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白鵬のかち上げを肯定する人の気持ちは理解できない

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以前、白鵬のここ2年間の全取り組みの立ち合いを調べて 以下のような記事を投稿した。

「乱暴な相撲なしでは白鵬は優勝できない。2016年以降のデータは語る。」 http://sumo1982.jp/blog-entry-112.html

結果は、かち上げ、張り差し張り手など横綱として好ましくない立ち合いが 5割弱を占めていた。

そして、そのような立ち合いを積極的にみせた場所でしか優勝できていないということがわかった。

私は、記事の中で 白鵬は偉大な横綱であることは間違い無いのだから、 乱暴な立ち合いをせずに、勝利を目指して欲しいと書き そのような立ち合いでしか勝利できないのであれば、引退も考えるべきだ と述べた。

その後、この記事に対して以下のようなコメントをいただいた。

「白鵬は、野球賭博問題や八百長問題で相撲界がどん底の時期を支えた横綱である。そんな功労者を貶めるような記事は 好ましくない」

「そもそも、大鵬や北の湖、北の富士なども立ち合いで張り差しやかち上げを行なっている。 ことさら白鵬だけを取り上げるのは、意図的に白鵬の評判を落とそうとしているものだ」

「白鵬のかち上げについて、批判するのは舞の海ぐらいで他の解説者は何も言わないのだから問題はない」

考え方は、人それぞれだと思う。

ただ、私の考えていることを代弁した意見をいただいた。

「白鵬の今の相撲を擁護する人の気持ちが理解できない」 というものだ。

■対戦相手を潰しかねない立ち合いはすべきではない。

確かに、大鵬や北の湖といった歴代の大横綱も 張り差しやかち上げといった立ち合いを行なっている。

歴代横綱の中で、白鵬だけがかち上げを行なっているわけではないのは理解できる。

ただ、以前の記事にも書いたが、 白鵬のかち上げは、明らかに肘の先で対戦相手の顔面を狙う危険な行為だ。

従来のかち上げとは、立ち合いで前腕を相手の胸に向けて下から跳ね上げるようにぶつかるものであり、 白鵬のそれは明らかに異質な対戦相手を潰しかねない立ち合いだ。

そして張り差しも、従来通りの形であれば見苦しいが問題はないと考えている。

しかし、白鵬の場合は明らかにかち上げのコンビネーションに使っているのだ。

張って相手の顔をかち上げる側に向けてから、顔面に強烈に肘を入れる。

張り差しとは名ばかりの、白鵬が見せるもっとも危険な連携技なのだ。

白鵬を擁護する人は、この一連の立ち合いも容認できるのだろうか?

■大砂嵐のかち上げは、大きく批判された。

過去に、同じように顔面へのかち上げが物議を醸した力士がいる。

エジプト出身力士、大砂嵐だ。

持ち前の腕力と強い足腰で幕内でも存在感を示したが、 当初大砂嵐のかち上げは対戦相手の脅威となっていた。

かち上げとは言うものの、 完全に顔面への肘打ちであり、 対戦した千代鳳が一発KOされるなど、徐々にその立ち合いが問題視されるようになった。

当時大関だった稀勢の里は、 大砂嵐の顔面へのかち上げについて 「殴り合いじゃないんだから」 と苦言を呈した。

相撲技術が未熟ゆえと見逃されてきた感があったが、 さすがにあまりにも危険すぎる立ち合いのため、師匠の大嶽親方から 顔面を狙うかち上げは行わないように指導が入った。

そして、解説の北の富士も 「あれはかち上げでなくエルボーだ」と2014年名古屋場所中に解説していたと記憶している。

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記事カテゴリ:
2017年本場所
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この記事へのコメントコメント一覧

