2008年09月07日

「笑点」の嵐 -バーレーン×日本-

なんつーか、全得点笑うしかない国際試合って初めて見ました。
3点目までは相手をコケにしたり長距離弾でビビらせたり
勝利の笑いだったんですが、
87分以降の慌て具合といったらもう。

                   ミ○
闘莉王→ ヽ( ゜Д゜)ノ
                 Σ(゜Д゜ ) ←楢崎

んー、↑コレに関してはまあこんな日もあるべ。
とりあえずそれ以外の内容に関して書いていきます。

1.経験の差

玉田・達也のやらしいチェイスと切り込みで翻弄してのファウルから、
俊輔の鬼弾道フリーキックで先制。
ここまでいつも以上にバーレーンがドン引きしてた上に、
凡ミスもあまりに多すぎました。
しかし前評判を考えれば仕方ないかもしれない。

・バーレーンとは毎回泥仕合で苦戦
・前のホームゲームで大金星
・「日本代表ピンチ」という無数の報道

こりゃあバーレーンが自信持ちすぎても仕方ないですね。
「守って守って、日本があせったとこをカウンターすれば勝てるかも!」
というヘンな自信が緊張につながったのか。

1失点目の直後は「やっぱ勝てると思ってる場合じゃない」
と吹っ切れて速攻も見せましたが、
2失点でスタンドもピッチも意気消沈してしまう。
日本も欧州から比べればサッカー発展途上国でしょうが、
バーレーンは攻撃に転じるチャンスがほとんどないまま
玉田に振り回されて2ゴールにつながるファウルを献上するし、
イライラして余計なカードはもらうし、
この辺はアジアにおける経験の差がモロに出ました。

2.えんどう豆とキノコの相性
遠藤と俊輔が絡むFK・CK・PKはどれもタチが悪い。
確かオーストリア遠征で「遠藤が壁に文句言ってる間に俊輔が蹴る」
というセコいトリックプレーを見た覚えがありますけど
「おっと助走ミスして通り過ぎたぜ戻らなkと見せかけて撃てーッ!」は
見てるこっちとしてもタイミングを外されました。
前に俊輔がPK止められた借りも、例のアレで倍返しにしたし
今頃相手のキーパーは
セクシーコマンドーのごとく手をピヨピヨさせて無表情で迫ってくる
ガチャピンの悪夢にうなされてる頃でしょうか。
技術面でもこの2人は飛びぬけている。

3.連動と分担は?
しかし日本も、役割分担が見えない時間がありました。
パスを受けて相手を引きつけても、
開いたスペースに走りこむ選手がいない。
そのため近くに寄ってきた味方に出すしかなくなる。
遠藤のロングパスを除けばサイドチェンジなどの揺さぶりも少ないし、
「接近」「展開」の単発はあっても「連続」してない印象。

序盤に影の薄かった長谷部が後半以降、攻守両面で奮闘したり
松井が何度も仕掛けていったり
個人の動きは良い点が多かったけど、
それをつなぐ約束事がないのかなーと感じる。

選手交代以降はその影響がモロに出ましたね。
寿人の仕事は追加点かプレスか?憲剛のポジションは松井と同じか?
まだ動けそうな長谷部に代えて、投入した今野に何を求めたのか?
今ちゃんが足を伸ばさなかったとか、内田が抜かれたか、
悪いのは闘莉王か楢崎か、そういう些細なツッコミよりも
次から全体の役割分担を明確にしてほしいです。
「これがサッカーです」って便利な言葉で締めくくるんじゃなく。
10人相手に相当バタついたのは事実ですし。


しかし後半40分まではバーレーンにトラウマを刻み込むつもりが、
終わってみたらまたも1点差。
新たな苦手意識を刻まれることになりました。
欧州ではスペインやフランスも苦戦を強いられてるし、
監督云々に関わらず最終予選は怖いもんです。

posted by モトヒロ |22:15 | 日本代表 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年08月28日

