2006年10月29日

韓国シリーズ第6戦 サムソンが勝利し2年連続4回目の優勝

サムソン |2 1 0|0 0 0|0 0 0∥3
ハンファ  |0 0 0|0 0 1|0 1 0∥2

サムソンライオンズが2年連続4度目の優勝を果たした。
シリーズMVPは6試合全試合に出場し打率.280、2打点、第3戦では決勝打を放ち、
安定した守備を見せたパクチンマンが選ばれた。

ソンドンヨル監督胴上げ
胴上げされるソンドンヨル監督

シャンパンファイト
監督へシャンパンをかけるイムドンギュ(左)とクォンオジュン

サムソン優勝記念撮影
ペナントを持って記念撮影

ベンチは第5戦同様、一塁側にサムソン、三塁側にハンファが陣取るが、
ハンファがホームユニフォームで後攻めのホームゲーム扱いで行われた、
ソウルチャムシル球場での韓国シリーズ第6戦。なぜかスコアボードは、
右(一塁側)にハンファ、左にサムソンというねじれ状態で表示されていた。

前日は延長15回を1-1という、両チームとってホームベースが遠いゲームだったが、
第6戦は初回表、サムソンが2点を先制。このシリーズ全てのゲームをサムソンが
先制している。

追うハンファもその裏、一死一・三塁のチャンスを作るも、4番・キムテギュンの
ところで一塁走者・クルリオが盗塁死と、今シリーズに多々見られるちぐはぐな
攻めでチャンスを活かせず。

サムソンは2回表にも1回同様、1番・パクハンイが二塁打で出塁し、
その後ホームを踏み、3-0とリードを広げる。

サムソンの先発・ハリカルラから5回まで無得点のハンファは4番・キムテギュンが
レフトへヒット、5番・イボムホが右中間への二塁打と無死二・三塁という
大きなチャンスを作る。
ここでサムソンはイムチャンヨンにスイッチ。6番・イボムホは高いバウンドの
ショートゴロで、キムテギュンが生還し1点。しかし後続が倒れ1点で攻撃を終える。

8回裏、サムソンは4番手に4試合連続登板のペヨンスを投入するも、
4番・キムテギュンへのいきなりの初球をライトへ運ばれ、
ハンファはこのソロアーチで3-2の1点差に迫る。

9回表、ハンファは1点を追う場面で守護神・クデソンを投入。1、2、3番を三者三振に
討ち取り、味方の反撃を待つ。

9回裏、ハンファはペヨンスからこの回先頭の7番・ハンサンフンがピッチャー返しで
出塁。続く8番・シムグァンホが送って、一死二塁と同点のランナーを
スコアリングポジションに置く。ここでサムソンも守護神・抑えのオスンファンを
マウンドへ。ハンファは9番・キムミンジェのところでチョウォンウを起用。
チョウォンウはオスンファンのグラブを弾く内野安打で一死ニ・三塁。
1番に戻ってコドンジンをストレートの四球で歩かせ一死満塁。
ハンファは第7戦につなぐサヨナラのチャンスを作る。
ここでたまりかねたソンドンヨル監督が第4戦のようにマウンドへ向かい、
オスンファンを激励。
時計の針は17時を回り、夕日が一塁側後方のオフィスビル群の方へ。
日が陰り風が冷たくなってくるも、30,500人の観客は総立ちで、熱気は最高潮。
優勝目前のサムソンファンと、明日につながるサヨナラ目前のハンファファン。
一死満塁でオスンファンは2番・クルリオをセカンドフライに討ち取り二死。
続く3番・デイビスにカウント2-2とし、5球目は151キロのストレート。
これにデイビスのバットは空を切り、サムソンが3-2でハンファを破り勝利。
サムソンは2年連続4度目の優勝の座をつかんだ。

10月8日の準プレーオフ第1戦から13試合を戦い、惜しくも敗れたハンファ評は後日改めて。

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2006年10月28日

韓国シリーズ第5戦 延長15回1-1で規定により引き分け

ハンファ |0 0 0|0 0 0|1 0 0|0 0 0|0 0 0∥1
サムソン |0 0 1|0 0 0|0 0 0|0 0 0|0 0 0∥1

午前中から強い日差しのソウル。上着を着ていると「デーゲーム」では暑いほど。
しかし、14時開始のゲームは薄暮を過ぎ、完全に「ナイトゲーム」の時間に終了。
しかも3試合連続突入した延長戦でも決着はつかず、試合時間5時間15分。
1-1で延長15回規定により引き分けとなった。
延長15回規定により引き分け

スタンドは一塁側が青(サムソン)、三塁側が赤(ハンファ)ときれいに色分けされ
満員の観衆が集まったチャムシル球場。
サムソンのスタンド ハンファのスタンド

先制したのは第1戦から第4戦までと同じくサムソン。3回裏、ハンファの先発・チョンミンチョルから
8番・キムジョンフンがレフト前へヒット。その後二死二塁となり、2番・チョドンチャンが
センター前にはじき返し、キムジョンフンがホームイン。1-0とリードする。

続く4回裏にもサムソンはチャンスをつくり、二死から5番・パクチンマン、6番・チンガプヨンが
共にセンター前ヒットで二死一・三塁とする。打者はシリーズここまでヒット1本のキムハンス。
キムハンスはカウント2-3から外に落ちる球に2打席連続の三振。
キムハンスの状態はかなり深刻。
キムハンス不調
三振に倒れたキムハンス(サムソン)

両チームの先発、ブラウン(サムソン)とチョンミンチョル(ハンファ)は共に5回を投げ、
充分に役割を果たし、マウンドを後続に譲った。

1-0で迎えた7回表。サムソンは第4戦後のソンドンヨル監督の言葉通り、ペヨンスを投入。
しかし、肘の状態が万全ではないペヨンスに対し、ハンファは4番・キムテギュンが
ショート横を抜けるレフト前ヒットで出塁。続く5番・イボムホの4球目はレフトポール
わずか左への大ファール。その後打ち直しで三振に倒れ一死一塁。
続く6番・イドヒョンの打球はピッチャー前のゴロ。しかしペヨンスが取り損ね
一死一・二塁に。
7番・ハンサンフンはショートゴロを放ち万事休すと思うも、一塁はセーフで二死一・三塁。
ここで、8番・シンギョンヒョンに代わり、代打・チョンウォンウ。チョンウォンウの打球は、
ふらふらと上がりショート後方へポトリ。三塁からキムテギュンが生還し、
ハンファはペヨンスから1点をあげ1-1の同点とした。

照明灯に灯が入り始めたころからチャンスを作り出したのはハンファ。
9回表一死から6番・イドヒョンが、サムソンの4番手・クォンオジュンから続けて投じられた
外角低めをレフトへ運び出塁。続く7番・ハンサンフンの時にイドヒョンの代走・キムインチョルが
スタート。サムソンバッテリーはウエストし、タッチアウト。二死走者なしとなる。
しかし、クォンオジュンから代わったクォンヒョクが四球を与え、二死一塁。
6番手にイムチャンヨンがマウンドに上がり、イムチャンヨンは8番・シムグァンホにライト前ヒット
9番・キムミンジェに四球を与え、二死満塁。
ここでサムソンは7番手に第4戦の先発・チョンビョンホを投入。1番・コドンジンは空振りの三振に
倒れ、またも得点を挙げられず。

サムソンは6回二死から登板した、ハンファの投手兼任コーチ・チヨンギュの低めをつく
ピッチングに7、8、9回と3者凡退に倒れ、1-1のまま3試合連続の延長戦となる。
チヨンギュ(ハンファ)
チヨンギュ(ハンファ)

10回表、サムソンは一死二塁の場面でオスンファンを投入。オスンファンは
なんとかこの回を締める。
サムソンは10回裏、二死から1番・パクハンイがセンター前ヒットを放ち、
チヨンギュから初の出塁。
ここでハンファはクデソンを投入。両チームとも守護神の登場となる。
サムソンは2番・チョドンチャンがレフト前に運び、サヨナラのランナーとなるパクハンイが三塁へ。
3番・ヤンジュンヒョクを敬遠し二死満塁。ここで5回の守備から入ったキムチャンフィが空振りの
三振に倒れ。サヨナラのチャンスを逸する。