「白鵬のかち上げを肯定する人の気持ちは理解できない」へのコメント

どれくらい相撲を見てらっしゃるのか知りませんけど、角界ってそう言う物なんですよ。舞の海さんの言葉をお借りするなら、大相撲は曼荼羅なんです。

危険だ、卑怯だ、そんな事もひっくるめて何百年も続いて来た文化なんです。
板井さんとか金親さんてご存知ないですか?協会に自浄作用が働かない事くらいご存知でしょう。これは皮肉や中傷などではなく、それが大相撲であり角界なんです。
逆に、倫理をもってしたら大相撲は成り立たないのです。
では技術をもってしたら?「かちあげ」の定義ってなんでしょうか。大枠はあれど、おそらく誰が何を言っても定義付けはできません、なぜか、大相撲だからです。
納得いかないでしょう、でもそういうものなんです。
また北の富士さんなど大名をもってあなたの意見を述べる事に納得出来ません。白鵬のかちあげを正当と主張する親方もいましたよね?なぜそれらの親方の名と主張を挙げないのですか?もうひとついえば、その危険なかちあげを受けた力士の言葉も混ぜて記事を書くべきです。

よって、何度もこういう記事をあげるあたり、問題提起にすらなっていない、白鵬がどうこうではなく、あなたの憂さ晴らしにしか思えません。
べつに白鵬ファンでもない自分だって白鵬を擁護したくもなりますよ。

白鵬のかち上げを肯定する人の気持ちは理解できない

前にも述べましたが本当に顎に直接狙いKOを狙っている場合失敗した時点で完全に腰が伸び脇が開くため決まらなかった時点でほぼ死に体です。
普通に取り組み見てればわかると思うし、感覚で語らないならNHKのデータ解析番組でも特集されてましたが、白鵬の出足の速度は幕内トップ、腰の低さも全体で3位上位陣ではトップです。
立ち会いが合わなかった結果エルボー気味に横から当たってしまった場合などはあるかもしれませんが、基本的に下から上に相手を起こし立ち会い後の差し手を取るということを忠実に行っています。実際一発KOで決着なんてほとんどないですよね?
立ち会いの低さを見ても大砂嵐のものとは全く違います。まずこれを同一視するのが同じ相撲を見てるとは思えず信じられません…。

過去の話を持ち出すなと言いますが、今、未来を見ずに過去のそういったものが蔓延してたころの横綱相撲を懐古、美化して品格がないだの言っているのはそちら側だと思うのですが。
相撲はスポーツではない神事だと言いますが、プロレスチックな興行、八百長にNoを突きつけたのはそのお客さんではないですか?
「立ち会いは強く当たって後は流れで」が容認されていれば、力士達はこんな怪我に苦しみながら勝ちに拘る必要もないし、横綱も余裕を持って横綱相撲が出来ると思いますが。
まぁ、ここらへんは平行線でしょうし結局好き嫌いで終わる話なので良いのですが。

まずカチ上げをエルボー、肘打ちと言い張ることをやめたほうがいいです。互いに立ち会いがずれた結果悪い所に当たってKO気味になってしまったということはあるでしょう。しかし、それが数回あったからと一切合切をエルボーと定義するのは明らかにおかしいです。

結局のところ
危険だから→小手投げ等より危険な技は多くあるし、カチ上げだけ取り上げるのはナンセンス
品格がない→過去の大横綱も含めて昔から普遍的に使われている技
肘打ち→基本的にカチ上げの定義に則り差し手争いを有利に進めるために使われている。大砂嵐と全く違うことは目で見てもデータでもわかる。テーピングについてはいちゃもん以外の何者でもないので除外。

このように何故白鵬のカチ上げがピックアップされて叩かれるのか全く見えてこないです。
舞の海さんがエルボーエルボー言ってるのが印象強く残ってしまったのかな?としか思えません。

結局張ろうがカチ上げようが混ぜようが白鵬より速く低い立ち会いが出来ればこれらは全て封殺できるので。
まあ顔を合わせて直接交わす議論でもない以上互いに納得出来ることではないでしょうし、これ以上は荒れる原因になりそうなのでここらで終わりにします。