JFAの五輪敗因総括=「弱かったから」by田嶋

スポーツ報知の記事より引用。


田嶋専務理事「力がなかった」と総括

 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は27日、北京五輪で1次リーグ3戦全敗に終わった男子について「奇跡は起きない。力がなかった。ナイジェリアやオランダとの個の力の差は、いかんともし難いところがあった」と総括した。

 日本選手団の福田富昭選手団長が、野球やサッカー男子について準備不足と批判したことについて「2006年アジア大会前からチームをつくり百数十日は活動した」と可能な限りの準備をしたとの認識を示した。

( ゚д゚)ポカーン

何というストレートかつシンプルな分析!
テストの成績が悪くてヘソ曲げた中学生時代を思い出します。

Q. どうしてテストの点数悪かったの?
A. 仕方ないじゃん、オレ頭悪いから。

いや、まあ端的に言えば間違っちゃいないです。
日本は一流国に比べれば弱いでしょう、ハイ。
しかしこれがサッカーの一流ブレインが眉間にシワ寄せて必死に考えた
分析の結果がコレだと思うと、切なくなるのは自分だけですか?

スポーツ遺伝子の差はテストほど簡単じゃないですが、
頭の回転数で優等生に負けていても
弱点を分析して補う努力を長期的に続けていけば
ある程度まで才能を補うことはできるはずです。
冷静な分析をあきらめたら戦う前から試合終了だよ。

特に「個の力の差」だけを理由にしてほしくはありませんでした。
2005年、U-20がオウス・アベイェに圧倒的なパワーでぶっこ抜かれた
あの時点で個の強さは分かっていたはずです。
「個では勝てない。しかし、その差は集団の連携で補う」
2006ドイツW杯で完膚なきまでに叩き潰され、
中田英寿の引退や黄金世代の招集が控えめになったことで
この言葉は日本代表のお題目みたいになっていました。
オシム御大から現在に至るまで。

しかし今回の敗因も「個」だけだとすれば、
2005年以来の差はまったく埋まらなかったということか?
2006年の敗因をフィジカルに求めたジーコと同じではないか?
かつての苦杯を継承し、今につなげる土台はどうなっていたのか?

>2006年アジア大会前からチームをつくり百数十日は活動した」
>と可能な限りの準備をしたとの認識

勉強時間が長くても点数が伸びなければ、
残業時間が長くても仕事の能率が悪ければ、
結果を出していない時点で何もしていないのとあまり変わりません。
オーバーエイジを呼ぶはずがすったもんだの末に呼ばず、
これで「可能な限りの準備をした」とは言えるんでしょうか。

とはいえ「個に頼らない集団」を意識するあまり
五輪代表で最後まで固まった選手起用が見えなかったり、
パラグアイ戦でタイプのかぶったFWが5人招集されたり、
監督としても迷走中なのかもしれません。

そして、観戦する我々も何かと
日本の特徴を強引に一言で表そうとしていないでしょうか?
「決定力不足」
「接近・展開・連続」
「運動量とテクニック」
「あきらめない心が日本の強さ」
「黄金世代・ドイツを知る男の再招集」
どれも聞こえはいいですが、実に端的にしか日本を表現していません。
見る我々としても理論的に
「日本の強みは何ぞや?」
「日本の強みを伸ばすには、そも如何にするべきか?」
と難しく考えなければいけない、そんな時代にきているのでしょうか。

posted by モトヒロ |02:30 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年08月25日

パラグアイ戦メンバーと入れ替え比較

完敗したウルグアイ戦を踏まえて、W杯最終予選初戦のメンバーが発表されましたね。
復帰・新招集選手を青色、今回落選した選手を赤色で表記して比較したいと思います。

GK:
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
西川周作(大分)

第3キーパーとして西川が来ました。川島より若い奴を視野に入れるか。
個人的に川島の飛び出しガードは好きなんですが、大分も堅守で絶好調。
ポスト川口・楢崎に経験を積ませてほしいなーとも思いますが
まあどちらにせよ、現状では楢崎の一番手は揺らがないでしょう。

