ピノキオ〜「クビ差」で「クビ」になったはずなのに、舌の根も乾かぬうちに再開した厚顔無恥なブログ

「休みたいのに休めなかった」日馬富士の優勝の要因は「休まなかった」こと

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2ヶ月間ブログをさぼっていた間に大相撲秋場所が幕を閉じた。

白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が休場し、高安、照ノ富士の2大関も途中休場と、大波乱も予感させた今場所は、終わってみれば、休まずに出続けた横綱と大関2人による優勝決定戦で決着した。

4横綱の中で唯一人出場した日馬富士だが、この人も満身創痍。今場所前の状態が残り3人より多少良かっただけで、積み重ねた故障箇所は一番多いと言っても過言ではないかもしれない。それでも、横綱は4人もいるのに、自分が休めば横綱不在になる、この状況下で土俵に上がる続けるのは、単に「綱の責任」云々では収まらないプレッシャーがあったと思う。

初日、2日目は勝った日馬富士だったが、3日目の琴奨菊戦は立ち合いが合わず、というか立ち合いで不利になったから「待った」をアピールしたが、そのまま成立し、早くも黒星を喫する。イヤな負けだったが、相手は元大関、こっから立て直せるかが課題だった。しかし、この後、若手の北勝富士、阿武咲相手に連敗、3日連続で金星配給となってしまった。横綱が平幕に3連敗なんて緊急事態、いつもなら休んでも番付が下がらない横綱の特権を使い休場を考えても不思議ではなかった。 しかし、今場所に関しては「休めない」のだ。よほどの大ケガでもない限り(慢性的に怪我は抱えているが)。

この5日目終了時点で、勝ちっ放しは日馬富士を倒した阿武咲のみ。誰が優勝するか分からない大混戦の中、この時点で3差つけられ優勝争いから一歩も二歩も出遅れた横綱が土俵に上がり続けるのは辛い状況。しかし、日馬富士は休まず結びの土俵に上がり続ける。

その間に、成績上位だった力士がバタバタと星を落としていく。唯一カド番大関の豪栄道を除き。しかし10日目に日馬富士は貴景勝に敗れ4敗目。この時点で首位豪栄道とはまたしても3差つけられ、わたしもさすがに今場所は豪栄道が優勝と思ったものだ。だが、優勝へのプレッシャーからか豪栄道は12、13日目と連敗し日馬富士とは1差に。千秋楽に直接対決を残す日馬富士は自力での優勝の可能性が復活。13日目の結びの相手は同じく4敗で並び8連勝中の嘉風。優勝の芽が出て来たとは言え、合い口が良くない嘉風戦、日馬富士も負けるかもなんて思っていたら、一気にスイッチでも入ったかのような速攻相撲で勝負を決めたのだった。

千秋楽を前にして、わたしは、もともと軽量で満身創痍の日馬富士が、もつれる相撲を2番取るのは厳しいと思っていた。 しかし日馬富士は、本割、そして優勝決定戦とも「休まず」に攻め続け大逆転優勝を果たす。豪栄道は優勝を掴みかけながら引く悪い癖が出て連敗し、千秋楽の日馬富士戦も横綱のここ一番での気迫に圧倒されてしまった感じ。

ハッキリ言って4敗というのはあまり褒められた成績ではないかもしれない。しかし、「休みたいのに休めない」プレッシャーに打ち勝ち、「休まず」に土俵に上がり続け、巡って来た好機を逃さず「休まず」攻め続けた日馬富士を素直に讃えたいと思う。白鵬や稀勢の里がいたら4敗じゃ済まなかった、なんていうのは全く意味がない。休まずに土俵に上がり続けたものにしか栄冠を手にする権利はないのだから。手にしかけていた優勝を逃し悔しかろう豪栄道も最後まで上がる続けたことは素晴らしいと思う。

3横綱2大関が休場し盛り上がりが心配された今場所だが、若手の台頭もあってわたしとしては面白かったと思う。ただ上位陣は高安以外は結構年齢もいってるし、早く「有力若手力士」から抜け出して大関、横綱を意識できる力士が出て来てもらいたい。

来場所は、照ノ富士が大関陥落で4横綱2大関となる、高安はカド番で、鶴竜も実質カド番みたいなもの。稀勢の里の怪我の具合は果たしてどのくらい回復しているのか。途中休場みたいな中途半端なことになるのなら、いっそのこともう少し休んだ方が良いとも思うけど。

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「やめたんじゃねーのかよ」というご意見はごもっとも。でも長州力だって藤波辰爾だってダンプ松本だって都はるみだって新庄剛志だってみんなやめといってやめるのやめてんだ。若人あきらだって数々の改名を経て我修院達也として復活しているし。イエモンはじめバンドも再結成ブームだし。

とにかく再開させてもらいます。よろしゅうお願いいたしやす。
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