2007年10月31日

韓国シリーズを終え

KONAMI CUP アジアシリーズを控え、
非常にバタバタしております。
31日はトゥサン球団事務所やら(シリーズ敗者ですが)、
MBC文化放送やら、帰国やらと。

韓国シリーズ総括なども記したいとも思いますが、またあらためて。
当ブログ以外の場所への掲載の場合もありますので、
その際には告知します。
その他もろもろの告知が日々続くかと思いますが、
ご興味ある方はどうぞよろしくお願いします。

今回も2点ほど。
まず、当ブログ、携帯でもご覧いただけるようになっています。
携帯でアクセス cmanさんにて作成。
よろしければ。

そして、2006年3月より毎週連載している、
スポーツ朝鮮紙でのコラム「室井の近くて遠い韓日野球」が、
11月1日より、朝鮮日報日本支社さんの携帯サイトでお読みいただけます。
当方が韓国語で書いているコラムを、当方が日本語化して掲載。
近々、コラムのみ独立したコーナーとなりますが、
しばらくは仮の形でスポーツニュース内への掲載となります。

携帯各社のメニューリストからニュースなどへ進むと、
「朝鮮日報(韓国)」があります。
朝鮮日報日本支社携帯サイトは月額100円です。

情報1点。今季のMVPにはダニエル・リオス投手、
新人王にはイムテフン投手の両トゥサン勢が選出されました。


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2007年10月29日

SK、球団創設8年目で初の韓国シリーズ制覇!

SKワイバンズが韓国シリーズ第6戦で、トゥサンベアーズをやぶり、
対戦成績4勝2敗で韓国シリーズを制覇。SKは2000年の球団創設以来初の優勝。

今季からSKを率いるキムソングン監督は1984年以降、
今年のSKが6回目の監督就任だが、今回が初優勝。
また、過去の韓国シリーズでは、第1、2戦に敗れたチームの優勝はなかったが、
今回のSKは、2連敗のあとの4連勝で優勝を決め、こちらも史上初となった。

トゥサン|1	0 0|0 0 0|0 0 1∥2
 S K |0 0 3|0 0 0|0 2 X∥5

→2007ポストシーズン日程表

試合はトゥサンが1回表、21イニングぶりの得点を挙げ先制。
しかし、3回裏にSKがチョングンウの2ランと、
キムジェヒョンのソロアーチで、3-1と逆転。

トゥサンはこのシリーズ通して、ランナーを出すも得点に結びつかず、
結局、5-2でSKが勝利。公式戦を1位で通過したSKが、
韓国シリーズでも優勝を決めた。

韓国シリーズMVPは、第5戦の決勝三塁打を含む、
22打数8安打 打率.364 2本塁打 4打点を挙げた、キムジェヒョンが選ばれた。

優勝決定
優勝決定の瞬間

キムソングン監督胴上げ
キムソングン監督胴上げ

シャンパンファイト
シャンパンファイト

優勝決定後のインチョン

アジアシリーズ出場権
KONAMI CUP アジアシリーズ2007出場権獲得

ダンスチョングンウ
韓国恒例の優勝時のダンス披露でおどける、チョングンウ

大田、加藤コーチ
大田卓司コーチと加藤初コーチ

福原コーチ
福原峰夫コーチ

韓国シリーズについては、また後日記します。


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2007年10月27日

トゥサン拙攻、SK主軸の力で優勝へ王手

秋の午後、強い日差しの下行われた、韓国シリーズ第5戦。
トゥサン、マット・ランデル、SK、ケニー・レイボーンがともに6回を無失点に抑え、
終盤、SKの主軸がエラーでつかんだチャンスで集中打を見せ、4-0でSKの勝利。
シリーズ対戦成績をSKが3勝2敗として、優勝に王手をかけた。

 S K |0 0 0|0 0 0|0 4 0∥4
トゥサン|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0

→2007ポストシーズン日程表

この日も30,500人満員のチャムシル。試合開始3時間前の当日券発売時には、
この3試合、場外に長蛇の列ができている。
試合前の場外

ゲームは両先発投手が要所を締める投球を見せる。
トゥサン・ランデルは狙い球を絞らせず、
一方のSK・レイボーンはフォアボールでランナーを出すも、直球と内角球を有効に使い、
トゥサン打線に拙攻の山を築かせる。
マット・ランデル
マット・ランデル(トゥサン)

ケニー・レイボーン
ケニー・レイボーン(SK)

トゥサンは2回裏、ノーアウトから5番・チェジュンソクがライト前ヒットで出塁。
6番・ホンソンフンが打席に入る。第2戦では自らの判断で送りバントを決め、
勝利に貢献したホンソンフンだが、ここは強攻。セカンドゴロで併殺。チャンスを逸する。

一方のSKも4回表、4番・イホジュンがセンターとセカンドがお見合うポテンヒットで出塁。
ノーアウトのランナーを出す。ここで5番・パクチェホンの打球は右中間を抜けようかという、
長打コースの打球。しかし、ライト・ミンビョンホンがダイビングキャッチ。
SKは好守に阻まれる。

その裏、トゥサンは4番・キムドンジュ、5番・チェジュンソクが連続四球で
無死一・二塁のチャンス。
ここで打席には6番・ホンソンフンを迎える。
ホンソンフンはバスターでファールの後の2球目、今回の打席はバントを試みるも、
小フライとなり、キャッチャーの前に落ちる。パクキョンワンが取り、サードへ送球。
サードからファーストに転送されダブルプレー。
ホンソンフンバント失敗
このバント失敗があとあとまで響く

続く7番・イデスが3球三振に倒れ、
トゥサンはまたもノーアウトのランナーで得点できず、ホームベースが遠い。

ランデル、レイボーンの両投手はランデルが123球、レイボーンが100を投げ、
いずれも6回無失点で降板。役割をきっちり果たす。

7回表、トゥサンのマウンドにはルーキー・イムテフン。
イムテフンは同期のSK・キムグァンヒョンの前夜の好投に刺激を受けたか、
SK打線をあっさり5球で処理。味方の打線に期待する。

一方SKはチョウンチョンをマウンドへ投入。こちらもトゥサン打線を3人で斬り、
0-0のままゲームは8回へ。

8回表、太陽が一塁側後方に傾き、グラウンド全体が影になり、照明塔にも灯がともる。
グラウンドレベルに流れる風も少し冷たさを感じ始めた頃。
この回先頭の2番・チョドンファの打球は一・二塁間へ。セカンド・コヨンミンは飛びつき抑えるも、
一塁への送球が悪送球。ボールが一塁側ベンチに飛び込み、SKは無死二塁のチャンスを作る。

ここで3番・キムジェヒョンがワンボールの後の2球目高めをひっぱたき打球はライトへ。
これがフェンスに直撃する三塁打。チョドンファがホームに生還し、1-0。
8回表にしてようやく試合が動く。
キムジェヒョン三塁打
チョドンファが生還。キムジェヒョンも三塁へ。

続く4番・イホジュンはカウント1-2から外角の直球を右中間へ運ぶ二塁打。
キムジェヒョンが還り、2-0とする。ここでトゥサンはピッチャーをイヘチョンに交代。
5番・パクチェホンは三振に倒れるも、6番、途中守備から入ったキムガンミンが、
真ん中に甘く入ったストレートを引っ張り、レフトフェンス直撃の二塁打。
イホジュンが還り、3-0とリードを広げる。
キムガンミン
二塁ベース上でガッツポーズのキムガンミン

1死二塁で7番・チョンギョンベが4球目をピッチャーゴロ。
二塁走者・キムガンミンが飛び出し、二・三塁間に立ち止まるも、イヘチョンは一塁へ送球。
キムガンミンは三塁へ進み、2死三塁となる。

ここで8番・パクキョンワン。パクキョンワンの3球目、イヘチョンの投じたボールは、
打者の足元でワンバウンドするワイルドピッチ。三塁走者がホームインし4-0。
8回表にSKには大きな4点、トゥサンにとっては痛い4点を喫する。

