2008年05月26日
U.N.G vol.4
気になるユナイテッドのニュースを並べてみる不定期コーナー、U.N.G。ざっくりさっぱりがモットーなので、全訳することもなけりゃ、バリバリ意訳するし、個人解釈もモリモリです。 「オーレ、9年前を振り返る」 (元記事:Winner takes it all, says Ole - Manchester Evening News I knew I was going to score, says Solskjaer Football The Guardian スーパーサブとしてユナイテッドの歴史に名を残すオーレ。その始まりとなったのはやはりカンプ・ノウの奇跡でのあのゴールだろう。今でも街行く人にこう声をかけられるそうだ。「あの日は人生最高の夜をありがとう」。そしてこうオチをつける。「今の、嫁には内緒だぜ」。あのオーレの人生を変えたゴールから実に9年。再びユナイテッドが同じ舞台に立ったということで、オーレが当時を振り返る。 「あのゴールを決めたときは、その意味をよく理解できていなかった。あの日僕はいつも通りプレーをして、そして勝った。それだけだと思ってたんだ。しかし日が経つにつれ、周りの人の反応を知る度にあのゴールがどれだけ大きな意味を持っていたかを痛感していった。」 「あの時優勝できたのは他の選手達が頑張ったおかげなんだ。僕がプレーしたのは数分間でしかない。でもみんな思い出すのはあのゴールシーンなんだ。誰も僕が準々決勝のインテル戦や準決勝のユベントス戦ではプレーしてないことなんて覚えていない。あの月はプレミアリーグでも1試合しか先発出場していなかったんだ。でもみんなトレブルを達成できたのは僕のおかげだって言ってくるんだよ(笑)それ自体は非常に誇らしいことだと思ってる。ユナイテッドの歴史に名前を刻めたんだからね。でも優勝できたのは僕のおかげじゃない。僕はたまたまあそこにいただけなんだ」 「実はあの日ゴールを決める予感がしていたんだ。前の夜スタムのいびきがうるさくて眠れなくて(笑)DVDを見ていたんだ。で、その後この予感を誰かに話したくて看護師の友達に電話したんだ。その友達は夜勤だから見れないって言ってたけど『見ないと損だ!この予感は絶対なんだから!』って説得したんだ。本当に不思議な感覚だったんだから。ポジティブ・シンキングなんかじゃない。シックスセンスとでもいうんだろうか。その友達は他の人と勤務を代わってもらい、そしてあの奇跡の夜を見たというわけさ。僕は普段こんなことを言うキャラクターじゃないんだけど、その夜だけは本当に特別だった」 「だから出場できないことが本当に心配だった。出場したくてうずうずしてたよ。ハーフタイムに監督はテディの方に向かっていって、『準備しとけ』って言ってた。僕の方にも来るようにずっと願ってたけど、でもハーフタイムには来てくれなかった。だからもうチャンスはここしかない!と後半にものすごくウォーミングアップして、監督にアピールしたんだ。むかついていたわけじゃないけど『なんで俺を使わないんだ!』ってずっと思ってたね。呼ばれたときは体がバネのようだった。これは良い兆候なんだよ。ピッチに入る瞬間にもまだゴールを決めれる予感はしてた。テディがゴールを決めたとき、みんな彼の下に駆けつけたけど僕だけは一目散にハーフラインまで戻って、こう考えていた。『よし、これで延長戦だ。そこでプレーを楽しもう』って。でも延長戦に入ることはなかったね(笑)」 この後オーレは長く膝の怪我に悩まされることになり、実際それがオーレの引退を早める致命傷となったわけだが、それはゴールを決めて喜びを表現する際、膝から滑り込んで痛めたものが原因だ、なんて都市伝説がある。 「根拠のない噂だよ。確かに内側靱帯を怪我してしまったけど、それがずっと続くなんてことはあり得ない。あの怪我自体は3週間で治ったし、あのゴールを決めたとき膝で滑ったら怪我するかも知れないし危ないとか、そんな深いことを考えれるはずもない。決めたときはもう嬉しすぎて何を考えていたかなんて今でも思い出せないよ」
