2007年12月31日

2007年もご愛顧ありがとうございました。

当ブログ、スポーツナビ+セレクトブログ・室井昌也『ソウルはいつも野球愛』、
並びに運営サイト、書籍、各媒体での活動、また韓国プロ野球に、
今年も多少なりとも関心をお持ちいただき、ありがとうございました。

1年前は「2006年は例年に増して、非常に充実した1年でした。」
と記したのですが、2007年はさらに充実した1年でした。

ざっと振り返ると、
新年早々に巨人軍・内海、林両投手のソウルでのサイン会に携わらせていただき、
その後、春季キャンプ、4月の本出版、そしてシーズン、ポストシーズン、
アジアシリーズとここまでは例年通りでありながら、例年以上に中身濃く過ごせた日々でした。
それに加え、12月には台湾での北京五輪予選で、熱戦の場に立ち会うことができ幸せでした。

来年3月にも台湾へ足を運ぶことになりそうですが、
その結果、北京五輪でまた日本と韓国の熱い戦いが繰り広げられることを期待したいです。

韓国球界は先日発表になったKTの新球団が加わり、8球団揃ったシーズンとなるのか、
確定ではありませんが、増加した観客数がさらに伸びる年になることを願います。

今年も多くの方々との関わりがありましたが、
2007年はとても温かい思い出が多かったように思います。
来年も同じような気持ちになれるよう、笑顔の日々を創っていきたいです。

まだまだ微力で、やらなければならないことが山ほどありますが、
今後ともご愛顧いただけると幸いです。

どうぞみなさん良い年をお迎えください。
室井昌也


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2007年12月28日

質問に答えるの巻<その2>

先日のプレゼント企画でいただいた
ご質問・ご要望にお答えする第二弾です。
→質問に答えるの巻<その1>

(質問は原文のまま)

:ヒョンデの身売り問題についての最新情報を教えて下さい。農協、STXに代わる、新しいスポンサーは出ているのでしょうか?

2627日のブログでお伝えしましたが、ヒョンデが消滅し、ソウルのモクトンを本拠地とする、KTが親会社の新球団発足で動き出しました。今後、動きがあり次第、こちらに記していきます。

:韓国の球場は内外野天然芝という流れになっているのでしょうか?数年前までは内野は土という感じに受け取れましたが。

:元々、内外野天然芝の球場が多いです。人工芝の3球場も、クァンジュを除き、ハイテク人工芝となりました。新たな本拠地となるモクトン球場は、内野土、外野天然芝の球場でしたが、現在の改修工事で人工芝になるようです。

:室井さんに質問します。韓国プロ野球観戦のときによく食べる韓国の食べ物は何かあるのですか?

にも掲載していますが、球場内売店のバリエーションは決して豊富とはいえないので、場外で購入して持参するケースが多いです。大都市の球場ではバーガーショップが入居しているので、ハンバーガーをぱくつく姿も目にします。全体的な定番はキンパプ(韓国風のりまき)やするめ、カップラーメン。大勢ならチキンやピザなどです。余談ですが、日本には3店舗しかなく、未だ行列ができるクリスピー・クリーム・ドーナツですが、韓国には25店舗。ロッテ傘下のため、プサンサジク球場ではワゴン販売されることもあります。
クリスピー・クリーム・ドーナツ
こんな写真もちゃんと抑えているんですよ

:こんにちは。今年、初めて韓国プロ野球を観戦してきました。ソウルへベアーズの試合でしたが、とても活気があり楽しかったです。もちろん観戦BOOKを持参しました。とても参考になりました。ありがとうございました。質問なのですが、韓国プロ野球では日本みたいに外国人枠ってあるのですか?以前は在日の元日本プロ野球出身の方もいらっしゃいましたが、その場合は外国人枠(あるとしたら)から外れるんですか?

:韓国プロ野球の外国人枠はポジションに関係なく2人までです。1998年より外国人選手の登録が可能になりました。その初年度の助っ人には、タイロン・ウッズ(現中日)がいました。
かつては親族に韓国系のルーツがあれば、外国人扱いではなく、入団できるような曖昧な部分がありましたが、現在は国籍が韓国籍でないと、外国人選手となります。そのため、近年は元日本プロ野球出身選手が韓国でプレーする機会は減っています。ちなみに外国人選手のことを日本では「助っ人」などと言いますが、韓国では「傭兵(ヨンビョン)」と言います。

まだまだ、たくさんいただいているので、
今後、お答えしていきます。


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2007年12月27日

ヒョンデ消滅、新球団KT誕生へ

26日のブログでお伝えした通り、
KBOシンサンウ総裁が、27日の記者会見で、
ヒョンデ球団の解体と、来シーズンからKTが球界に新規参入することを、
公式に発表した。

これにより、テピョンヤンドルフィンズを買収し、
1996年に誕生したヒョンデユニコーンズは、
12シーズンでその歴史の幕を閉じることとなった。

球団買収ではなく、解体後の新規参入扱いで、
ヒョンデ所属選手は、一旦ウエーバー公示される見通しだが、
KTによる新球団が、彼らをそのまま受け入れる形となるだろう。

新球団の本拠地は、現在、ソウル市が53億ウォン(約6億3,600万円)を投じ改修中の、
アマチュア専用球場、ソウル市ヤンチョン(陽川)区にあるモクトン(木洞)球場を、
使用予定とのこと。
→モクトン球場について(「スーパースター★カム・サヨン」ロケ地紹介。サイト下部)

1月中旬の結成式に向け、フロントの組織作り、選手との契約、
ユニフォーム、チーム名、エンブレムの決定などなど、
今後、非常にあわただしくなることが予想される。
来月からの春季キャンプは、準備期間を考えると、
例年のヒョンデの実施場所などを、引き継ぐ可能性が非常に高い。

