独断と偏見の相撲ランキング

稀勢の里関の優勝は、逸ノ城関との一番にかかっていると言っても過言ではない。

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不戦勝の勝ち名乗りを受ける稀勢の里関の姿に、大きな拍手と歓声が起こった。

不戦勝でここまでファンを沸かせる力士を、私は見たことがない。 多くの相撲ファンが、稀勢の里関の優勝を後押ししたいという気持ちなのだろう。 逆に言えば、稀勢の里関の優勝をまだ信じられない不安の表れの様にも感じられた。

無理もないことだ。 これまで大事な一番で勝ちきれず、優勝を逃してきたのが 稀勢の里関なのだから。

そして、事実賜杯を抱くにはまだ、大きな壁を乗り越え無くてはならない。

その壁とは、間違い無く横綱白鵬関だ。

稀勢の里関に、自力優勝の可能性が出るたびに、立ちはだかってきたのが白鵬関だ。

結局稀勢の里関が、初優勝に手が届いていないのは 優勝を大きく左右する一番で この最強横綱に破れ続けてきたことに他ならない。

2013年夏場所、2014年夏場所。そして2016年春場所、夏場所。 いずれの場所でも白鵬関との首位決戦に敗れ、1敗差での準優勝に甘んじている。

今場所は、千秋楽にこの大一番を残しているため、優勝の行方は千秋楽の結果次第ということになる。

しかし、戦略上稀勢の里関が優勝を目指す上で最も重要一番は 千秋楽での取り組みではなく今日14日目の逸ノ城関との取り組みになることは間違いない。

現在、稀勢の里関は白鵬関に星の差1つをつけてトップとなっている。 つまり14日目を勝利することができれば、 千秋楽は本割で敗れたとしても優勝決定戦を行うことができるという、今までにない有利な状況で白鵬関との一番に臨むことができる。

稀勢の里関は前述した様に優勝をかけての 白鵬関との取り組みでは一度も勝利を挙げられていない。

対稀勢の里関となると、気合が高まり凄みすら感じさせる相撲を見せるのが白鵬関であり ひりつく勝負にめっぽう弱い稀勢の里関である。

イーブンの条件では、稀勢の里関が白鵬関に勝つ確率は著しく低くなるだろう。 一回負けても大丈夫という余裕を持った状態で相撲を取る事こそが、 大一番で白鵬関から白星を掴みとる方法だろう。

稀勢の里関にとって、絶対に負けられない14日目の相手は逸ノ城関となる。 新入幕で、並み居る強豪たちをなぎ倒して幕内を席巻した怪物は 低迷期を経て、今場所復調を予感させる活躍を見せている。

大関が悲願の初優勝に向けた大きな1勝を掴むのか? それとも怪物が復活の号砲を上げるのか?

今場所の優勝を大きく左右する一番に注目したい。



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2017年本場所
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