9年経った今でもユナイテッドサポーターの心からあのゴールは消えていない。それもおもしろいかおもしろくないかは別としてオチまでついて語り継がれる始末。あのゴールがなくてもあの才能さえあればレジェンドにはなっていたと思うけど。まあでもたとえばマラドーナの神の手や5人抜きのように、その選手の代名詞として語り継がれるようなゴールってのは存在して。これもまたフットボールが持つドラマ性の一つ。そういうゴールが生まれるのは近いうちで言えばやっぱりユーロだろう。楽しみだ。 ゴールの予感を察知し、実はエスパーだったことを明かしたオーレ。まあなんとなく不思議ちゃん的オーラが流れている気がしなくもないけれど。この感覚があのオーレの天才的なポジショニングを可能にしていたんだったりして。磨けば監督業にも転用できるのかな。シックスセンスによる采配、選手の発掘。まあ結果が出れば何でもアリさ。 ギグシー「ターニングポイントは3年前」 (元記事:Giggs 2005 was turning point - Manchester Evening News) プレミアとチャンピオンズ2連覇。昨シーズンもプレミアで優勝し、チャンピオンズでもベスト4の好成績。でもこの好成績の裏側には3年前の苦労があったとギグシーは語る。 「ここ最近は結果を残しているが、しかし2シーズン前にはベンフィカに敗れ、チャンピオンズリーグではグループリーグで敗退しているんだ。当時は方々から『一時代の終わりだ』なんて言われたもんだ。でも俺は絶対違うって分かってた。そういう挫折は時に人を前進させる。特に若造のクリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーにとっちゃ良い経験になっただろう。俺も若い頃同じような体験をしたことがある。リーズに負けてタイトルを逃してしまった時だ。挫折の後は余計プレッシャーがのしかかる。でもその時俺は思った。『二度とこんな目にあってたまるか!』って。ファンも来シーズンは大丈夫かって聞いてくる。その度怖くなったもんだけど、でも勝つって覚悟しなけりゃいけない」 ユナイテッドでプレーして早17年。もちろんその間色々なところからそれはそれは魅力的なオファーがありました。しかしそれをことごとく蹴り飛ばしてきたギグシー。その裏にはギグシーの先見の明があったとか。 「俺はユナイテッドに居続けて正解だったと思っている。俺が一軍に昇格したときはセリエA全盛の時代だった。名選手はみんなセリエAに集まった。でも今は多くの名選手はプレミアリーグでプレーしている。クリスティアーノ・ロナウドはここ2年ヨーロッパ最高の選手だ。その前はアンリがそうだった。2人ともプレミアだ。世界最高のGKであるファン・デル・サールとチェフもプレミアだ。ロナウジーニョやカカもいつかプレミアリーグでプレーしてみたいって言ってる。15年前は考えられなかったことだ。俺はプレミアリーグが世界で最高のリーグになるっていう確信があった。それは2年続けて準決勝に3チーム、プレミアのチームが進出したことで証明されたし、これからも証明され続けていくだろう」
調子が良くても、それに浮かれず過去の失敗を思い出し、闘志を奮い立たせる。なんという渋さだ、ギグシー様よ。しびれ倒しました。 フットボールを見ていると、ここ最近の結果だけでそのチームを判断してしまいがちだが(特に良いチーム)、ギグシーの言う通り冷静に過去を振り返ってみると、実はそうではないことがある。ユナイテッドもここ2シーズンはチャンピオンズリーグベスト4だが、その前はグループリーグ敗退してるし、それまでも3年連続決勝トーナメント1回戦負け。今じゃチェルシーもプレミアリーグ二強の一角となってはいるが、アブラモビッチが来るまではリバポーと同じくパッとしない中堅よりちょい抜き出てるチームだったし、古くはバルサも今やリーガ2大巨頭の一つだが、1961年から1991年までの31年間で3回しかリーグ優勝してなかったりするし。ギグシーのように長い目でフットボールを眺めれるようになれたらなぁ。
posted by myrowka |01:07 |
U.N.G |
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