KBOの記者会見と時を同じくして、KTも球界参入を明らかに。
国内最大の通信会社であるKTは、大企業としての社会的責任や、
IPTV「mega TV」の運営を行うなど、これからのメディア事業の中で、
プロ野球の運営が、本格的なメディアエンターテインメント企業につながる
意味を持つとしている。

KTの球団保有には、社内の理事会により正式決定されるが、
大きな反発はないと予想されている。

KTは以前は国が運営していた韓国通信が民営化した企業。
系列社には携帯電話会社・KTFがあり、KTFはプロバスケットチーム、
「プサンKTFマジックウィングス」を運営している。
KTをおおざっぱに日本に例えると、NTT。
国民全体が顧客ともいえる、大規模の企業だ。

今回の発表が、このままスムーズに進行し、
来季の開幕がみんな笑顔で迎えられるまで、見守りたいところだ。
現ヒョンデ球団スタッフの方々が路頭に迷うようなこともなく、
新球団に受け入れられると良いのだが。

当方としては、作りの過程で、スウォン球場の観戦ガイドを後回しにして
おいたことに、安心するとともに、新球団に関する資料などが、
なかなか出てこないだろうなぁ、心配だったりする状態です。


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2007年12月26日

ヒョンデの身売り先、KTで決まるか?

日々、作りのために、例年通り、
非常に地味な作業をコツコツとしております。
毎年、細かな作業の積み重ねです。はい。

さて、26日の夜に飛び込んできた大きなニュース。
「KBOのシンサンウ総裁が、ヒョンデの身売り問題について、
27日午前10時に記者会見を開く」というもの。

その後「見売り先は通信企業最大手のKTで、
球団買収という形ではなく、新生球団として船出し、
本拠地はソウルのモクトン(木洞)が有力」というニュースが、
大方伝えられている。

今まで、ノンヒョプ(農協中央会)、STXとおじゃんになった経緯があるので、
全ての協議がまとまり、発表されるまで慎重に待ちたいところだが、
今回は確かではないか?という見方が強い。

-この問題のここまで-
→ヒョンデの身売り問題(1月15日のブログ)
→一転、ノンヒョプ(農協)のヒョンデ買収放棄(1月19日のブログ)
→ヒョンデの身売り先にSTXの名が上がる(9月30日のブログ)
→ヒョンデの身売り話、また立ち消えに(11月21日のブログ)

これで、「7球団でのリーグ運営」という最悪の事態を免れ、
みんなが、めでたしめでたしと思うのだと思ったが、
ソウルへ縁故地を移す際に、現在の縁故地球団である、
トゥサンLGへそれぞれ支払われるべき27億ウォン、
計54億ウォン(約6億4,800万円)が、免除になる件や、
モクトン球場の改修費用にKBOの資金が投入されるのではという点、
これら全てがKBOの独断で進んでいることに、
他の7球団から反発が聞こえてきそうな雰囲気だ。

KTの球界参入の金額も、2000年に発足したSKが支払った額の、
4分の1程度と見られ、「今後新規参入する際の、悪例が」なんて、
数年前に、日本でも聞かれたような声も上がってくるだろう。

いずれにしても、27日の記者会見での結論を待ちたいと思う。

ちなみにKTは、以前は国が運営していた韓国通信が民営化した会社で、
かなりざっくりした言い方で日本に例えると、NTTといったところでしょうか。


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2007年12月25日

ダニエル・リオス、ヤクルトへ

とうとう、リオス投手の日本球界入りが決まりました。
25日、ヤクルト球団から発表が。

シーズン中、日本のある球団の編成の方が、
リオスをチェックしに、熱心に韓国を訪れていましたが、
袖を通すのは、トゥサンとよく似たそのチームのユニフォームではなく、
高額を提示した、ヤクルトでした。
好成績を残し、注目が集まったオフだったので、
代理人さんは結構強気だったのかな?と推察できる契約内容です。

リオス投手については、今季大活躍だったので、
いままでにブログでいろいろ書いていると思います。
ご興味ある方は、本ブログの左下部の「記事を検索」に「リオス」と
入力して検索すると出てくるでしょう。

当方、英語ができないので、リオス投手と直接会話はできなかったのですが、
ナイスガイなのは間違いないです。
ファミリーな雰囲気と言われるスワローズには合っているでしょう。

リオス20勝

野球一筋
日本球界入りがささやかれる中、漢字Tシャツ着用のリオス。
これをみてドキッとした。(プレーオフ第3戦)

ダニエル・リオス
1972年11月11日生まれ 187cm 90kg O型 韓国での年俸20万ドル(約2,280万円)

年度 球団     防御率 勝 敗  S  投球回数  安  振  四死 失 自責 
2002 キア        3.14  14 5  13  157 2/3   140  102  68  59  55     
2003 キア        3.82  10 13  0  188 2/3   186  121  90  93  80     
2004 キア       2.87  17 8   0  222 2/3   209  145  95  75  71     
2005 キア/トゥサン  3.51  15 12  0  205 1/3   203  147  74  88  80     
2006 トゥサン      2.90  12 16  0  233      204  145  64  86  75     
2007 トゥサン      2.07  22  5  0  234 2/3   191  147  74  69  54     
通算            3.01  90 59  13  1242    1133   807 465 470  415 


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2007年12月21日

質問に答えるの巻<その1>

先日のプレゼント企画(ご当選者のコメント掲載しました)の際に、
応募フォームから、たくさんのご質問・ご要望をいただきました。
ありがとうございました。

それにまとめて回答し、サイトへ掲載しようと思いましたが、
全てに答え終わるには、現在進行中のの作業と並行すると、
いつになるか分からないので、ブログ上でちょこちょこ回答し、
後日、まとめて掲載したいと思います。

ということで、その第一弾です。
(質問は原文のまま)

:アジアシリーズのSK対チャイナ戦にSKの応援に行きましたが、観客がとても少なく寂しく感じました。サッカーのような地域やひいき球団への応援のスタイルが野球復活への鍵と考えますがかれからアジアシリーズのようなクラブ対抗戦などについてどのように考えていますか?

