東京ドームに計画停電を!

狂気の監督、モウリーニョの凄み。

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マンチェスター・ユナイテッドがELを優勝して、二冠(※)を決めました。 ※コミュニティーシールドは含めず。

これで、来季のCLへのストレートインも決まりました。

アーセナルファンとしては苦笑するしかないのですが、やっぱり、モウリーニョはモウリーニョだったな、と。 凄みを感じました。

あるシティファンの方とTwitterで話していたのですが、「リーグ戦を捨ててEL優勝に賭ける」なんて、言うのは簡単だけど実際には非常に難しいよね、と。

カップ戦は、リーグ戦に比べて非常にリスクが高いです。 偶発的なセットプレーかPKで一点取られて、後はドン引きされて敗退、みたいなことも十分あり得るからです。

それに、歴史あるマンチェスター・ユナイテッドがリーグ戦を何試合も捨てることが許されるのだろうか?という点も疑問でした。 イングランドでは、ELの価値はあまり高くない(FA杯の方が高い)のに。

が、モウリーニョは、それをやり切りました。

私は、5月に入ってからのマンUの試合は割と見ていた(一時、アーセナルがマンUよりも下の順位にいたため)のですが、モウリーニョがリーグ戦を捨ててELに絞るという判断をしたのは、おそらくEL準決勝の1st legでセルタに勝った後からだと思います。 それ以降のマンUは、リーグ戦で極端にメンバーを落としたりはしませんが、試合運びがどこか上の空でした。 頑張ってはいるのでしょうが、心底勝とうとしている感じがありませんでした。

私の記憶では、1st legでセルタに勝ったときには、マンUは4位のシティと勝ち点1差の5位でした(その時のアーセナルは6位)。 残りの対戦相手は確かに厳しかったですが、勝ち点1しか差がないのにリーグ戦を捨ててELに絞るというのは、どんな名将であっても簡単にできる判断ではありません。 良くも悪くも、モウリーニョだからこそできた判断だったと思います。

EL準決勝1st legと2nd legの間の日程で、アーセナルはマンUとホームで戦って2-0で勝ちました。 1点目は運の要素が強かったですが、2点目はきっちりと良い形で点を決めましたし、失点もせず、ある意味完勝でした。 アーセナルが、モウリーニョのチームに勝ったのは初めてでした。

が、とてもキモチ悪い試合でした。 マンUから、熱量を感じなかったのです。 マンUは、少しターンオーバーをしているにしろ極端にメンバーを落としているわけでもなかったし、手を抜いてる感じでもありませんでした。 ですが、のれんに腕押しと言うか。

アーセナルは、きっちり勝った。試合内容で優って、正当に勝ちました。 だけど、なんだか素直に喜べない複雑な気持ちでした。

マンUは、EL準決勝2nd legを辛くも引き分けでしのぎ、トータルスコア2-1でEL決勝に駒を進めます。 その後、リーグ戦が3試合ありました。 オールド・トラフォード(ホーム)でのリーグ最終戦も含めて。

が、モウリーニョは、その全ての試合を捨てたのです。 狂っています。 良い意味で。

EL優勝後、あるマンUファンの方が教えてくれたのですが、モウリーニョは、EL準決勝2nd legが終わってEL決勝までの中9日間、ずっとアヤックスを攻略するための戦術練習のみをしていたそうです。 リーグ戦の最後の3試合を完全に無視して。

だからこそ、EL決勝ではアヤックスに完勝したのです。

モウリーニョは、本当に”選択と集中”の鬼ですね。 そんなことをして、もしEL決勝で負けたら、クラブ内部からマスコミへリークされて、サポーターやOBにとんでもなく叩かれていたことでしょう。 たぶん、解任されていたと思います。 イングランドでは、リーグ戦は本当に重要なコンペティションだと考えられていますから。

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狂気の監督、モウリーニョの凄み。

最近のモウリーニョは批判されているが、CL出場という目標を達成しました。来季のチャンスをつかんだわけです。これでリーグ優勝やCLベスト4くらいまでいけば、今度は称賛されるのでしょう。来季は2年目で結果が求められます。不要な選手を整理し必要な選手をさらに加えて結果を出してくると予想します。

狂気の監督、モウリーニョの凄み。

mostovoi 様

ウチの試合を確かにご覧になっていますね(苦笑)

全く仰る通りです。

もっと言えば、Swanseaと1-1に終わった時から、
国内戦は心ここにあらずでした。

そこからのArsenal戦も含む3試合は、
メンバーを特別落とすわけではないが、明らかにドロー狙い。
だったと感じていました。
手を抜いていたと言われたくない、でも負けたくないというのを
体現していたのかなと思っています。
ELに極集中というのは分かり切った事ですし、
それでいいからリザーブやユースのメンバーを
このラスト4試合で使ってほしいと思ってましたよ。
かなり中途半端に感じましたね。

結局最後のCrystal Palace戦でそれは実現し、選手たちも活躍して
くれた訳ですが、city戦等相手がしゃかりきになっている状況では
どうだったかという事が見たかったです。

そこまでは割り切らなかった、という事と思います。

「狂気の監督、モウリーニョの凄み。」へのコメント

モウリーニョがリーグを諦めたのはアーセナルに負けた瞬間でしょう。アーセナル戦の前は怪我人も多く日程も厳しい中だけどどちらも捨てられない状況だと言ってたのであそこでの敗戦がEL一本に絞った瞬間だったと思います。
寧ろあそこでアーセナルが負けるか引き分けるかしていたらリーグ戦をスパッと諦められずにEL、リーグ共に落としてた可能性もあったと思うのである意味ユナイテッドの至上命令であったCL出場権獲得にアーセナルが一役買ったとも言えなくもないですね笑

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