東京ドームに計画停電を!

ブラジル戦は、とても良い強化試合になったと思う。

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この時期に、ブラジルと強化試合をできたとことは本当に良かったと思います。 マッチメイクを成功させたJFAとハリルホジッチ監督は、素晴らしい仕事をしたんじゃないでしょうか。 また、その中で、岡崎・本田・香川を外して臨んだハリルジャパンは、その長所をよく発揮していた部分もあるし、一方で、まだまだ改善する必要がある部分があることも確認できました。 試合全体を通して、とても良い強化試合になったと思いました。

マスコミは 「前半で勝負は決まっていた。後半、盛り返したからと言って、誤解をするな!」 みたいな論調が多いようですね。

でも、前半も、一方的な展開だったとは思いません。 もちろん、実力差があったのは確かですが、その中でも通用している部分は間違いなくありました。

特に、前半13分頃までの日本は、非常に良かったです。 前からプレスを掛け、ボールを奪ってチャンスを作れていました。 中でも、前半4分に、井手口と山口が自陣でネイマールからボールを奪い、カウンターから大迫へロングボールを出したシーンは、非常に良かったですね。 おそらく、ハリルホジッチ監督の狙い通りの攻撃だったと思います。 また、前半10分にも、日本のスローイングから細かくボールを動かして、大迫が左足シュートにまで持ち込みました。

もちろん、ブラジルもボールを速く動かして、日本のゴールマウスを脅かしましたが、序盤は互角にやれていたと思います。

吉田麻也がPKを取られて0-1になったことで、その後のことしか印象に残っていない方が多いのかもしれませんが、日本が序盤に良かったことを忘れてはいけないと思います。 こうやれば、ほぼベストメンバーのブラジル相手でも互角にやれるのです。

また、前半、他にも良かったシーンがあります。 左サイド低めの位置から右前にいる久保へのサイドチェンジです。 前半12分に槙野→久保。 久保の動き出しが、かなり上手かったですね。

前半13分には、マルセロからのパスを前線で奪い、細かくパスをつないで久保につなぎました。 久保がペナ内で後ろ向きに受けた際、焦ってトラップを失敗したので、決定機にはならなかったのですが。 あのシーンは、本当に惜しかった。

しかし、流れが変わったのが、前半15分。 ブラジルの速いカウンターから、山口がPKを取られました。

なぜ、ブラジルのカウンターを受けるのかと言うと、理由は簡単で、ハリルジャパンがリスクを冒して前に人数を掛けているからです。 前半14分、相手陣内の深い位置で井手口がスローイン。 このとき、日本代表の選手は、相手ペナ内かペナそばに7人。 さらに、ハーフラインを超えた相手陣内に3人。 自陣には、GK川島しかいないという状態でした。 CKならともかく、スローインでこれだけ前に人数を集めているわけですから、リスクが非常に高い。 これでは、カウンターをやってくれ、と言っているようなものです。 ですが、それを覚悟して、日本代表はリスクを冒して点を取りに行ったのでしょう。 1点負けていましたから。

その結果、長谷部がカウンターの起点になったジェズスを潰すことができず、マルセロにボールが通ってカウンター。 テレビ解説では、ブラジルが速い速いと言っていましたが、日本のフィールドプレイヤー10人全員が相手陣内にいる以上、スペースは空きまくりに決まってる。 それでは、どうやっても、カウンターを遅らせることはできません。 長友が必死にマルセロを止めようとしますが、当然、間に合いません。

そのまま、ゴール前まで持って上がられ、日本の守備陣のポジショニングが曖昧な状況でマークが甘くなり、山口がジェズスを倒してしまいました。 カウンターへの対処という観点で、誰がどこのポジションに入るのか、もしくは誰が誰をマークするのか、があまり明確でなかったところは改善点でしょう。

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この記事へのコメントコメント一覧

ブラジル戦は、とても良い強化試合になったと思う。

Kさま、コメントをありがとうございます。
仰る通りだと思います。
この試合を見て、
「前半で勝負は決まっていた。後半、盛り返したからと言って、誤解をするな!」
みたいなことしか言わない評論家やサッカーマスコミが多いので、辟易しています。
日本代表への愛がないですよね。
改善点も見つかりましたが、良かった点もいくつもあると思います。
この試合を見て、ハリルは辞めてくれ、みたいなことを言う方は、
強化試合とは何なのかを思い違いをしているように思います。

ブラジル戦は、とても良い強化試合になったと思う。

凄く良い分析です。今回の日本代表の試合内容は、前半も後半も非常に良かったと思います。もちろん問題点が多くかったものの、それは改善すべき点が見つかったということなので、むしろよかったと思う。おそらく解説者やメデイアよりも対戦相手のブラジルの選手が、日本のよさを感じたのではないでしょうか。次に日本と対戦するときは要注意だと感じたのではないかと思います。ハリルも手応えを感じたのだと思います。日本の元サッカー選手・現解説者達がなぜそれを感じないのか?不思議でしょうがない。試合そのものの評価ではなく、何か別の理由があるのではないかと思うくらいだ。

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