:平日日中の試合では観客が少ないのはやむを得ないでしょう。アジアシリーズについては今年で3回目ですが、継続していく必要があると思います。ゆくゆくはアジアシリーズ勝者が、ワールドシリーズ王者に挑戦できるのが理想です。そのためには、日本以外のアジア各国がレベルアップし、リーグ自体が成熟することが必要でしょう。日本はアジアの野球先進国として、中国などにはシーズン中通して、指導者が現地にいくなどし、水準を上げることが大事だと思います。

:今年のトークライブに初めて参加した者です。
楽天の石山さんを始め、スペシャルゲストSK・キム監督のお話しを聞く事が出来、大変楽しい時間を過ごさせて頂き感謝しております。来年もアジアシリーズ・韓国x台湾戦の当日にトークライブをして頂けるのでしょうか?又、それ以外の時期にも、お考えであれば教えて頂きたく存じます。

:ありがとうございます。来年も状況が整えば実施したいと考えています。他の時期の実施ですが、もし行うとしても、現実的には、有料での実施になってしまうと思います。その場合、あまりご参加者様は集まらないのでは?と予想しますが。イベントとしては観戦ツアーが毎年実施の恒例イベントとなっています。

:韓国プロ野球初の外国人監督(ロイスター氏)が就任しましたが、ブログを見ても書かれていなかったような気がします。室井さんはこのことについてどう思われますか?

11月26日のブログにちょこっと記しましたが、外国人監督については以前から、必要だと思っていました。→スポーツ朝鮮に記した10月2日付けのコラム しかし、こんなに早くその日が来るとは思っていませんでした。今後については、・球団が結果を早く求めない ・周囲が変化を恐れない ことが大事だと思います。

:キム・グァンヒョンは最速何キロの球を投げられるのですか?

:韓国シリーズ第4戦では、150キロを超える球が4球ありました。スピードガンにもよりますが、152~3キロくらいだと思います。


まだまだ、たくさんいただいているので、
今後、お答えしていきます。


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2007年12月20日

オクスプリングとブラウン、チームメイトに

先日実施の
「北京五輪アジア予選記念ボール 2007年韓国シリーズプログラムプレゼント!」
抽選により、ご当選者様が決まりました。
当選された方へは、メールにてご連絡済みです。

またいただいた質問については、後日回答を掲載します。

12月ということで、例年通り作りの作業に入りました。
気がつけば、今年で5年目です。

さて、表題の件。
サムソンを放出となった、ジェイミー・ブラウン投手(元阪神)が、LG入り。
来季、LGの助っ人は、阪神にブラウンと入れ替わりで在籍した、
クリス・オクスプリングとブラウンの2投手となった。
→両投手の直接対決(9月8日のブログ)

LGは今季も、サムソンを放出となったティム・ハリカラを獲得(シーズン途中解雇)。
以前LGは、イスンチョル前監督が中南米まで出向いて獲得した選手が、
登板すらしなかった苦い経験があってか、
国内や日本でプレーした、ある程度、計算できそうな選手を獲得する
傾向にある。

LGは11月30日の時点では、ペドロ・バルデス(元ダイエー)の残留を予定していたが、
最終的には助っ人を投手2人で来季を向かえることとなった
(韓国プロ野球は外国人枠が1球団2人まで)。
→2007韓国プロ野球個人成績


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2007年12月13日

ホンソンフン(トゥサン)トレード直訴

現在、応募受付中の、
「北京五輪アジア予選記念ボール 韓国シリーズプログラムプレゼント」。
たくさんのご応募ありがとうございます。
そしてたくさんの質問やご要望ありがとうございます。
とても楽しく読ませていただいています。
ご質問には後日まとめてお答えしたいと思います。

12月17日が締切ですので、ご興味ある方どうぞご応募ください。

さて、表題の件が韓国球界の話題に上りました。
当方、うわさの段階でとやかくいうのは好きではないのですが、
スター選手なだけに、記してみます。

トゥサンのキャプテン・ホンソンフンがトレードを希望しているとのこと。
ホンソンフンは韓国を代表する捕手の1人だが、最近は故障もあり、
回復後も起用は指名打者、代打に限定されるなど、マスクをかぶる機会が激減。
捕手としてプレーしたいホンソンフンは、
8日、キムギョンムン監督にトレードを直訴し、
このことが13日にマスコミに知られることとなった。
ホンソンフン(トゥサン)

ホンソンフンはトゥサンの看板選手で、ルックスも◎。
キャプテンでありムードメーカーとして、自分を犠牲にしても、
チームを引っ張ってきた選手。
チーム内に不協和音があっても、なだめ役を担ってきたタイプだけに、
今回の件には驚かされた。

今季、トゥサンのマスクは、5月にチェサンビョンが軍から復帰すると、
いままで実績がないにも関わらず、正捕手として起用。91試合に出場した。

急速に世代交代を進め、そんな中で2位という結果を残し、
ホンソンフンの一塁コンバートも視野に入れる、キムギョンムン監督の下では、
捕手生命がとだえると考えたホンソンフンが監督に直訴し、
そのことが、本人からか親しい記者からか、今回明らかになった。