8回裏、トゥサンはこの回から登板のカドゥクヨムから1死一塁のチャンスを作るも、
3番・コヨンミンがセカンドゴロ併殺。

9回裏には、このシリーズ12打数ノーヒットだったキムドンジュにやっとヒットが飛び出し、
無死一塁のチャンス。5番・チェジュンソクが倒れ、1死一塁。
ここで6番・ホンソンフン。ホンソンフンの5球目はショートゴロ。
6-4-3と渡る併殺でゲームセット。ホンソンフンはこの日3つ目のダブルプレーを喫する。
この日のトゥサンはチーム5併殺で、ホームが遠く、
トゥサンは第3戦7回から、21イニング無得点。

ゲームはSKが4-0で勝利し、2連敗のあとの3連勝で優勝に王手をかけた。

トゥサンは1、7、8回を除き、毎回ノーアウトのランナーを出すも生かせず、
5併殺が大きく響いた。特に2回裏にバントせず、4回裏にバントを失敗し、
結果、いずれも併殺となったのが痛かった。

トゥサンのわずかな明るい話題は12打数ノーヒットの4番・キムドンジュに、
9回裏に初ヒットが出たことくらいだ。

第1、2、3戦の死球渦、第3戦、6回表の死球による騒動以降、完全に流れがSKに傾いた、
今年の韓国シリーズ。若い選手がグラウンドを駆け回るのが魅力のトゥサンだが、
トゥサン打線は内角への意識が過剰になり、プレーオフからの勢いは影を潜め、中軸も沈黙。
ムードメーカーのホンソンフンも3併殺で、ベンチから声も上がらない。

27日デーゲームを終え、移動日をはさみ、29日にナイトゲームで第6戦。
3連勝で優勝に王手をかけたSKには余裕の雰囲気があるが、
時間的には丸2日空くことで、一度頭を切り替えればまだまだトゥサンに可能性はある。

5戦まで、全てビジターチームが勝利している今年の韓国シリーズ。
第6戦はトゥサンが一矢を報い、第7戦に総力戦になるのでは?と予想される。

一応、当方今回の韓国シリーズ予想が結構当たってます。
威張ってもしょうがないんですが、ちょっと嬉しいです。
→10月19日のブログ10月21日のブログ
「第5戦が打ち合い」というのははずれましたが。。。

<ここまでの星取り SK側から見て>
SK ●● ○○○ トゥサン

両チームの談話
トゥサン・キムギョンムン監督
ハァ(ため息)。ホームでトゥサンファンがたくさん来てくれたのに、申し訳ない。
選手は一生懸命やっているが、打者は内角を意識しすぎて攻撃的ではなくなった。
7戦まで行くよう努力する。8回まで0-0でコヨンミンの悪送球も、よく打球を止めてのこと。
あさって(第6戦)、特に打順は変えず、(キム)ドンジュにヒットも出たから大丈夫だろう。
第6戦の先発はイムテフン。

SK・キムソングン監督
レイボーンはシーズン中、ヒットを打たれると必ず失点するするが、
フォアボールでは失点しないという、シーズン中のデータがあったからフォアボールでは、
心配しなかった。(第6戦で決めますか?という質問に)急いで勝負はかけない。
投手陣がよく投げているのは、パクキョンワンのリードのおかげ。
攻めるところを攻め、逃げるところを逃げ。第6戦の先発は家に帰って考える。

☆きょうのあれこれ
試合開始直前。始球式イベント関係者が引き下がるのを待つため、
グラウンドレベル通路で立っていると、
この日のレフト線審・キムプンギさんが、「いつも新聞のコラム読んでます」と。
監督、コーチ、選手、関係者から言われることはあっても、審判からは初めて。
そして「韓国は応援の音がうるさくないですか?」と。
確かにシーズン中も観客席に設置のスピーカーから大音量を流してますが、
ポストシーズン中ははっきり言って異常な音量。試合開始2時間近く前から流しっぱなしで、
ベンチで監督との雑談も聞こえず、試合中、隣の人と話すにも大声で。
おかげで当方、朝起きるとのどがかれちゃってます。


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2007年10月26日

ルーキー・キムグァンヒョン完璧投でSK2勝2敗のタイに

トゥサン2連勝のあと、第3戦をSKがとり、迎えた第4戦。
トゥサンは第1戦完封のエース、ダニエル・リオスを立てたが、
SKの先発、ルーキーのキムグァンヒョンが7回1/3を1安打無失点に抑え、
4-0でSKが勝利。2連敗のあとの2連勝でSKがシリーズ対戦成績を、
2勝2敗のタイに持ち込んだ。

 S K |1 0 0|0 2 1|0 0 0∥4
トゥサン|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0

→2007ポストシーズン日程表

第4戦のチャムシル
前夜の雨中とは変わり秋の夜空の下のチャムシル。
前夜同様、30,500人満員。

ゲームは第2、3戦に続き、SKが初回に得点。
1番・チョングンウが三遊間をやぶるヒットで出塁。しかし2番・チョングンウの
セカンドライナーで戻れず、ダブルプレー。2死ランナーなしとなる。

しかし、3番・キムジェヒョンがカウントノースリーから右中間へ二塁打。
続く4番・イホジュンがワンストライクのあとの2球目をセンター前に運び、SKが1-0と先制する。

SKの先発・キムグァンヒョンは初回、直球に威力があり、
トゥサン打線を相手に四球ひとつを与えるも、150キロを超える球が4球あり、2奪三振。
上々の立ち上がりをみせる。
キムグァンヒョン01

一方のリオスは中3日の影響か、第1戦ほどの球の走りはない。

SKは2回にもチャンスを作るも、ここは三遊間を抜ける当たりを、
天国と地獄を味わった、ショート・イデスが(前日のブログ参照)横っ飛びでキャッチ。
トゥサンはピンチを脱する。

キムグァンヒョンは4回裏、3番・コヨンミンを149キロの速球で空振り三振、
4番・キムドンジュをショートゴロ。5番・ホンソンフンはバットの根元をへし折るファールチップで、
空振り三振を奪い、毎イニングガッツポーズを見せ、笑顔でベンチへ引き上げる。
キムグァンヒョン02

1-0のまま迎えた5回。1死のあと、第2戦でホームランを打った2番・チョドンファが、
この日もライトへ運ぶソロアーチ。通算1本塁打のチョドンファがこのシリーズ4試合で2発放つ。
チョドンファ第2号

続く3番・キムジェヒョンもカウント2-0からのスライダーをライトへ運ぶソロアーチ。
3-0とリードを広げる。
キムジェヒョン第1号
指を突き上げ、三塁側のファンへアピール。

SKは6回にもこの回からリオスに代わりマウンドに上がった、
キムサンヒョンからワイルドピッチで1点を挙げ、4-0とする。

SKの先発・キムグァンヒョンは6回1アウトまでノーヒット。
1番・イジョンウクに一・二塁間をやぶるヒットを喫するも、
2番・キムヒョンスのキャッチャーファールフライで、二塁にタッチアップしたイジョンウクが、
セカンドでタッチアウトとなり、ダブルプレー。
7回1/3を1安打2四球、2塁すら踏ませない完璧投でトゥサン打線を0点に抑える。

ゲームはその後も、チョウンチョン、カドゥクヨムのベテランがパーフェクトに抑え、
4-0でSKが勝利。シリーズの対戦成績を2勝2敗とした。

この日はSKの先発・キムグァンヒョンの投球につきる。
(をお持ちの方は、P.009のSK・キムソングン監督のインタビュー内に、
キムグァンヒョンについてと写真が掲載されています。)
キムグァンヒョン03

対リオスに負けも覚悟で第5戦にかけるつもりのSKだったが、
キムグァンヒョンの最高のピッチングで、勝利を収めた。
しかし、SKは攻撃では3、5、9回を除き、毎回ノーアウトでランナーを出し、
13安打を記録するも得点にはつながらず、攻めに課題が残る。
そんな中、キムジェヒョン、イホジュン、パクチェホン、チョンギョンベ、パクキョンワンといった、
経験のある中堅主軸がみな3割以上の打率を残し、今後も活躍が期待できる。

