決めたとき、みんな彼の下に駆けつけたけど僕だけは一目散にハーフラインまで戻って、こう考えていた。『よし、これで延長戦だ。そこでプレーを楽しもう』って。でも延長戦に入ることはなかったね(笑)」
この後オーレは長く膝の怪我に悩まされることになり、実際それがオーレの引退を早める致命傷となったわけだが、それはゴールを決めて喜びを表現する際、膝から滑り込んで痛めたものが原因だ、なんて都市伝説がある。
「根拠のない噂だよ。確かに内側靱帯を怪我してしまったけど、それがずっと続くなんてことはあり得ない。あの怪我自体は3週間で治ったし、あのゴールを決めたとき膝で滑ったら怪我するかも知れないし危ないとか、そんな深いことを考えれるはずもない。決めたときはもう嬉しすぎて何を考えていたかなんて今でも思い出せないよ」
9年経った今でもユナイテッドサポーターの心からあのゴールは消えていない。それもおもしろいかおもしろくないかは別としてオチまでついて語り継がれる始末。あのゴールがなくてもあの才能さえあればレジェンドにはなっていたと思うけど。まあでもたとえばマラドーナの神の手や5人抜きのように、その選手の代名詞として語り継がれるようなゴールってのは存在して。これもまたフットボールが持つドラマ性の一つ。そういうゴールが生まれるのは近いうちで言えばやっぱりユーロだろう。楽しみだ。
ゴールの予感を察知し、実はエスパーだったことを明かしたオーレ。まあなんとなく不思議ちゃん的オーラが流れている気がしなくもないけれど。この感覚があのオーレの天才的なポジショニングを可能にしていたんだったりして。磨けば監督業にも転用できるのかな。シックスセンスによる采配、選手の発掘。まあ結果が出れば何でもアリさ。
ギグシー「ターニングポイントは3年前」
(元記事:Giggs 2005 was turning point - Manchester Evening News)
プレミアとチャンピオンズ2連覇。昨シーズンもプレミアで優勝し、チャンピオンズでもベスト4の好成績。でもこの好成績の裏側には3年前の苦労があったとギグシーは語る。
「ここ最近は結果を残しているが、しかし2シーズン前にはベンフィカに敗れ、チャンピオンズリーグではグループリーグで敗退しているんだ。当時は方々から『一時代の終わりだ』なんて言われたもんだ。でも俺は絶対違うって分かってた。そういう挫折は時に人を前進させる。特に若造のクリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーにとっちゃ良い経験になっただろう。俺も若い頃同じような体験をしたことがある。リーズに負けてタイトルを逃してしまった時だ。挫折の後は余計プレッシャーがのしかかる。でもその時俺は思った。『二度とこんな目にあってたまるか!』って。ファンも来シーズンは大丈夫かって聞いてくる。その度怖くなったもんだけど、でも勝つって覚悟しなけりゃいけない」
ユナイテッドでプレーして早17年。もちろんその間色々なところからそれはそれは魅力的なオファーがありました。しかしそれをことごとく蹴り飛ばしてきたギグシー。その裏にはギグシーの先見の明があったとか。
「俺はユナイテッドに居続けて正解だったと思っている。俺が一軍に昇格したときはセリエA全盛の時代だった。名選手はみんなセリエAに集まった。でも今は多くの名選手はプレミアリーグでプレーしている。クリスティアーノ・ロナウドはここ2年ヨーロッパ最高の選手だ。その前はアンリがそうだった。2人ともプレミアだ。世界最高のGKであるファン・デル・サールとチェフもプレミアだ。ロナウジーニョやカカもいつかプレミアリーグでプレーしてみたいって言ってる。15年前は考えられなかったことだ。俺はプレミアリーグが世界で最高のリーグになるっていう確信があった。それは2年続けて準決勝に3チーム、プレミアのチームが進出したことで証明されたし、これからも証明され続けていくだろう」
調子が良くても、それに浮かれず過去の失敗を思い出し、闘志を奮い立たせる。なんという渋さだ、ギグシー様よ。しびれ倒しました。
