舘野のおっちゃんの挑戦

日本代表対ハイチ代表戦 現地観戦記 ~ハイチ代表を舐めるな~

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**「就任してから最悪の試合。2-0になってから選手の頭に何が起きたのか理解しがたい。すべてが止まった」

「何人かのメンタルの脆さ、弱さにショックを受けている。ブラジルが相手だったら10失点はしていただろう」とは試合後の日本代表・ハリルホジッチ監督の言葉。 そして「サポーターに来てくださいと言ったのに、こんな試合をして心の奥から謝罪したい」と報道陣を通してお詫びをした。

この試合を振り返ると、先制したのは日本代表。前半7分に長友の左からのクロスを倉田がニアから頭で合わせゴール。幸先よく1点を奪うと、続く17分にも倉田の左ぺナ内からのシュートのこぼれ球を杉本がだふりながらもゴール。2点目を挙げる。しかしこの早い時間での2対0というスコアからか、試合を観ていても楽観した弛緩した空気が流れていたのも事実。本来ならば俺も俺もとアピールの場なのに…。そんな状況を2016年にコパ・アメリカに出場するなど、急激にFIFAランキングを上げてきたハイチが見逃すわけがなかった。前半28分に7番のゲリエが右サイドから中に侵入し、ゴール前に走りこんだラフランスにパス。それを受けたラフランスがGK東口の飛び出しの下を冷静に押し込みゴール。1点を返すと、後半8分に右からのクロスを20番のナゾンがダイレクトで合わせゴール。ハイチがついに同点に追いつく。

日本も後半開始から浅野、長友に代えて原口、車屋を投入。そして同点に追いつかれた後に井手口、香川、大迫を連続で投入するも、チャンスを作ることができない。そんな中で日本は後半29分に左ぺナ手前でFKを獲得。乾、井手口、香川らが直接打つと見せかけて、サインプレーをするも、ゴールならず。逆にフリーキッカー不在を“露呈”する形となってしまった。すると後半33分にまさにハイチ側から見て、日本がFKを獲得した場所からナゾンが相手の寄せがないとみるやミドルシュート。それが東口の頭上を越えて、サイドネットにゴール。ついにハイチが試合をひっくり返す。日本も残り時間、香川にボールを経由して幾度もチャンスを作るも、焦りからかシュートが打てない。しかしアディショナルタイム1分にオーバーラップした車屋のクロスを中央の香川がDFを引きつけてスルー。そのパスを受けた酒井高のシュートを香川が右足でコースを変えてゴール。土壇場で日本が追いつき、3対3で試合が終了する。

ノーガードの打ち合いの見ごたえのある試合といえば聞こえがいいが、正直、得点の取られ方が良くない。相手方のチャンスを含めると、ハリルが言う「ブラジルが相手だったら、10失点していただろう」も納得がいく守備崩壊っぷりだった。そもそもなぜハイチ戦にベストメンバーで先発させないで、ニュージーランド戦からスタメンを9人も入れ替えたのだろうか? せめて大迫、久保、酒井宏などある程度計算できる選手をスタメンに使わなかったのだろうか? 昌子を出すならば、槙野ではなく吉田を出して連携を深めれば良かったし、吉田がいれば昌子のバタバタ守備も無かった。そしてこの日唯一の守備の要である長友を攻撃的な車屋に代えた時点でシュートゲームにしてしまった感は否めない。正直、そんなにハイチは選手選考テストを試すほど弱いですか? と言いたい。

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日本代表対ハイチ代表戦 現地観戦記 ~ハイチ代表を舐めるな~

morris様

>今回の2戦でロシアW杯のポット3か4になるかもしれないのに通常の親善試合と考えていたら大変だと思います。

 そうでしょうか?mostvoi2様の仰るようにポッド3かポッド4かはそれほど差が無いと思います。それにもし、ポッド4に入って強豪国揃いのグループに入れられたとしても、それはそれで楽しみじゃないですか(「おお!あのアイツが日本の選手と対峙するのか?」みたいな)?少なくとも微妙な国とやってGL敗退するよりは楽しめると思いますよ。それとも、対戦相手は弱くても良いから、とにかく結果を残してくれって感じですかね?そう思うのならば、前回のW杯を思い出してください。前回は、ギリシャ、コートジボワール、コロンビアと同じ組になって、はじめは、GL突破できそうという雰囲気でしたね。でも、結果はどうでしたか?そもそも、「結果」よりも「過程」の方が重要であると思ってます。僕は、結果的に本大会に出れなかった「ドーハの悲劇」の方が予選なしで出れた(そしてベスト16にも行った)「日韓W杯」よりも強く印象に残ってます。morris様はどちらの方が強く印象に残ってますか?もし、答えが後者ならばあなたは内容や過程ではなく結果を重視する人であると思います。それが悪いとは言いませんが、もう少し内容や過程もみるようにした方が良いかもしれません。長文になってしまいましたが、morris様のコメントの内容に強い違和感を感じたのでここに意見を述べさせていただきました。
 

