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阿武咲はどこまで出世できるのか?横綱大関の新三役成績から分析する

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10月30日に、九州場所の番付が発表された。

39歳にして再入幕を果たした安美錦に大きな注目が集まっているが、 新番付でもう一人驚きを与えた力士がいた。

新小結に名前を連ねる若武者、阿武咲だ。

■白鵬も成し遂げなかった記録を達成した期待の新星

阿武咲は、まだ入幕3場所目の21歳だが すでに大きな記録を達成している。

新入幕から3場所連続で2桁勝利を挙げているのだ。

この記録は、多くの記録を更新した白鵬ですら成し得なかったため このまま大きな飛躍もありうるのではと、大きな期待がかけられている。

ただ、先場所は3横綱2大関不在であったこともあり 幸運によって成し遂げられた記録と思われる方も多いだろう。

実際、まだ入幕から3場所ということもあり、一気に関脇、大関と番付を 駆け上がっていくには 経験値が足りないという考え方も否定できない。

しかし、阿武咲は高校を中退して大相撲の世界に入っているため すでにプロとして5年が経とうとしている。

これは、他の若手の有力候補として実績のある 関脇御嶽海や正代よりプロとして長く相撲を取っているのだ。

幕内での相撲は少ないとはいえ、しっかりと経験を蓄えているのだ。

三役の地位を得たことで、一気に出世街道を突き進む可能性もあると言える。

さて、大きな期待が集まる阿武咲は 新三役として九州場所に挑むわけだが、今回は 阿武咲がどれだけ出世できるかを分析していきたいと思う。

分析の材料は、年6場所制以降に誕生した横綱、大関の新三役での成績を使用する。

横綱大関が新三役でどのような成績を収めることができたかをデータ化し 阿武咲は何番勝つことが求められるかを割り出そうと考えたのだ。

個人的には、面白いデータが取れたと思っている。

早速、見てみよう。

図表付きで確認したい方は、以下のページをごらんください http://sumo1982.jp/blog-entry-123.html

■歴代の横綱大関の新三役の成績を見てみると、平均勝ち星が8勝以下という意外な結果に

横綱、大関の新三役成績を調査してみると意外な結果がわかった。

横綱26名の新三役での平均勝ち星は、7.73でギリギリ勝ち越しに手が届いていない。

また、大関30名の平均勝ち星も7.06と勝ち越しに届かないのだ。

そして、北の湖や千代の富士といった後の大横綱と言われる力士でさえ 新三役ではそれぞれ4勝、5勝と大きく負け越している。

つまり、新三役での勝ち越しがいかに難易度の高いことなのかを理解していただけるだろう。

そして面白いのが、 横綱の最高勝ち星が11勝に対して 大関の雅山が12勝、照ノ富士が13勝と横綱の成績を上回っているのだ。

横綱に昇進することを考えれば、新三役の場所で大勝ちする必要はないということになるのだろう。

■新三役場所は、7、8番勝利できれば十分だ

データを見てもらうと、 いかに上位陣を分け入って好成績を上げることが難しいかということがわかってもらえるだろう。

役力士として新たな立場で戦う戸惑いに加え、 対戦する力士たちも警戒し研究してくることが 新三役で勝ち越すことを難しくしているのだ。

それを考えれば、新三役からその先に番付を上げられるかは 結果でなく、内容が大事になるということなのだろう。

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2017年本場所
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