東京ドームに計画停電を!

敵を欺くには、まず味方(日本国内)から。ハリルホジッチがもくろむ情報戦。

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興味深い記事を読みました。 フットボリスタの以下のWeb記事です。 これは、本誌の一部らしいので、今度、本誌を買おうと思っています。

『ハリル日本のグダグダ感は情報戦? メディアもファンも試されている』

『現役セリエAコーチが徹底分析! 偏見なしにハリル戦術を評価する』

読んでみて、とても納得感がありました。 川端暁彦氏が書くユース選手たちの記事は、ちょっとポジティブすぎて嗜好に合わないところがあったのですが、どうしてどうして、談義ものでは良いこと言うじゃないですか!

この記事ほど明確に思っていた訳ではないのですが、11月の欧州遠征(ブラジル戦・ベルギー戦)で香川・岡崎・本田を3人とも呼ばなかったのには、少し引っかかっていたんですよね。 本田については、メキシコと欧州は遠いですし、加入間もないパチューカに慣れさせようという意図もあったのかもしれませんが、香川と岡崎を呼ばないのは変だなぁ、と思っていました。 先発から外すことはあっても、欧州で試合をするのに2人を呼ばないというのは、非常に不可思議でした。 これまでのハリルの振舞いから考えると、ね。

ハリルがやりたいサッカーへ舵を切るために、戦術にフィットしにくい3人を呼ばなかったのだ、というように自分自身を強引に納得させてはいましたが、「とは言え、呼ばないのは何か違わない?」という自問自答の声は、なかなか消えませんでした。

ですが、この記事を読んで、欧州遠征はハリルの情報戦の一環でもあったのだろうな、と納得がいきました。 いわゆる一石二鳥です。

3人がいないメンバーで守備重視のショートカウンターやロングカウンターで戦うスタイルを試したかったことに加え、3人を外すことでW杯の対戦相手(まだ、この時点では決まっていませんでしたが)を惑わそうとしたのでしょう。

実際、アジアW杯予選はW杯本大会の分析にはあまり役に立たないし(相手が弱いので)、E-1は海外組がいないので、分析しても意味がない。 W杯での対戦相手であるコロンビア・セネガル・ポーランドの分析官らは、本当であれば、強豪であるブラジルやベルギーとの試合を分析したかったはずです。 ですが、これらの試合には、日本代表の中心選手と思われる香川・岡崎・本田がいませんでした。

香川・岡崎・本田がいない試合を分析したところで、意味があるのか? 本番でも、香川・岡崎・本田の全員を外すのだろうか? いや、そんなことは考えにくい。

W杯対戦相手の分析官や監督は、そう思っているはずです。 つまり、対戦相手たちは、事前に日本への対策を立てることが困難になるわけです。

対策は、立てた上で練習をする必要があります。 そして、W杯のグループステージで戦う相手は3か国。 3チームの対策を立てて、それぞれを練習するには時間が掛かります。 ですから、対策を立てられるのは、遅ければ遅いほど都合が良い訳です。 机上で対策を立てたとしても、練習を十分にできないケースが発生し得るからです。

チームスポーツを齧ったことのある人なら分かると思いますが、ある策を監督に指示されても、ふつうはすぐには出来ません。 何度も何度もみんなで練習して、やっとそれなりの形になります。 マンガやドラマならともかく、現実には、新たな策を実行するには時間が掛かるのです。

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この記事へのコメントコメント一覧

敵を欺くには、まず味方(日本国内)から。ハリルホジッチがもくろむ情報戦。

攻略さま、npsさま、ボールスさま
コメントありがとうございます。
まとめてで恐縮ですが、少しコメントさせて頂きます。

ハリルホジッチ監督が情報戦を仕掛けている(ように見える)のは、日本が格下だからやっていることだと、個人的には認識しています。
日本が、グループHの中では圧倒的に劣っているのは間違いなく、がっぷり四つで戦ったら、決勝トーナメントに駒を進める可能性は非常に低いと思います。
だからこその情報戦なのでしょう。

今の日本の選手で、世界のトップカテゴリで戦えていると思われている香川・岡崎・本田・酒井宏樹についても、ごく冷静に第三者的に見れば、MFやFWやSBといった各ポジションの中で世界トップ50に入りません。
岡崎・本田は世界トップ100も怪しい。
もちろん、吉田麻也や乾・長谷部・大迫・浅野はそれ以下です。
Jリーグ組は、残念ながら、もっと下と言っていいでしょう。

選手の個を組織力でフォローすると言っても、それには限界があります。
レヴァンドフスキやマネ、ファルカオ、クアドラードらを組織だけで抑え込めるかと言うと、はなはだ疑問です。
ですから、日本は情報戦を含めた総合的な戦いで有利な条件を少しずつ積み重ねるしかない。
ハリルは、おそらくそう思っているでしょう。

そして、当然、そこには賭けの要素が入り込んで来ます。
ハリルは、弱い国を現実的に眺めて、賭けの要素も排除せず、どうすれば勝つ可能性が高まるのかを考えている監督だと思います。
それだけ勝つことだけに執着している監督。
それが、ハリルホジッチ監督でしょう。
ハリルは負けたら、もちろんむちゃくちゃ批判されるでしょうし、仮にベスト16に進んでも、ファンの一部は批判するでしょうね。
でも、そんなことは織り込み済みなのだと思います。

敵を欺くには、まず味方(日本国内)から。ハリルホジッチがもくろむ情報戦。

大胆な推測だとは思いますが、チームの抱える問題の解決策を格上相手に試せなかったとなると完全に手探りの状態ということですよね。
肝心の本大会で選手の戦術に対する迷いが出るのではないかという不安があります。
今のCBの選手層では南アの再現は厳しいですし、初戦のプレッシャーはこれまで以上のものとなるでしょう。

賭けですよね

初めまして。
仰られるようにハリルが戦術やメンバーを表に出さないというのはありそうですね。
ただその場合、実際の試合でやりたいことを試す機会が無くなるので、それはそれでぶっつけ本番の賭けになるかと思いますね。
研究されるリスクと試合で試せないリスクのどちらが危険かは分かりませんが、突破が元々厳しいと言われる日本は、リスクを負ってでもそういう賭けに出た方が良いのでしょうか?

敵を欺くには、まず味方(日本国内)から。ハリルホジッチがもくろむ情報戦。

面白い記事ありがとうございます。
私は今回グループ突破すると思ってます。
当然相手を舐めてるわけではなく、日本の戦術やスタメンが読めないからです。
決して撹乱を狙ったポジティブな結果ではなく、色々試行錯誤中であるというネガティヴな結果だと思います。
過去のw杯も、黄金世代の1番日本が魅力的で自信がありスタメンが固定できていた時には予選敗退して、
岡ちゃんの時など、チームがバラバラの時の方が良い結果に結びついてます。
結果、今回は批判的なハリル体制だからこそ、うまくいく気がします。

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