DF:
中澤佑二(横浜FM)
高木和道(清水)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(磐田)
阿部勇樹(浦和)
長友佑都(FC東京)

変更なし。噂の吉田麻也は現状では入らず。
高木は頑張った反面、失点にも絡んだので回復すれば闘莉王が出るでしょう。
しかしこうやって見ると改めてサイドバック、特に左サイドの人材が手薄。
内田を復帰させて駒野を左に置くつもりかもしれませんが、駒野は右のほうが生きるしなあ。

MF:
中村俊輔(セルティック/スコットランド)
稲本潤一(フランクフルト/ドイツ)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
松井大輔(サンテティエンヌ/フランス)
今野泰幸(FC東京)
長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)

小野伸二(ボーフム/ドイツ)
鈴木啓太(浦和)
山瀬功治(横浜FM)
青木剛(鹿島)

中盤は一番入れ替わりが激しくなりました。
卓越した技術を持つ反面、運動量の少ない小野を外したことで
守備に専念する青木・啓太のスタイルを不必要と考えたか、
はたまた守備は稲本一人で十分メドが立つと考えたのか、
ハードマークとパスに定評のある阿部の中盤起用を考えているのか?
俊輔は確定のような印象を受けますが、誰を組み合わせてくることやら。

にしても岡田になってから鈴木啓太はさっぱり出番がなくなりましたね。
多少技術がなくともダイナモになるタイプより、足技の安定感から選んでるのかな。
90分間動き回って攻撃の芽を摘むタイプが一人いると安心なんですが。

FW:
玉田圭司(名古屋)
巻誠一郎(千葉)
佐藤寿人(広島)
田中達也(浦和)

大黒将志(東京V)
大久保嘉人(神戸)

大黒アウト、大久保は出場停止。巻の復帰は妥当なところでしょう。
スポナビの記者会見で
「(背の高い)巻が復帰したことは、ウルグアイ戦の反省を踏まえてか」
との質問が出たそうですが、
ウルグアイ戦では飛び出し・スピード系FWだけを揃えてもDFに絡め捕られ
オプションに欠けることが実証されてしまった。

しかも代表では拒点力だの巻ノーゴール師匠だの言われてますが
日本人としては闘莉王に次ぐリーグ7ゴール(うち2PK)を決めているし
フィジカルの強い前線としては十分な数字を挙げているんじゃないでしょうか。
身長や空中戦に定評のある選手は多くいますが
前田遼一は負傷が多すぎるし、
平山は波がありすぎるし、
赤嶺はフィジカル勝負って印象ではないし、
田代は代表でのばたつき具合が不安だし、
矢野キショ━(゚∀゚)━!!!!は得点少ないし。

あとは高原のコンディションが上向きになれば呼べばいい。
巻が盾、高原が剣となって結果を出したアジアカップの印象が強いせいか
どうもこの2トップには期待してしまう自分がいます。

「背水の陣」で臨むという岡ちゃん。
ツアーまで組んで無様な試合をするわけにはいきませんね。
今度こそ見るほうが納得できる試合運びであってほしいものです。

posted by モトヒロ |22:24 | 日本代表 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年08月06日

小野復帰の噂は、代表の影を映すか?

小野を招集か―技術委員長が言及

小野委員長が小野招集をにおわせる発言、ねえ。
ダジャレを言うつもりはないですスミマセン。
彼の代表復帰に関して、以前に下記のテキストを書いた身としては
言及しないわけにいかないでしょう。

小野伸二・代表不「用」論

個人的な骨子
・「必要ない」のではない。ただケガの多さに配慮して「用いない」ほうがいいのでは
・リーグ、ACL、代表招集の鼎立を図らないといけない浦和の事情
・以上2点をクリアしても、代表監督の方針に合わない選手なら仕方ない

しかし1年近く経ってこんなに状況が変わるとは思ってませんでした。
小野は浦和からドイツのボーフムに渡り、不安視されていたケガも安定。
代表監督も方針のまったく異なる人にバトンタッチしました。

