独断と偏見の相撲ランキング

痛恨の5敗目を喫した琴奨菊関。ラストダンスも終わりが近づいている。

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春場所12日目。

大関返り咲きの条件となる10勝を目指す琴奨菊が、宝富士関を攻めきれず土俵に倒れこんだ。 これで5敗目を喫した事になり、大関復帰に向けて残り3日間を全勝しなくてはならなくなった。

しかし、これは今の琴奨菊関には非常に厳しいハードルだ。

10日目豪風関を破って以降、勝ちを意識しすぎるあまり相撲が 硬くなってしまっている。

宝富士関に敗れた相撲も 相手得意の、左差しを上手く封じて攻め込むべきタイミングで、大事に取ろうと考えたのか様子を伺ってしまい 投げを喰ってしまったのだ。

中盤戦まで見せていた積極性を取り戻すために、気持ちを切り替えられるかが鍵を握るのだが 果たして結果はどうなるだろうか?

ただ、大関復帰の如何に関わらず、琴奨菊関には何よりも悔いのない相撲を取ってほしいと考えている。 何故なら、琴奨菊関のファンの方には申し訳ないが 今場所ほど大きな注目を集めて相撲を取れる場所は、今後ないであろうと思われるからだ。

琴奨菊関はすでに33歳である。

初土俵から、まる15年が経っており怪我や疲労が蓄積した身体は満身創痍の状態だ。

特に膝の怪我は、自身の相撲に深刻な悪影響を及ぼしており、優勝した昨年初場所以降は前にばたりとあっけなく落ちる 相撲が目に見えて増えてきている。 大関陥落も、一時の不調というものではなく身体が限界に達している結果なのだ。

常態化してしまった膝の怪我が、この先劇的に回復するのは想像しがたい。

厳しい見方になるが、今後は、 勝ち越しすることすら難しいがやっとという相撲が続くことになるだろう。

であるならば、今場所大関復帰が叶ったとしても、おそらく1年以内に再び大関陥落となる可能性は非常に高い。 そして、もし今場所大関復帰がならなかった場合、3場所33勝という大関復帰の厳しい条件を満たすことは 不可能だと考えられる。 緩やかに番付を落としていくことが予想され、行き着く先は引退ということになる。


つまり、今場所の大関復帰の条件となる10勝という条件は絶妙の設定なのだ。

優勝を狙う13勝以上という成績を残すことは難しくとも、 2桁勝利を狙うことは、決して不可能ではないのだ。

そして、10勝をあげれば天国。6敗したら地獄というキャッチーな状況のため ファン、マスコミから大きく注目されている。

ここまで華々しい舞台は、琴奨菊関の今後の相撲人生において、数多くあるとは思えない。 おそらく、引退相撲であれば同等の注目を集めるかもしれないが。 しかし、「真剣勝負」の状態でここまで注目される場所は、今場所を置いて他にないだろうと思うのだ。 つまり今場所は、琴奨菊関にとって華々しい真剣勝負という点でラストダンスになるのである。


すでに5敗となり、琴奨菊関にとっていよいよ修羅場となった今場所も、残り3日を残すのみとなった。

好調照ノ富士関との1番を残すことを考えれば、悲観的にならざるを得ないが、結果はどうなるだろうか?

少なくとも、琴奨菊関の持ち前の力強いがぶり寄りが見られることを期待して声援を送りたいと思う。



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