長文&何度もコメ欄汚し失礼しました。邪魔であればコメントは消してしまって構いません。

「白鵬のかち上げを肯定する人の気持ちは理解できない」へのコメント

自分はブログ主の意見が正しいと思う。
まずはじめに、白鵬と大砂嵐がやる&やっていたかち上げと、他の力士が扱うかち上げには圧倒的な差がある。
それは上で述べてる人もいるが、角度だ。
wikiからの引用になるが
かち上げは相手の体を起こすことや相手をぐらつかせること、相手を後退させることや相手の肩に当たることで差し手を取る隙を作るなどの目的の技だ。
さて、大砂嵐が辞めたかち上げと、白鵬のテーピングをぐるぐるに巻いてカッチカチに固めた右腕から放たれるかち上げは、どこに向いているだろうか?
答えは顎だ。
怪我して休場者が多数いるわけではないからセーフ?ではない。
それと脇が空くから万能の技ではない、デメリットもあるとのことだが、誰も完全無敵の奥義などとは言っていない。
もっと言うならこのブログの題名通り、白鵬は力の接近により荒っぽい技が増えて勝率が上がったとは思えない。
横綱相撲が見たい、変化は見たくない、巡業やガチンコ15日間では体が持たない、外国人力士増加による体重を増やさざるを得ない現状。
どれも正しいが、それを八百長の話に持っていくのは謎だ。
過去の話を持ち出すより、今を見るほうが未来につながるのでは?
敢闘精神あふれる力士をアンケートで書き込むお客さんたちは、また見に来たいと思う相撲をとった力士を1位にする。
そして批判する人は、一番大事なことを忘れている。
相撲はスポーツではない。
興行であり、神事だ。
興行としてなんとしても稼ぎたい協会が、巡業を増やしているのは疑問を持つが
塩を撒き、塵手水をして、しこを踏む。
目先の勝ちより、五穀豊穣を願い神を降ろす儀式の頂点に立つ横綱。
それがどれだけ尊く、土俵が神聖な場所か、白鵬ほど身にしみて理解している者はいないだろう。
だからこそ
他の親方や、ファンにエルボーなどと言われるプロレス技はやめてほしい。
個人的予想では、おそらくこのエルボーは減っていくと思う。
それは、このスポーツナビが消滅するまでに書き込む予定だ。

白鵬のかち上げを肯定する人の気持ちは理解できない

まず前提として顔面に向けて肘を当てに行ってないです。
もし意図的に顔面に当てにいくレベルの高さで肘を振っているなら、低めに潜られて不発した瞬間差されて負けるので
白鵬のカチ上げの一発で終わってしまった取組なんて大した数では無いですし、顔を中途半端に下げた人が悪い所に当たってしまった以外で顔に当たってどうこうってことは無いでしょう。
momijiさんがおっしゃる危険という白鵬の張り差しカチ上げは2016年で46%なんですよね?
その中で大怪我して休場を余儀なくされた力士は何人いるのか考えれば、カチ上げ等が相撲において特段危険なものではないというのがわかるのではないでしょうか。

潜在的なダメージ等をおっしゃるなら相撲という競技自体が危険そのものだし、頭部のダメージを追及するのならば突き押し相撲自体の否定になると思いますよ。


そして下の万人に受け入れられる相撲についてですが…客にとって変化やカチ上げ等がつまらないのは立ち会いで取り組みの情勢がほぼ決まってしまって短時間で終わってしまうからですよね。
大男の力と力のぶつかり合いを見たいという気持ちはわかりますが、現代相撲の体格の巨大化、外国人力士や技術が洗練されたことによる力士全体のレベル向上、過酷な日程、ここらへん考えたら15日間それを続けるのは非現実的です。

それでも尚そういったものを求めるのならば、以前の「立ち会いは強く当たって後は流れで」の再来になるんじゃないでしょうか。
今の相撲界全体に蔓延する勝ちに拘る取り組みって八百長が認められずガチになったから起きている現象ですよ。
今と昔では環境が全然違うので。注射はするな、でも毎回映える取り組みをしろ。これを両立させることを求めるのは酷だと思いますね。

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