現状なら小野の代表復帰はアリだと思います。
守備時に脆さを見せる彼のプレーはどちらかというと好みではなかったのですが
(※ドイツのプレーは見ていないので過去形)
創造性あるプレーは保証されるし、ドイツでの成長も期待できる。
閉塞感のある現代表に参加したら面白い化学反応が生まれるかもしれない。
オシムイズムを活かしきれないまま巻、羽生らを無理に選出するより
岡田色を出したほうが監督にもチームにもいいでしょう。

しかし問題なのはその「岡田色」が今なお見えてこない点です。
小野、小笠原、大黒などジーコ時代の寵児たちを呼ぶことに不満はありません。好調なら。
でもチームとしての方向性は見出せるか、というとウームな印象がある。
「守備しないけど変態的パス技の持ち主・小野を今の代表に入れたらどうなるか?」
というより
「小野の超絶パスで代表何とかならないか?」
という個に頼った選出の印象が強い。
若手の招集、特に内田・長友らの起用は評価できますが
「ジーコがやらなかっただけで、前任者も積極的にやってた」と言えなくもない。
実際オシムが1年半の間に招集した選手の数は
ジーコ政権4年間で呼ばれた総数よりも多いくらいなのですから。

五輪代表に関する見出しのひとつに
「反町ジャパンがオシム色出す」というのがありました。
偉大な前任者と比較される岡ちゃんも気の毒ではありますが
マスコミとしても「岡田色」が表現しづらく、選手単位の切り口しかないのかも。
分かりやすいキャッチフレーズが大好きな一般人に追従する必要はないけれど
「岡田監督は在任中にこれを残す」というものが欲しいですね。

posted by muyshizen |13:49 | 日本代表 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月23日

岡田「FWが決定力不足なら帰化させればいいじゃない」

スポニチからの一部引用。

「秘密兵器」ジュニーニョ8月出陣も
世界トップのサッカーを見るために24日に欧州選手権視察に出発する一方で、決定力不足解消の秘密兵器も視野にいれている。帰化申請中のブラジル人FWジュニーニョ(30=川崎F)について関係者は「(申請が)認められれば、必要でしょう」と明かす。早ければ8月に認められるとの情報もあり、8月20日の親善試合での招集も考えているという。

決定力不足ならJリーグ得点王を帰化させればゴール取れるんですね!
さすが岡田、俺たちにも考えつくことを平然とやってのける。そこにしびれない憧れない。

や、ジュニーニョの国籍取得と代表招集自体はイイと思います。
ドイツ代表はポーランド、ラテン、アフリカ系の選手を加えて多様性を出してるし、
スウェーデン代表にはボスニア系のエースがいる。
欧州は移民問題なども活発なので一概に日本と比べられませんが、
日本好きで国籍ホシイ!って言ってる彼が日本人になるのは単純にすばらしい。
その能力を活用しない理由もない。

が。気になるのは、今の段階で「急造FWの能力に頼っちゃえ」というその単純な発想。
「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない」という感じですが、
なんでパンができないのか岡田監督は修正を考えてるんでしょか。
小麦粉を生産したり、運ぶプランが不足してるとは思わないのか?
まあ日本サッカー協会が腐ってるのがそもそもの原因かもしれません

昨日目立ったのは玉田、寿人を活かすラインの不足。
12本のシュートを放っても枠に入らなかったなら、FWの責任にするより
崩す形のバリエーションを増やすほうがいいんじゃないでしょうか。

PKゲット以後は空気だった寿人ですが、連携が整わず仕方ないところもある。
玉田に関して言えば、姿勢が整わない状態でもよく撃って相手を脅かしたと思う。
少なくとも「日本人はシュートを撃たない」と言わせないくらいの仕事はしました。
本田の空振り、玉田の右足はスキル不足を露呈したとも言えますが
EUROを見てれば百発百中のFWなんぞありえないことは分かるはずです。
(もちろん精度やパワーの優劣はある)