時計の針は18時を回り4時間ゲームとなりすっかりナイター。
すっかりナイターの第5戦
マウンドはクデソン。

その後、両チームとも出塁した走者が盗塁死し大きなチャンスなく、延長規定の15回へ。
サムソンは4イニングを投げたオスンファンからつないだ9番手のイムドンギュが15回表を抑え、
この日のサムソンの負けはなし。

ハンファは3イニングを投げたクデソンからマウンドを譲り受けた、キムヘニムが5番手。
簡単に二死にとった後、1番・パクハンイの7打席目はショートゴロ。これをキムミンジェが落球し、
二死一塁。代走カンミョングが執拗な牽制球の中、初球を盗塁し二塁へ。ハンファバッテリーは、
2番・チョドンチャンの敬遠を選択し、3番・ヤンジュンヒョクと勝負。
ヤンジュンヒョクは2球目をサードゴロに倒れゲームは1-1で
延長15回規定により引き分けをなった。これによりシリーズの対戦成績は、
サムソンの3勝1敗1分けとなった。

両者残塁の山を築き決め手を欠く、このシリーズを象徴する展開が毎試合続いている。
サムソンは好調の2番・チョドンチャンが出塁しても、本調子ではなく守備に不安もある
4番・シムジョンスを早めに退けなければならず、3番・ヤンジュンヒョクを敬遠して4番勝負という
展開になっている。その後のパクチンマン、チンガプヨンが好調なだけに、
第6戦はどう打線を組み替えるか。またキムハンスの不調もかなり深刻。

一方のハンファは盗塁死や、エラーにはならなかったが守備の不安点が失点につながると、
かなり厳しい。サムソンは投手総動員。ハンファはきょうムンドンファンを使わずに済んだのは
助かった。

第6戦は29日(日)14時から、本日と同じソウルのチャムシル球場で、
サムソン・ハリカルラ、ハンファ・アンヨンミョンの予告先発が発表されている。

☆きょうのあれこれ
・5時間15分のロングゲーム。スコアーボードのビジョンも一時表示ができず。
日本からの取材陣は帰国日がどうなるか?みな不安を抱えているようです。

・キムインシク監督から「なぜ中日は投手がいいのに勝てなかったのか?」と聞かれるも、
当方、日本シリーズは韓国のテレビで第1戦しか見ていないのでなんとも答えられず。


<韓国シリーズ第5戦>
ハンファ
(右)コドンジン
(右)クルリオ-(左)キムスヨン(8回裏)
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン-PRキムインチョル(9回表)-(指)(9回裏)
(二)ハンサンフン(4回表)
(捕)シンギョンヒョン-PHチョウォンウ(7回表)-(捕)シムグァンホ(7回裏)
(遊)キムミンジェ

P-P-チョンミンチョル(5回0/3)-チェヨンピル(2/3回)-チヨンギュ(4回2/3)-クデソン(3回)-キムヘニム(2回2/3)

サムソン
(中)パクハンイ
(三)チョドンチャン
(指)ヤンジュンヒョク
(左)シムジョンス-(右)キムチャンフィ(5回表)
(遊)パクチンマン
(捕)チンガプヨン
(一)キムハンス-PHキムデイク(6回裏)-(一)チョヨンフン(7回表)
(右)キムジョンフン-(左)(5回表)-PHパクチョンファン(15回裏)
(二)パクチョンホ-(二)キムジェゴル(8回表)-PHイジョンシク(15回裏)

P-ブラウン(5回)-オサンミン(1回)-ペヨンス(2/3回)-クォンオジュン(2回)-クォンヒョク(0/3回)-イムチャンヨン(0/3回)-チョンビョンホ(2/3回)-オスンファン(4回)-イムドンギュ(1回2/3)


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2006年10月27日

韓国シリーズ移動日、ソウルへ「上がっていく」

→期間限定「J SPORTSアジアシリーズブログ」当方も担当

韓国シリーズ移動日。ソウルを本拠地としないチーム同士の韓国シリーズのため、
5~7戦はソウルのチャムシル球場で行われる。
→ポストシーズン日程表

3試合とも公式戦1位のサムソンが一塁側を使用。お客さんを混乱させないためとのこと。
第6戦のみサムソンがビジター扱いで先攻、ハンファが後攻となる。
ソンドンヨル監督は(地元テグは三塁側がホームのため)
「いつもウチは三塁側だから、三塁側がよかったけど1位チームが一塁側ということだから
しょうがないでしょう」とのこと。

さて、きょう韓国シリーズはテジョンからソウルへの移動日。
韓国は首都ソウルが国内北部にあり、その南に各都市があるため、
ソウルへ行くことを「ソウルへ上がっていく」と表現する。
反対に南側の他都市へは「下りていく」と言う。
こどもの頃聞いた「日本で一番高いところにある駅はど~こだ?」というなぞなぞを
思い出す(答えは「東京駅」。東京駅発の列車は全て「下り列車」だからというらしい)。
各都市で「いつ上がっていくの?」と聞かれれば、無条件に(←この表現も韓国には多い)
「ソウルへ」という意味だ。

ちなみに「行ったり来たり」を韓国では「ワッタガッタ」と言い、
直訳すると「来た行った」と日本語とは逆。この「ワッタガッタ」が日本で育った人には
耳に残りやすいのか、韓国語学習者が早く覚える言葉のひとつだ。
これが日本人に印象的に響くのは、バラクーダの「演歌血液ガッタガタ」のせいだという説は
今のところどこからも聞こえてこない。

第5戦の予告先発はサムソンがブラウン、ハンファがチョンミンチョル。第2戦と同じ対決。
先日、久々にチョンミンチョル投手に挨拶。その場にいた韓国人記者が「日本語で会話すれば」
というと「ぜんぜんできません」と流暢な日本語のチョンミンチョル投手。
「(チョ)ソンミンは上手だけどね」と。よく考えたらその場にいた記者とじぶんと
チョンミンチョル投手は3人同い年だった。学年は違うが。

王手をかけられたハンファはあす「下りて行かず」第6戦を迎えられるか?
チョンミンチョル(ハンファ)
シリーズ第2戦でのチョンミンチョル(ハンファ)


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2006年10月26日

韓国シリーズ第4戦 サムソンが連夜の延長を4-2で制し王手

サムソン |0 1 0|0 0 0|1 0 0|2∥4
ハンファ |0 0 1|1 0 0|0 0 0|0∥2

キムジェゴル決勝打
10回表二死から決勝2点タイムリーを放ったキムジェゴル(サムソン)

13時頃から雨が降り出し、試合前の練習も土の部分にシートをかけての練習。
しかし、試合開始2時間ほど前には上がり、試合中も雨が落ちることなくゲームが行われた。

先制したのはサムソン。2回表一死から6番・チンガプヨンがこのシリーズチーム初となる
アーチをレフトスタンドへ運び、1点を先制。
チンガプヨンホームラン

追うハンファはその裏一死から、5番・イボムホ、6番・イドヒョンが連続となる
センター前ヒットで出塁。一死一・二塁で7番には、サムソンの先発が左腕のチョンビョンホ
ということで起用のペクチェホ。しかしペクチェホの当たりはセカンドゴロ。
この間に二塁走者イボムホがホームに突っ込むもダブルプレー。同点のチャンスを逸する。

ハンファは続く3回裏、一死から9番・キムミンジェがライト前ヒット。きょう1番に入った
チョウォンウがレフトフライで二死。このフライでキムミンジェはタッチアップで二塁へ。
二死二塁で2番・クルリオが左中間へ二塁打を放ち、キムミンジェが生還。1-1の同点とする。
クルリオタイムリー

サムソンブルペンは早い回からペヨンスが準備を開始。

なおも4番裏。前の回から代わった、サムソンの2番手・イムドンギュからハンサンフンが
ライトへソロホームラン。リーグ被本塁打王のイムドンギュから一発でハンファは
2-1と1点リードする。
ハンサンフンのホームランに沸くスタンド

ハンファの先発・リュヒョンジンはシーズン中ほどの球威はなく、序盤は安定感に欠けたが、
徐々にカーブを見せ球にした投球が活き、5回2/3を1点に抑え、6回表に1打席目にホームランを
喫したチンガプヨンのところで、ムンドンファンにマウンドを譲った。
第4戦のリュヒョンジン
ハンファの先発・リュヒョンジン