トゥサン球団は監督からこの件を聞いたとし、
ホンソンフン本人との話し合いはまだ持たれていない様子。
ダニエル・リオス、キムドンジュの日本進出?に揺れる中、
ホンソンフンまでいなくなっては球団としてはえらいことだ。

気が早いことに「もし移籍するならどのチーム」なんて話題もあがり、
シンギョンヒョンとシムグァンホの2捕手を併用し、
元トゥサンの監督だったキムインシク監督が率いるハンファが有力だとか、
最下位脱出を目指すキアだとか、
ベテラン・キムドンスの後釜にということで、ヒョンデだとか憶測が飛んでいる。

ただ「3億1,000万ウォン(約3,720万円)の年俸に見合うトレードができるか?」や
「来季、FA権を取得する選手を取りにいくか?」という意見もある。

キムギョンムン監督の若手への切り替えは非情とも思えるほど思い切っていて、
それが実を結んではいるが、ホンソンフンの移籍は球団、ファンとしては、
なんとしても阻止したいところ。
しかし、残留したとしても、ホンソンフンは監督との間にしこりは残るだろう。

今回の話の漏れ方がしっくりしない点もあるが、
個人的にホンソンフンには、トゥサンで現役を全うして欲しいと思ってます。
でも、キムギョンムン監督の下で若手以外は厳しいのも事実で、難しいところです。


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2007年12月12日

ゴールデングラブ賞発表

11日に2007年の韓国プロ野球ゴールデングラブ賞が発表。
受賞者は以下の通り。

投手:ダニエル・リオス(トゥサン)
捕手:パクキョンワン(SK)
一塁手:イデホ(ロッテ)
二塁手:コヨンミン(トゥサン)
三塁手:キムドンジュ(トゥサン)
遊撃手:パクチンマン(サムソン)
外野手:イジョンウク(トゥサン)
    シムジョンス(サムソン)
    イデヒョン(LG)
指名打者:ヤンジュンヒョク(サムソン)

→2007年韓国プロ野球個人成績

優勝したSKからは1人というのが、今季のSKの戦いぶりを表してます。
2位のトゥサンからは4人が選ばれています。

上記を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
「ゴールデングラブ賞」ですが「指名打者部門」があります。
韓国プロ野球には「ベストナイン」がなく、
ゴールデングラブ賞がいわばベストナインとなります。
守備に勝る選手が選ばれたわけではないんですね。

ということで(?)、指名打者部門のヤンジュンヒョク選手にも、
金色のグラブを模したたてが授与されました。

当方はこのことがすっかり当たり前になっていたのですが、
アジアシリーズ、北京五輪アジア予選と、
韓国チームの選手経歴などを、日本の各社さんにご説明する際、
「○○選手の過去のタイトルは…」と聞かれたときに、
「あ、そういえば」と思い出して付け加えて説明しました。

ということで、もしかすると、放送局さんによっては、
画面上の選手紹介で、ゴールデングラブをベストナインと
表記していたかもしれません。
「ゴールデングラブ賞(韓国ではベストナイン扱い)」とするのは
非常に紛らわしいので。

授賞式は毎年派手に行われ、合間合間にステージ上で、
歌手が歌ったりします(祝賀公演という)。

日本も20年くらいまでには、
「西武ライオンズ優勝祝賀会」なんてのがホテルやテレビ局のスタジオで
大々的に行われ、テレビでも夕方あたりに1時間番組になってましたね。
「日本も」というか「西武が」でしょうか?


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2007年12月11日

北京五輪アジア予選記念ボールなどプレゼント

以前告知しながら、イムチャンヨン投手ヤクルト入団などで、
なかなか実施できなかった、
「北京五輪アジア予選記念ボール」プレゼントを実施します。

12回目となる今回のプレゼント企画は、
「北京五輪アジア予選記念ボール」または、
「2007韓国シリーズプログラム」A4版・オールカラー・全64ページを
抽選で各1名様へプレゼントです。

北京五輪アジア予選記念ボール 2007韓国シリーズプログラム

今回はストライク・ゾーンのサイトへ会員登録されていない方へも、
応募資格がございます。締切は12月17日23:59到着分までです。

ご応募方法などはこちらをご覧ください。
→プレゼント応募ページ

ご応募の方から、前向きなご要望などいただけると嬉しいです。
またご質問にも、後日お答えします。
→過去の回答など

たくさんのご応募お待ちしています。


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2007年12月07日

イムチャンヨン(林昌勇)ヤクルト入団記者会見

まずは告知です。
8日(土)17:45~18:00のAM1134文化放送、
『ウィークエンドスポーツ・ズミスポ!』で、
先日、台湾で行われた北京五輪アジア予選、韓国-日本戦での、
「韓国チーム、試合直前の先発メンバー変更」についてお話します。
番組のパーソナリティーは、敬愛しいつもお世話になっている斉藤一美アナ。

斉藤一美アナの番組におじゃまするのは、
5月29日の『斉藤一美うるわしの夜』以来となります。
関東地方の方、よろしければお聞きください。

さて、表題のイムチャンヨン(林昌勇)投手の入団会見。
当方がコラムを担当している、スポーツ朝鮮紙から、
会見に行って欲しいという連絡があり、ヤクルト球団事務所へ。

イムチャンヨン投手の成績などについては、
6日のブログに掲載してあります。

7日15:30からの記者会見に現れたイムチャンヨンは緊張した様子。
「12 LIM」というユニフォームに袖を通し、会見に臨んだ。
イムチャンヨン入団会見

今回の契約は「イムチャンヨンの日本でのチャレンジをヤクルト球団がサポート」
という面が強く、韓国在籍時と比べると、実質ダウンとなるもの。

今季のイムチャンヨンのサムソンでの年俸は5億ウォン(約6,000万円)だったが、
来季は30万ドル(約3,300万円)、2年目は50万ドル(約5,500万円)という2年契約。
3年目はオプションで、球団としては「1日でも長くやって欲しい」という意向とのこと。

