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日本出身若手力士の大きな飛躍を期待してしまうが、辛抱強く見守る忍耐が必要だ

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2017年初場所は、4日目を終えた。

ここまでの土俵で、取り上げるべきは 白鵬関の充実の4連勝と玉鷲関の好調さといったところに加え 若手日本人力士の活躍が挙げられる。

三役復帰を目指す御嶽海関は、2日目に日馬富士関相手に初金星を挙げたが さらに4日目に鶴竜関も撃破する活躍を見せている。

初日に豪栄道関からも勝利していることから、ここまで2横綱1大関を破ったことになる。

先場所上位陣に歯が立たず、3役から陥落したことを考えると素晴らしい躍進ぶりだろう。

また、新関脇で今場所臨んでいる正代関も すでに2敗を喫しているものの、4日目に琴奨菊関に勝利するなど上位陣を脅かす地力が付いていることを しっかりと証明できている。

そのほかにも、先場所3役昇進のチャンスを逃した遠藤関も膝のけがの影響を感じさせない相撲を取っており なんとか小結にとどまった高安関も、すでに2大関から星を挙げていることから 日本出身若手力士達が、充実している今年の大相撲となっている。

特に、2横綱を撃破した御嶽海関の活躍を目にすると そのまま連勝を続けて、賜杯すら勝ち取って一気に番付を駆け上がってほしいという願望を覚えてしまう。

多くの相撲ファンの、すでに悲願となっている日本出身横綱になりうる勢いを持った逸材が 存在すると思わせてほしいという欲求にかられてしまうのだ。

2015年の夏場所で優勝し、初土俵から所要25場所で大関まで駆け上がった照ノ富士関のように。

躍進を見せる若手力士たちに期待を抱くのは、ファンの自由だ。 しかし、過度な期待、それこそ横綱まであがるといった類の期待を抱くのはまだ早計だろう。

今場所、2横綱を破った御嶽海関だったが白鵬関には完敗を喫している。 立ち合いから、横綱に左上手を引かれまさしく何もできず敗北したのだ。

それは正代関も同様だ。 白鵬関の力強い立ち合いに大きく後退し、簡単に叩きをくらい破れてしまった。

この2つの取り組み時間は、どちらも5秒あるかと言ったところだ。 両力士とも、白鵬関と戦うに当たって無為に挑んでいったわけではあるまい。 綿密に戦略を練った上で、何もできなかったのだ。 これが、現時点での第一人者である白鵬関との実力の差なのだ。

白鵬関は、大相撲の歴史に残る大横綱だ。 しかし、番付を上げていくということはその白鵬関すら脅かす実力をつけなくてはならないということになる。 横綱になるのであれば、互角に戦うことすら求められる。

番付を駆け上がって横綱になるということは容易なことではないのだ。

それを証拠に、けがという不測の事態もあるが日の出の勢いを見せていた照ノ富士関は 現在カド番を繰り返している状態だ。 そして、すでに横綱級の地力があるといわれる稀勢の里関も、綱を張るには至っていないのが現実だ。

胸のすくような活躍を期待したい気持ちは十分わかる。私もおなじ気持を持っているのだから。

しかし、周りが騒いでしまうことで若手力士に不要な負荷がかかってしまうことも十分に考えられるのだ。

ファン、メディア含め、活躍する若手がさらに飛躍するように節度を持って応援することを願っている。



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2017年本場所
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