2006年07月20日

チェジュ(済州)でサムソン快勝し、前半戦終了

ヤンジュニョク生還
トゥサン|0 0 0|0 1 0|0 0 0∥1
サムソン|0 0 0|2 0 3|0 0 x∥5

1984年にプロ野球公式戦が初めて行われたチェジュ。昨年21年ぶりに公式戦が行われ、
今年も昨年同様に、前年度韓国シリーズ対戦チーム同士の対戦が組まれた。
チェジュについては下で。
(写真)外野後方には韓国最高峰(1950m)のハルラ(漢拏)山。
外野後方にハルラ山

全国的に不安定な天候が続く韓国。
前日雨天中止になるも、きょうは時折霧雨が降る程度で、なんとか試合は開催。

両チームの先発は8勝のハリカルラ(サムソン)と10勝のランデル(トゥサン)の両外国人対決。
両投手とも、変化球でかわすピッチングで3回まで0点。
ハリカルラ(サムソン)ランデル(トゥサン)

先制したのはサムソン。4回裏、先頭のパクハンイがツースリーからセンターに運び出塁。
1アウトの後、3番・ヤンジュンヒョクが右中間に運び一、三塁に。
4番・キムハンスが歩き、一死満塁で迎える打者はパクチンマン。
パクチンマンはレフト線にタイムリーヒット。二者が生還し2-0(最上部写真)。
パクチンマンは奥さんがチェジュの出身で、奥さんのお父さんが今回のチェジュゲームの
興行主ということで、守備でもハッスルし、スタンドを沸かせた。

追うトゥサンは5回表、この回先頭の8番・ナジュファンがライトに二塁打。
9番・コヨンミンが送り、打順は1番・イジョンウク。イジョンウクはショートゴロに倒れるも、
三塁からナジュファンが還り、2-1と反撃。
続く6回表、アンギョンヒョンがヒットで出塁し、迎える打者は4番・チェジュンソク。
チェジュンソクの打球はセンター方向への大きな打球。フェンスオーバーしたかに見えたが、
フェンス上部にあたり、ボールはグラウンドへ。
一塁ランナー・アンギョンヒョンがホームへ突っ込むも、ホームで憤死(写真)。
同点のチャンスを逸した。
アンギョンヒョン、ホームで憤死

6回裏、ランデルが先頭のヤンジュンヒョクを死球で歩かすと、
続くキムハンスにもセンター前にヒットを喫する。ここで迎えるのはパクチンマン。
パクチンマンは、バントの構えで前進していた二遊間を破るヒット。
前に出ていたセンターの横も破り、打球が外野を転々。
あわやランニングホームランという三塁打でまたもパクチンマンが二点タイムリーを放ち4-1。
6番・チンガプヨンがバットを折りながらセンターへ運び、5-1として、ゲームを決定づけた。
ランデルは先頭打者を出した2イニングの失点が響いた。

サムソンはハリカルラの後を、ペヨンス、オスンファンの豪華リレー。
トゥサンもキムスンフェ、イヘチョン、チョンジェフンとこちらもオールスター休暇前の
好投手のリレーで、このままゲームは動かず5-1でサムソンが2位に7.5ゲームをつけ、
前半戦を折り返すことになった。

2位から4位は2ゲームの中に3チームがひしめく混戦。
サムソンに連敗したトゥサンが4位で前半戦を終えた。

☆きょうのあれこれ☆
・昨年、ルーキーながら守護神として大活躍し、WBCでも代表に選ばれた、
オスンファン投手(サムソン/写真)。マウンド上ではポーカーフェイスだが、
普段はやさしい笑顔の若者。そのオスンファンに「野球をはじめたきっかけ」について聞くと、
「10歳くらいの時、小学校の遠投テストで1位だった。
それで先生が"野球をやったらどうだ?"と勧めたのがきっかけ」とのこと。
それまで野球に特に関心もなかったとのことで、人生とは何がどうなるか分からないものだ。
「そんな動機でよく球界を代表するような投手になったね?」と聞くと、
はにかみながら「監督やコーチがよく指導してくれるから」と優等生的な答えが返ってきた。
これから数年後、どんな道を歩んでいるのか楽しみでならないですね。
オスンファン(サムソン)


さて、チェジュド(済州島)。朝鮮半島の南西に浮かぶ島で、韓国を代表するリゾート地。
「東洋のハワイ」と評されることもあるが、緯度が福岡と同じくらいなので、
その表現はどうかと思うが、リゾート地であることは確か。韓国の他地域とは違い、
街並みがきれいなので、韓国最初の訪問地がチェジュだと、ちょっと韓国の印象が
違ってしまうかもしれない。なんとなく雰囲気は沖縄だ。
雨のチェジュ

きょうは湿気がものすごく、手にした紙がすぐにグニャっとなってしまうほど。
しかし、試合が始まる頃には涼やかな風が吹き始めた。

普段はバス移動の韓国プロ野球の選手たち。しかし、チェジュでのゲームとなると、
当然飛行機移動となり、普段の経費を遥かに越える費用がかかる。
しかも3連戦後、当日移動が基本の韓国球界だが、チェジュ開催だと、
翌朝移動となるため、オールスター休み直前のこの時期にしか試合が組めない。

決して興行的にもプラスとは言えないチェジュ開催だが、
うまく、観光客も巻き込んで今後も定期的に実施してもらうと同時に、
以前のブログにも書いたが、沖縄でもプロ野球公式戦が行われる機会を
つくれればと、スタンドの子供たちの笑顔を見ながら思った一日だった。


★運営サイト★韓国プロ野球応援サイト ストライク・ゾーン
★著書★おかげ様で3年目。今年も出しました 韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2006
★個人サイト★室井昌也


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posted by muroi |23:59 | 韓国プロ野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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