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阿武咲は横綱になれるのか?歴代横綱のデータから考察してみる

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2017年秋場所。 最も鮮烈な印象を残したのは、新鋭阿武咲だったと考えている。 日馬富士を撃破して前半戦を5連勝で終え 最終的に新入幕3場所連続2桁という新記録を達成したこの若手には大きな可能性を感じるのだ。

早計ではあるが、この若武者が最高位である横綱の地位にたどり着けるか、 歴代横綱の横綱の身長体重、得意な型の傾向などを照らし合わせて 考察して見たいと思う。

なお、この内容にグラフを加えたバージョンを以下にアップしているので 興味のある方は是非とも見てほしい。 http://sumo1982.blog.fc2.com/blog-entry-100.html?

■歴代横綱の身長

対象としたのは、白鵬も敬愛する双葉山以降の横綱38名である。

最低身長は、照國の174cm。 最高身長は、曙の203cm。

平均身長は、183.8cm となっているが 平成以降にに誕生した横綱である旭富士〜稀勢の里の平均は 188.4cmと約5cm近く巨大化していることになる。

38人の横綱のうち、180cm未満の横綱は11名である。 特に、北の湖より後に誕生した横綱は全て180cm以上の力士のみである。

外国人力士が活躍する現代の相撲においては、 やはり横綱を目指す上では、身長が高い方が有利であることは 間違いないようだ。

阿武咲は176cmであることを考えると、 身長は綱取りに不利な条件になることが想定される。

■歴代横綱の体重

次に歴代横綱の体重を調べていきたい。

最軽量は、若乃花(初代)の107kg 最重量は、武蔵丸の235kg である。

38人の横綱の平均は149.5kgだが 平均以降に誕生した横綱に限ると 平均169.1kgとなる。

約20kgの増量となったが 曙、武蔵丸ら200kgを超える巨漢力士の存在が平均体重を大きく押し上げた形となっている。

阿武咲は163kgだが、160kg台の横綱は僅か3名しか存在しない。

また、160kg以上の横綱も8人のみの少数派であることを考えると これ以上体重を増そうとせず、 むしろ150kg台に絞って動きのキレに磨きをかけていくべきだろう。

■歴代横綱の型について

ここでは、横綱の型を四つが得意なのか突き押しが得意か数字を出して見た。

立場上、まず相手の攻めを受けることが求められることもあり 四つ相撲に長けた横綱が24名と半数を超える結果となった。

逆に突き押しを得意とする横綱はもっと少ないと思われたが、 例えば北勝海や曙の様に、突き押しが得意だが四つ相撲でも戦うことができる力士がほとんどである。

逆に、本当に突き押しのみを徹底していた横綱というと 昭和以前に活躍した 怪物と言われた太刀山や 小兵ながら横綱時代の勝率が9割を超える栃木山など 数は相当限られている。

阿武咲も現在は突き押しを基本の型に据えているが 横綱を目指すのであれば、 四つでも組める様に幅広い取り口を覚える必要があるだろう。

ここまで、阿武咲と歴代横綱の身長体重型を比べてきたが、 体格的に横綱として抜群であるとは言い難い。 照國、鏡里など似た体型の横綱はいるが、戦中戦後の横綱であり 力士の身長体重も大きくなっている現在でも勝つことができたかは不透明である。

であれば、体格に恵まれない部分は戦い方で補うしかない。 恵まれた身体のバネを活かして突き押しにさらに磨きをかけることが絶対に必要になってくる。 そして、多くの横綱がそうであった様に四つ相撲も覚えなくてはならない。

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2017年本場所
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