フットボールを見ていると、ここ最近の結果だけでそのチームを判断してしまいがちだが(特に良いチーム)、ギグシーの言う通り冷静に過去を振り返ってみると、実はそうではないことがある。ユナイテッドもここ2シーズンはチャンピオンズリーグベスト4だが、その前はグループリーグ敗退してるし、それまでも3年連続決勝トーナメント1回戦負け。今じゃチェルシーもプレミアリーグ二強の一角となってはいるが、アブラモビッチが来るまではリバポーと同じくパッとしない中堅よりちょい抜き出てるチームだったし、古くはバルサも今やリーガ2大巨頭の一つだが、1961年から1991年までの31年間で3回しかリーグ優勝してなかったりするし。ギグシーのように長い目でフットボールを眺めれるようになれたらなぁ。
posted by myrowka |01:07 |
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2008年05月25日
気になるユナイテッドのニュースを並べてみる不定期コーナー、U.N.G。ざっくりさっぱりがモットーなので、全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。
「チャンピオンズリーグ後のコメント」
(元記事:Fergie hails Utd heroes - Manchester Evening News
Euro glory What the players said - Manchester Evening News)
クリ坊のとか御大のとか日本のニュースサイトでも流れちゃってるんで目新しさはないけれど、一応気になったものだけを。
御大
「私たちには野望があるからね。野望を持ったチームと戦うのは難しいんだよ。といっても、今回は運命が結果を大きく左右したと思う。テリーが足を滑らせて私たちにチャンスが生まれた。正直その時に『勝てる!』と感じたんだ」
「(スコールズについて)もう99年の失望は消え去っただろう。スコールズが決勝の舞台に立てたことをすごく嬉しく思う。本当に良いやつなんだ。スコールズやギグス、ギャリー・ネビルといった選手はユナイテッドの存在意義を十分に承知している。優勝に値する選手達だ。もう歳から考えて毎試合プレーするというわけにはいかないが、今後もユナイテッドを支え続けていってくれるはずだよ」
「監督が何かを成し遂げようとした時、選手達の眼をしっかり見なければいけない。そこにまだ野心があるかを確かめるんだ。ユナイテッドの次なる野心、それはこのタイトルを守ることだ。このチームはまだまだ進化するぞ」
「実は大舞台のPK戦で勝ったのはこれが初めてなんだ。チャリティー・シールドでは勝ったことがあるんだが。アバディーン時代に3度、ここで3度負けている。今回が7度目にして初めての勝利なんだ」
テベ公
「子供の頃は自分が優勝カップを掲げる姿なんて想像してもいなかった。でも夢ってかなうもんなんだ。今は本当に幸せだ。これまで2度決勝というものに出場したことがあるがどれも負けてきた。コパ・アメリカではブラジルに負け、リベルタドーレスではオンセ・カルダスに負けた。決勝で勝ったのは実はこれが初めてなんだ」
「ファーガソンはいつも俺に自信を与えてくれる。ファーガソンが何を考えているか、何を俺に求めているか、もう分かるようになった。ファーガソンは上から命令を押しつけてくるタイプじゃない。下した決定についていつも説明してくれて、話し合いもしてくれるんだ。ファーガソンはいつも俺を支えてくれている。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ」
御大は他のコメントでも運命という言葉を多用していた。まあホントにドラマみたいだったからねぇ。チェルシーのキープレーヤーがシュートを外していく。思えば9年前のバイエルン戦でもそうだった。あの時はバスビーの誕生日。今回はミュンヘンの悲劇から50年目の年。ピッチ外から見ても運命がユナイテッドを勝たせてくれたようなそんな気がした。ピッチの上に立ってる御大はなおさらだったんだろう。
もう3人になってしまったファギー・ベイブス。付き合いはもう10年以上になる。彼らに対する感謝の気持ちも比例して大きなものに。時を重ねなきゃ築かれんものもあるでなぁ。彼らの跡をリオ、ブラウン、キャリック、ハーグリーブス、ルーニー達が着々と進んでいってくれればいいんだけど。フレッチもっと頑張れよ。余所者にポジション取られてる場合じゃない。