日本代表対ハイチ代表戦 現地観戦記 ~ハイチ代表を舐めるな~

ハイチは弱かったですねぇ。
ニュージーランドよりは、はるかに弱かったです。
FIFAランキングは、私はこの世のランキングで最も意味の無いランキングだと思っていますし、特に異なる地域(今回は、アジア/オセアニア/北中米と異なる地域)のFIFAランキングなんて、何の意味もありません。

日本は、連携の不十分なあまり起用されていない選手を多数先発させたので、少し流れが悪くなった時の対応がグダグダでしたが、こういう位置づけの日本代表の試合は、過去20年、たいていこんな感じだったので、そういうもんだろうな、と思って見ていました。
基本、日本の選手は個の守備力が劣るので、守備連携ができてないとこうなります。

ちなみに、W杯でポッド1か2かは大きな差がありますが、ポッド3か4かは大して差がありませんよ。
そこに拘泥するよりも、きっちり強い相手を選んで親善試合をやった方が、はるかにW杯本大会では役に立ちます。
そういう意味で、NZとのマッチメイクは良かったですが、ハイチとのマッチメイクは失敗でしたね。

日本代表対ハイチ代表戦 現地観戦記 ~ハイチ代表を舐めるな~

テストマッチで主力メンバーで臨まないのは普通では?

ワールドカップに向けて「誰が戦えて、誰を本大会で招集するか?」ということを考えるのは代表の監督としては割と当たり前だと思いますよ。

そもそも、その「主力選手」たちが万全の体調でロシアに行けるという保障はないわけですからね。

あと、ハイチが40もランキング上げていたという件につきましては、どんなもんかと思い直近1年の試合結果と対戦相手の試合結果は調べました。

結果は強豪国には悉く負けてますし、何の参考にもならないってことは良く分かりました。

まあ、元々ワールドカップで優勝したことのないベルギー代表が1位になるくらいですから、あまり参考にはならない指標だと思いますけどね。

日本代表対ハイチ代表戦 現地観戦記 ~ハイチ代表を舐めるな~

shushu0611様

今回の2戦でロシアW杯のポット3か4になるかもしれないのに通常の親善試合と考えていたら大変だと思います。特にハイチは知名度こそないものの記事でも書いた通り、厳しい戦いをしてきてFIFAランキングを1年で40位くらい上げてきたチームです。テストマッチとはいえ、ハイチ代表はせめてスタメンはある程度のロシアW杯に確定的な計算できる選手を中心にするべき相手だと思います。結果が全てですが、テストになったのでしょうか? やっぱレギュラーメンバーの方がいいなに落ち着いた結果になりましたね。ちなみにフットサルは交代自由ですし、ほぼ1stセットはベストメンバー(調子を上げてきた選手も含みますが)で組みます。だからサッカーより新戦力はテストはしやすいですよ。

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夢は可ナウ!!

東京都に特化したフットサル専門サイト『Futsalstyle』にてフットサル・ライターとしてFリーグの取材・執筆・構成をしています。

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つまり会社員兼ライターをしています。

それまでが…

夢のために学校の先生になる事をあきらめ、もっとも不安な職業であるスポーツライターになるためにがむしゃらに走り続ける自称”お笑い好きな完全現場主義スポーツジャーナリスト”
現在とある学校のスポーツ系フリーペーパーの編集長に就任。


2014年5月現在、一般企業に就職。しかし夢の実現のため、仕事で文章テクを磨きつつ、虎視眈々とライターとしての道を狙っている。


好きな言葉である“好奇心と行動力と”をモットーに完全現場主義(たまにTV中継もあるが…)で観て、取材し、現場でしか味わえない感動や事柄を文章にしてリアルに伝えることができたら本望です。


好きな選手(チーム)

●桑田真澄(前パイレーツ)
●甲斐修侍(フットサル)
●ヨハン・クライフ(元オランダ代表)
●イビチャ・オシム(前日本代表監督)
●帝京高校サッカー部…etc
●ACミラン

沢木耕太郎、金子達仁の本とNambarが愛読書。
大阪でサッカーのコーチの経験も有り。
職場や学校で年上なので”おっちゃん”または”オヤジ”と言われる。
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