両者得点ないまま、迎えた7回表。サムソンは一死から8番・キムジョンフンに代わり、
キムデイクを代打に送る。キムデイクはライトへクリーンヒットを放ち出塁。
9番、途中から守備に入ったキムジェゴルがピッチャー前にバントを転がすも、
ムンドンファンは握り損ね、一塁セーフ。一死一・二塁となる。
打順は1番に戻りパクハンイ。パクハンイは四球を選び、一死満塁。
ここで2番・チョドンチャンが初球を放つも打球はショートへ。
6-4-3のダブルプレーかと思うも、俊足のチョドンチャンは一塁セーフ。
三塁からキムデイクの代走・カンミョングが生還し2-2の同点とした。

サムソンは8回からペヨンスを投入。ハンファ打線を2回0点に抑える。
サムソン打線もチャンスを活かせず、試合は2試合連続となる延長戦に。

10回表、サムソンはこの回先頭の5番・パクチンマンがセンター前ヒットで出塁。
続く6番・チンガプヨンの送りバントは一塁へのフライとなり一死。
7番・キムハンスが歩き一死一・二塁とするも、8番の8回に代打からそのまま入った
チョヨンフンがファーストゴロで二死二・三塁。
打順は守備固めに入った9番・キムジェゴル。キムジェゴルはカウント0-2からの
3球目をレフトへ運ぶタイムリーヒット。昨年の韓国シリーズを思わせる伏兵の一打で
二者生還。サムソンが4-2と大きなの2点のリードを奪った。

10回裏、サムソンのマウンドには抑えのオスンファン。いつものサムソンなら
勝ったも同然の展開も、状態が万全ではないオスンファン。速球もいつもより力なく
この回先頭の9番・キムミンジェがストレートをセンターに運ぶ二塁打で出塁。
ここでソンドンヨル監督自らマウンドへ行き、オスンファンに語りかける。
ソンドンヨル監督マウンドへ

打順は1番に戻り、バッターは4回の守備から入ったコドンジン。コドンジンは空振り三振に
倒れ一死。続く2番、9回の守備から入ったキムスヨンがレフトフライに倒れ二死。
ここで迎えた三番・デイビスに四球を与え二死一・二塁。バッターは4番のキムテギュン。
一打逆転のピンチにキムテギュンへの初球がワイルドピッチに。同点のランナーが
二塁へ進む。カウント1-2からの4球目。キムテギュンの放った打球はショートゴロ。
サムソンが連夜の延長を制し、シリーズ対戦成績を3勝1敗としてシリーズ制覇に王手を
かけた。

両チームとも打線につながりがなく、僅差で信じられる投手をつぎ込んで、
なんとか味方の援護を待つ展開が続いている。
第5戦は場所をソウルのチャムシル球場に移し28日(土)14時から行われる。
どちらの本拠地でもないチャムシル。ファンの数は6対4でサムソンが多いことが
予想されるが一・三塁両側から熱い声援が送られることが予想される。

予告先発はサムソンがブラウン、ハンファがチョンミンチョル。
毎度のことだが、ハンファは早い回にリードを奪わないと勝ち目はない。
対するサムソンは少しでもリードを奪えば、総力戦に持ち込む構えだ。

試合後の両監督のインタビュー内容は後々こちらに掲載されます。
→「J SPORTSアジアシリーズブログ」(当方も担当)

☆きょうのあれこれ
・試合前のダッグアウト。13時頃から降り出し一時強くなった雨に「1試合やって負けたら雨、
負けたら雨だ」とイボムホ選手(ハンファ)。でもゲームは行われました。
地元出身のクデソン投手は球場周辺の気候を解説。なんでもライト後方の山に雲がある時は、
この地域は常に雨だとか。またハンファの広報課長は「いつも外れたことがない」という
テジョン気象台の担当者(野球好きとのこと)に電話。「2つ雲が来てそれが去ったら野球はできる」
とのこと。やはりこの日も当たりました。

<韓国シリーズ第2戦>
サムソン
(中)パクハンイ
(三)チョドンチャン
(指)ヤンジュンヒョク
(左)シムジョンス-PRキムチャンフィ(6回表)-(右)(6回裏)
(遊)パクチンマン
(捕)チンガプヨン
(一)キムハンス
(右)キムジョンフン-(左)(6回裏)-PHキムデイク(7回表)-PRカンミョング(7回表)-(左)(7回裏)-PHチョヨンフン(8回表)-(左)(8回裏)
(二)パクチョンホ-(二)キムジェゴル(5回裏)

P-チョンビョンホ(2回2/3)-イムドンギュ(3回1/3)-クォンオジュン(1/3回)-オサンミン(2/3回)-ペヨンス(2回)-オスンファン(1回)


ハンファ
(左)チョウォンウ-(右)コドンジン(4回表)
(右)クルリオ-(左)(4回表)-(左)キムスヨン(9回表)
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン
(二)ペクチェホ-(二)ハンサンフン(4回表)
(捕)シンギョンヒョン-(捕)シムグァンホ(7回表)
(遊)キムミンジェ

P-リュヒョンジン(5回2/3)-ムンドンファン(4回1/3)

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2006年10月25日

韓国シリーズ第3戦 サムソンが延長12回4-3で制す

サムソン |1 0 0|0 2 0|0 0 0|0 0 1∥4
ハンファ |0 0 0|0 0 0|0 3 0|0 0 0∥3

ライト後方の山の木々が、夏場に訪れたときより黄色がかった葉が増えたと感じるテジョン。
日中は秋晴れで第2戦のテグほどの寒さはない、第3戦。
韓国シリーズ第3戦

サムソンがまさかのクォンオジュン、オスンファンの被弾で延長に持ち込まれるも、
最後はあすの先発のペヨンスまでつぎ込む8人の継投とパクチンマンの決勝打で、
対戦成績を2勝1敗とした。

サムソンは初回、今季一度も先発登板のなかったチェヨンピルを相手に、
1番・パクハンイが一・二塁間を破るヒット。続く2番・チョドンチャンの送りバントは
小フライになりサードの前へ。ハイテク人工芝は打球の勢いを止め、サードのイボムホが
思ったより弾まず、ツーバウンド目を素手でつかんだ打球を一塁へ放るも悪送球。
パクハンイは三塁へ進む。3番・ヤンジュンヒョクのファーストゴロは高く弾み一塁へ。
ファースト・キムテギュンがホームへ送球するも、パクハンイの手がタッチより早く
ホームベースをさわり1-0ときょうもサムソンが先制。

サムソンが5回一死後、2番・ヤンジュンヒョクが四球で歩き、4番・シムジョンスが倒れたあと、
きょう5番に入ったパクチンマンが外角高めの変化球を左中間に運ぶ二塁打で、
ヤンジュンヒョクが生還。6番・チンガプヨンが歩いたあと、7番に打順を落としたキムハンスが
パクチンマンと同じく外高めの変化球を、今度は右中間に運ぶエンタイトル二塁打で
パクチンマンが生還。5回で3-0と3点リードというサムソンとしては理想的な勝ちパターンになった。

ハンファ先発のチェヨンピルは4回2/3を3失点で最低限の役割を果たした。
サムソン先発のハリカルラは「外国人キラー」のクルリオに二塁打1本と四球1つを与えるも、
初回二死満塁のピンチを切り抜け、5回裏二死満塁、バッター・キムテギュンのところで、
クォンオジュンにスイッチ。クォンオジュンはキムテギュンを3球三振に切り、ピンチを脱する。
ハリカルラ(第3戦)
4回2/3を無失点のハリカルラ(サムソン)

ゲームは両者得点なく、8回裏。前の打席で三振にとられた4番・キムテギュンは、
クォンオジュンの初球をレフト中段へソロアーチ。3-1の2点差とする。
ここでサムソンはオスンファンにつなぐ必勝リレー。

しかしオスンファンは5番・イボムホにセンター前ヒットを喫する。チンガプヨンがマウンドへ行き、
その後、投球の大半を直球が占める。二死一塁として打席には8回表からマスクをかぶる、
シムグァンホ。シムグァンホはカウント2-1からの4球目のストレートをドンピシャのタイミングで
センターバックスクリーンのど真ん中へ飛ぶこむ2ランホームランで3-3の同点とする。
シーズン5本塁打のシムグァンホが、シーズン被本塁打1本の
オスンファンから貴重な一発を放ち、ゲームは分からなくなる。
シムグァンホソロアーチ