一方のトゥサンは若手が主体のチームだが、プレーオフからの勢いは途絶え、
主軸は4番・キムドンジュがシリーズノーヒット。
キャプテンでムードメーカーのホンソンフンもこの日は3三振と、明暗がくっきり出た。

第5戦は27日(土)に14時からのデーゲームで、
トゥサンの先発がマット・ランデル、SKがケニー・レイボーンという、
日本球界経験助っ人同士の対決となる。
このシリーズ派手な打ち合いというのはないが、第5戦は両者点を取り合う、
シーソーゲームになるのでは?という予想。当然、ミスをした方が不利になる。
今シリーズ唯一のデーゲームで、夕暮れに劇的な幕切れになるのではという、
秋の大舞台らしい結末を想像してしまう。

両チームの談話
トゥサン・キムギョンムン監督。
相手の投手(キムグァンヒョン)とは久々に戦ったが、その時より球が速かった。
完封食らってしまったので、明日は気楽に戦う。

SK・キムソングン監督
キムグァンヒョンがよく投げて、3、4、5番のベテランがよく打った。キムジェヒョンは昔の姿を
見ているようだった。24日の練習のとき、キムジェヒョン、チョングンウ、パクチェサンの状態が
良かったので、使うことを決めた。
キムグァンヒョンはある程度好投することは予想していたが、こんなにとは。
SKに大投手が誕生したよ。

好投のSK・キムグァンヒョン投手
気楽に投げた。(ノーヒットノーランなど)記録のことは考えず、集中して投げた。
(笑顔でのピッチングに)高校時代からそうやってきたので。

3番・キムジェヒョン選手
2002年の時、優勝できなかったときのような思いはもうしたくない。本当に優勝したい。
そういう気持ちが原動力になっていると思う。第2戦、じぶんのバランスがとてもよかったが、
試合に出られず、悔しくて妻にあたったりしてしまった。
トゥサンはいいチームでリオスもいい投手だが、しっかりと準備した。
昨夜は対リオスのイメージトレーニングしていたら3時間しか寝れなかった。
しかし、それが無意識的にいい結果になったのかもしれない。
キムグァンヒョンは、先輩であるじぶんから見てもカッコよかった。
20歳ほどの選手がゲームを楽しめるなんてすごい。

☆きょうのあれこれ
試合前、SK・キムソングン監督から声をかけられ
「韓国シリーズは観戦ツアーやらないの?」と。
「やりたいんですけど、日程が決まるのがギリギリなので」というと、「そうやな」と監督。
決戦の時に観戦ツアーのことなど考えてくれてありがたいことです。
(毎年実施の「韓国プロ野球観戦ツアー」)。


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2007年10月25日

韓国シリーズ第3戦、SKが大勝し1勝2敗に

トゥサンが1、2戦をとり、移動日をはさんで場所をチャムシルへ移した第3戦。
試合前から小雨がぱらつき、霧雨が降りしきる中、30,500人満員の観衆が、
ゲームを見つめた。

試合はSKが9-1で勝利し、対戦成績を1勝2敗に。
敗れたトゥサンの監督・キムギョンムン監督は試合後のインタビュー、第一声で、
「監督4年目になるが、きょうの試合は今までで一番ファンに申し訳ない試合だった。
すみませんでした」と謝るほどのものだった。その試合内容とは。

 S K |2 0 0|0 0 7|0 0 0∥9
トゥサン|0 0 0|0 0 1|0 0 0∥1

→2007ポストシーズン日程表

先制したのはSK。1、2戦ノーヒットだった、チョングンウがセンター前ヒット。
チョングンウは第1戦ショートの守りで、5回にトゥサン・イジョンウクが盗塁時、
捕手からの送球がセンターに逸れると、イジョンウクの足をつかむような動きで、
進塁を妨げるようにしたことから、一塁側のトゥサンファンからはブーイングを浴びている。
チョングンウ守備時
ショートがチョングンウ(第1戦)

続く2番・チョドンファはボテボテのサードゴロ。
この時、スタートを切っていた一塁走者のチョングンウは二塁を蹴って三塁へ。
1死・三塁のチャンスを作る。

ここで3番・キムジェヒョンがライトへ二塁打。チョングンウが還り、
SKがあっさりと1点を先制する。
続く4番・イホジュンのセンターフライでキムジェヒョンが三塁に進み、
5番・パクチェホン。パクチェホンのショートゴロが内野安打となり、キムジェヒョンが生還。
SKが初回に2-0とする。

SKの先発、マイク・ロマノは140キロ代後半の速球に威力があり、ピンチらしいピンチなく、
5回を終える。
ロマノ好投
6回を1失点のロマノ

このゲームの山場となったのは6回表。
プレーオフ第3戦に先発し好投した、トゥサンの先発・キムミョンジェが、
4番・イホジュンに左中間へ二塁打、5番・パクチェホンにレフトへヒットを喫し、
無死一・三塁。ここでトゥサンベンチはマウンドに、イヘチョンを送る。
イヘチョンは今季肘の手術と兵役の問題で、シーズン中の登板なし。
宮崎での教育リーグに参加し、状態がいいということで、韓国シリーズにエントリーされた。

左腕のイヘチョンに対し、SKは代打に右のキムガンミンを送る。
ここでSKベンチはスクイズを試みるも、後の談話で知るが、キムガンミンがサインを見落とし、
三塁走者のイホジュンがホームへ突入。三本間に挟まれタッチアウト。1死二塁となる。

ここから予想もできないことが続く。
サインを見落としたキムガンミンは5球目をショート前のゴロ。これをショート・イデスが落球し、
1死一・二塁。続く、7番・チョンギョンベの打球は詰まったサードゴロ。
サード・キムドンジュはサードベースを踏めば、フォースアウトにきわどいタイミングだったが、
一塁へ送球しセーフ。内野安打で1死満塁とする。

ここで8番・チェジョン。カウント2-0からの3球目を打つと、打球はショート正面のゴロ。
ショート・イデスは三塁へ進む二塁走者と交錯し落球。この回2つ目のエラーで、
三塁走者がホームイン。3-0とする。

なおも1死満塁で9番・パクキョンワン。パクキョンワンはイヘチョンのストレート主体の投球に、
ファール5球でタイミングを計り、8球目を右中間へ二塁打。2者が生還し、
5-0とリードを広げる。

マウンドのイヘチョンにとっては、打ち取った内野ゴロ3つで出塁され、
初めて喫したヒットで失点というやるせない状況。
打順は1番に戻り、チョングンウ。このチョングンウの初球がチョングンウの背面、
お尻に当たる死球。この投球に故意性があるとして、主審がイヘチョンに警告を与える。

1死満塁で2番・チョドンファ。チョドンファの打球はショートへのフライ。
これをまたもショート・イデスが捕りそこなう(記録は内野安打)。
サードのキムドンジュもフライを追いに来て、がら空きの三塁に、イデスが送球。
ボールは三塁ベンチ前を転々とし、2者が生還。SKは5者連続で得点し、7-0とする。

さらに1死二・三塁で、3番・キムジェヒョン。
その初球、ワインドアップで構える、左腕・イヘチョンに、三塁走者・チョングンウがホームスチール。
投球がワイルドピッチとなり、二塁走者も生還。9-0とSKが大量リードする。

このあとさらに、キムジェヒョンの初球。イヘチョンの投球はキムジェヒョンの足元へ、
故意とも見える投球。これにキムジェヒョンが怒りマウンドへ。キムジェヒョンは、
第2戦、トゥサン・キムドンジュの死球の際、止め役にまわっていたが、
今回は自らマウンド方向へ。ここで両軍ベンチから全選手が飛び出す。
キムジェヒョン


両軍乱闘

当事者同士ではなく、第4戦先発のリオスが興奮し、それをホンソンフンが止め、
キムドンジュも怒りをあらわにし、約10分間、ゲームが中断した。
リオスを止めるホンソンフン
リオスと止めるホンソンフン

