室井昌也『ソウルはいつも野球愛』

加藤初さん…

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加藤初さんが亡くなったという知らせを聞きました。

その報を知ったのは、西武の米田進リハビリトレーナーと顔を合わせた時の会話の中ででした。

加藤さんは2002年にLGの投手インストラクターを務めて以降、LG、SKで投手コーチを務められ、その間、現場でいつもお話を伺っていました。

現役時代の「鉄仮面」という愛称そのままに表情は変わらないものの、こちらが話を伺うと、「そうなの?」と言って一拍間を置いてニコっと笑みを浮かべた後、言葉を選びながら、加藤さんは色んなお話をして下さいました。

2011年の観戦ツアーではご参加者との食事会にご出席くださり、チーム状況が非常に厳しい中ファンのみなさんに、長嶋茂雄監督とのエピソードなどをお話し下さったことを思い出します。

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ツアーではご参加者の20代の方にお誕生日の方がいて、ケーキを用意してのお誕生日会を開いたのですが、その時の加藤さんの「いいなぁ、若いなぁ」という言葉と咳込んでいた姿が今も印象に残っています。

今年10月に加藤さんのSKコーチ時代の教え子であるチョン・ビョンドゥ投手の引退に際して、加藤さんにコメントをいただこうとお電話をしたのですが、お話をすることは出来ませんでした。

派手に振る舞うことはしないけど、時折見せるチャーミングな姿が思い出深い加藤さん。印象的だったのは2008年のアジアシリーズの試合前、韓国代表のSKのコーチを務める加藤さんの下を、かつてコーチを務めていた日本の優勝チーム、西武の投手陣が練習の後、みんなで駆け寄って、挨拶に向かっていた姿でした。

決して驕った態度を見せることなくこちら尋ねる質問に、一旦、「聴きたいの?」という間を置いた後にたくさんお話し下さる姿は、通算141勝が誇るプライドと、持ち前の気の良さが交錯する瞬間が垣間見えるようで、加藤さんとの会話は常に緊張と緩和を感じられました。

じっと相手の眼を見つめながらボソボソっと話す加藤さんからもっとお話を伺いたかったです。

酒が入っているので涙が止まりませんが、こちらが出来ることとしては加藤初という人物が存在していたことを語り継ぐことしか出来ないので、それをもって哀悼の意としたいと思います。もう逢えないと思うと悲しいです。


★7/5スタート!『室井昌也の韓国野球を観に行こう!』(ラジオ日本 毎週火曜日午前11時05分から。「Hello!I,Radio(ハロー!アイレディオ)」内)

★新刊著書『野球愛は日韓をつなぐ』現場取材にこだわって韓国紙に書き綴った、11年間、約500本のコラムから97本を厳選して掲載!



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室井 昌也(むろい まさや)
◇1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、韓国プロ野球に関するお仕事、思いつくこと、できること、見えることと、見えないこと、1人数役実施中。ストライク・ゾーン取締役社長。エス・オー・プロモーション所属

・著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』を04年より毎年発行。2016年で13年目(写真、取材、編集、一部デザインも)。

・新刊著書(2016年12月)『野球愛は日韓をつなぐ』現場取材にこだわって韓国紙に書き綴った、11年間、約500本のコラムから97本を厳選して掲載

・『室井昌也の韓国野球を観に行こう!』(ラジオ日本「Hello!I,Radio(ハロー!アイレディオ)」内)毎週火曜日出演中。

・WBCなどの国際大会では、地上波中継局への情報提供や出演、公式プログラムや各種メディアへ寄稿。

・韓国のスポーツ紙・スポーツ朝鮮のコラムニスト。06年から毎週韓国語でコラム「室井の近くて遠い韓日野球」を連載中(概ね火曜日掲載。紙面では顔写真付きなので、ハングル読めなくてもお探しになれます)。14年2月に連載400回を突破した。

・日本の日刊スポーツ携帯サイト『ワールドベースボール』でコラム「韓話☆球題」を09年3月から毎週水曜日連載中。200回突破!

・プロデュースとガイド役を務める『韓国プロ野球観戦ツアー』を03年より毎年実施。

・掲載中の写真は全て自身で撮影のもの(各メディアに写真の貸し出しもしています)。

・ラジオの世界のすべてが「見える」!著書『ラジオのお仕事』2015年10月発売。

・ラジオの交通情報を伝える女性たちを紹介した著書『交通情報の女たち』2014年11月発売。

・ブログタイトル「ソウル(Seoul・soul)はいつでも野球愛!」。

・これからもできる限り、縁ある岩手県沿岸部に復興支援ボランティアに行きます。
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