ハンファは9回表から抑えのクデソンを投入。サヨナラのチャンスをうかがう。
サムソンは9回裏、左が3人並ぶところでオサンミンを投入。きっちり3人で斬り、
試合は延長戦へ。

サムソンはイムドンギュ、クォンヒョクとつなぐリレー。両者得点なく、
12回表、クデソンの4イニング目。2番・チョドンチャンがセンター前ヒットで出塁すると、
3番・ヤンジュンヒョクが送って一死二塁。シムジョンスに代わり守備から入った、
キムチャンフィのショートゴロで二塁走者が飛び出し、挟まれるも打者走者が二塁へ進み、
走者入れ替わり。二死二塁の場面で5番・パクチンマンが一・二塁間の内野安打。
キムチャンフィがホームインし、12回表に4-3と1点リードする。
走者を迎えるサムソンベンチ

12回裏、4番・キムテギュンに対しサムソンは今季1試合のみに登板のイムチャンヨンを投入。
イムチャンヨンはキムテギュンを三振に。あと2人のところで明日の先発予定の第1戦の先発、
ペヨンスを8番目の投手として投入。ペヨンスは2人を斬り、4-3でサムソンの勝利。
4時間を越えた12回ゲームは、サムソンの「KOパンチ」が同点にされるも、
明日の先発ペヨンスも投入する総力戦を制し、シリーズの対戦成績を2勝1敗とした。

試合後の両監督のインタビュー内容は後々こちら記します。
→「J SPORTSアジアシリーズブログ」(当方も担当)

第4戦は26日(木)18時から、本日と同じハンファの本拠地テジョンで、
ハンファ・リュヒョンジン、サムソン・チョンビョンホの両左腕の先発で行われる。

☆きょうのあれこれ
・試合前のグラウンド。この日の中継局KBSのイヨンチョル解説委員が当方のことを見つけ
「日本チームのデータをください」とのこと。アジアシリーズ中継の解説が決定したのかな?
試合終了後、路上でタクシーを捕まえようと立っていると、イヨンチョルさんの
車が前を通り「ムロイさん私から連絡しま~す」と通り過ぎる。
日本チームのデータと言われても一般的なものしか用意できないんですが。


<韓国シリーズ第2戦>
サムソン
(中)パクハンイ
(三)チョドンチャン
(指)ヤンジュンヒョク
(左)シムジョンス-(右)キムチャンフィ(7回裏)
(遊)パクチンマン
(捕)チンガプヨン
(一)キムハンス
(右)キムジョンフン-(右)(7回裏)
(二)パクチョンホ-(二)キムジェゴル(5回裏)

P-ハリカルラ(4回2/3)-クォンオジュン(2回1/3)-オスンファン(1回)-オサンミン(1回)-イムドンギュ(1回1/3)-クォンヒョク(2/3回)-イムチャンヨン(1/3回)-ペヨンス(2/3回)

ハンファ
(右)コドンジン
(左)クルリオ-(左)キムスヨン(10回表)
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン-PRキムインチョル(10回裏)
(二)ハンサンフン
(捕)シンギョンヒョン-PHチョウォンウ(7回裏)-(捕)シムグァンホ(8回表)
(遊)キムミンジェ

P-チェヨンピル(4回2/3)-クォンジュンホン(3回1/3)-クデソン(4回)

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2006年10月24日

韓国シリーズ移動日テグからテジョンへ。

22日のゲームが雨天順延となり、移動日もそのまま1日ずれた。
→ポストシーズン日程表

→期間限定「J SPORTSアジアシリーズブログ」当方も担当

秋晴れのテグ
23日の試合前、秋晴れのテグ球場

ドーム球場慣れしすぎた日本では、シリーズの順延がピンとこない人も多いようだが、
雨天中止になっても移動日分はそのまま確保されるのは、以前(今の)日本もおなじ。
決して韓国だけではない。

チケットも日付ではなく「第2戦」「第3戦」という回戦ごとのものが有効となる。
1998年の横浜-西武の日本シリーズでは、2度の雨天順延で、客として厳しいシリーズだった。
(西武の本拠地はその年から名称は「西武ドーム」だったが、半屋根状態)

今年は2回目のアジアシリーズに備え、例年よりも日本取材陣が多い韓国シリーズ。
当方もその方々にあれこれする立場にいるのだが、説明する際に何事に関しても、
「日本と比べると…」というマイナス面が前面に出てしまうのが残念なところ。
実際、野球に関わらず、至らないことは多々あるのだが、
「韓国がどう」というよりも「日本が素晴らしい」と考えたほうが、
前向きで清々しい気分になるのでは?と思えてならない。

どこの誰に聞いても、たいてい間違いのないきちんとした回答が得られ、
何事にも正確で、ルールや常識に筋が通っていて、どこへ行っても清潔な
日本という国は世界でもかなり稀な国ではないのか?と思う。

さて、テグからテジョンへの移動は豊橋から静岡くらいの距離。
1勝1敗で第5戦が行われることが確定したので、
28日からは場所をソウルのチャムシル球場へ移す。静岡から東京への移動。

第3戦の予告先発はハンファが今季30試合登板中、先発なしのチェヨンピル、
サムソンがハリカルラの対戦。ハンファ打線がハリカルラを序盤に捕まえられるか、
サムソンがリードまたは最小失点差で5回を終えられるかが勝負のカギを握る。

☆きょうのあれこれ
・実は「きょう」ではなく、ここ数日の。
シリーズでは韓国取材陣も多く、当方がコラムを担当しているスポーツ朝鮮紙でも、
シーズン中に比べ記者、カメラマンが相当数集まる。
ということで雨天中止になった日曜日にはみんなで食事に。
その後「韓国式」に無茶呑みするのだが、元々、当方酒は強いほう。
だが、最近さらにパワーアップした気が。というか酔わない。
日本にいてもここ最近そう。健康ばんざい! 。←初めてこういう効果を使用。


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2006年10月23日

韓国シリーズ第2戦 ハンファが6-2で勝利し1勝1敗のタイに

ハンファ |0 0 0|4 0 0|2 0 0∥6
サムソン |0 0 1|1 0 0|0 0 0∥2

おとといまでの暖かさがうそのように、前日の雨の後一気に肌寒くなったテグ。
試合開始時の左から右への強い風が、スタンドの観客を震えさせる。
雨天中止を挟み、23日(月)に行われたシリーズ第2戦。
ハンファが5回までにリードして逃げ切るという理想的な勝ち方で対戦成績を1勝1敗とした。
シリーズ第2戦MVPデイビス
シリーズ第2戦MVPのデイビス(ハンファ)

ブラウン、チョンミンチョルのとも球数多く、ロングゲームの様相。
先制したのはサムソン。3回裏一死から1番・パクハンイがバントヒットを試み
一塁へヘッドスライディングしセーフ。2番・チョドンチャンが倒れるも、
三番・ヤンジュンヒョクが四球で歩き、二死一・二塁。
ここでシムジョンスがレフトオーバーの二塁打を放ち、サムソンが1点を先制する。

追うハンファは4回表、この回先頭の2番・クルリオが左中間に二塁打を放つ。
3番・デイビスはセカンドフライに倒れるも4番・キムテギュンがセンターへの
二塁打を放ち、クルリオが生還。1-1の同点とする。5番・イボムホは三振し二死二塁。
6番・イドヒョンが歩いて、二死一・二塁で7番・ハンサンフンがライト前に落とし、
キムテギュンがホームインし、2-1とハンファがこのシリーズ初めてのリードを奪う。
なおも二・三塁とし、続く8番・シンギョンヒョンのレフトへのヒットで二者生還。
4-1とハンファがリードを3点とする。

3点差を追うサムソンは4回裏、この回先頭の6番・パクチンマンがライトへヒット。、
7番・チンガプヨンが死球を受け、無死一・二塁。8番・キムチャンフィが送り、
一死二・三塁。9番・パクチョンホが歩いて一死満塁のチャンスを作る。
ここで1番・パクハンイがセンターに打ち上げ、パクチンマンがホームイン。
4-2と点差を縮める。ここでハンファは先発のチョンミンチョルから、
ムンドンファンにスイッチ。サムソンは2番・チョドンチャンのサードゴロをイボムホが、
ボールを握り損ね、二死満塁のチャンス。しかし3番・ヤンジュンヒョクがライトフライで、
追撃のチャンスを逸する。