出来高を多く取り込んだのが特色の契約で、
3年間で全ての項目をクリアすると、総額500万ドル(約5億5000万円)になるという。
しかし、現時点では先発、抑えなどの起用法が未確定のため、
様々な項目を織り込んだ契約になっているということだ。

イムチャンヨンは対戦したい選手に、福留選手(中日)の名を挙げ、
理由は、2003年の札幌でのアジア選手権(兼アテネ五輪予選)で、
カウント2-0から二塁打を打たれたためとのことだ。

個人的には抑えをやりたいとのことで、数字的な目標は掲げないとしながら、
抑えなら30セーブは挙げたいと語った。

「ニックネームは?」という質問に、
「プルベ(不敗)チャンヨンと呼ばれていた」と話したが、
日本の記者さんたちは「不敗」を「フーハイ」という韓国語だと勘違いした様子。
韓国では絶対的抑えを「不敗デソン(クデソン)」のように、
形容することがあるため、こういったのだが。
サムソンでは親会社の携帯電話ブランド名と、いつでも出番があるという意味で、
「エニーコール(Anycall)」なんて表記されることもあったが、
そんなに一般的ではなかった。

本人の言葉やふれこみでは「速球派」として印象づけたいようだが、
どうなるだろうか。

途中、当方や韓国の記者なら、イムチャンヨンには絶対に聞かない、
私生活についての質問があり、これから彼が新たな地でスタートするのだなと、
この質問で感じることとなった。

韓国球界から去る人いれば来る人ありで、
メジャーリーグから、WBC代表だったソジェウン投手のキア入りが決定。
キアは今季途中に入団した、チェヒソプに続き、米球界からの韓国人選手獲得となる。

両選手の新天地での活躍を期待したい。


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2007年12月06日

イムチャンヨン(林昌勇)ヤクルト入り

北京五輪アジア予選が行われた台中でのことを振り返ろうと思いましたが、
表題の件を。
先日告知のプレゼント募集ももうちょっと待ってください。すみません。

→偽装先発オーダーについては3日のブログで。

「サムソンのイムチャンヨン、ヤクルト入り」という、
ニュースを最初に耳にしたのは台中でのこと。正直耳を疑った。
仲のいい記者が、イムチャンヨン本人と電話で話し聞いたという記事が、
韓国紙の紙面にのり、台中でもこの件が記者たちの話題になった。
イムチャンヨン
イムチャンヨン

イムチャンヨンは、かつて横手から力ある速球を投げ込み、
1999年には最優秀防御率、1998年、2004年には最優秀救援投手に輝き、
2000年シドニー五輪、2002年プサンアジア大会、2003年札幌アジア選手権で、
代表選手に選出されるなど、韓国を代表する投手の1人だった。

しかし近年は、2004年オフに海外移籍を模索するも、合意に至らず、
2005年には右ヒジ手術。2006年終盤に復帰し、公式戦には1試合にのみ登板。
その年の韓国シリーズで完全に復帰し、中継ぎで起用された。
今季は先発投手不足というチーム事情により、先発、または中継ぎでの起用だったが、
正直、目立った活躍は出来なかった。

故障前は威力ある速球と、キレのある変化球
(球種によって腕の位置が明らかに違ってはいたが)を武器にしていたが、
正直言うと「賞味期限が終わった選手」(あるスカウトの方)という見方が大半だ。
今季の投球は球が高めに集まり、痛打されている印象が強い。

ただ、今回の契約は、高額な年俸での契約ということではなく、出来高がメインのもの。
イムチャンヨンにしてみればチャレンジという意味合いも強そうだ。
ヤクルトは今季、韓国・キアでプレーしたグライシンガー(クレイシンオ)という、
安い買い物をし成功。今回もそうなればいいのだが。


活路を見出せるとしたら、日本の首脳陣と捕手との協力で、
内角をズバッとつく投球と、外へ逃げる球の組み合わせがはまると、
なかなか面白いかもしれません。
もちろん外低めにコントロールできることが前提ですが。
ヒジの手術後、サムソンでは日本人コーチ(大塩コーチ)とリハビリに努めてきたので、
日本アレルギーみたいなものもないでしょう。

スワローズファンの方からすると、投げている後姿、シルエットで、
高津投手を思い出すことができるという楽しみ(?)があるでしょうか。

ルックスは男前なので、おばさま方には人気がでるかもです。
イスンヨプ選手(巨人)とはサムソン時代の同僚で同い年です。

「韓国のスーパースター」ということではないので、
スワローズにとって韓国での中継権などの経済効果はあまり見込めませんが、
活躍すれば、韓国での注目は高まるでしょう。

当方も春季キャンプで浦添に訪れなければならなくなりました。
(まさか西都(二軍)ということはないでしょうね)
大田卓司コーチもいらっしゃいますし。

背番号は12で、7日に入団会見が行われるようです。

イムチャンヨン(林昌勇)
1976年6月4日生まれ 180cm 75kg O型 韓国での年俸5億ウォン(約6,000万円)