20年近く続いてきたファーガソン帝国だが、その長期政権の秘訣はまだ飢えぬ御大の姿勢にある。もう燃えるものがなくなった、なんて辞任理由を聞いたりするが、御大に限ってはそれがない。おっそろしいお人だ。そしてそれは何も自分に限ったことではない。その渇望は選手にも求められる。じーっと目を見てその火が消えてたらそれでサヨナラ。おい!クリ坊!聞いてるか。
トーナメント戦で優勝がないというテベ公だが、まあでも24歳でチャンピオンズリーグ制覇は十分すぎる結果。テベ公に関してはコリンチャンスのキャリアが本当に無駄だったと感じるなぁ。もうちょい欧州挑戦が早かったらまた話も違っていただろうに。そんなテベ公は面倒を見てくれる御大に感謝しっぱなし。この御大の態度にもテベ公に対する期待が見え隠れする。獲得当初はんんん?と思ってたんだけど、最初っからぞっこんだったわけだ。
「オーレ、リザーブチームの監督に」
(元記事:Ole Gunnar Solskjaer to boss Man United's reserves - Mirror.co.uk)
今シーズン早々の引退表明後ユナイテッドのFWコーチに就任していたオーレだが、その功績が早くも認められ、来期からリザーブチームの監督になる予定とのこと。コーチとしてのオーレに対し御大がこう語っている。
「オーレが監督の資格を取ったら、しかるべきポジションを与えるつもりだ。コーチとしてもよくやってるし、オーレの仕事に対しとても満足している。人に教えるのに向いているみたいだな。コーチや監督をするにあたって大事なものがある。それは忍耐力だ。その点でオーレは非常に優れている」
「今後オーレにこのままコーチとして続けていたいか、リザーブチームの監督になりたいか確認する必要がある。でもどちらの選択をしても私はオーレを尊重するよ」
なにやらオーレは監督の資格を取るための勉強中だったようで、その間の仕事としてユナイテッドがFWコーチの職を与えていたらしい。そして資格を取れたなら監督としての第一歩としてユナイテッドのリザーブチームを率いてはどうか、とこういうことらしい。そうか。ということはつまりそう遠くない未来オーレは別のチームの監督としてユナイテッドを去っちゃうってことだ。むむむ。悲しいけれど、でもオーレほどの人がずっとコーチのままじゃもったいないってことだろう。受け入れなきゃいけない。
それにしてもオーレが忍耐強いってのはひどく説得力がある。そうでもなけりゃスーパーサブなんて役柄ずっと務まるもんじゃない。自分の出番が来るまでベンチで耐えて耐えて、出番がやって来たらチャンスが来るまで耐えて耐えて、耐えて耐えての選手人生。しかも耐えてるときもただ待つだけでなく、チームのために自分が何できるが常に考え常に動き回る。そりゃ監督に向いてないわきゃなかった。でも御大が監督論語るってことは自然と自己分析もしてるということで。御大は忍耐力に自信かあるんだなぁ。
「ビダ、いざこざを振り返る」
(元記事:Goal.com - Champions League - Now Vidic Says 'Cheat' Drogba's Red Card Was Deserved)
過去に何があったか知らないけれど、ビダはドログバがあまりお気に召さないようで。試合前にも挑発していたらしいし、この試合でもいざこざいざこざ。そのいざこざを冷静になった今ビダが振り返る。優勝の喜びのコメントもどうぞ。
「水曜日彼はかっとなって正気を失った。まあプレッシャーも凄かったからそれも仕方のないことなのかもしれないけれど。でもレフェリーは近くで見ていたから、その判断は正しかったはずだ」
「チェフが味方選手が足をつっていたからボールを外に出した。だからこっちもスローインでボールを返したんだ。でもテベスが押されてるのが見えたから、すぐにテベスを守るために駆け寄った。で、チェルシーの選手にスローインでボールを返すことの何が悪いんだって聞いたんだ。テベスが何か悪いことをしたとは思えなかったから。でもいざこざは続いてドログバが僕に触れてきたんだ」
「でも僕は彼を責めてるわけじゃない。決勝だったし、とても重要な試合だったから、気持ちをコントロール出来なくても当然のことだ。ああいう状況に飛び込んだ自分の行動も今思えば軽率だった」