試合はこの裏、トゥサンが1点を挙げるも、9-1でSKが勝利。
韓国シリーズの対戦成績をSKが1勝2敗とした。

この試合、第2戦けがをおして出場し、活躍したことで、一躍ヒーローになったイデスが、
1イニング3エラーという天国から地獄を味わう結果となった。

また、1、2戦で6つの死球を食らったトゥサンは、この日も5回にチェジュンソクが当てられ、
試合前から、一触即発となるムードを持っていた。
第2戦の2回にはアンギョンヒョンが死球で右手親指を骨折。ギプスをはめてのベンチ入りで、
選手の帽子にはアンギョンヒョンの背番号「3」が記されていただけに、
SK側が内角のボールに怒ることは、納得がいかないため、今回の乱闘となった。
キムドンジュのヘルメットに3
キムドンジュのヘルメットにも、大きく「3」

誤解のないように記しますが、韓国ではしょっちゅう乱闘騒ぎがあるわけではありません。
監督の退場などは日本の方がとても多いです。

SKとしてはリオスで勝てないとしても、他の投手で相手が嫌がることをして、
7戦勝負で狙う優勝。一方のトゥサンは相手の挑発に乗ると、若い選手が多いだけに、
流れはSKに傾く可能性がある。

第4戦の先発はトゥサンが中3日でダニエル・リオス。SKはルーキーのキムグァンヒョン。

☆きょうのあれこれ
・前日24日、日本からお越しの解説者Nさんにサムゲタン他、鶏三昧をごちそうになり、
当方パワー全開。ちょっと落ち気味だった体調が復活しました。
そのNさん、イデスの1イニング3エラーに「オレのシリーズ1イニング2エラーを超えた(笑)」
とのこと。いろいろお話しを聞き勉強になりました。

・以前から「こんどご飯でも」と誘われていた、ホグヨン解説委員と試合後食事がようやく実現。
この日の試合について「きょうの試合は社会人野球の決勝戦」と。雨中の残念なゲームでした。


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2007年10月23日

トゥサン連勝でシリーズ2勝0敗に

リオスの好投で第1戦で先手をとったトゥサンが、第2戦は全員野球でSKを制し、
プレーオフの勢いそのままに韓国シリーズの成績を2勝0敗とした。

トゥサン|0 0 2|0 1 3|0 0 0∥6
 S K |2 0 0|0 1 0|0 0 0∥3

→2007ポストシーズン日程表

先制したのはSK。1回裏、1死のあと、2番・チョドンファがレフト前にヒット。
3番・イジンヨンのところで、チョドンファが盗塁を試みるも失敗。
イジンヨンは四球で歩き、1死一塁としたところで、
4番・イホジュンがライトへ2ランホームラン。SKが2-0とする。

追うトゥサンは3回、2死から2番・キムヒョンスがセンター前ヒットで出塁。
続く3番・コヨンミンがレフトへ2ランを放ち、2-2の同点に。

同点にされたSKは3回裏、この回先頭のチョドンファが四球で歩くも、
続く3番・イジンヨンがセカンドゴロ併殺でチャンスを逸する。
この日のトゥサンのショートは、プレーオフ第1戦で4打数4安打するも、
第3戦の併殺プレーで負傷した、イデスがスタメン出場。
しかし、この併殺プレーでもひざを痛めてしまう。
第3戦イデス併殺プレー

トゥサンは5回、8番・チェサンビョンがレフトへソロアーチ。3-2と1点リード。
しかしSKもその裏、通算本塁打1本のチョドンファがライトへアーチをかけ、3-3の同点。
伏兵どおしの一発でゲームは再度振り出しに戻った。

同点にされたトゥサンは、6回表、3番・コヨンミンが三遊間をやぶり出塁。
4番・キムドンジュの打席でSKの先発・チェビョンヨンの投球が死球に。
2回にはアンギョンヒョンが死球退場し右手親指を骨折したあとだけに不穏な空気に。
キムドンジュ死球

無死一・二塁で5番・ホンソンフン。ホンソンフンは1球目ファールのあと、
2球目に送りバントを試みるも失敗。カウント2-0となったが3球目にもバントを試み、
送りバント成功。ホンソンフンはバントを決め、オーバーアクションで3塁側ベンチへ下がる。
中心選手のチームプレーに沸くトゥサンベンチ。

6番・アンギョンヒョンに代わって入ったチェジュンソクが三振で、2死二・三塁。
7番・イデスは粘った末、センター手前への飛球。センター・キムガンミンが
ダイビングキャッチを試みるも、ボールはグラウンドに転がり、2者生還。
トゥサンが5-3と2点リードする。
ホームインに沸くトゥサン
コヨンミンがキムドンジュを迎え入れる。

続く8番・チェサンビョンも左中間をやぶり二塁打。ひざを負傷している一塁走者・イデスが
激走しホームイン。ホームベース上に倒れこみコーチに起こされやっとベンチへ下がる。
コーチに促されホームイン
イデスの全力プレーに三塁側スタンドも大声援

投げては先発、マット・ランデルのあとを3番手のイムテフンが4回を0点に抑え、
ゲームは6-3でトゥサンが勝利。2連勝で移動日のあと、地元・チャムシルで第3戦を迎える。

両チームともランナーが出てもそれをうまくいかせない攻めが続き、
序盤の一発のあとに効果的に得点をできるかの差が結果に現れた。
連勝のトゥサンは中堅、ベテランと若手がチームのために自らを犠牲にし、
チームが非常にまとまっている。
ポストシーズン好調のイジョンウクがこの日はブレーキだったが、
それに代わる日替わりヒーローが出てきている点が強みだ。

SKは公式戦を1位で通過するも、待つ身のつらさか動きにキレがない。
移動日となる24日を休養日に充てたトゥサンと、練習を行うSK。
第3戦以降、故障者を抱えるトゥサンと、ゲーム感の戻ったSKで、
星を分け合うか、それともトゥサンが一気に行くか。

トゥサン・キムギョンムン監督の談話。
(6回のホンソンフンの送りバントについて)
初球はエンドラインのサインを出して、2球目は送りバントを指示したがファールになった。
3球目は特にサインを出さなかったが、ホンソンフン選手が自らバントをしてくれた。
見えない小さなつなげるプレーが強いチームには必要。ホンソンフンの自分を犠牲にした、
チームプレーがありがたかった。

その他談話などはまた改めて。

前日「5-4でトゥサンの勝利」と予想しましたが、
結果、6-3でまぁいいところいったと思います。予想屋さんではないですが。

☆きょうのあれこれ
22日、第1戦の試合前、スーツ姿の見覚えのある細身の男性がグラウンドに。
その方は小林繁さんでした。SKの二軍投手インストラクターを務めるため、挨拶に。
さっそく23日から練習に参加し、第2戦を控えたキムソングン監督も、
試合前、二軍の練習へ向かったそうです。


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2007年10月22日

リオス完封でトゥサンが先勝

前日から寒さが和らいだ韓国。秋の日暮れ空の下、
2007年の韓国シリーズがSKの本拠地・インチョンムナク球場でスタートした。

ゲームは今季22勝のトゥサンのエース・リオスがシーズン通りの投球で、
SK打線を散発4安打、三塁を踏ませず完封。
野手陣も自慢の足を生かし、トゥサンが2-0で韓国シリーズ初戦を制した。

トゥサン|1 0 0|0 1 0|0 0 0∥2
 S K  |0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0

→2007ポストシーズン日程表

シリーズ第1戦
韓国にはこんなきれいな球場もあるんですよ。
この写真を撮った上段の階段まで観客はいっぱい。

トゥサンは初回、プレーオフのMVP・イジョンウクが三遊間を破るヒットで出塁。
2番・キムヒョンスのセカンドゴロで二塁へ進み、1死二塁。
ここで3番・コヨンミンがカウント0-2からの3球目を右中間へ二塁打。
プレーオフを勝ち、試合感に勝るトゥサンが、
SKの先発、ケニー・レイボーンの立ち上がりにあっさり先取点を挙げる。
コヨンミンタイムリー
コヨンミンが先制タイムリー