年度 球団  防御率 勝 敗  S  投球回数  安 振 四死 失 自責
1995 ヘテ   5.83   0  2  0  29 1/3    37   16  8  19 19     
1996 ヘテ   3.22   7  7  0  114 2/3   91  78  44 48 41     
1997 ヘテ   2.33 14  8   26  135     93 120 42 44 35     
1998 ヘテ   1.89   8  7   34  133 2/3  90  141 42 35 28     
1999 サムソン 2.14 13  4   38  138 2/3  91  141 36 33 33     
2000 サムソン 1.52   5  4   30   88 2/3  58    95  31 19 15     
2001 サムソン 3.90 14  6  1  184 2/3 169   136 79 88 80     
2002 サムソン 3.08 17  6  2  204 1/3 188  160  58 82 70     
2003 サムソン 3.55 13  3  1  147    141  85  59 63 58     
2004 サムソン 2.01   2  4   36   67     51    67 26 19  15     
2005 サムソン 6.50   5  8  0    91 1/3 110    70 51  67 66     
2006 サムソン 4.50   1  0  0     2      3    0  1  1  1     
2007 サムソン 4.90   5  7  0  119 1/3  138   62 54  68 65     
通算        3.25 104 66 168 1455 2/3 1260 1171 531 586 526 

※ヘテは現在のキア


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2007年12月04日

台湾より帰国。そして無駄ばなし。

北京五輪アジア予選を終え、日本へ帰国。
(帰宅すると嫁が39.2の高熱を出していて、すぐ病院へ。。。)

これで、春季キャンプ、公式戦、ポストシーズン、アジアシリーズ、五輪予選と続いた、
1年の主な動きが終了しました。

例年通りだと、このあとは来年用の本づくりと、
2月には春季キャンプ、そしてシーズンへ突入となるわけですが、
韓国は、3月に行われる北京五輪最終予選に出場することになったので、
いつものヘロヘロの本づくりに加え、バタバタの冬、春となりそうです。

以下は、台中無駄ばなしです(まともなことと、前回お伝えのプレゼントは次回に)。

偽装先発オーダーについては3日のブログで。

・耳から離れないCM
大会期間中は、台中洲際棒球場(インターコンチネンタル球場)からホテルへ帰ると、
深夜までテレビで試合の中継録画を見ながら作業をするという日々。
その中継局でイニング間に流れるCMは、同じものがヘビーローテーション。

ひとつは近未来的なCGの前で、スーツ姿で七三分けの男性が、
軽快かつ、ぎこちなくリズムをとりながら「♪用斯斯~(ヨンスースー?)」と歌う風邪薬のCM。
背景と男性とのギャップ。そして男性は笑顔で軽快なのに、曲調はマイナーという、
やられっぱなしの内容が、試合中繰り返し繰り返し、おんえあー。
勘弁してほしいと思いながら、いつのまにか見たくて見たくて仕方なくなってしまいました。

YouTubuを紹介するのは著作権上、気が引けるのですが、
まぁ、見ていただきたいので以下でどうぞ。
→http://www.youtube.com/watch?v=UwUKnTYyrCY

もうひとつが、台湾プロ野球・兄弟エレファンツの元監督?林易増氏が出演の医薬品、
「斯斯保肝(スースーポーカン?)」。
上記のCMとは対称的に、BGMなく淡々と進み、無理やりな胴上げと、
パーンするカメラに、ずっとメンチ切り続けるひげの選手が印象的で、
こちらも見たくて見たくて仕方なくなってしまいました。
→http://www.youtube.com/watch?v=Jeo9kFbwJ0c&feature=related

この2つが交互に繰り返し流れるので、いつの間にか試合より、
CMを楽しみになってしまうように。困ったものです。

・台湾の方の日本語
はじめての台湾。住み慣れ行き慣れた韓国と比べると、
街や球場でのポイ捨てが少なく、タクシーの運転手さんは乗ると挨拶するし、
降りるときには「謝謝」と言ってくれるなど、韓国が見習わなくてはならない点が
多々ありました。そして人々は穏やかな方が多く素敵です。

当方、台湾の言葉はできないので、日本語ができる方には非常に助かります。
そんな方々の日本語でちょっと面白かったことが。

韓国語⇔日本語の場合、言葉が完全でない場合、
より丁寧になるという傾向(タメ口の方が難しい?)がありますが、
台湾(中国語)の場合、フランクな日本語の方が覚えやすいのでしょうか?
状況に合わないフランクさに、ほほがほころびました。

飛行機機内でのこと。機内食サービスの時、客室乗務員(CA)の方が、
2種類のメニューからどちらを選ぶか乗客に聞いて歩きます。
「牛肉ポテトと豚肉ごはん。どっちかなぁ~?」
この、語尾上げ気味の「どっちかなぁ~?」にやられてしまいました。
ぜひこのままでいて欲しいです。

ホテルでではフロントの女性が親切にしてくれ、
「日本ではどこに住んでますか?」と聞くので、「東京です」と答えると、
「そっか~」と。
「台湾は初めてですか?」と聞くので、「そうです」と答えると、
「へぇ、そっか~」と。
なんか友達とはなしているようで、楽しくなってきました。

いずれも悪気はないですし、その他はていねいなので、まったく問題はありません。
台湾、また行きたいわんと思いました。


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2007年12月03日

韓国、フィリピン戦に勝利し、2勝1敗で大会終了

北京五輪アジア予選韓国代表選手紹介

3日のフィリピン戦を韓国は13-1で勝利し、
北京五輪アジア予選3試合を終了。大会を2勝1敗の2位で終えた。

韓国は今大会で五輪行きのチケットを手にすることはできず、
3月に行われる最終予選で、8チームの中から上位3位に入らなければ、
オリンピックに出場することができない。

さて、2日の日本戦で混乱を招いた、いわゆる「偽装オーダー問題」。
いろいろと確認をとったので、ちょっと整理したいと思います。

今回の件は試合開始1時間前に提出されたオーダーと、
試合開始直前に審判に提出されたオーダーが違ったことで、
前日に記したように混乱を招いたのですが、
そのいきさつは以下のようだったようです。