「もう全ては過去の出来事。大事なことは僕たちが優勝したってことさ」
「誰が今僕が世界最高のチームでプレーしていることに疑問の余地を挟むだろう。モスクワでの優勝は私の人生の中で最も素晴らしい経験になった。まだ興奮しているよ。でも水曜日は疲れてたから誰も夜のクラブに出て騒ごうとはしなかった。ホテルで一時間ぐらい祝賀パーティーしたぐらいであとはベッドに一直線だった。でも疲れてたけど興奮の方がすごくて眠れなかったんだ(笑)」
「ルジニキスタジアムにはたくさんのサポーターが来てくれたおかげでスパルタク・モスクワ時代(04年から06年までプレー)よりも気持ちよくプレーできた。モスクワの友達ともあったけど、スパルタクのファンはみんなユナイテッドを応援してくれると言ってたよ」
あのプレーで何が問題だったのか良く分かんなかったんだけど、何やらチェフの方に返してやるのが暗黙の了解だったようで、それをテベスが普通にスローインにしたからチェルシーの選手が文句を言ったんだとか。それをバラックが火をつけ、ざわざわざわざわ。それでまあドログバはつい手が出ちゃったわけだけども、ビダも仕方ないことだと思ってる様子。裁きは受けなきゃいかんけどね。これですんなり収まってくれれば良いのだけれど。でもドログバが移籍すれば自然と終わる話か、なんて。
試合が終わったのが確か2時頃だったかな?祝賀セレモニー諸々終わったのが早く見積もっても1時間としてスタジアム出たのが3時過ぎ。ホテルでの祝賀会やらなにやらで4時5時と過ぎりゃナイトクラブもへったくりもなかった気もするけれど。そんなに疲れてても夜遅くても眠れないのが優勝の興奮というものなのか。
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2008年05月19日
気になるユナイテッドのニュースを並べてみる不定期コーナー、U.N.G。ざっくりさっぱりがモットーなので、全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。
「オーレ、ロナウドを語る」
(元記事:Ronaldo can be match winner for United in Moscow, insists 1999 Champions League hero Solskjaer the Daily Mail)
去年の夏に長年痛め続けた膝をまたやっちまい、とうとう引退を決意したオーレ。そんなオーレは今ユナイテッドのFWコーチとして新しい人生を邁進中。オーレは今もまだユナイテッドと共に戦っているのだ。そんなオーレの現在の目標はもちろんモスクワ決戦での勝利。あのカンプ・ノウで決めた伝説的ゴールの秘訣を若者どもにたたき込んでやって欲しい今日この頃。オーレがクリ坊について語った。
「今シーズンはロナウドにとって真の意味で名誉となるシーズンになったね。5年前ユナイテッドにやってきたばかりの彼をまだ覚えているが、ひょろっとしててまだ少年だった。当時からテクニックと才能は抜群にあったけど。それが今ではチームプレーも出来るようになり、リーダー的存在にまで成長した。コーチとしてそういうロナウドの成長を見るのは嬉しいよ」
「もう技術的な面でロナウドに教えるものはない。だからもう少しエゴイスティックなプレーは避けようとか、もっとリーダーとしてのプレーを考えようとか、そういうアドバイスしかロナウドにしてやれることはない。しかもそのアドバイスを全部やってのけちゃうからね」
「彼は他の偉大なプレーヤーと同じく『聞く耳』を持っている。ベストな選手になるために知識に貪欲で、細かいところにまで手を抜かないんだ」
「シーズン41ゴールというロナウドの記録はホントすごいね。私の記録となんて比ぶべくもないよ。記録の面で言えばニステルローイがシーズン44ゴール決めてるけど、でもロナウドはウイングとしてプレーしての記録だからね。でも彼はまだまだこの数字じゃ満足はしないようだ。今も日々努力を怠らずにいるよ」