トゥサンの先発・リオスはいつも通りの制球力に加え、
球威もあり、3回裏、8番・チェジョンでの投球で154キロを記録。
ムナク球場の+αがあるスピードガンという点はあるにしても、
当方が観た中では、いままでのリオスで最も球が走っていた。
リオス完封
ダニエル・リオス(トゥサン)

追加点を挙げたいトゥサンは4回。
この回先頭の、5番・ホンソンフンがライト線へ二塁打。
二塁ベース上でいつも通りのオーバーアクションで盛り上げる。
ここで6番・アンギョンヒョンも初球をライト線へ放つ。
しかし、ライト・イジンヨンが打球へ向けて一直線に走りダイビングキャッチ。
WBCでのプレーを思い出させるスーパーキャッチを見せる。
この後レイボーンが2者を内野ゴロに抑え、ピンチを脱する。

続く5回表。1死から1番・イジョンウクがセンター前へこの日2本目のヒット。
2番・コヨンミンの3球目にイジョンウクが二塁へ盗塁。
キャッチャーからの送球がセンターへ逸れる間、イジョンウクが三塁をうかがうも、
ベースカバーに入った、チョングンウにつまづき進塁できず。
イジョンウクとキムグァンスコーチがチョングンウが故意に押さえつけたのでは?と
抗議するも受け入れられず、そのまま二塁に。

結局、2番・キムヒョンスが四球で歩き、続く3番・コヨンミンの打席で、
レイボーンのワイルドピッチがあり、それぞれ進塁。
コヨンミンも四球で歩き、1死満塁でバッターは4番・キムドンジュ。

ここでキムドンジュの打球は、センターの前に落ちようかというポップフライ。
セカンド・チョンギョンベがキャッチしたこのフライで、
三塁走者・イジョンウクが思い切ってタッチアップ。
ホームクロスプレーになるもカットマンのファースト・イホジュンの送球がやや逸れ、
キャッチャー・パクキョンワンのタッチより、イジョンウクの足が速くベースにつき、
トゥサンにとっては大きい、SKには痛い2点目が入った。
パクキョンワンはこのプレーで足から腰にかけて痛めるも、
そのままマスクをかぶりつづける。
ホーム突入のイジョンウク  イジョンウクセーフ
クロスプレーでホームに生還し、喜ぶイジョンウク。

2点を追うSKはリオス相手に、終盤いい当たりはするも、得点には結びつかず。
SKはレイボーンを6回で交代し、試合から間が空いたリリーフ陣を5人投入。
ランナーは出すも、失点は許さなかった。

結局、リオスが9回裏、最後の打者、4番・イホジュンを三振に斬り、
99球完封でトゥサンがプレーオフの勢いそのままに、韓国シリーズ初戦を制した。

両チーム監督の談話。
SK・キムソングン監督
リオスは終盤、スピードが落ちるかと思ったが、落ちなかった。
選手たちは間があいた割には試合感があった。投手たちも何人かテストできて良かった。
チョウンチョンは「早く投げさせてくれという」ので投入した。
きょうの試合は、試合感をつかむことを重要視した。
(5回のセカンド犠飛での失点について)カットに入ったイホジュンが、
もう少し前でカットできたらアウトにできただろう。
好調のイジョンウクは今後はさらにマークするから、そうはうまくいかないだろう。

トゥサン・キムギョンムン監督
リオスがリオスらしい先発をしてくれた。打者は残塁が多かった。
(明日の先発は?と聞かれ)分かっているでしょう?ランデル。
うちはリオス、ランデルの2人だから。ランデルには5回まで投げてもらって、
きょうは使わなかったリリーフ陣につなげて欲しい。
(負傷欠場のショート・イデスについて)代わりに入ったオジェウォンは、
打ちはしなかったが、エラーもないしいいでしょう。
イデスはきょうも休めたし、第3戦くらいから出られるのではないか?

完封勝利のダニエル・リオス投手
(キムソングン監督が「スピードが落ちなかった」といったことについて聞かれ)
シーズン中も落ちないよ(笑)。(球速について)ムナク球場はスピードガンが甘いからね。
危ないと思った場面は、8回裏にキムジェヒョンにヒットを許した場面。
初めて先頭打者を出した回だったので。

第2戦の先発はSKがチェビョンヨン。トゥサンがマット・ランデル。
トゥサン・イジョンウクの好調は止まらず、SK先発のチェビョンヨンが、
イジョンウクを出塁させないかがみどころ。
SK打線は・ランデルの立ち上がりを攻略するかが重要だ。

両者ともシリーズで顔を合わせるにふさわしい戦力を備えていて、
例年より見ごたえのある今年の韓国シリーズ。
その大舞台に満員の観衆が集まり、第1戦では好守が続出した。
第7戦まで歴史に残る死闘が繰り広げられることを期待したい。

ちなみにきょうのゲーム「2-0でトゥサンの勝利」と予想しズバリ的中の当方。
といっても、誰にも言ってなかったので証明はできないのですが、
まぁ、自己満足ですが嬉しいです。
せっかくなので、23日のゲームは(だいたい調子に乗ると外れますが)5-4でトゥサンの勝利。
4勝3敗でSKの優勝を予想しているのに、1、2戦はトゥサンがとるという読みです。

☆きょうのあれこれ
試合前、SKベンチでイジンヨン外野手。ピカピカのスパイクを自慢し、
「これ日本から直接輸入したんだよ。40万ウォン(約5万2000円)。
インチョン空港まで取りに行って」と。
この日のイジンヨンは4回、リオス相手にバントヒットを決め出塁。
ここで新しいスパイクの見せ場と盗塁を試みるも失敗。スパイク効果はなし。
しかし、2度もグラブで好守を魅せてくれました。


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2007年10月21日

韓国シリーズ展望

21日14時からポストシーズン恒例のメディアデイが、
インチョンムナク球場で行われた。
メディアデイは両チーム監督と代表選手1名ずつが出席する、記者会見。

先に登場はSK・キムソングン監督とイホジュン内野手。
キムソングン監督は「イホジュンはこのシリーズでMVPを獲るよ」と記者陣に。

しばらくしてトゥサン・キムギョンムン監督とホンソンフン捕手が姿を現す。
するとキムソングン監督が
「2時過ぎてるよ。先輩待たせてどういう気だよ」と先制パンチ。
韓国シリーズは既に始まっていると感じさせられた。

SK・キムソングン監督
公式戦が終わってからだいぶ待った。
トゥサンはいいチームだから7戦まで行くだろう。
準プレーオフ、プレーオフとミスをしたチームが負けているので、
ミスをしない方が勝つ。

トゥサン・キムギョンムン監督
SKは(プレーオフで戦った)ハンファとは違うタイプのチーム。
プレーオフを終えてから、新たにしっかりと準備してきたので、
ファンにとってもいい戦いができるだろう。

キムソングン監督はトゥサン・リオスの投球がボークだとし、
具体的にプレーオフでのコドンジンと対した際がボークだったと、
トゥサンサイドをけん制。
一方、キムギョンムン監督もパクチェホンが、
バッターボックスから出て打撃することを言及。
シリーズではそれぞれが審判にアピールする神経戦も見られそうだ。

さて、シリーズ展望。
→2007ポストシーズン日程表

両チームとも似ているチーム構成。
先発はいずれも右の外国人投手2人が柱で、
攻撃では足が売りの若手がかき回し、
中堅の中心打者が軸となるという形。
今季の対戦成績は10勝8敗で2位のトゥサンが勝ち越し。
SKが今季唯一負け越したのがトゥサンだった。