国際野球連盟(IBAF)のルールなどすべての資料は英語表記で、
各国ともそれを必死に母国語に翻訳し、監督以下関係者に伝えています。

その大会規定の中で、試合開始1時間前に提出したオーダー表は仮のもので、
試合開始直前に提出のものが正式であるという内容の一文を、
韓国側の担当者が見つけました。
(一個人を特定することになるので、役職などの言及は避けます)

ただし、11月30日の監督会議で「試合開始前1時間前のオーダー提出」は確認済みで、
わざわざ変更うんぬんを議論しなくても、
野球というかスポーツがわかれば「試合開始前1時間前のオーダー提出」といえば、
暗黙の了解というか、それを変更しないのが筋だと理解ができるはずです。

しかし残念ですが、韓国はスポーツの裾野が狭く(そもそも部活動がない)、
プロを目指すなど、専門的にスポーツをやろうと目指した人以外は、
スポーツの常識に欠けている人が少なくありません。
事務方の人に暗黙の了解という認識はなく、
「ルール上、試合前にオーダーを変更できる」とキムギョンムン監督へ策を伝えます。

これを聞き、監督はこれを有効な手段だと思い、
ルールなので相手チームもやろうと思えばできるだろうということから、
試合開始1時間前と直前で違うオーダー表を提出することになりました。

では「相手チームのオーダーを見てから変更したのか?」というと、
そうとも言えない部分があります。

実は試合開始の1時間40分ほど前、ベンチ前で韓国の記者と当方は、
監督を囲んで雑談をしました。
その際、監督は「先発はチョンビョンホ」であること、
「1、2番の打順を入れ替えること」を話してくれました。

当方は、それから試合開始までの間、日本の各メディアに、先発予想について、
伝える機会があるのですが、監督から聞いた上記のことは、
胸の中にしまっておくのがルールですし、また、監督が本当のことを言うとも限らないので、
当方の当初の先発予想どおり、
「チャンウォンサムかチョンビョンホ」とお伝えしていました。

そして試合開始30分前のメディアへのオーダー発表。
前日も記しましたが、TBSラジオさんのマイクの前でスタメンを伝えます。
そこでオーダー表を見てびっくり。
先発投手の名に「リュジェグク」とありました。
そのため、ついマイクの前で「いやぁ、味なことしますねぇ」と言ってしまいました。
監督に「してやられた」と、思ったからです。

しかし、ふたを開けてみたら、マウンドにはチョンビョンホ。
最初に発表されたオーダーがいわゆる「偽装」で、
後々、オーダーが変更されたことを知ります。

韓国側としたら、オーダー変更を行うことで、
1.相手チームに試合直前まで、先発を右投手だと思わせておいて、
実際の先発である左投手への(気持ちの)準備をさせない。
2.相手チームの先発投手を見て、打順を組む。

以上のメリットがあるかと思います。
しかし、2については、オーダー提出・受け取り前の段階で、
「監督は1、2番の打順を入れ替えること」を話していたので、
左の成瀬の先発を読んでいたことになります。
ただ「右のダルビッシュもあるかも」という面も残しつつ打順を組むのと、
「左の成瀬が来る」とわかって打順を組むのでは、全く違ってくるので、
双方が変更しない場合、一方にのみ利点が出てきてしまいます。

3日のフィリピン戦後の記者会見で、
日本のフリーのジャーナリストの方が、監督に、
「北京五輪でもまたトリックを使いますか?」
というような質問を英語でしたところ、
監督は「野球を今までやってきて、監督をやっている以上、
野心は持っているが、スポーツというのは常に正しくやるものだと、
努力している。今回の件はアマチュアのルールが間違っていて、
それを活用した」旨回答。

監督は前出の担当者の件にはふれず、このままでは監督の独断となりそうだということで、
KBO側から監督へ「通訳者(担当者)が間違えて理解した」旨のコメントをするよう伝え、
監督もそれを話しました。

今回の件について、KBO内部や韓国メディアの大半は、
「まったく余計なことをして」という反応がほとんどです。
そうではない肯定的な記事が日本語で出ているとしたら、
現地記事の日本語訳が間違っているか、ごく一部の反応を、
日本人が興味を持つだろう(アクセスが増えるだろう)と、
あえて新聞社の日本語サイトがとりあげて掲載している可能性が高いです。

ということで、今回の一件、正当化できる点はまったくありません。
もしあるとすれば、IBAFのルール改正のきっかけになったことくらいでしょうか。

しかし、それが監督への批判になっていないのは、
キムギョンムン監督が本来紳士であること、
上記のように担当者の判断があったことを、
韓国メディアは知っているためです。もちろん、最高責任者は監督ですが。

ホント、余計なことをしてしまいました。
ただ、盛り上がりがいまいちと言われていた、北京五輪予選ですが、
こんな件で、関心が多少高まってしまったように思います。
WBCのときも「誤審騒動」をきっかけに関心が高まりましたが。

というのが、状況です。
まじめに記して疲れたので、後日無駄ばなしで発散します。

さて、3日で台中での北京五輪アジア予選が終了。
そこで、サイトやブログをいつもご愛顧いただいているみなさんに、
久々にささやなかながらプレゼントをご用意しました。

五輪記念ボール
大会の記念ボールを1名様に。
(前回と過去のプレゼント企画)

