独断と偏見の相撲ランキング

潔く敗れる日馬富士、見苦しく勝つ白鵬。横綱としてふさわしいのはどちらだろうか?

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秋場所10日目

横綱日馬富士が痛恨の黒星を喫した。

対戦相手は、貴景勝。 組みつこうとする日馬富士に、組み付かれまいと突き起こす我慢からの叩き込みで うれしい初金星となった。

この一敗で、首位の豪栄道とは3敗差となり 優勝争いから脱落したと言って過言ではないだろう。

序盤戦で3連敗となった後、内容を伴っての4連勝を挙げ 順調に白星を積み重ねていただけに、取りこぼしはあまりにももったいないといえる。


調べてみると、日馬富士の金星献上は市場2位タイの記録ということだ。 後半戦を待たずして優勝争いから脱落したことを考えると、批判されて仕方がないが ネットニュースなどを見ると目立ってそのような声は上がっていない。 むしろ、休場が相次ぐ横綱の最後の砦として満身創痍で戦う姿に同情の声が上がっているほどだ。

確かに、その通りだ。 長年の土俵人生で負った怪我は、肘や手首など複数個所に及ぶ。 そんなボロボロの体で、正面からぶつかり若手の壁になろうとする姿は、胸を熱くさせられる。 横綱にふさわしい心をもって戦っているといえるだろう。

しかし、厳しい言い方をすればどんな状態でも横綱は勝たなければならない。 12勝が及第点といったのは北の湖だが、後半戦を待たずに優勝争いから脱落するのは横綱として あるべき姿ではないだろう。

そういった意味では、白鵬こそ横綱にふさわしい振る舞いをしているのかもしれない。


昨年から、力が落ち始めていることが露わになっているが、夏場所、名古屋場所と2連覇を達成した。 しかも2場所でわずか1敗という抜群の結果を残しているのだ。

ただ、その相撲はひじ打ちと言っていい立ち合いから相手の顔面を狙ったかち上げや、 分が悪い相手に立ち合いで細かい駆け引きを行うなど潔い相撲では決してなかった。

見苦しくても、とにかく勝つという相撲で、白鵬は周りを黙らせているのだが 勝つことが横綱であるという点を重視するならば、これもまた横綱としてあるべき姿なのだろう。


果たして、日馬富士と白鵬のどちらが横綱としてふさわしいと言えるのだろうか? 答えを出すのは難しいだろう。

一つ言えることは、この両横綱は心技体のうちの体に陰りが見えていることは事実であるということだ。

それは、そう遠くない未来に横綱の地位を退かなくてはいけなくなる決断を二人が下す可能性があることも十分に想定されるということに他ならない。

横綱として、どちらがふさわしい相撲かなどと頭でっかちに考えるよりも、 我々は、この2横綱が横綱足らんと遮二無二戦おうとする姿を目に焼き付けるべきなのだろう。



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潔く敗れる日馬富士、見苦しく勝つ白鵬。横綱としてふさわしいのはどちらだろうか?

私も潔く敗れる日馬富士の方を支持します。確かに勝ち星がままならず、優勝争いから早くも脱落、、、ですが、それでも3横綱休場の中、負けても休場せずに、土俵に上がり続けて頑張る姿はやはり【横綱】です。なりふりかまわず、勝ちさえすればいいだろ!とばかりの相撲は、横綱としてはどうかと思います。

「潔く敗れる日馬富士、見苦しく勝つ白鵬。横綱としてふさわしいのはどちらだろうか?」へのコメント

私は多くの観客が不快に思う相撲は、取ってほしくないですね。そうしないと勝てないなら、潔く引退した方が、良いかなと。

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