クリ坊に関して驚くべきはピッチ外でのストイックな姿勢。そりゃ過去におイタしたこともありました。今でもアンデルソンらと羽目を外すなんてことがあるみたいだけど、でも締めるとこはガチーッと締めて、貪欲に上を目指し続けてる。見た目はちゃらけてそうなのにねぇ。昨シーズンの中盤頃からホントクリ坊は変わった。その変わり様の裏にはオーレの述べてる常に上を目指し続けてる姿勢がある。いつだったかワールドサッカーダイジェストでギグシーがクリ坊の精神的落ち着きについても驚いていた。これで23だってんだからホント怪物だよなぁ。あとはモスクワでゴールを決めるだけだ。
「サハ、憂う」
(元記事:Shadow man Saha fears painful parting from United Football The Guardian
Louis Saha Champions League final could be my last Man Utd game - Mirror.co.uk
今シーズンも怪我でチームを抜けることの多かったサハ。いくら力を持っていてもそれを発揮できないんじゃ意味はない。新戦力テベスの台頭もあった。居場所がどんどん狭まっていくのを自らの肌で感じたサハの吐露。
「モスクワ決戦がユナイテッドのプレーヤーとしての最後かもしれないことは自分でもよく分かっている。監督が他のストライカーを求めても、それは仕方のないことだろう。もしそうなったら辛いし、そんなことは考えるのも嫌だ。ユナイテッドを愛してしまったからね。でも監督が下した決断なら、たとえそれがいくら自分にとって辛い決断であろうとも、私は受け入れる。ファーガソンは私にとって本当に特別な存在だから。彼はいつも私のためを思ってくれていた。決勝で恩返しが出来ると良いね」
「ユナイテッドは世界で最大最強のクラブだ。だからチャンスの数も当然限られる。怪我をした時は本当に惨めな気持ちで、気分が悪くて仕方なかった。私のプレーしたいという気持ち、プレーして何かを勝ち取りたいという気持ち、それをよく分かってくれている家族にも心配をかけてしまった。怪我をしたときはホントどうしていいか分からないんだ。ろくに動けないんだから。ずっとずっと同じ場所にいなければいけないんだ」
「ユナイテッドは巨大なクラブだ。常に前進し続けなければいけない。レベルを保つために常に戦力を維持し続けなければいけない。自分のクラブの選手リストを眺めたとする。それが信じられないようなラインナップであったとしよう。でも激しい競争は止まることを許してくれないんだ」
「モスクワではベンチに座っていたいね。今は怪我のことじゃなく勝利のことだけを考え続けられる。この一週間モスクワでプレーするレベルにあると証明するため必死に練習してきた。もし試合に出れて、あのオーレのゴールが再現できたら最高だろうね。あの決勝のビデオは見るたびえも言われぬ気持ちになって、私に刺激を与えてくれる」
怪我で今シーズンも思うようにプレー出来なかったサハ。その歯がゆさが痛いぐらいに伝わってくる。サハのことを考えるたび本当に複雑な気持ちになる。怪我をした選手自体には全くとは言わないが、ほとんど非がなかったとして。でも怪我で抜けることは色んな人に迷惑をかける。それを支えていくのがチームというものなのだけれど。でもたまにサハのように怪我が常態化する選手がいる。使いたい。でも使えない。こういう選手をどう扱えばいいのか。長いリハビリ生活の中、サハはどんな決断でも受け入れる覚悟が出来ているようだ。サハの言うとおり常にユナイテッドは上を目指さなきゃいかん。辛い。しかしこれが勝負の世界。
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2008年05月17日
さてさて。
マンチェスターのいろんなニュースを探していたら、ちょくちょくおもしろいものに出くわす。そんな中からいくつかの記事をピックアップし、ざっくりさっぱり伝えていく不定期コーナー、U.N,G。何の略かはこんなブログに立ち寄るほどのフットボールファンなら分かってくれるはず。ざっくりさっぱりがこのコーナーのモットーなんで全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。
「ギグシー、スーパーサブに目覚める?」
(元記事:I can be Man United's supersub, says Ryan Giggs.)
