東京ドームに計画停電を!

NZに苦戦した日本代表について

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プレーオフを来月に控えて、本気の強化モードのニュージーランド(以降、NZ)と親善試合ができたことは良かったと思います。 NZは、ボール扱いの技術はそれなりですが、引いて強固なブロックを築くことができ、セットプレーとハイボール中心の攻撃から得点を狙ってくるチーム。 2014ブラジルW杯のギリシャのような特徴を持っており、日本代表が苦手なタイプのチームですから、強化には打ってつけ。 この時期、アジア以外ではW杯予選が実施されていて、日本が親善試合をできる相手は限られていたことを考えると、上々のマッチメイクだったと思います。

また、ハリルホジッチ監督が、岡崎・本田圭佑を招集せず、与えられたチャンスが少なかった欧州組を中心としたメンバーで試合に臨んだのも、良い試みだったのではないでしょうか。

日本のフォーメーションは、4-2-3-1。 ボールを持てる、持たされる場合にハリル監督が採用することが多いフォーメーションです。 先発メンバーは、1トップに大迫、両サイドFWは右に久保裕也、左に武藤。 そしてトップ下が香川。

ボランチは、山口螢と井手口。 左右がよく入れ替わっていたので、どちらが右でどちらが左とは言い難いですが、強いて言えば、井手口が右のことが多かったかな?

最終ラインは、左から長友・槙野・吉田麻也・酒井宏樹。

さて、まずは守備面。

最も問題があったのは、長友です。 失点シーンの守備はあり得ないです。 あの近距離であんな精度の高いクロスを入れられたら、CBやGKはなす術がありません。 井手口が前にいるのに、なぜ長友までボールに食いつこうとしたのか。 チャレンジ&カバーどころか、2人ともチャレンジじゃ、そりゃ精度の高いクロスを上げられます。

守備に関して、瞬間的な判断の間違いが長友は多いと思います。 2014W杯本大会でも、長友は判断間違いが非常に多かったです。 その頃から、守備判断について長友は成長していないように見えます。 1対1に強いだけでは、W杯では守り切れません。

そして、井手口もあまり良くなかったです。 彼の守備は、不安が多いですね。 フィジカルでNZには勝てない場面が多いために、必要以上にツッコみすぎです。 もちろん、NZの選手相手にスペースを与えては駄目なのですが、かと言って、ボールを持ったNZ選手に突っかかりすぎるのも良くないです。 その結果、単純な1対1を何回も作ってしまい、フィジカルでゴリゴリ交わされてしまっているシーンが目につきました。 まだ21歳だからしょうがない面もあるのだと思いますが、遠すぎず近すぎず、という距離感をマスターしなければ、いくら攻撃面での貢献が大きくても、W杯本大会では守備面で致命傷を負うと思います。

CBの槙野も、ちょっと判断面に問題があったと思います。 後半6分に井手口がペナ右外でファウルを犯してFKを与えたシーンですが、これは、槙野が最終ラインを揃えることに拘泥してしまい、バイタルエリアにいるNZの選手のスペースを消しに行かなかったのが原因です。 いかにもJリーグ的な守備判断で、世界の多様な相手と戦ったことのない経験不足が露呈している感じでした。

以上のように、日本代表の守備は、かなり問題があるように見えました。 槙野の問題は戦術問題なので、代表戦に連続して出場し試合勘を養えば改善できそうな気がしますが、長友と井手口の問題は個の力に関わる部分が多いので、改善が難しいと思います。 特に、長友はここ5~6年は同じ欠点を露呈しているので、相当難しいでしょう。 若い井手口は、良い守備コーチが付けばW杯までに改善を見込めるかもしれません(期待込みで言うと)。

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