東京ドームに計画停電を!

U-20日本代表は、世界との距離を測ることができたのか?

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U-20日本代表が、決勝トーナメント1回戦でベネズエラと対戦して、延長の末、0-1で負けました。 つまり、ベスト16で敗退です。 延長までもつれたわけですから、勝つチャンスもあったとは思いますが、試合の流れを考えると妥当な結果だったと言えるでしょう。

グループステージ第2戦の前半20分、FW小川が前十字靭帯断裂で離脱してから、第2戦からベネズエラ戦まで日本は試合の主導権を握ることができなくなりました。 特に、攻撃の形が、なかなか作れなかったように思います。 グループステージ第3戦のイタリア戦では、堂安が個人技でゴールを決めて引き分けに持ち込みますが、チームとしてはイタリアを凌駕したとは言えませんでした。

やはり、ベスト16という結果は、妥当だったように思います。

さて、今回のU-20世代は、次は東京五輪で世界と戦うことになります。 一般的な言い方をすれば、「今大会で世界との距離は分かった。東京五輪までにその差を埋める必要がある」といったようなことになるのでしょう。

ですが、今大会で、本当に世界との距離を測ることはできたのでしょうか? 別の言い方をすれば、ベネズエラやウルグアイに勝てれば、東京五輪でベスト8以上に行けるのか?

おそらく、そうではないだろうと思います。

私は、今大会の試合を15試合以上見ましたが(日本代表以外の試合も含む)、欧州各国のパフォーマンスがいまひとつです。 欧州からは、以下の5か国が参加しています。

フランス   (グループステージ1位、ベスト16) イングランド (グループステージ1位、決勝進出) イタリア   (グループステージ2位、ベスト4) ポルトガル  (グループステージ2位、ベスト8) ドイツ    (グループステージ3位、ベスト16)

しかし、決勝に進出したイングランドでさえ、あまり内容は良いとは言えず、欧州の各国代表よりベネズエラやウルグアイの方が内容は良かったと思います。

では、なぜ、今大会の欧州勢はイマイチなのか?

ムバッペ(仏、18歳)やウスマン・デンベレ(独、20歳)、ドンナルンマ(伊、18歳)、ラッシュフォード(英、19歳)のようなトップクラスがU-20W杯に参加していないから、という説があり、それも一因だとは思いますが、ポイントはそこではないような気がします。 彼らのようなトップ・オブ・ザ・トップのU-20の選手は欧州全体で見ても数名しか存在しておらず、仮に彼らが本大会に出ても、それだけではチーム力を大きく引き上げることは難しいからです。

ポイントは、今大会(U-20W杯)の日程にあるのではないでしょうか?

欧州では、6月中旬からポーランドでU-21欧州選手権があります。 U-20世代の有力な選手たちは、そちらに出場すると言われています。

さらに、U-20W杯が始まった時点では、まだ各国のリーグ戦が完了しておらず(特に、この世代の選手が所属していることが多いリーグ2部が終わっていなかった)、そこで活躍しているような選手は、今大会にあまり参加できていません。

つまり、今大会に出てきている欧州勢の選手は、1.5軍なのだと思います。 2軍は言い過ぎでしょうが、1軍とも言い難い。

また、組織面もぶっつけ本番感が非常に強いです。 日本代表はグループステージで戦っている時点でそれなりの組織力は整備されていましたが、イタリアやイングランド、フランス等は、それぞれの個がバラバラにサッカーをしている感じで、組織力はほとんど感じませんでした。 大会が始まる前、全員で戦術練習をしたのは1~2日だけなのでは?と疑いたくなる組織力の低さです。

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