ウィガン戦で途中出場し、ユナイテッドの優勝を確実なものにする2点目を挙げたギグシー。どうやらその味が大層格別だったらしく、「オーレの穴は俺が埋めてやんべ?」と思っているとかいないとか。チャンピオンズ決勝でチャールトンの記録を更新することが確実視されているギグシー。スタメンで出るか途中出場するかは分からないが、途中出場した暁には、あのテディとオーレのおいしすぎるゴールを真似してやりたいと思っているかも。以下ギグシーの起用論。ギグシーの記録更新に対する考えとあのゴールを決めた時の心境もあったのでそれも添えて。
「そりゃ俺も歳だし、ナニやパクチーもいるから全試合スタメンで出れるなんて思っちゃいない。仕方のないことなんだ。ベンチを受け入れる覚悟も現代フットボールを生き抜くためにゃ必要なんよ。そういう時はすねてないで、途中から入って、ガツーンとかまして、監督に『あいつをスタメンで起用するべきだった!』と後悔させてやるのが一番なのさ」
「チャールトンの記録に並べたのは嬉しいけど、でもタイトルを獲れたことの方がより嬉しい。まだ記録云々を考える段階じゃないだろ実際」
「長い間ゴールを決めてないんで、どう喜びを表現すりゃいいか忘れちまってた。でもあの日は雨が降ってて滑りやすかったからダイビングすることにした。そしてその先には俺たちのファン。もう最高」
インタビューを読んでいると、スーパーサブを気に入っているわけではなく、あくまで「スーパーサブの仕事でも文句なくやりまっせ」ということらしい。あくまでも仕方なくベンチ入りを受け入れ、途中出場したときは次はスタメンに選ばれるよう全力を尽くすという姿勢はまだまだギグシーの中で向上心が消えていない証拠。ホント頼れる兄貴だ。チャンピオンズは任せましたよ。
「御大、BBCを未だ許さず」
(元記事:Ferguson will never talk to the BBC again.)