応募方法などは後日、無駄ばなしを記すときなどに改めて。

☆きょうのあれこれ
・2日の韓国-日本戦。試合中にもかかわらず、当方が観戦していた脇の階段に、
スーツ姿のイビョンギュが!「なぜ試合中に!?」と思うと、
その人は佐々木誠さんでした。。。
以前から似ていると思っていましたが、間近で再確認するとやはり似てます。
試合を実況していたTBS戸崎アナも、この通路脇の放送ブースで同じことを思ったそうです。
WBCの時に、アメリカの解説だったデストラーデさんが練習中のイビョンギュを見て、
「マコト、マコト」と言っていたのを思い出しました。誰もが認めるそっくりさんです。


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2007年12月02日

韓国、日本に惜敗し今大会での五輪行き遠のく

北京五輪アジア予選韓国代表選手紹介

 日 本 |0 2 1|0 0 0|0 1 0| 4
 韓 国 |1 0 0|1 0 0|0 1 0| 3

<韓国>
指 チョングンウ - 打指一 チャンソンホ
二 コヨンミン
中 イテククン
三 キムドンジュ
一 イデホ - 走 キムミンジェ - 投 チョンデヒョン
遊 パクチンマン
左 イジョンウク
捕 チョインソン - 走 イヒョンゴン - 右 イビョンギュ
右 ミンビョンホン - 打右 イデヒョン - 打捕 パクキョンワン

投 チョンビョンホ - チャンウォンサム - ハンギジュ
  - リュテクヒョン - クォンヒョク - チョンデヒョン

日本戦ということで、ゲーム経過などの情報は多いので現地の雑感などを。
まず、非常に驚いた先発オーダー問題。

メディアなどが先発オーダーを知りえるのは、
試合開始30分前の17時30分(現地時間)。
当方はその時、TBSラジオさんの
「橋本清のエキサイトベースボールサンデー」のスタジオとやり取りを
させていただくので、球場バックネット裏の特設ブースに。
中継の解説をされる青島健太さんと先発オーダー表の到着を、
マイクの前で待っていました。
どうでもいいことですが、青島さんと室井で「踊る~」のようです。
ドラマも映画も観てませんが。。。

大会本部から受け取ったオーダー表を手に、TBSラジオのスタッフの方が、
放送ブースへ飛び込んできます。
「さぁ、先発メンバーが発表されました!」と青島さんが
日本のオーダーを読み上げます。
「日本の先発ピッチャーは、成瀬!」

続いて当方が韓国のオーダーを1番から順に読み上げます。
「1番・レフト イジョンウク....そして先発ピッチャーは…リュジェグク!?」

驚きました。
台湾戦にリュヒョンジンが投げたことで、
日本戦の先発はチョンビョンホかチャンウォンサムというのが、
当方含め、韓国側の予想。各所でこの両左腕についてのお話をしていたので、
「あちゃぁ」という気分でした。

日もすっかり暮れ、まもなくプレーボール。
試合前から一、三塁両で応援コールが起こり、両者にとって負けられない一戦であるという
緊張感にあふれます。

レフト線左のブルペンには先発のリュジェグク、ではなく、
左腕のチョンビョンホがピッチングをしています。
斜め前に座っていた、ある放送局の方に
「ブルペンで投げてるのチョンビョンホなんですけど」というと、
「ダッグアウト裏にもブルペンがあるので、
先発はそっちじゃないですかねぇ」とのこと。
「さすがリュジェグク、アメリカのプレーヤーはそうするのかぁ」などど
わかったようなわからないような感じで納得し、試合開始を待ちます。

そして1回表、日本の攻撃。
マウンドにはリュジェグク、ではなくやはりチョンビョンホです。
電光掲示板の表示もリュジェグクのまま。
何が何だかわからない状況で、
一塁側ベンチからも、星野監督がメンバー表を手に主審に確認をしにいきます。

頭に?を抱えたまま試合開始。

初回の日本の攻撃6球は、3人の打者とも何が何だかわからぬまま
進んだのではないでしょうか。

そして1回裏、韓国の攻撃。
三塁側ベンチの前では、左のイジョンウク、ではなく右のチョングンウが素振りをしてます。
2番も左のイデヒョンではなく、右のコヨンミンが待機。
「バッターもかよ!?」という状況に、
グラウンド上の選手を確認しながら「本当の先発オーダー」を、
TBSラジオさんのスタッフの方に伝えます。

そんなどさくさの中、2番・コヨンミンがセンターへ先制アーチ。

なんとも未経験な展開でした。
ことの顛末は日本メディアの各所で詳しく掲載されていますので、
そちらをご覧ください。

当方はこの件について、直接は確認をとってないので、
3日のゲーム前にでも、聞いてみようと思います。

さて、試合ですが韓国はこの戦力で、
格上の日本相手によく1点差ゲームができたというところでしょう。
10年近く停滞し進まなかった世代交代へのきざしと、スター揃いでなくとも、
用兵術を発揮した、キムギョンムン監督とソンドンヨル投手コーチの
巧みさが見られました。
(試合後、3日の明け方にかけて書いた、毎週連載している、
スポーツ朝鮮用のコラムには、このことを書いてみました。韓国語ですが)

日本と韓国のレベルは明らかに日本の方が上ですが、
何が起こるかがわからない(試合として)のが一発勝負。
大差ではなく、チャンスもあった1点差ゲームだけに、韓国側にとっては、
惜しさ、悔しさの残る敗戦でした。

3日は13時からフィリピン戦。
日本戦についてはまたあらためて記すこともあるかと思います。

☆きょうのあれこれ
試合前のベンチ前。今大会で一塁ベースコーチを務めるキムミンジェ選手に、
記者たちが「サインとか確認してるの?」などと質問をしていると、
近くにいた、ハイルソンKBO事務総長が、キムミンジェ選手に、
「おい、キム コーチ」と。

この日の「キム コーチ」は代走で出場しました。


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