2008年06月19日

危険球→悪態→非難→二軍落ち→監督欠場

韓国プロ野球順位表と予告先発韓国プロ野球個人成績

15日のSK-キア戦。この試合での出来事が波紋を呼んでいます。
両軍のもみあいが、選手の二軍落ちと監督が試合を欠場するという
結果を生んでしまいました。

発端は6回表。9-0とSKの大量リードで迎えたキアの攻撃。
キア・チェギョンファンがセカンドゴロに倒れ、三塁ベンチへ退こうと、
マウンド横を通過した際、SK・ケニー・レイボーンの発した言葉に、
チェギョンファンが反応します。
この一件で両軍ベンチから選手が飛び出し、ゲームは一時中断。

そして8回表。この日2度目となる両チームの小競り合いが起きます。
SKの2番手投手、ユンギルヒョンが打者・チェギョンファン投じた2球目は、
チェギョンファンの顔に前に向けられた、故意ともとれる危険球。

「なんだ!?」という表情のチェギョンファンに対し、
マウンドのユンギルヒョンはつばを吐き「なんか文句ある?」というような
ジェスチャーを見せ、両軍ナインが入り乱れます。

騒ぎが収まったのち、ユンギルヒョンはチェギョンファンを
空振り三振に仕留めスリーアウト。
この時、ユンギルヒョンはガッツポーズと侮蔑するような言葉を投げ、
ベンチへと下がりました。

どこの国でも年に数度は観られるようないざこざですが、
それだけでは終わらなかったのが、今回の一件。
マウンド上で悪態をついたユンギルヒョンですが、7年目の25歳。
一方のチェギョンファンは9年目の36歳と、11歳上の先輩選手に対し、
危険球はともかく(許されるという意味ではなく、両チーム間の報復行為として
起きうること)、バカにした態度と言動をしたことが、
大きな波紋を呼び、キアファンの怒りの火に油を注いでしまいました。

日本以上にインターネットの影響力が大きい韓国で、
この様子が動画で多くの人々に広まり、
「ユンギルヒョン許すまじ」の雰囲気がネットを中心に次第に広まって行きます。

移動日を挟んだ17日にはトゥサン-SKの試合では、
当該チームではないキアファンが球場に訪れ、
SKに対し、抗議行動を起こすなどし、
当のユンギルヒョンは、自身のホームページを通して、
今回の件についての謝罪と、チェギョンファンにも電話で謝ったことを
記しましたが、なかなか静まってはいきません。

事態を重くみたSK球団はユンギルヒョンの二軍降格で収拾をはかり、
キムソングン監督も19日の試合を自ら欠場しました。

さて、今回の発端となったチェギョンファンとレイボーンのやりとりですが、
大量得点差での盗塁は発端(韓国では「無関心盗塁」という)のようです。
アメリカでのプレー経験があるチェギョンファンは英語がわかるので、
レイボーンの言葉に「おい」と思ったのでしょう。

そして、ユンギルヒョンの件。同じく無関心盗塁のあとの1球だったのですが、
上下関係がきっちりしている韓国で、
ユンギルヒョンが先輩選手とった態度は、誰が見ても感じ悪く、
反感を買ってしまったというのはあります。

しかし、それについてつるしあげるような行動が、
加速度的に進んでいったのは、ネット社会ならではのことでした。
たとえ腹が立ったり、間違ったことに対し、謝罪を促したいとしても、
少し時間を置いたり、風呂入ったり、寝たりしたら、
怒りは多少収まると思うのですが、
ネットの長所でもある即時性が、冷静さや判断力、想像力を欠き、
どんどんエスカレートした結果、
ユンギルヒョンを追い込むこととなりました。

「韓国っぽい出来事」だとも言えますが、それじゃ発展がないので。。。
今回の件を見て、以前日本であった、
アーティストの深夜ラジオでの、ノリと知識不足での発言が、
騒動になってしまったことを思い出しました
(ことの良し悪しではなく「ネタをつまんで拾って、大勢で叩く」という流れが)。

あれこれマジメに記す柄じゃないので、このへんにしますが、
これからインターネットに触れることになるこどもたちには、
しっかり使い方を教えたいものだなぁと、思ったりしたその後の顛末でした。


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posted by muroi |23:59 | 韓国プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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