ジュニーニョの加速力はバルサも狙ったほどだと言われてます。
自分だけじゃなく味方を活かす術まで考えてプレーしてくれます。人格面もばっちり。
が、年齢を考えれば南アフリカまでの一発屋で終わる可能性大。
それに秘密兵器というのはずっと頼ってたら秘密じゃなくなります。

ジュニが来るならそれはそれでいいとして、
それまでにサイドも含めた中盤の攻勢を活性化させることが重要なはず。
セットプレー→俊輔経由で中澤&闘莉王という唯一の武器に
スルーパス→ジュニーニョダッシュというワンパターンが加わるだけじゃ
特定選手への依存が深まるだけじゃないでしょうか。

それにしても岡ちゃんは長身FW投入をためらうというか、
高さ勝負では闘利王・中澤に頼ってFWはスピード系に固執しますね。
昨日の幻惑技エアヘッドはまぐれだから例外としても、
長身FWでプレッシャー与えるのは相手によっては有効だと思うけどなあ。

                ミ○

巻→ ≡ヽ( ゜∀゜)ノ   Σ(゜Д゜ ) ←GK

posted by モトヒロ |22:40 | 日本代表 | コメント(12) | トラックバック(0)
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2008年06月22日

個のまま行くのかな -EUROの後の日本×バーレーン-

クロアチアvsトルコ、オランダvsロシアという実に濃厚な2試合を楽しんだ後ですが
日本vsバーレーンの間延びした試合をピックアップします。

俊輔の安易なPK失敗は仕方がない。
スペシャリストがいる中で「僕が一番PKをうまく蹴れるんだ!」なんていうのは
アメリカ映画やマンガだと死亡率大幅アップだし、どーも俊輔のPKは不安。
もらい方も微妙だったのでオマケと考えたほうがいいでしょう。

それより気になったのは以下3点でしょうか。
1・代理の両サイドバック、特に安田の不振
2・闘莉王と中澤のセットプレー頼み
3・クラッシャーと仕掛け人の不足

1・代理の両サイドバック、特に安田の不振
カード累積消化の意味もあってかサイドバック専門の交代要員はなし。
これは「お前ら思い切ってやってこい」の意思表示とも取れます。
しかしそれに見合う果敢な突破を見せたかというとそうでもない。
真・2トップ両センターバックがよく上がるから守備に忙殺されるのは仕方ないですが…

特に安田はガンバのときみたいにもっと仕掛けてほしかった気がします。
クロスは何本かあったので、あとは抜きにかかる技を磨くことでしょうか。

個人的には右に駒野、左に長友の組み合わせが現状だと一番好みです。
駒野の左はやりにくそう。

2・闘莉王と中澤のセットプレー頼み
まあ最終ラインに2トップがいるのはいつものことですね!
FWでは玉田の強引シュート以外に見せ場は少ない。寿人が空気だったのも…
ま、いきなり呼んで必殺仕事人になってくれるようなウマイ話はそうそうないでしょう。
しかし広島、寿人抜きでJ2勝利してよかったな…これで水戸に負けてたら痛すぎる。

それより流れから得点するニオイがほぼ皆無だったのはいただけない。

3・クラッシャーと仕掛け人の不足
本日も守備的MFの位置に水運び、潰し屋を置かない布陣。
俊輔-松井-遠藤-長谷部のカルテットが奏功して以来はずっと4人攻めですね。
攻撃的にいく意思表示だったと思われるけど、効果的だったか?
本田も憲剛も本領を発揮できたかは微妙です。
守備の際に一度ならずもろさを見せた部分のほうが目立ってました。

また長谷部や松井のようなドリブルに定評のある仕掛け人がいなくて、
両サイドバックも守備を気にする分本領が発揮できず。
本田はフィジカル強いけどドリブル速くないからこれまた長所を発揮しきらず。

「リスクを冒せ」とは前任者の格言ですが、いくら攻撃力自慢でも
敵の攻撃を止めないとこっちが攻撃できないのがサッカーなわけで…。
ロシアがすごかったのはアルシャーフィンら攻撃陣もさることながら
こぼれ球に猛追してスナイデル、ファンデルファールトらを封じた守備のほうでした。

