2008年12月07日
2008/11/26 天皇杯5回戦 磐田 x G大阪
天皇杯5回戦 11/26 (WED) 19:04 @静岡・ヤマハスタジアム 天候/曇り 10.3℃ 85% 観客数/2,648人
磐田 1 ┏1 0┓ 西0’ G大阪 3 ┗1 2┛ 佐々木15' 山口55' 山崎74'
磐田 (4-1-4-1):GK松井 DF森下,茶野,大井,山本 MF河村,西,成岡,名波,太田 FW中山 G大阪 (4-4-2):GK藤ヶ谷 DF安田,山口,中澤,加地 MF橋本,明神,倉田,佐々木 FWルーカス,播戸 天皇杯5回戦は、残っていた1試合、ガンバ大阪xジュビロ磐田を26日にヤマハスタジアムにて行った。 両チームとも、日曜日のJリーグから中2日。リーグ優勝の望みが断たれ、来年のACL出場には、天皇杯の優勝しかないガンバは、遠藤をベンチに温存するも、リーグ戦変わらないメンバーで望む。対する磐田は、J1残留争いの真っ只中にあり、中2日後にある鹿島戦に備え、先発10人を代えるターンオーバーを行った。 とは言え、寒い水曜日の夜のお楽しみは磐田にあった。14日に今季限りの引退を表明した名波浩が、会見後、初めてピッチに立つ。おそらく今シーズン最後、現役最後のスターターの名波に加え、名波曰く「自分と1、2を争うジュビロ愛」の持ち主、中山が1トップで先発した。 お楽しみはいきなり訪れる。開始の笛から1分が経過するほんの前、ピッチの中央でボールを持った名波の「左足」は、右サイドを走るSB山本にフワッと柔らかいパスを通す。山本はそのまま駆け上がり、中央へのクロスを上げると、西がダイレクトで先制点を決めた。 山本のベストラン、西のベストショットから生まれたゴールだが、やはり名波のベストバス。アジアチャンピオンから奪った鮮やかなゴールに、選手は名波のもとに集まり、歓喜の輪は名波を中心に広がった。 磐田は、リーグ戦と異なる4−5−1の布陣。中盤を分厚くフラットにし、支配率を上げ、名波の「左足」を起点に攻撃をしかける。しかし急造の4バック、山本の守備のぎこちなさを何度も突かれ、15分には、ガンバの佐々木のドリブルに、チェックができないまま自陣に攻め込まれ、軽いドローのかかった美しいロングショットを決められた。 序盤、コンパクトにラインで中盤をつくる磐田が支配していたが、ガンバは、同点としてからサイドを大きく使い、ポジションチェンジにより、パスがまわり始める。磐田は、ルーカス、播戸を抑え続けてはいるものの、全体に下がり始め、名波と中山の距離が開き、マイボールとなっても攻めあぐねてしまう。 後半に入り53分。この日スタジアムが最も湧いたプレイは、豪快なボレーシュートでもなく、トリックを使った華麗なドリブルでもなかった。 DFラインでガンバボールをカットした茶野は、カウンターアタックに入るべく、素早くハーフウェイ右サイドにいた名波にボールを送る。しかし、ガンバの選手に囲まれ、何とかスペースをつくろうと、背走していた名波は、ボールを受けた途端、思わずバランスを崩してしまう。名波からのパスを確信し、正面には中山、後ろ側、タッチライン際には太田が走っている。あっと思った瞬間、背中から倒れ込んだ名波の「左足」は、最高速にのりつつあった太田の足下にボールを供給した。 その後、支配率の差がゴールとなってあらわれた。運動量が落ちコンパクトに保てなくなった磐田は、55分には直前のCKをクリアし集中力が途切れたところを山口のヘッドで、74分にはDFとGKの連携ミスを山崎に決められ、1−3で試合を終えた。 名波は引退の記者会見で涙は見せなかった。これで残り試合はJリーグの2試合。ホームのヤマハスタジアムではあと1つ。降格危機の中、感傷的になっている場合ではなく、彼の性格からもそんな素振りを見せることはない。しかし、彼は彼なりにやはり想うところはあったのかも知れない。 試合中、両チームの選手が交錯する。故意にせよ、偶然にせよ、ピッチ倒れファールとなる。審判の笛が吹かれゲームが止まると、名波はすっと近寄り、倒れたガンバの選手の背中を、肩をポンッとたたいていた。明神、加地、安田…。代表で一緒にプレイした仲間にも、ずっと敵でしかなかった選手にも。 名波がピッチを去るまでの75分間。幾度となく見られたその光景は、彼の、同じフットボーラーへの感謝のあらわれとしか見えなかった。
posted by moonwriter |09:25 |
FOOTBALL |
コメント(0) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
(表示は許可制となっています)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/moonwriter/tb_ping/8
コメントする
「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。
- Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
- mixiアカウントでコメント投稿
- Googleアカウントでコメント投稿
- Hatena IDでコメント投稿
- Biglobeアカウントでコメント投稿
- ログインしてコメント投稿
- メールアドレスでコメント投稿
※新規のメールアドレスによる投稿IDご利用は停止しました。
※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。
詳しくは以下2ページをご覧下さい
・【仕様変更】PCからのコメント投稿について
・ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」
※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。
詳しくは以下2ページをご覧下さい
・【仕様変更】PCからのコメント投稿について
・ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」


