2006年08月27日

スピード感があるキアの1・2番。

かつてはパワーヒッターが目立った韓国球界。
右打者が多く、作られた左打者「右投左打」が球界全体8球団に33人しかいない。
WBC日本代表には両打ちも含め1チームに8人も右投左打がいるのだが。

だが、その33人のうち10人が今季入団の選手。少しずつ変化が見られる。
昨季、最下位に甘んじたかつての名門チーム・ヘテを前身とするキアが、
低迷時に育てた選手が少しずつ結果を出し始めている。

1番、左投左打の外野手、イヨンギュ(3年目・21歳)は現在打率3位の.324。
盗塁も3位で28個をマークしている。打撃練習でもレフトライン際へ流す
バッティングに時間を割き、このまま高いアベレージを期待できそうだ。
昨季、ほぼ全試合出場できたのがいい経験になっているのだろう。
175cm70kgという小柄な体型に、ヘルメットから顔を出した後ろ髪、
すばやくベースを駆け抜ける姿は、
「リトル松井」ならぬ「リトル松井稼頭央」だ。

イヨンギュ(キア)
イヨンギュ(キア)

ここまでホームランは0で先日のLG戦ではあわやフェンスオーバーという打球に
残念がっていたが、しばらくは中途半端に大きいのは打たず、
キアファンが口ずさむ「♪~ヨンギュヌン アンタル チョアヘ~(ヨンギュはヒットが好きよ~)」
の通り、ヒットを量産して欲しいものだ。

続く2番がキムウォンソプ(6年目・28歳)。右投左打の外野手で
規定打席には満たないものの、打率.361。
スピード感がある2人が出塁し、3番のアベレージヒッター、チャンソンホに
繋いでいる。結果、チャンソンホは67打点で打点部門2位。
チームはプレーオフ進出圏内の4位を維持している。

このイヨンギュ、キムウォンソプとも入団時はLGトゥサンと他球団から
やってきた選手だ。イヨンギュはホンヒョンウにプラスされ2対2の交換でやってきたが
トレード相手の現況をみると、キアはいい選手を獲り、うまく選手を育てた。
打球が外野を転々とし、それを見てダイヤモンドを猛スピードで駆ける
この2選手の動きは非常に魅力的だ。

キアは不振と諸事情もあり、イジョンボムが1ヶ月以上登録抹消中だが、
SKからウェーバー公示されたチョギョンファンがチャンスをつかみ、
また、故障がちなホンセワンに代わり、イヒョンゴンがショートで結果を残すなど、
うまく野手陣が回っている。先発の頭数など弱い部分もあるが、
ポストシーズンは面白い存在になるかもしれない。


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posted by muroi |23:59 | 韓国プロ野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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