・で、結果。
トルコvsクロアチアに見られた奮闘も、
ロシアの走り込みによるスウェーデンやオランダ封じ作戦もそこにはない。
その結果としての超ごっつぁんゴール。
後に残るもののない、しかし最低ノルマだけはゲットという微妙な展開に終わりました。
5万超のファンは、雨の中こんな試合見に行ったわけじゃないでしょう。
堪能したのといえば嬉しそうな巻の笑顔中東名物学芸会・転倒編くらいだ。
勝たなくてもよかったけど勝ちに行くのが目標だった。
そして奇しくもそれは果たされた。それでいいのかは別として。なあなあでした。

「一番コメントに困るゴールですね~」
セルジオ越後氏のこのコメントが試合を端的に表していたと思います。
意義を強引に見つけるとすれば、内田のゴール方面への放り込みと巻のボールへの突進で
「ゴールに向かって飛び込む、放り込む」シンプルな行動が一番欠けてるのだという
図式が見えたことくらいでしょうか。
パワープレーならもっと正直に行ってもよかろうに。

日本の個は、ガチャピンのPKなど一部を除けば世界水準には程遠い。
俊輔先生が不調だと一気にそれに引きずられてしまう。
予選突破して世界を驚かすためには何もかもが足りません。
「このまま個々に頼るままではよくない」
それは岡田監督もわかってるんでしょうが、打開のビジョンが見えてこないのが実情です。

posted by モトヒロ |23:25 | 日本代表 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年06月10日

なぜ灼熱時間帯に開催したのか

さて辛口で知られるセルジオ越後氏も
「大久保の退場はひどい」以外にケチをつけられないほどの気候下で
実にしまりのない「厳しいアウェイ」試合が行われたわけですが、
なんでも日本側のTV放映の都合で試合開始時刻が予定より1時間早まったそうですね。

まあ理由は分かりやすい。
あと1時間遅かったらEURO2008の開幕戦とかぶってしまうからですね。

同日の中田英寿チャリティーマッチで
試合の収益金が募金されるとどこにも書いてないことも大いに疑問でしたが、
アレはサニーサイドアップ社という一団体のことだからまあいいです。

問題は、
視聴率を稼ごうとすることで試合の質がかえって低下し
その結果「見れるサッカー」が減退し、ファンが離れていくにも関わらず、
ひたすらサッカービジネスを膨らませることしか考えていない
川淵三郎氏や電通らスポンサー。
飽きっぽく流行に流されやすい国民を、同じやり方で満足させられると思っているのか。

Jリーグ誕生から、四捨五入すれば20年。
ひたすら風船をでっかくすることだけ考えてたらいずれ破裂します。
風船のサイズを維持し、かつ良質にするにはどうすればいいか考えてほしいもの。
それは我々ファンにも突きつけられた命題です。

posted by モトヒロ |21:32 | 日本代表 | コメント(6) | トラックバック(1)
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2008年02月21日

球技vs格闘技に大会意義を考える

文化比較論の本にいわく、中国にはこんな格言らしきものがあるそうな。

「日本人は一人だと豚だが、集えば龍になる。
 中国人は一人だと龍だが、集えば豚になる」
集団行動のうまい日本を褒めるというよりは、
中国人は個の突破力がすごいんだぞ参ったか!という開き直りの意味が強いそうな。

毎度思うことながら、中国のガタイの強さは天下一品。
山東出身の天才軍師・諸葛亮孔明は身長184cmあったし、孔子も大男だったそうですが
山東魯能泰山の選手に限らず揃いも揃って屈強な奴が多いです。
テクニックでも8番のレフティーなどはかなり驚異的でしたし、
PSVにも所属した上海申花の左SB・孫祥は低弾道の鋭いクロスが怖かった。
ロスタイムに超遠距離砲を狙ってましたが、未遂に終わって何より。
ウイイレのマイチームでお世話になったミドルを日本にかまされたらたまったもんじゃない。