BBCが作った御大とその息子のドキュメンタリー番組を見てブチぎれたことのある御大。息子が御大の名声と地位をむさぼってる的な内容だったらしい。その番組を見たわけではないから、こちとらどうともいえないけれど。以下"An Audience With...”という番組で御大が語ったBBCに対する感想。
「BBCの記者は傲慢すぎる。そんなにBBCが偉いのか。やつらは謝るってことを知らん。おっきな会社だし、世間的信用もそれなりにあるからそうなってしまうんだろうがね。あまりにおっきいから自分たちが訴えられないとでも思ってるんだよ。もう私は二度とBBCのインタビューに答えてやらん」
BBCの不遜な態度に切れているのは何も御大だけじゃないそうで。去年選手の移籍金をピンハネしてるか何かの疑いをかけられたサム・アラダイスとハリー・レドナップもBBCのインタビューは拒否しているらしい。
これは実は前フリで。この番組で御大はかなり饒舌だったらしく、いろんなことを語ってくれている。これがなかなかにおもしろい。一部切り抜き。
ベッカムについて
「結婚がベッカムを変えてしまった。結婚するまでは何の問題もない良い選手だったのに。夜まで練習する好青年だったんだ。それが結婚して一躍メディアの対象となってしまった。いわゆるセレブになってしまったんだな。その時からもう昔には戻れなくなってしまった。彼に対するフットボールの割合が相対的に小さくなってしまったんだよ」
スコールズについて
''「スコールズはかなりシャイなんだ。ピッチ外で目立つのを嫌う。そんなポールをからかうのが大好きでね。スコールズに近寄ってこう言ってやるんだ。『おい、スカイがインタビューしたいそうだぞ』。するとスコールズの顔からさーっと血が引いていくんだ(笑)。もしスコールズがもう少し目立ちたがりだったなら、今ほどの選手になっているか疑問だな」
スタムについて
「スタムを放出したときはアキレス腱の怪我から復帰してきたばかりで、もう全盛期の頃の働きは難しいと考えてたんだ。そんな時ラツィオから巨額のオファーが来た。当時断るにはあまりにもったいないオファーだった。でも正直言って当時の考えは間違いだったと思ってる。今でもアヤックスで良いレベルを保ってるのがその証拠だ」
W杯でのルーニーとクリ坊のいざこざについて
「ワールドカップの決勝が終わった後ウェインが私に電話をしてきたんだ。『監督、良いアイデアがあります。クリスティアーノと僕とが会談して、2人の関係は全然良好だとアピールするんです』って。私はそれはやりすぎだと思った。代わりに私と最高責任者のジルとでポルトガルに向かい、ロナウドと話をしたんだ。彼は納得してくれて、別に今後もユナイテッドでプレーすることに不安はないと言っていた。一応イングランドの彼の家に警備は増しておいたけど」
自身が認める監督について
「チャールトンのパーデューは持ってるものがある。若くて良い監督だ。ロイ・キーンには良い時期に良いチャンスが巡ってきた。ロイもまた気力のある監督だ。古株で言えばアラダイスは影響力のある監督だ。アラダイスのマネージングはとても変わっていて、スポーツ科学を多分に取り込んでいる。ボルトン時代、確かあらゆる方面のスタッフを16人も抱えていたはずだ。そうして彼はボルトンを弱小チームから今のようなチームにレベルアップさせてみせた」
やっぱりまだベッカム、というかビクトリアを許してないんだなぁと再確認。御大からベッカムを奪った女。嫉妬深い性格なのか、やはり歯に衣着せぬ言い方になっている。まあでもあのルックスならビクトリアと出会わなくても、いずれはセレブになっていたとは思うけど。個人的にはベッカムが個人として下した決断なんだから、もうちょっと理解してあげてもいいとは思う。
そんなベッカムへの当てつけかのように、メディアに出たがらないスコールズをべた褒めする御大。やっぱり指導者としてはこういった選手の方が好きなんだろう。ギグシーもスコールズと同じでメディアに出るのを嫌う男。ファーガソン帝国で長期間地位を維持するには実力の他にも必要なものがある。
その必要なものを持っていなかったスタム。あの2人の性格を考えれば別れは必然だったような気がするけれども。でも御大にはスタムを放出したせいでセンターバック不足に陥った苦い過去が。その過ちを素直に認めるところに御大の懐の深さも垣間見る。
御大の認める監督には元教え子マーク・ヒューズやスティーブ・ブルースの名前が出てくるかと思いきや、そんなに甘いお人ではなかったか。そんな御大が認めるのはアラダイス。ユナイテッド以外のチーム事情にはとんと疎いもんで、アラダイスがそんな監督だったとはつゆ知らず。頑固親父っぽい風貌からもっと精神論をかざす監督と勝手なイメージを持ってたが、今時のプレミアはんなもんで生き残れるようなリーグではもうないか。
posted by myrowka |01:31 |
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