その後、両者得点なくゲームは7回表。1番・コドンジンが内野安打で出塁。
2番・クルリオのショートゴロで進塁、迎えるは3番・デイビス。
ここでデイビスはサムソンの2番手左腕のチョンビョンホからライト場外への
ダメ押しツーランでゲームを決定づけた。

投げてはチョンミンチョルの後をムンドンファン、8回一死からクデソンとつなぐ、
シリーズ限定の最強リレーでハンファが1勝1敗のタイとした。
第2戦ムンドンファン
ハンファの命運を握るムンドンファン

サムソンは、ブラウンの球が高めに浮き失点を喫したが、2戦の敗北はある程度予想で、
3番手にイムドンギュ、4番手に左腕のオサンミンを投入できいい投手起用ができた。
特にオサンミンは9回左打者3人から3三振を奪い、今後もワンポイントして期待できる。

一方のハンファは中盤までに得点し、点差をつけるという理想的な勝ち方ができた。
また、デイビスのダメ押し打が飛び出し、勝利を確信できる展開となった。
昨日が中止、翌日が移動日ということでムンドンファンを長いイニング起用できた点では、
雨はハンファに有利に働いた。

韓国シリーズ第3戦は場所をハンファの本拠地テジョンに移し、
25日(水)18時から行われる。
夕焼けのテグ
試合開始前、夕焼けのテグ


☆きょうのあれこれ
・急に寒くなったテグ。防寒着を用意していない記者も多く、KBOやサムソン球団のジャンパーを
借りる記者も。顔は記者なのに首から下はまるで関係者。ヘンなもんです。

・シリーズ合宿から一時開放のサムソンナイン。試合後テグの街中で選手や関係者をちらほら。


<韓国シリーズ第2戦>
ハンファ
(右)コドンジン
(左)クルリオ-(左)キムスヨン(7回裏)
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン
(二)ハンサンフン
(捕)シンギョンヒョン-(捕)シムグァンホ(5回裏)
(遊)キムミンジェ

P-チョンミンチョル(3回2/3)-ムンドンファン(3回2/3)-クデソン(1回2/3)

サムソン
(中)パクハンイ
(三)チョドンチャン
(指)ヤンジュンヒョク
(左)シムジョンス-PHチョヨンフン(7回裏)-(一)(8回表)
(一)キムハンス
(遊)パクチンマン
(捕)チンガプヨン-(捕)イジョンシク(9回表)
(右)キムチャンフィ-PHキムデイク(8回裏)-PHキムジョンフン(8回裏)-(右)(8回裏)
(二)パクチョンホ-(二)キムジェゴル(9回表)

P-ブラウン(4回)-チョンビョンドゥ(2回1/3)-イムドンギュ(1回2/3)-オサンミン(1回)

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2006年10月22日

韓国シリーズ第2戦は14時に雨天中止決定

シリーズ第2戦雨天中止
サムソンハンファの韓国シリーズ第2戦は
15時頃からと予想された雨が、13時過ぎからポツポツ落ち始め、
試合開始前30分前の13時30分頃には本格的に。
協議の結果、14時に試合中止が決定した。
日程はそのまま1日ずつ順延される。
→ポストシーズン日程表

きのうより早く、試合開始3時間半前の10時35分過ぎに開門し、
早くから球場へ訪れたファンで満員になったスタンドだが、
中止となりファンはやむなく家路に向かうこととなった。
シリーズ第2戦雨天中止02

15時現在も激しく雨が降り続いているので、妥当な判断だっただろう。

韓国シリーズ第2戦は、23日(月)に順延され18時試合開始で、
予告先発は両チームともスライドし、
ブラウン(サムソン)-チョンミンチョル(ハンファ)と発表された。

☆きょうのあれこれ
・試合前、ユニフォームを着た少年がサムソンベンチ前に。
選手とキャッチボールをすると、いいフォームで力のある球をなげる。
シム・○○くん10歳。背番号は32。細い目と淡々とした態度も
そっくりのシムジョンス選手の息子さんでした。
・ベンチでオスンファン投手と雑談。最近の若い韓国人はキムチを
あまり食べないというが、彼の好きな食べ物は「キムチチゲ」と
「テンジャン(味噌)チゲ」。なぜかホッとさせられた。


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2006年10月21日

韓国シリーズ第1戦 完封リレーでサムスンが先勝

ハンファ |0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0
サムソン |0 0 2|0 1 0|1 0 X∥4

秋晴れのテグで行われた韓国シリーズ第1戦。
韓国シリーズ第1戦

サムソンが、投手タイトル総なめの高卒新人・リュヒョンジンをつかまえ、
投げてはペヨンス-クォンオジュン-オスンファンの完封リレーで初戦を制した。
シリーズ第1戦ペヨンス
ハンファ打線を6回4安打無失点に抑えた先発のペヨンス(サムソン)

試合前、いつもなら気合満々のペヨンスが、穏やかな笑顔。
前日の記者会見で「紅白戦で一番球威があった」とソンドンヨル監督が語ったように、
いい状態でシリーズに臨めている様子がうかがえた。

序盤は両先発の好投が光る。初回、ペヨンスがハンファ打線を三者凡退に斬れば、
リュヒョンジンは三者連続三振。投手戦の様相を呈す。
ゲームが動いたのは3回裏。サムソンは7番・パクチンマンがバットを折りながら、
センター前へヒット。続くパクチョンホが送って一死二塁。9番・キムジョンフンが三振に
倒れたあと、1番・パクハンイの打球はセンターに落ちるポテンヒット。
二塁からパクチンマンが生還し1-0。センター・デイビスが打球をそらす間に、
打者走者は二塁へ。続くチョドンチャンもセンターに運び、2-0と先制する。
第一生還者とスタンド
先制点をたたき出し、その後生還のパクハンイと沸くスタンド

追うハンファの4回表、こちらも先頭の3番・デイビスがバットを折りながら、
ライト前へヒット。4番・キムテギュンが四球で歩き、無死一・二塁。
ここで5番・イボムホが送りバントを試みるも打球は小フライ。
これが野手の間に落ちる内野安打になり、無死満塁のチャンスを作る。
しかし、6番・イドヒョンはサード正面のゴロを放ち5-2-3のダブルプレー。
続く7番・ハンサンフンもファーストゴロで得点できずこの回を終える。
イボムスのバント
送りバントがヒットになり、無死満塁のチャンスを作るも…

サムソンは5回裏、一死から2番・チョドンチャン、3番・ヤンジュンヒョクの連打で、
一死一・三塁のチャンス。ここでハンファはリュヒョンジンからチヨンギュにスイッチ。
リュヒョンジンはシーズン中より落ちた球威と、変化球に合わせてきたサムソン打線に
2失点を喫し降板。続く4番・シムジョンスがチヨンギュから三遊間をやぶり3-0と
リードを広げた。
リュヒョンジン(ハンファ)
変化球をヒットされ降板のリュヒョンジン。

サムソンは7回に1点を追加し、クォンオジュン-オスンファンの必勝リレー。
オスンファンは万全な状態ではなく、大きなフライを食らうが球威が勝り、
ハンファ打線を抑え、サムソンは完封リレーで初戦を制した。

守りのチームのサムソンは理想通り先制し、鉄壁のリレー。
ソンドンヨル監督は「セーブがつかない場面だったが4点では何か起こるか分からないので
オスンファンを投入した。オスンファンは昨年シリーズMVPを獲ったとはいえ、
第1戦は負担があるもの。2戦以降気楽になっただろう」とのこと。

サムソン打線は1番から4番までが2安打づつ。強振しないシムジョンスが、
このシリーズ、ヒットを重ねるようだと、サムソン打線は強力になる。

ハンファは4回無死満塁のチャンスを活かせなかったのが大きい。
勝ちゲームのリレーであるムンドンファン、チェヨンピル、クデソンを使わずに負けたので、
準プレーオフから連戦の投手陣にとっては、そう後には残らないだろう。

韓国シリーズ第2戦は第1戦と同じくテグで、22日(日)14時試合開始。
予告先発はサムソンがブラウン、ハンファがチョンミンチョル。
天気予報では午後遅くから雨とのことで少し心配だ。