で、個人のフィジカルは強いし、個人技もそこそこ備えてる奴がいるのに
なんでいっつも時間が経つと単発の放り込み+ファウルの連発になるかな。
集中力と連携の欠如が、格闘戦方面に向くのは勘弁してほしいです。
川崎の中村憲剛とかはACLや代表でアウェイの厳しさを経て成長したとは思いますが
モロ負傷させに来られたら成長以前の問題で、たまったものではありません。

まあそんなわけで安田らの負傷に怒りの叫び声を挙げ、
中澤や楢崎の冷静さにクールな日本男児のカッコよさを見て叫び、
鈴木啓太の怒り発露に「それでこそ闘将!」とばかり快哉を叫んでしまい、
叫びすぎてお隣から壁をノックされそうになって冷静になった次第です。

よそ様のブログで文句を十分読んでストレスもそこそこ発散したので、
敢えてこの大会の意義をプラス方面に解釈してみます。

個人的にはこの東アジア選手権にはそれなりの意義はあると思います。
・W杯予選の前に本気で試合をしたい。東アジアは距離が近い。レベルも比較的近い。どの参加国も本気で来る。(色々な意味で)

欧米の中堅や強豪が来てくれればありがたいんですが、そう上手くはいかない。
来ても飛車角抜きなんてザラ。長距離移動でヘロヘロなことも多い。
その点、近めの東アジアなら距離は問題なし。
実力も日韓がやや抜けているとはいえ基本的には互角。
さらに手を抜く心配がない。良く言えば。
ただスポーツと違う意味で本気で来られて、選手やスタッフの身に危険が及ぶ
怪我人続出大会になったら本末転倒。
今回の中国戦はまさにコレでした。

色々なブログに書いてある「アメリカとか欧州とやればよくね?」という話ですが、
日本が東アジアに存在する以上は東アジアとの関係を構築せざるを得ない。
ただ、このままでいいとは思いません。
少なくとも審判くらい第三国から持ってきてほしいところです。
オージーを引っ張ってきて別規模の大会にする手もあるかもしれませんが、
5チーム以上いると試合数が増えてそれはそれで大変だしなあ…。

どこかに仲裁を頼みたいとこですが、
西欧人は日本が思ってる以上にアジア諸国の区別がつかないというのが
留学先で学んだ教訓です。
FIFAとかに頼り切ってもあんまりマジメには対処してくれなさそうです。

中国には腹が立つ。
しかしそれをカードに使うくらいのしたたかさを見せ、
東アジアにおける日本の立場を強めてほしい。
名実共に東アジアの盟主になって、次回大会に向けて政治面もなんとかしてほしいです。
存在意義を見せてくれ。キャプテン。


その前にやることがもひとつだけ。

「政治的な話はともかくとして、ことサッカーに関しては解決策は明快だ。試合に勝って相手を黙らせれば、それでいい。国際政治も、これくらい単純明快だと苦労はない。」
(宇都宮徹壱氏のコラムより)

東アジア最強目指して、韓国には勝ちたい。
アジアカップでの無念を晴らすためにも。

posted by モトヒロ |00:55 | 日本代表 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年02月10日

ガンバ大阪の比重と苦労が一気に増して…-東アジア選手権-

当初の予定だとチームごとの内訳はこんな感じ。
(ここでは見易さを優先して、2文字統一させて頂きます。当該チームファンの方申し訳ありません)

鹿島 2名
千葉 1名
浦和 2名
東京 2名
川崎 3名 +1名(※北朝鮮代表に招集された鄭大世)
横浜 2名
新潟 1名
磐田 3名
名古 1名
大阪 5名
神戸 1名 +1名(※韓国代表に招集された金南一。ご指摘ありがとうございました)

仙台 1名(※北朝鮮代表に招集された梁勇基)

J2のチーム名が見えるような気もしますが、気にしないでください。
これだけでもガンバ大阪の負担がでかいのは一目瞭然なのですが、
ここに巻・大久保・阿部の離脱と田代・安田の追加招集、U-23米国遠征を受けて変化したのがこんな感じ。