とりわけSKは、初戦の先発・リオスに対し、
5試合4勝1敗 防御率0.23と苦手にしている。
あわやノーヒットノーランというゲームもあった。

SKはリオス対策を徹底的に行い、前日の練習でも各打者に、
極力、バッターボックスの内側に立つように指示し、
誘い球には乗らず、外の球をうまくさばくよう練習を続けていた。
投球テンポが速いリオスに対し、タイムをかけたり、
バントで揺さぶったりとSKはあらゆる手をつかってくるだろう。

1、2戦は実戦から間があいたSKより、
プレーオフを勝ち抜いたトゥサンの方が有利だが、
7戦戦えば、リオスも3回登板する可能性があるため、
SKとしては1戦でどれだけ
リオスに対しいやらしい野球をできるかだろう。
3戦以降は、非常にもつれる可能性がある。

先発はSKがレイボーン、ロマノ、チェビョンヨン、
トゥサンがリオス、ランデル、キムミョンジェとトゥサンの方が上だが、
ブルペン陣はSKの方が駒がそろい、1人1殺の継投をしてくる。
トゥサンは抑えのチョンジェフンが不調なのが心配なところ。

野手陣では、SKがチョングンウ、チョドンファ、
トゥサンはイジョンウク、コヨンミン、ミンビョンホンと俊足がそろうが、
走塁技術はトゥサンの選手が上。しかし、失敗を恐れず試みるチョングンウは、
トゥサンから見ると何を考えているか分からず脅威だろう。

心配な点としてはトゥサンのショート・イデスがプレーオフ第3戦で、
二塁ベース上でクルジュと交錯し負傷。出場が微妙な状態だ。
(※をお持ちの方へ。トゥサン・#9イデスとSK・#3ナジュファンは、
シーズン中にトレードでそれぞれチームが入れ替わっています)
イデス負傷
プレーオフで、イデスが負傷したプレー

今年のシリーズはもつれて7戦までいく、記憶に残るシリーズになるのでは?と
期待も含めて予想する。

両チームの先発は、SKがケニー・レイボーン、トゥサンがダニエル・リオス。

☆きょうのあれこれ
・SK・大田卓司コーチに大田コーチがMVPを獲ったときの、
1983年西武-巨人の日本シリーズについてあれこれと聞く。
当時、小学5年生の当方は、徹夜して並びチケットを買い観戦し、
学校では先生がいない隙に、教室のテレビで試合を見たところ、
女子にチクられるなど、思い出深い日本シリーズ。
場面場面の細かいお話を伺ったので、それについてはまた改めて。

・SK・福原峰夫コーチ、ナジュファン内野手とグラブ談義。
そこに某捕手がやってきて、当方に
「○○社の古田モデルがすごく使いやすいんだけど、
オレのスポンサーは××社だから○○社のマークはずして××社のをつけて
使ってるんだよ」と。いいのか?そんなことで。

ちなみに、観戦ツアーにお越しの方はご存知かと思いますが、
SK内では「SHIOTANI」と刺繍されたグラブが重宝されています。いいグラブなのです。


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2007年10月20日

韓国シリーズまであと2日

韓国シリーズ前日の21日は14時から恒例のメディアデイ。
SKトゥサンの両監督と代表選手が出席しての記者会見。
予告先発制なので、この場での発表となります。
→2007ポストシリーズ日程表

さて、韓国シリーズのあとに行われるアジアシリーズでのイベント、
「韓国プロ野球トークライブ!」まだまだご参加者募集中ですが、
KONAMI CUP アジアシリーズ2007の公式サイトにも
バナーが掲載されていますので(各ページの左下)、
そちらからも詳細ページがご覧いただけます。

また、アジアシリーズの後の北京五輪予選。
Yahoo!スポーツさんのアジア野球選手権項目用に書いた、
出場チーム紹介が掲載されていますので、よろしければ
→Yahoo!スポーツ アジア野球選手権 出場チーム‐韓国‐

前日より冷え込み、とうとうハーフコート丈のダウンジャケットを購入。
見た目もそこそこなのに、店員さんも首をかしげるほど低価格の値札がついた商品を
得意の安物探しで発掘。大型スーパーで19,000ウォン(約2,470円)。
ガタガタブルブルから回避です。


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2007年10月19日

木枯らしのソウル。

急に冷え込みはじめた韓国各地。
これから取材、観戦で韓国入りする方々、
上着もしくはインナーを追加することをおすすめします。
特にナイトゲームでは冷えることでしょう。
ドーム慣れした日本観戦者にはきっと身にしみます。

という当方は、季節のことをすっかり忘れ、完全に初秋の装い。
去年のこの時期、テジョンでブルゾンを買ったこともさっき思い出し。。。
ということで、日本からセーター数枚を送ってもらうことに。
なんか、小包でセーターを送ってもらうなんて、古き時代の浪人生のようです。

プレーオフが3戦で終わり、
→2007ポストシーズン日程表
イスンヨプ、イビョンギュ両選手が所属する、
巨人-中日のクライマックスシリーズ(CS)に関心が集まる韓国。

22日の韓国シリーズまでは、日本のCSと韓国シリーズ予想が、
スポーツ紙の紙面をにぎわします。
そんな中、19日夕方、用事があって当方が毎週コラムを連載させてもらっている、
スポーツ朝鮮の本社へ。

シリーズ向けの紙面づくりの最中で、当方に「シリーズの予想をして」とのこと。
するのはいいけど、他の予想者は選手出身の評論家たちで、
そんな人たちと同じ紙面で予想をしていいものかと、非常に恐縮&困惑。
非常に悩んだ末に「4勝3敗でSK」と回答。

プレーオフを観たあとだけに、勝ち進んだトゥサンの印象が強く、
大方の予想もトゥサンに分があるようで。
理由として1、2戦はトゥサンが優勢だが、3戦以降もつれると、
SKがいやらしい野球をし、泥臭く勝つのでは?という結論。

この「いやらしい野球」を韓国語でうまく説明できず、
「延長戦まで進む接戦が続き、その場合、投手の頭数でSK」という、
なんだか違った答えをしてしまった。
「日本人コーチがいるからSKでしょ?」と言われるも、
ハングルの新聞が読めないSKの日本人コーチより、
トゥサン関係者に「ムロイさんはSKが勝つ予想だから」と、言われる方が堪えるかな?
なんてことで、トゥサンの勝利を予想しかけた小心者のじぶんもいたりして。

ということで当方、4勝3敗でSKと予想しました。
当たってもはずれても何もありませんが(久々にプレゼント企画をやってもよいですね)、
いい戦いになることを期待したいですな。


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2007年10月18日

戦力外通告と監督交代。

プレーオフが3戦で終わり、22日の韓国シリーズ第1戦まで試合がない。
→2007ポストシーズン日程表
と思っていたら、雨天中止で消化していなかったキア-ハンファ戦が、
ハンファのプレーオフ敗退で、19日に行われることに。

プレーオフ敗退チームと最下位チームの、前々日に発表の平日デーゲーム。
さて観客はどのくらい集まるか?

そのキアの監督交代が突然発表。
辞任発表の前に新監督決定の報というなんともな状況。
キアの新監督は、昨季までSKの指揮を執り、
今季途中からキアのコーチに就任していた、チョボムヒョン氏。

また、ロッテはカンビョンチョル監督の辞任が発表され、
新監督選びをしているところ。

さて、各チームからも戦力外選手が発表されはじめ、
その中には中心選手の名も。

LG・マヘヨン、チンピルチュン
キア・チョギョンファン
サムソン・キムジョンフン、キムデイク、パクチョンファンなど。

サムソンは昨年、一昨年と連覇したため、粛清はなかったが、
今オフは結構思い切ったなぁという印象。
イスンヨプ選手の師匠、パクフンシク2軍コーチもサムソンを離れることに。

マヘヨンのようなスター選手は、先日のヤクルト・高津投手ではないが、
最終戦に何らかの配慮が必要だとは思うのだが。
まぁ、元々韓国にはそのようなものはなく、マヘヨンもLG一筋ではないということもあるが。
果たして、マヘヨンの現役生活は終わってしまうのか?
「韓国っぽい選手」が減っていく過渡期なのでしょうか。