球場の様子はJ SPORTSさんでの期間限定「アジアシリーズブログ」に記しました。そちらもどうぞ。

→ポストシーズン日程表

☆きょうのあれこれ
・キムインシク監督(ハンファ)にきょうも手招きされ呼ばれる。
話の内容はかなり真剣なもの。それが本気ならちょっと動こうかと思うのですが。

・ペヨンス投手のふくらはぎまで上げたストッキングには「C/D」のドラゴンズのロゴ。
どうしてなのか聞くと、やはり監督経由でした。

・試合開始前の式典。マイクの調子がいまいちで場内に聞こえたり聞こえなかったり。
耐震基準を満たしてないとも言われる、老朽化したテグ球場でマイクの不備。
そして式典で紹介されていたのがテグ広域市市長ということで、
場内は「球場新築!」の大合唱。まぁいつものことですが。

<韓国シリーズ第1戦>
ハンファ
(右)コドンジン
(左)クルリオ
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン
(二)ハンサンフン
(捕)シンギョンヒョン-
(遊)キムミンジェ

P-リュヒョンジン(4回1/3)-チヨンギュ(2回)-チャミョンジュ(0/3回)-キムヘニム(1回2/3回)

サムソン
(中)パクハンイ
(三)チョドンチャン
(指)ヤンジュンヒョク-PRカンミョング(7回裏)
(左)シムジョンス-PRキムチャンフィ(7回裏)-(右)(8回表)
(捕)チンガプヨン
(一)キムハンス
(遊)パクチンマン
(二)パクチョンホ-(二)キムジェゴル(7回表)
(右)キムジョンフン-(左)(8回表)

P-ペヨンス(6回)-クォンオジュン(1回2/3)-オスンファン(1回1/3)

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2006年10月20日

韓国シリーズ展望

いよいよあす21日から韓国シリーズがスタート。

韓国シリーズに先立ち、きょうは14時から
サムソンソンドンヨル監督チンガプヨン捕手
ハンファキムインシク監督イドヒョン選手が出席の記者会見が行われた。
韓国シリーズメディアデイ

第1戦の予告先発はサムソンがペヨンス、ハンファがリュヒョンジンと発表された。
サムソン投手陣ではシーズン終了時点で、ブラウンが好調だったが、
シリーズに備え行われた紅白戦(韓国では青白戦という)で、最も球威があり、
シリーズ経験も豊富なペヨンスが第1戦のマウンドにあがる。

対するハンファはシーズン中、対サムソン6戦5勝のリュヒョンジン。
苦手のリュヒョンジンに対し、キャプテンのチンガプヨンは、
「準プレーオフ、プレーオフでは少し球威が落ちていたように見えた。
分析に多くの時間を割いたので、自信を持って臨みたい」とのこと。

対するペヨンスに対し、イドヒョンは「ハンファ戦に強くスピードもあるが、
制球力の面で失投があるので逃したくない」とのこと。

準プレーオフとプレーオフを勝ち上がった、勢いのチームのハンファと
総合力で勝る、大人のチームのサムソンの対戦。

打ち合いならハンファ、接戦ならサムソン。これが大部分の人が考える、
韓国シリーズの見方だ。ハンファについては準プレーオフから記しているので
サムソン中心に。

サムソンの先発陣の頭数は充分。昨年いたバルガス(元中日)の代わりに、
ブラウン(元阪神)が入った以外はほとんど代わらず。
ブラウン(11勝 2.68)の後半にきての安定感は、チームにとって嬉しい誤算だろう。
ハリカルラ(12勝)、チョンビョンホ(10勝)、ペヨンス(8勝)、
そしてイムドンギュが先発で一本立ちし8勝。しかし短期決戦では先発は4枚あればよく、
ハンファ打線にイムドンギュは、大きいのを食らう心配もある(被本塁打最多の20本)ので、
シリーズでは中継ぎでの起用。ヤンイルファン投手コーチによると、
「おそらくロングリリーフ」とのこと。

中盤までゲームを作れれば、クォンオジュン(32ホールド)、オスンファン(47セーブ)の
「KOパンチ」で勝ちパターンに持ち込むことができる。

シリーズは、肘の手術明けで今季は10月2日に1度登板したのみの、
イムチャンヨンもベンチ入り。戦力というよりもブルペンが鉄壁と思わせるだけでも、
ハンファにとってはプレッシャーになるだろう。
自身は「ハンファ戦は相性がいい。2~3イニングは投げられる」と話した。

野手陣も春先に、カンドンウとキムドクユン(投手)とのトレードで、
トゥサンからやってきたカンボンギュとキムチャンフィ以外、
大きな変化なくスター揃いのサムソン。しかし、大砲はいないので、
打線がつながるか、相手のミスにつけこまないと得点力は望めない。

肩と右ひざの手術をしたシムジョンスがシーズン終盤、チームに合流しているが、
シムジョンスに期待するのは存在感。シムジョンスがいることで、
各打者へのマークを弱めることが一番の役割だ。

打線の中心は通算1946安打で来季2000本安打確実のヤンジュンヒョク。
他の主力は負傷欠場するも、ヤンジュンヒョクの全試合出場は立派だ。

正捕手・チンガプヨンが走塁時に左ふとももを痛め、ファースト・キムハンスが左足を、
センター・パクハンイが肋骨下の筋肉痛と主力が相次いで負傷。
韓国シリーズまでになんとか各選手、状態を戻してきたが、決して万全ではない。

サムソンが優位ではあるが、昨季のように4タテとはいかないだろう。
初戦の早いイニングにハンファが主導権をとると、予想外の展開となりそうだ。
4、5戦勝負ならハンファ。6、7戦までもつれればサムソンに分がある。

6、7戦まで行くようだと、球史に残る死闘になるのではないかと予想、
そして期待している。


☆きょうのあれこれ
・各放送記者から「お久しぶりです」と言われてインタビューを受けた、イムチャンヨン。
先日の1軍登板前に背番号を37から35に変えた。なんでも母親が占いで見てもらい、
いい数字だからとのこと。ニュー・イムチャンヨンがこのシリーズで見られるか?

・当方、毎夜KBSニュース内のスポーツニュースを見ているのだが、
KBSでスポーツを担当している女性記者イジョンファさんと話し込む。
知られていて当然の人なのだが、認知されていることをとても光栄に思ってくれたよう。
当方の新聞コラムも読んでいただいているようで、ありがたい限りです。


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2006年10月19日

韓国シリーズ前、テグでのひととき。

★告知★アジアシリーズを盛り上げようと、アジアシリーズを
全試合中継するJ SPORTSさんで期間限定「アジアシリーズブログ」が
開設されました。当方も担当してますので、よろしければ。

プレーオフが4戦で終わり、突如空いたきょう。
現在、シリーズ合宿中のサムソンも練習お休み。

テグの街中で、ひとりは床屋さん帰り、もうひとりは気分転換と、
偶然にもサムソン関係者お二方と別々にバッタリ。おだやかなテグの午後。

こちらも「贅沢なガイド(女性ではない)」とテグの街中や市場を散策し、
和やかなひとときを。

結構、テグではのんびり過ごせそうで、翌朝ジョギングでもしたいなぁと、
マラソン好きな心がうずくも、運動靴の持ち合わせはなし。
しかし、サムソン・花増コーチからスニーカーを借り、万事解決。

そして、長きに渡り相棒だった古い携帯からもおさらばし、こちらも快適さアップ。

あしたは「テグの河原で風を切って走ろう!」と決意の午後だった。
あ、もちろん取材にもいく。


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2006年10月18日

ポストシーズン、朝鮮半島北へ南へ。

ハンファの韓国シリーズが決定し、韓国シリーズの開催場所が確定した。
→ポストシーズン日程表

もし4タテで終わるとソウルでは開催されず、
収容人員が少ない球場(12000人/テグ、10500人/テジョン)での開催で、
大会収入も見込めないという状況は誰もが願っていないことだろう。
球場の規模が小さいということは、日本のメディアにも弊害が。

当方が協力させてもらっている、ある地上波中継局の方は、
第3、4戦に取材予定とのことだが、テジョンでは中継局以外のカメラを
確保する場所がない。
「第5戦のチャムシルの方が…」と提案はさせてもらったが、
多忙な中、スケジュール調整するのは容易ではないだろう。
プレーオフが決着する前、スウォンとテジョンの位置関係について聞かれ、
とっさに「ソウルを東京とすると、スウォンは川崎で、テジョンは三島です」と
答えたのだが、果たして距離的に合っているのだろうか?
調べてみた。
・スウォン→ソウルから約40km。川崎→東京駅から18.2km。
・テジョン→ソウルから約150km。三島→東京駅から120.7km。
 どちらも東京ではなく「ソウルを大宮とすると」ってカンジですな。ちょっと失敗。