鹿島 3名 +2名
柏      1名
浦和 1名 +2名
東京 2名 +3名
川崎 3名    +1名
横浜 2名 +1名
新潟 1名 +1名
清水     4名
磐田 3名 +2名
名古屋 1名
G大阪 6名 +1名
C大阪    2名
神戸 1名
京都     1名
大分     2名

仙台 1名

スタメン4~5名が抜けた鹿島、川崎、FC東京、磐田も相当痛いと思いますが
ガンバの7名がずば抜けて大きい。
しかも水本、加地、安田、橋本、遠藤、播戸、そして天皇杯で大活躍の寺田と壮観なメンツ。
キーパー入れれば普通に日本最強クラスのミニサッカーチームが完成しそうです。

親善試合でも手を抜かず、選手を代表に提供するガンバ大阪のスタンスには
西野サッカーに通じる潔さと愚直さを感じて好感が持てますが、
高原の代表回避なんかを見ていると
「クラブももう少し上手く立ち回ったり、抗議してもよかったのでは?」
と思ってしまいます。

かつては浦和が苦しんできた代表大量招集ですが、五輪イヤーでW杯予選も密集する今年は
有能な若手を多く擁するFC東京、清水、ガンバ大阪あたりがかなり苦しめられることになりそうです。
特にガンバはACLもあるわけで、今から協会と折り合いつけないと厳しそうですね。
ルーカスとミネイロのフィット具合や、中澤ら控えが力を発揮できるかが問われます。
鹿島もACLを戦い抜くには控えの層が不安です。早く来い、シエンシアーノ(ペルー)のFW澤。

posted by モトヒロ |20:45 | 日本代表 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年02月08日

「えー、外れるのはカズ」の追憶…か? -高原一回休み-

高原直泰、坪井慶介の両名が東アジア選手権のメンバーから外れました。
坪井に関してはずいぶん代表戦に出ていませんが、驚きは3戦ともスタメンだった高原です。
1998年当時はサッカーをほとんど見てなかったので、兄から聞いた話とビデオでの感想になりますが
「外れるのはカズ、三浦カズ」のイメージがどうしても出てきます。岡田さんだけに。
攻撃的な若手右サイドの内田起用、そしてエース外し。フラッシュバックしても仕方ない。
まあここ3試合でだんだん上向きになってはいるものの、
高原自身本調子とは言いがたい感じなので英断ではないでしょうか。

と、ここまで大事のように書いてはみましたが本当のところは
「無理に招集しない、良い選択肢だったんじゃね?」という感想です。
高原本人も欠場を希望していたそうですし、
クラブとしても本人としても連携を確認しないままぶっつけ開幕を迎えるのはマズイ。

宇都宮徹壱さんがコラムで書いていたように
ファンも代表を溺愛するような時代ではなくなってきました。
「別に勝たなくてもいい試合がそこにある」という感じです。
そもそも東アジア選手権自体、そこまで重要な大会ではない(国の意地はあるけど)し
せっかく来たドイツ帰りの得点王が調整不足でリーグでも代表でも泣かず飛ばずでは
見てるこっちも悲しいものがあります。
アジアカップでその爆発力は十分に見せてくれているし、
逆足ながらも狙いすましたシュートは「これで右足なら」と期待させるに足るもの。
才能は重々承知。あとは本気を取り戻すだけです。

東アジア選手権では岩政、前田といった岡田政権でまだ出番のない選手たちに期待しつつ
調整をきっちり済ませてベールを脱いだ高原の復調を待つことにしましょうか。

それにしてもたまには重慶以外での試合を見たいです。
重慶力帆って中国甲級(2部)じゃなかったっけ。スタジアム規模は大丈夫でしょうか。
ベガルタ仙台にとっての宮城スタジアムみたいなもんか?

posted by モトヒロ |17:46 | 日本代表 | コメント(7) | トラックバック(1)
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