2008年05月29日
一言言いたい vol.2 「ロナウド騒動」
一言じゃ決して済まないわけですが、それはそれとして。 昨今の執拗なレアルのロナウド(以下クリ坊)獲得報道について、とうとうファーガソン(以下御大)が「FIFAに訴えるぞ」とブチ切れた。 今や移籍市場の風物詩となったレアル、バルサのメディアを使った波状攻撃。もちろんこのクリ坊に始まったことじゃなく、ここ1、2年ミランはカカを狙われて困ってるし、去年はバルサもクリ坊を狙って執拗に獲得報道を流し続けた。この戦法の一番タチの悪いところはそこそこ成功してしまうところ。このやり方でレアルはロッベンを手に入れたし、バルサはアンリを手に入れた。そりゃ図にも乗る。 他のクラブがこういうやり方を全くしないというわけではないが、しかしレアルとバルサはあまりにも酷すぎる。でもそれには原因もあって。先日の記事でイギリスのスポーツ報道とスペインのスポーツ報道には違いがあると書いたが、両国のスポーツ報道の最も大きな違いはイギリスの新聞は分別持ってある程度中立的に各クラブのニュースを報道するが、スペインの新聞は地元のチームのことばかり報道する点。マドリーに籍を置くスポーツ紙「マルカ」「アス」はレアルの記事ばっかだし、バルセロナに籍を置くスポーツ紙「スポルト」「エル・ムンド・デポルティーボ」はバルサの記事ばっか。早い話スペインのスポーツ紙は事実上地元のクラブの機関誌と化しているのだ。 では、なぜスペインのスポーツ紙は地元のクラブのことばかり取り上げるのか。それはマルカやスポルトを「スペインのスポーツ紙」と一緒くたにしてしまっているからそう感じるだけで、スペインをスペインととらえず、マドリードはマドリード、バルセロナはバルセロナと別々の国だと考えれば、あら不思議、自然と当然のことのように思えてくる。マルカにしてみればなぜ隣国のことなぞ取り上げなきゃならんのか、ってことになるし、それはスポルトにしてみても同じこと。しかもマドリードとバルセロナが友好国なら話もそんなに複雑にならずに済んだのに、見事なまでの敵対国と来たもんだから、もうグッチャグチャ。 少し話がそれてしまったので元に戻して。これでなぜレアルとバルサにメディアを使った強引な選手獲得の動きが目立つのかが説明できる。クラブがメディアを思い通りに操作できるのだから、レアルがクリ坊が欲しいなら、例えばマルカに「クリ坊移籍間近?」って記事を書かせればいいし、バルサがフレブ欲しいなら、例えばスポルトに「週末にも合意か」って記事を書かせればいい。そしてこの記事を源泉として他の新聞が乗っかって大きな流れとなり、選手、クラブに襲いかかる。狙われる側としちゃこれほどタチの悪い話もない。ヤカラですよ、ヤカラ。 そもそもこんな横暴がまかりとおっている状況がおかしかった。一石を投じる意味でも御大の怒りは意義がある。脅すだけじゃ不十分。実際に訴えてしまった方がいい。そしてFIFAもこの状況を改善するために、実際何らかの措置を執るべきだろう。今回ババを引いたのはレアルだったが、レアルに制裁が与えられると、バルサも自ずと腰を引かざるを得ない。良い薬になるはずだ。 最後に御大の脅しを受けた元弁護士で現レアル会長カルデロンの弁。 「私たちはそんなことをしていない。レアル・マドリードは今回の件とは全くの無関係だ。ユナイテッドとの関係は素晴らしいものだし、良き友であるユナイテッドの意志に反することはしようとも思わない。やられて嫌なことはしてはいけない」
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posted by myrowka |03:46 |
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一言言いたい vol.2 「ロナウド騒動」
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クリロナ自身も衰える前にスペインでプレーしたい願望があるんじゃないでしたっけ?
一概には言えませんが、ヨーロッパ大陸出身の選手は
最終的には大陸側のチームに戻りたがる傾向があるように感じます
posted by 大二郎 | 2008-05-29 10:13
一言言いたい vol.2 「ロナウド騒動」
コメント投稿者ID :
私も今回の件、FIFAに訴えればいいと思います。
C・ロナが一度はスペインでやりたいという願望と、今回の件は全く別問題でしょう(まして、彼はまだ22歳です)。
(ニステルやベッカムと一緒にする人もいますが、三十路前に喧嘩別れして出て行った2人とは、これまた完全に別問題だと思いますし)。
マドリーは、ほんとアス・マルカを使って、いつもこのやり方で、移籍がそこまで決まりかけてるかのような報道をしますよね。
以前、ジェラードの時にも(REDSファンです)、決まりかけてたチェルシーがらみの報道には感じない不愉快さを、思いっきりマドリーには感じたものです。
今回のマンUの警告、ナイス!だと思います。
posted by ふぇるなんど | 2008-05-29 11:08
一言言いたい vol.2 「ロナウド騒動」
コメント投稿者ID :
>クリロナ自身も衰える前にスペインでプレーしたい願望があるんじゃないでしたっけ?
一概には言えませんが、ヨーロッパ大陸出身の選手は
最終的には大陸側のチームに戻りたがる傾向があるように感じます
それとこれとは全く別問題ですよね。
手法としてどうかということです。欲しいのであれば、クラブに直接オファーするのが筋ですし、FIFAの規則でもあります。どちらも欧州サッカー界の盟主であり、サッカー選手憧れのチームなのですから、ヤクザまがいなことはやめるべきでしょう。
posted by こりき | 2008-05-29 11:38
一言言いたい vol.2 「ロナウド騒動」
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それならば、プレミアの青田買いはどうなんでしょうか?
posted by たわ | 2008-05-29 12:14
一言言いたい vol.2 「ロナウド騒動」
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大二郎さん
実際クリロナが進退ハッキリさせてないっていうのもあるんですが、この記事に関しては「じゃあなぜ報道される行き先はレアル・マドリードばかりなのか」ってことを考えてもらうと、私の言いたいことをより理解してもらえると思います。
ラテンの人間にはイギリスはあまり合わないってのは私もあるとは思いますね。
ふぇるなんどさん
>C・ロナが一度はスペインでやりたいという願望と、今回の件は全く別問題でしょう
>ニステルやベッカムと一緒にする人もいますが、三十路前に喧嘩別れして出て行った2人とは、これまた完全に別問題だと思いますし
その通りだと思います。それをレアル・マドリードが悪用しているって印象ですね。
リバポーも被害の対象になってましたか。やはり広範囲に及んでますねぇ。ユナイテッドやリバポーのような体力のあるチームはレアルやバルサが作り出す大きな流れの中でも踏ん張りきれますが、小さいチームはただ飲み込まれるしかないですからね。ホントにどうにかした方がいいと思います。ユナイテッドのためだけでなく、サッカー界全体のためにもユナイテッドには何らかの行動を起こしてもらいたいですね。
こりきさん
私の言いたいことを理解してくださってるようでありがたいです。チーム強くするためなら何でもアリって状況が今後も続くとさらにサッカー界が醜いものになっていきそうで怖いです。サッカー界を取り締まるべきFIFAやUEFAも傍観者になるだけじゃなく、積極的に管理に乗り出す力強さを見せてほしいものです。
たわ さん
これまた全く違うところから全く別の話題を持ち出して来ましたね。青田買いもまたサッカー界にはびこる悪い習慣だと思います。ピケをただ同然で獲って、8億で売りつけるなんていただけません。またこの話題も機会があれば取り上げましょう。
posted by myrowka | 2008-05-29 12:44
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