シリーズを前に、当方はプレーオフ第5戦がなくなったことで、
スウォンへ行く必要がなくなり、第1戦が行われるテグへしばらく滞在の予定も、
もろもろの用事はソウル中心なので、荷物はテグ、体はソウルに。
ちなみにソウルとテグの位置関係は東京と豊橋だ(約300km)。
日本だと「結構離れているなぁ」と思ってしまうのに、
気軽に行き来してしまうのは、交通費の安さがなせるワザだ。
(もっとも早くて高いKTXでもこの値段。)
KTX車内


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2006年10月17日

プレーオフ第4戦 ハンファが完封リレーでプレーオフを制す

★告知★アジアシリーズを盛り上げようと、アジアシリーズを
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ヒョンデ |0 0 0|0 0 0|0 0 0∥0
ハンファ |3 1 0|0 0 0|0 0 X∥4

2勝1敗でハンファが韓国シリーズ進出に王手をかけた迎えたプレーオフ第4戦。
ハンファが、ソンジンウ-ムンドンファン-クデソンの平均年齢37歳リレーで、ヒョンデを零封。
プレーオフを3勝1敗で決め、シリーズ行きのキップを手にした。
20061017-00.jpg

ヒョンデは前夜欠場のソンジマンが復帰するも、4番・ソトゥンが欠場し、
4番にはカンギィテが入る。
陽が落ちてから、一時は風が冷たくなったテジョンだが、ハンファファンの熱気で、
それを感じさせない気候。
プレーオフのテジョン

ゲームは初回からハンファペース。1番・コドンジン、2番・クルリオの連続ヒットで
無死一・三塁。3番・デイビスが倒れた後、4番・キムテギュンが打った瞬間、
それとわかるアーチをレフトスタンドへ叩き込み、3-0と先制。
キムテギュンアーチ

続く2回裏、先頭の7番・ハンサンフンがセンター前へ運び出塁。8番・シンギョンヒョンが
きっちろ送り、9番・キムミンジェがカウント2-3からレフトへヒット。
2塁からハンサンフンが生還し、4-0とリードを広げる。

ハンファの先発・ソンジンウはボールが先行し、カウント0-3というケースが多いにも
関わらず、不利なカウントから低目を丁寧につき、ピンチらしいピンチは2回表の一死満塁のみ。
ここで9番・ソハンギュをセカンドゴロ併殺にとり、5回をヒョンデ打線を0点に抑える。
ソンジンウ完封リレー

一方のヒョンデは先発・ケルロウェイを1回1/3であきらめた後は、リリーフ陣がふんばり、
ハンファ打線に得点を与えず。

ハンファはソンジンウの後を、第1戦の先発で前夜も登板したムンドンファン、
そして抑えのクデソンに続くリレーでプレーオフ第4戦をとり、1999年の優勝以来の
韓国シリーズ進出を決めた。

韓国シリーズは21日(土)から公式戦1位である、サムソンの本拠地・テグ(大邱)で
スタートする。
→ポストシーズン日程表

☆きょうのあれこれ
・いつもの公式戦の数倍の取材陣が集まるポストシーズン。
みなでキムインシク監督(ハンファ)を囲んでいると、当方を見つけた監督が、
「中日と日本ハム、どっちが有利か?」と当方に質問を。
そのやり取りをみて、他の記者が「監督、もうアジアシリーズに備えてですか?」と。
コーチ室どっと沸く。この日勝利し、アジアシリーズにも一歩前進です。

・今月27日で38歳になる球界最年長野手であるヒョンデの正捕手・キムドンス。
長持ちの秘訣について話していると、会話の途中で日本のファンには懐かしい選手の名が。
「サムソンにいたとき、(フリオ)フランコ(元千葉ロッテ)がチームメイトだったけど、
フランコは体にいいものしか食べないし、自己管理が徹底していたよ」とのこと。
キムドンス捕手、フランコ選手に追いつくにはあと10年です。


<プレーオフ第4戦>
ヒョンデ
(左)ソンジマン-(右)(8回表)
(右)ユハンジュン-PHチョングンピョ(8回表)-(左)(8回裏)
(中)イテククン
(指)カンギィテ-PHカンビョンシク(8回表)-PHホンウォンギ(8回表)
(三)チョンソンフン
(一)イスンヨン
(捕)キムドンス
(二)チェジョングク
(遊)ソハンギュ-PHチョンジュンホ(7回表)-(遊)チャファジュン(7回裏)

P-ケルロウェイ(1回1/3)-キムスギョン(3回)-ファンドゥソン(1回2/3)-イヒョンスン(1/3回)-シンチョルイン(1回2/3)

ハンファ
(右)コドンジン
(左)クルリオ-PRキムスヨン(5回裏)-(左)(6回表)
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン-PRキムインチョル(8回裏)
(二)ハンサンフン
(捕)シンギョンヒョン-PHチョウォンウ(6回裏)-(捕)シムグァンホ(7回表)
(遊)キムミンジェ

P-ソンジンウ(5回)-ムンドンファン(2回1/3)-クデソン(1回2/3)


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2006年10月16日

プレーオフ第3戦 1点を争う好ゲームをハンファが制し、2勝1敗で王手をかける

ヒョンデ |0 1 0|1 0 2|0 0 0∥4
ハンファ |2 0 1|0 1 1|0 0 X∥5

1勝1敗で迎えたプレーオフ第3戦は、先制したハンファをヒョンデが追い、
ハンファが突き放す展開となったが、1点差でハンファが勝利し対戦成績を2勝1敗とし、
韓国シリーズ進出に王手をかけた。
クデソン(ハンファ)
打者5人に3三振のクデソン(ハンファ)。 写真は公式戦時

ハンファは不調の1番・チョウォンウと9番・キムミンジェを入れ替え、
ヒョンデは第2戦でレフト守備で故障した、ソンジマンに代わり、1番にユハンジュンを
入れてのぞむ第3戦。

先制したのはハンファ。1回裏、フォアボールでランナーを2人出し、二死一・三塁で、
5番・イボムホがレフト線へのツーベース。二者が生還し2-0とする。

追うヒョンデは2回表、この回先頭の4番・ソトゥンが2球目のストレートを狭いテジョンの
ライトスタンドに運ぶソロホームランで2-1とする。

1点のリードとなったハンファは3回裏、一死走者なしで、3番・デイビスがカウント2-3で
チョンジュンホ(投手)が投じたカーブをドンピシャのタイミングで右中間へ運ぶ
ソロホームランで3-1とリードを再度2点とする。

リードを広げられたヒョンデは、この回先頭の3番・イテククンが投前にバットヒットを決め
ノーアウトで出塁。イテククンは4番・ソトゥンの打席で二盗も決め、二塁へ進む。
結局、ソトゥンも四球で歩き、無死一・二塁。5番・チョンソンフンがきっちり
送りバントを決め、一死二・三塁のチャンスをつくる。ここで6番・イスンヨンは2球目を
サードゴロ。3塁走者・イテククンが三本間に挟まれアウト。二塁走者・ソトゥンは
三塁へ進まず二死一・二塁。続くチャンスで7番・キムドンスはセンター返し。
強い打球で、二塁走者・ソトゥンがホームインするのは難しい打球。しかし、
センター・デイビスが打球をしっかりグラブに収めず、ソトゥンは生還。
ソトゥンの走塁ミスはデイビスのミスで帳消しとなり、ヒョンデは3-2と再度1点差に迫る。

5回裏、無死から1番に入ったキムミンジェがレフト線へ二塁打。ここで先発・チョンジュンホは、
コドンジン、デイビスの左打者を迎え、左腕のイヒョンスンにマウンドを譲る。
しかし続くコドンジンはライトへ二塁打を放ち、キムミンジェがホームイン。4-2と、
ハンファが加点する。