☆きょうのあれこれ
18日の午後は、ハンファ・キムシンシク監督からお誘いをいただき、
球団の方と3人でテジョンの日本料理店で昼食。
「敗軍の将」にお店の人が変に気を遣い、
店内のテレビに、前夜のハイライト映像が出ると
「テレビ消しますか?」なんて。
気を遣っているようで、なんだか余計なお世話で。
というこちらも、どの程度野球の話題でいいのか?なんて考えたり。
難しいですね。


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2007年10月17日

トゥサンが3タテで韓国シリーズ進出

場所をハンファの本拠地・テジョンに移して行われた、プレーオフ第3戦。
韓国シリーズへ王手としたトゥサンが、初回にあっさり先制し、
このプレーオフを象徴するような戦いを進め、6-0で完勝。
韓国シリーズ進出を決めた。
トゥサン韓国シリーズ進出
「トゥサンベアーズ 韓国シリーズ進出」

トゥサン|3 0 0|0 0 0|2 1 0∥6
ハンファ|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0

→2007ポストシーズン日程表

2敗で後がないハンファは、エース・リュヒョンジンで必勝を期す。
しかし1回表、1番・イジョンウク、2番・キムヒョンスが連続ヒット。
いきなり無死一・三塁のピンチを招く。
リュヒョンジン
球威がなかった、ハンファの先発・リュヒョンジン

ここで3番・コヨンミンがセンター前にポトリと落ちるタイムリーヒット。
試合開始から7球で、トゥサンが1-0と先制点を挙げる。

キムヒョンスが送球の間にアウトになり1死二塁。
続く4番・キムドンジュがストレートの四球で歩き、1死一・二塁。
打順は、今プレーオフ初スタメンの5番・ホンソンフン。
ホンソンフンの打球はショートゴロ。
併殺という場面だが、ショートからの送球をセカンド・ハンサンフンが逸らし、
二塁からコヨンミンがホームイン。2-0とする。

続く6番・アンギョンヒョンの打球はファースト後方へのファールフライ。
後ろ向きにキムテギュンがキャッチするも、走者への対応が遅れ、
三塁走者・キムドンジュがタッチアップし生還。
トゥサンはエラーと好走塁で初回に3点を先制。シリーズ進出にグッと近づく。

ハンファの先発・リュヒョンジンは、準プレーオフ第1戦に先発、3戦にリリーフ。
中4日での先発だったが、プレーオフ1、2戦もブルペンで待機し、
疲労が蓄積した状態。
球は走らず、制球も悪く、トゥサン打線に早いカウントからしとめられ、
また味方のミスで初回3失点を喫した。
リュヒョンジンは2回表、1アウトを取ったところで足の筋肉痛を訴え降板。
セドリック・バワーズにマウンドを譲る。
ハンファは通常は先発起用のセドリックを投入し、仕切りなおしを図る。

追うハンファは1、2戦同様チャンスを生かせず、この日も2併殺。
トゥサンの先発・キムミョンジェは140台中盤の速球が走り、
6回2/3を散発3安打、1四球無失点にハンファ打線を抑える。
キムミョンジェ
ピンチらしいピンチなく好投のキムミョンジェ(トゥサン)

一方のセドリックは相変わらずスリーボールまで行く投球だが、
速球に威力があり、7回までこちらもピンチらしいピンチなく
味方打線の反撃を待つ。

しかし7回表トゥサンの攻撃。
セドリックはこの回の先頭、9番・ミンビョンホンに、初球デッドボールを与える。
セドリックが動揺したところで1番・イジョンウクが初球をバントヒット。
無死一・二塁のチャンスを作る。
ここで2番・キムヒョンスがレフトオーバーのタイムリー二塁打。
貴重な追加点を挙げ、4-0とリードを広げる。

ハンファベンチは4番・キムドンジュの敬遠を選択。
満塁策をとるも、5番・ホンソンフンの2球目がワイルドピッチ。
三塁からイジョンウクが生還し、5-0とゲームを決定づけた。

セドリックは7回に失点はしたものの、それまでは好投。味方の援護なくマウンドを降りた。
セドリック・バワーズ
6イニングのロングリリーフで好投したが… 
セドリック・バワーズ(ハンファ)

ゲームは8回にも1点を追加したトゥサンが6-0で完勝。
プレーオフを3勝0敗で制し、22日からのSKとの韓国シリーズへ駒を進めた。

プレーオフMVPはイジョンウク。
11打数6安打、3打点7得点2盗塁。1本塁打のおまけもついた。
MVPイジョンウク

ハンファは準プレーオフを自慢の1発で制したが、プレーオフでは打線が沈黙。
足でかき回すトゥサンに思うようにやられ、攻守にも阻まれた。
また、ワイルドピッチなどやらなくてもいい失点が目立ち、全くいいところがなかった。
第3戦は狭い地元での戦いで、一発への期待、
そしてエース・リュヒョンジンの快投に期待したが、
初回からトゥサンペースとなり、今季の戦いを終えた。

韓国シリーズ進出を決めたトゥサンは、3タテしたことで22日まで試合なく、
ダニエル・リオス、マット・ランデル、キムミョンジェとしっかりとローテーションを組んで、
シリーズへと臨める。
公式戦1位のSKにはアドバンテージはなく、トゥサンが5戦までもつれれば、
そのことがいわばアドバンテージだったが、トゥサンが3戦で終わらせたため、
両チームともしっかりと準備した状態で臨む、韓国シリーズとなる。

☆きょうのあれこれ
この日の始球式はハンファの名誉広報大使の俳優・チョンテウ。
現在、KBSの大河ドラマに出演していることから衣装をまとい、馬に乗って登場。
馬に乗って登場
マウンドで先発・リュヒョンジンが「馬待ち」。

試合前の式典で場内に馬がいることはあったが、プレーオフの真剣勝負、
しかもプレーボールの直前に馬に乗ってマウンド付近まで来るとは前代未聞。
もしかして初回のハンファの守乱は、
グラウンドに馬の落し物や、残り香があったのでは?と思ってしまう。

さらにそんな緊張感ある場で、まず一塁へ牽制球。おいおい。
始球式牽制球


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2007年10月15日

トゥサンが一発と足でシリーズへ王手

トゥサンハンファとのプレーオフ第2戦。
トゥサンがハンファのお株を奪う一発と、
持ち味の足を生かし、ハンファに勝利。
トゥサンがプレーオフを2勝0敗として韓国シリーズ進出に王手をかけた。
→2007ポストシーズン日程表

ハンファ|0 2 0|0 0 0|2 0 1∥5
トゥサン|1 0 3|0 0 1|3 1 X∥9

先制したのはトゥサン。1回裏、先頭の俊足・イジョンウクが、
カウント1-3から高めをひっぱたき、ライトポール際へソロアーチ。
シーズン中1本、通算でも2本塁打のイジョンウクがアーチをかけ1-0とトゥサンが先制。

追うハンファは、1回に続き、ノーアウトのランナーを出し、
続く7番・ハンサンフンもライト前へヒット。一塁走者・イヨンウの好走塁で、
無死一・三塁とする。ここで8番・シンギョンヒョンがライトへ犠牲フライを上げ、1-1の同点。
2アウト後、1番・コドンジン、2番・ヨンギョンフムの連打で、ハンサンフンが生還し2-1。
今プレーオフ初めて、ハンファがリードを奪う。

しかしトゥサンは3回、1アウトからシーズン中5本塁打の2番・キムヒョンスが、
ライトへソロアーチ。2-2の同点とする。
続く3番・コヨンミンが三遊間を破る、この日2本目のヒットで出塁。
ここでハンファの先発・チョンミンチョルは降板。
チョンミンチョルは制球が安定していなかった。

チョンミンチョルに代わってマウンドに上がったのは、
前日4回1/3を無失点に抑えた、ユウォンサン。
4番・キムドンジュを歩かし、1死一・二塁。
続く5番・チェジュンソクを空振り三振に斬るも、これがワイルドピッチに。
二塁走者・コヨンミンが生還し3-2。送球が逸れる間に、
一塁走者・キムドンジュも生還し、4-2とトゥサンがリードする。

トゥサンの先発、マット・ランデルは1、2、4、6回と先頭打者を出すも、
併殺2つと、外野の芝部分にまで下がってポジショニングする、
セカンド・コヨンミンの度重なる好守に助けられ、6回を2失点に抑える。

その後も、トゥサンが終始、試合を優位に進め、9-5で勝利。

8回表、トゥサンの3番手・イスンハクの変化球がすっぽ抜け、
イドヒョンの頭に当たる、故意ではない死球に端を発してか、
ハンファ・ペクチェホがトゥサンの捕手・チェサンビョンへバットを投げ、
ハンファの4番手・アンヨンミョンがトゥサンの1番・イジョンウクに、
明らかに故意と分かる死球をぶつけるなど、不穏な空気が流れるシーンもあった。

アンヨンミョンは以前にもやっているので、なんだかなぁという感じです。
→昨年7月の出来事

プレーオフ第3戦は1日空いて、17日に場所をテジョンに移して行われる。
予告先発はハンファがリュヒョンジン、トゥサンがキムミョンジェ。
ハンファが巻き返すには、リュヒョンジンの投球と、
沈黙している3番・ジェイコプ・クルジュのバットによるだろう。


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2007年10月14日

トゥサン、プレーオフ初戦を快勝

公式戦2位のトゥサンと、
準プレーオフでサムソンをやぶったハンファとのプレーオフ第1戦。
→2007ポストシーズン日程表

トゥサンは、今季22勝の先発、ダニエル・リオスが、
シーズン中同様のピッチングで、ハンファ打線を8回無失点に抑え、
打線も14安打8得点を挙げ、ハンファに快勝した。

ハンファ|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0
トゥサン|1 1 0|0 0 0|3 3 X∥8

1回裏、トゥサンは先頭のイジョンウクが、
ハンファの先発・チェヨンピルから四球を選ぶ。
1死の後、3番・コヨンミンの打席で初球にイジョンウクが盗塁成功。
コヨンミンが三振のあと、4番・キムドンジュが敬遠気味の四球で歩く。
2死一・二塁で5番・チェジュンソクに対し、
チェヨンピルは四球を与えてしまい、2死満塁。
ここで6番・アンギョンヒョンの初球、
チェヨンピルの投球はワンバウンドするワイルドピッチ。
トゥサンはノーヒットで1点を先制する。

2回裏、この回先頭のイデスがセンター前ヒットで出塁。
ノーアウトのランナーが出るも、
8番・チェサンビョンがセカンドゴロ併殺で2死ランナーなしとなる。
しかし、9番・ミンビョンホンが高めをひっぱたき、右中間に三塁打。
1番に戻り、イジョンウクがセンター前ヒットを放ち、2-0とリードを広げる。

ハンファは4回。リオスにとってシーズン中最も失点の多い4回に、
1番・コドンジンがレフトオーバーの二塁打。
続くヨンギョンフムもライト前ヒットで続き、無死一・三塁のチャンスを作る。
ここで3番・クルジュの当たりは、ファーストゴロ。
ファースト・アンギョンヒョンが判断よくホームへ投げホームタッチアウト。
後続も倒れ、ハンファは得点のチャンスを逸する。

ハンファはチェヨンピルのあとを、昨年のドラフト1位ながら、
同期のリュヒョンジンに大きく水をあけられた、ユウォンサンがつなぐ。
リードされている展開での継投で、ユウォンサンが期待以上の投球。
4回1/3を無失点に抑え、ゲームは終盤まで2-0とトゥサンの2点リードで進む。

7回裏、トゥサンは7番・イデスからの攻撃。
ここでイデスがライトオーバーの三塁打。
これでイデスは3打数3安打。次の打席もヒットを放ち、この日4の4。
無死3塁で8番・チェサンビョン。ここまで2打席連続併殺打のチェサンビョンは、
レフト前にヒットを放ち三塁からイデスが生還。3-0とする。
続く9番・ミンビョンホンが送って、1死二塁。
ここで1番・イジョンウクが放ったゴロを、
セカンド・ハンサンフンが下がり気味に捕球姿勢に入るもトンネル。
二塁からチェサンビョンが還り、4-0とゲームを決定づけた。

トゥサンの先発、リオスは8回までの24個のアウトのうち、三振1、フライは3つ。
持ち前の低目をつくピッチングで、ハンファ打線から内野ゴロの山を築いた。
ハンファ打線は中盤以降、早打ちに攻めを切り替えるも、
その結果リオスを助ける形となった。

過去のリオスは、ポストシーズンでゲーム途中、突然崩れるケースが目立ったが、
14日のゲームはシーズン中と変わりなく、非常に安定していた。
対リオスにはバントヒットなどを試みて崩す攻めなどが効果的だが、
ハンファはそういった攻めをするチームではなく、
4回を除き、チャンスらしいチャンスを作れなかった。

このゲームでハンファは併殺3つ、トゥサンも4つの併殺を喫したが、
結果は8-0でトゥサンの大勝となった。

第2戦はトゥサンがマットランデル、ハンファがチョンミンチョルの先発。
初戦敗れたハンファは第2戦を取り、タイに持ち込んで、
地元・テジョンでのゲームにつなげたいところだ。

映像を見ていましたが、やはり秋の決戦は「外でのデーゲーム」が似合いますね。


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2007年10月13日

プレーオフ展望

サムソンを相手に準プレーオフを2勝1敗で制したハンファ。
14日より公式戦2位のトゥサンとプレーオフを戦う。
→2007ポストシーズン日程表

まず投手陣。ダニエル・リオス、マット・ランデル(元巨人)という、
球界一の2本柱を擁するトゥサンは、この2人で王手を取りたいところ。
これに続き、シーズン途中から3人目の先発として安定した活躍をみせた、
イスンハク(米3Aから途中入団のため、選手名鑑には未掲載)もいるため、
一気に3タテでシリーズに臨むのが理想だ。

一方のハンファは、エース・リュヒョンジンが準プレーオフの第3戦にリリーフ登板し、
初戦の予告先発は、通常リリーフのチェヨンピル。
準プレーオフ第2戦では先発のチョンミンチョル(元巨人)が腰痛のため、
3回でマウンドを降り、プレーオフでの登板はどうなるか分からない状態。
なんとか1、2戦を1勝1敗として、負けゲームにはいい投手をつぎ込まず、
勝てるゲームではどんな場面でもリュヒョンジンを投入して、
韓国シリーズに進みたいところだ。

打撃陣は足が使えるトゥサンが、盗塁に限らず走塁面で有利。
イジョンウク、ミンビョンホン、コヨンミンのいずれかが、出塁し、
得点圏へ進み、中軸で還す。この展開が理想だ。

ハンファとしては準プレーオフを戦い、トゥサンより実戦感があるため、
初戦の早い段階で先制することが求められる。
ハンファは5番のイボムホが準プレーオフ3試合で、
打率.556、4打点3ホームランと好調。
このまま好調を維持し続けるとハンファにもチャンスがある。

<以下は準プレーオフ3戦の内容>
→リュヒョンジン、エースの投球でハンファ王手サムソン、前夜のおかえしで逆王手ハンファが準プレーオフを制する。

全体的に見てトゥサンが有利だが、リオス相手に初戦をハンファが取ると、
状況は分からなくなる。ハンファは初戦に敗れても競り負けず、
大差で敗れるようだと、第2戦から仕切りなおしが可能なため、
初戦の負け方も5戦を戦う上で重要だろう。

今季22勝5敗、防御率2.07のリオスが、
シーズン通り、きっちり外角低めにコントロールできると、
ハンファ打線はそうは手が出ない。
初戦の先発、リオスの出来がプレーオフを左右しそうだ。

※準プレーオフは「準プレーオフ展望」で予想した通りの展開に
なりましたが、嬉しい反面、予想外の展開になることも、
また面白いかなとも思ってます。果たしてプレーオフはどうなるか。


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