6回表、3番・イテククンがライト前ヒットで4回同様、無死から出塁。4番・ソトゥンが三振に
倒れた後、5番・チョンソンフンがライトへポテンヒットを放ち一死一・二塁。
ここでハンファは先発・リュヒョンジンからチェヨンピルにスイッチ。
6番・イスンヨンが三塁ゴロで二塁で走者がフォースアウト。4回表と似た展開で、
7番、好調のキムドンスを迎える。ここでキムドンスはレフトへ、
続く8番・チェジョングクもレフトへ連続タイムリーを放ち、このゲーム初の同点となる、
4-4とする。先発・リュヒョンジンは自軍のキムインシク監督が「弱点」と語る、
クイックモーションなどの走者を置いての対処とバント処理を準プレーオフ同様に
相手に攻められたが、先発の役割を果たした。

同点に追いつかれたハンファは6回裏、ここまで大振りで三振とフライアウトを繰り返していた
イドヒョンがレフトへソロアーチ。5-4と再度1点リードする。

終盤、両チームチャンスを作るも、ハンファは第1戦の先発・ムンドンファンに
抑えのエース・クデソンの継投、
ヒョンデは抑えのパクチュンスと第2戦の先発・チャンウォンサムとつなぎ、
両者得点できず、5-4でハンファが接戦を制した。

プレーオフ第4戦は17日もハンファの本拠地・テジョンで18時から行われる。
ハンファが韓国シリーズ進出に王手をかけたが、先制すればヒョンデにもまだまだチャンスはある。
予告先発はハンファがソンジンウ、ヒョンデがケルロウェイだ。

<プレーオフ第3戦>
ヒョンデ
(右)ユハンジュン
(左)チョンジュンホ(野手)-PHホンウォンギ(9回表)
(中)イテククン-(一)(8回裏)
(指)ソトゥン
(三)チョンソンフン
(一)イスンヨン-PRチョンスソン(8回表)-(中)(8回裏)
(捕)キムドンス
(二)チェジョングク
(遊)ソハンギュ-PHカンビョンシク(6回表)-(遊)チャファジュン(6回裏)-PHカンギィテ(9回表)

P-チョンジュンホ(投手)(4回1/3)-イヒョンスン(1/3回)-ソンシンヨン(1回2/3)-パクチュンス(1回1/3)-チャンウォンサム(1/3)


ハンファ
(遊)キムミンジェ-(二)ペクスンヨン(8回表)
(右)コドンジン
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン
(二)ハンサンフン-(遊)(8回表)
(捕)シンギョンヒョン-PRキムスヨン(6回裏)-(左)(7回表)
(左)チョウォンウ-PHクルリオ(6回裏)-(捕)シムグァンホ(7回表)

P-リュヒョンジン(5回1/3)-チェヨンピル(1/3回)-ムンドンファン(2回)-クデソン(1回1/3)


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2006年10月14日

プレーオフ第2戦 ハンファが辛くも逃げ切り、1勝1敗のタイに。

ハンファ |2 0 0|0 1 1|0 0 0∥4
ヒョンデ |0 0 0|0 0 2|1 0 0∥3

初戦をヒョンデが取り迎えたプレーオフ第2戦は、先制したハンファをヒョンデが追い上げるも
一歩及ばず、プレーオフの対戦成績は1勝1敗のタイとなった。
チョンミンチョル(ハンファ)
好投のチョンミンチョル(ハンファ) 写真は公式戦時

先制したのはハンファ。初回表、簡単に二死をとったヒョンデの先発・チャンウォンサム
だったが、3番・デイビスにセンターにはじき返され。二死一塁。
4番・キムテギュンはカウント2-3から右中間フェンスぎりぎりに飛び込むアーチを放ち、
2-0と先制する。

ハンファの先発・チョンミンチョルは落差のあるカーブが低めに決まり、
ヒョンデ打線は内野ゴロの山を築く。
ワインドアップの後、プレート上で動くチョンミンチョルの右足に、
ヒョンデ・キムジェバク監督が抗議し揺さぶりをかけるも、チョンミンチョルは好投を続ける。

ハンファは5回表、きのう6番に入り2打数1安打2四球の、2番・クルリオからの攻撃。
クルリオは左中間にヒットを放ち出塁。一死後、4番・キムテギュンの打席で、
3回途中からマウンドに上がった、ファンドゥソンがボークで一塁ランナーが二塁へ進塁。
キムテギュンが倒れ二死二塁。この後、珍しいシーンが。
5番・イボムホに2球目を投じるところ、マウンドのファンドゥソンの手からボールが
離れずボーク。地面に球を叩きつけるか、腕を振り上げる際に手から球が落ちることはあるが、
指にはさんでいないのに、ボールをリリースできないというボークで、
二塁走者・クルリオが二度目のボークで三塁へ出塁。ここで5番・イボムホがレフト前に
ヒットを放ち3-0とリードを広げる。
6回表にもハンファは1点を追加し4-0とする。

追うヒョンデは6回裏、一死から2番・チョンジュンホがピッチャー返しのヒットで出塁。
ここで好投のチョンミンチョルはマウンド降りる。
代わったクォンジュンホンから、3番・イテククンが初球をセンター前に運び、一死一・二塁。
4番・ソトゥンがストレートの四球で一死満塁。ここで5番・チョンソンフンの打球は
高いバウンドの二塁ゴロ。二塁・ハンサンフンがショートバウンドを後ろへ逸らし、
二者生還。4-2とし、なおも一死二・三塁のチャンスが続く。
しかし、6番・イスンヨンが二塁フライ、7番・キムドンスが大きなレフトフライに倒れ、
二者残塁。ヒョンデは2点差に追い上げ6回の攻撃を終える。

追うヒョンデは7回裏、2死から1番・ソンジマンが左中間にソロアーチを放ち、4-3と
1点差に迫る。ハンファは投手を抑えのクデソンに交代。ヒョンデは代打にユハンジュンを送る。
ユハンジュンは4球目をライト線に運ぶも、ライト・キムスヨンがダイビングキャッチ。
ヒョンデは長打を1本損する。

1点差に迫られたハンファは8回表、一死満塁のチャンスを作るも、2番・キムスヨンの打球が、
ピッチャー・シンチョルインへのライナーとなり併殺。チャンスを逸する。
この回、レフト・ソンジマンがダイビングキャッチを試みるも、グラブが地面との間で、
逆側に曲がり負傷。ベンチへ退くこととなる。

ヒョンデは9回裏、二死一・二塁のチャンスを作るも、7回二死から登板の抑え、
左腕のクデソンにぶつける代打なくチャンスをいかせず、4-3で敗れた。

ヒョンデは序盤、ハンファの先発・チョンミンチョルを攻略できず、
終盤追い上げるも一歩及ばなかった。また、6回表一死二・三塁でショート・チャファジュンが
ショートに飛んだゴロを、捕球後の二塁走者への処理をあせってか捕球できず、打球はレフトへ、
これで生還した1点が、結果として得点差となってしまった。
短期決戦らしくひとつのミスが響くこととなった。

プレーオフ第3戦は1日移動日をはさみ、16日ハンファの本拠地・テジョンで18時から行われる。
総合力でヒョンデの有利は変わらないが、狭いテジョンでハンファの一発攻勢が出ると、
状況は変わる。また、負傷で退いた、ソンジマンの状態が心配だ。

<プレーオフ第2戦>
ハンファ
(左)チョウォンウ
(右)クルリオ-PRキムスヨン(6回表)-(右)(6回裏)
(中)デイビス
(一)キムテギュン
(三)イボムホ
(指)イドヒョン
(二)ペクチェホ-(二)ハンサンフン(3回裏)
(捕)シンギョンヒョン
(遊)キムミンジェ
P-チョンミンチョル(5回1/3)-クォンジュンホン(1回1/3)-)-クデソン(2回1/3)


ヒョンデ
(右)ソンジマン-(左)(8回表)-(中)チョンスソン(8回表)
(左)チョンジュンホ-PHユハンジュン(7回裏)-(右)(8回表)
(中)イテククン-(左)(8回表)
(指)ソトゥン
(三)チョンソンフン
(一)イスンヨン
(捕)キムドンス
(二)チェジョングク-PHカンビョンシク(7回裏)-(二)ホンウォンギ
(遊)ソハンギュ-PHチョングンピョ(5回裏)-(遊)チャファジュン(6回表)-PHカンギィテ(9回裏)

P-チャンウォンサム(2回1/3)-ファンドゥソン(2回2/3)-ソンスンラク(1/3回)-イヒョンスン(2/3回)-シンチョルイン(2回)-ソンシンヨン(1回)

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