2011年01月07日

高校サッカーのレベル

高校サッカーの記事を書くのに、どのカテゴリにすればいいのか迷う。。。

さて、今年も冬の風物詩、
全国高校サッカー選手権大会が熱く繰り広げられております。
遂にベスト4も出揃いましたね。

私は出身が千葉なので、やっぱり流経大柏を応援しちゃうのですが
実はこの高校の試合は1試合も観てませんw
ていうか全部合わせても3試合しか観てません。
こんなんでレベル云々を語るなって感じですが、まあそこはご愛嬌。
準決勝からは全部見ますよっ!
(それでも全部で6試合にしかなりませんが)

ちなみに観たのは

  • 中京大中京vs久御山
  • 滝川二vs都立駒場
  • 関大一vs羽黒

の3試合。

それぞれ、ちょっとずつ感想らしきものを書いてみます。

■宮市vs組織《中京大中京vs久御山》

やっぱ宮市すげーな、と思いました。前半は。
何というか、ストライドが違うんですかね?
DFと相対して、1歩目でもう体半分ぐらい勝ってるんですよ。
あれはズルい。
んでその宮市が左サイドをぶち抜いて中央の竹野がゴール。

久御山は鍋野のゴールで同点にするも、
今度は宮市が自らゴールで逆転。見事なワンツーからでした。

前半はその後も中京大中京が数多くのチャンスを作っていて、
こりゃ強いぞ、と思った訳です。

が、後半は圧倒的に久御山ペース。
ポンポンポンと3点取って逆転勝利でした。

この久御山というチーム、全員が上手いんですよね。
全員が状況判断に優れてる、とでも言いましょうか。
みんなきちんとキープできて、パスもダイレクトで繋げる。
どこからでも攻撃出来て、全員が守備もする。

一方の中京大中京も、皆上手いは上手いんですが
チームが「宮市のチーム」になりすぎちゃってる感がありました。
「戦術はメッシ」みたいな。
なので後半、宮市がややバテてきた上に久御山DFの対応が上手くなってくると、
それ以外の攻め手がなくなっちゃうんですね。
そこの差が出ちゃったのかなぁ、と感じました。

あと、ラスト近くで宮市をCFの位置に持っていったようですが、
これは全然機能せず。
「宮市の能力を活かせる場所」みたいな解説がありましたが、
一番活かせるのは間違いなくWGでしょうに。
前を向くのが難しい位置では、彼の良さは半減すると思います。

ただ、宮市自身の能力は本当に凄いと思いますので、
アーセナルでベンゲルを更にビックリさせてくれる事を心より願っております。

■何だこの2人《滝川二vs都立駒場》

樋口と香川。
この2人が試合を支配していたと言っても過言じゃない気がしました。

特に樋口。
彼の重心の低いドリブルと体幹の強さは、高校生レベルじゃないような。
シュートも両足から強烈なのを繰り出せるし、
少なくともこの試合では「敵無し」でした。

で、樋口が“剛”なら香川は“柔”。
相手守備陣をサラリと交わし、憎いスルーパスをポンポンと出すかと思えば
いつの間にやらゴール前に飛び出してシュートしたり。

駒場は相手が悪かったと思います。
いくら「都立の星」だからといって、この相手はきついですよ。

とにかくこの試合は
「滝川二つえー」
しか言葉がありませんでした。

■運動量と技術の両立《関大一vs羽黒》

昨年度、その運動量豊富なサッカーで旋風を起こした関大一。
今年は技術レベルが更に上がった感じでした。

その中心は、昨年度準決勝でPKを外した梅鉢。
彼の正確なキックから次々にチャンスが生まれ、
もう一人の中心選手、FWの井村がそれを決める、という形。

この井村という選手、相手DFにしたら非常に厄介な相手でして、
カウンターで非常に上手くキープ出来るんですね。
「勢いを止めた」と思っても、何だかキープしてる。
んでヒョイっと抜かれて2次攻撃されちゃう、みたいな。

この試合では羽黒のパウロにも注目が集まりましたが、
彼は思ったほど活躍出来ず。
それは「フォローの差」じゃないかと感じました。
関大一は誰かがボールを持った際、周りの2~3人が素早く動いて
パスコースを作ったり、相手DFを引き付けたりするんです。
が、
羽黒はパウロの個人技に期待しているのか、フォローがなかなか来ない状態。
これでは、いくらなんでも厳しいでしょう。

まあ最終的にはこの試合の勝者・関大一も久御山にPKで敗れてしまうのですが、
チームとしてのまとまりはやっぱり「強い」と感じさせるものがありました。


と、3試合を見て強く感じたのがその個人個人のレベルの高さ。
数年前の選手権では考えられないようなプレーが随所に見られました。

また、それをチーム全体で行える高校も増えてきましたね。
セクシーフットボールを掲げて優勝した野洲高校以来、
「パスサッカー」で果敢に挑んで来るチームが増えたのも嬉しい限り。

今大会だと、久御山がとても面白い存在ですね。
野洲ほどの驚きはないですが、かなり魅力的です。

近年、ユースと高校サッカーの共存や住み分けみたいな議論も交わされていますが
いやはや、高校サッカーにも色んなタレントが居てやはり面白いです。
レベルもしっかり上がってきているし、準決勝以降もしっかり見たいと思います。

posted by mm666 |11:32 | 高校サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年01月12日

おめでとう!山梨学院大附属!

冬の高校サッカー選手権決勝をテレビで観戦しました。
いや~、やっぱり高校サッカーはイイですね。
具体的に「何が?」とは上手く言えないんですが、胸が熱くなる何かがあるんですよね。
高校時代の思い出がセピア色で思い出されますよ。
(※私は高校時代、サッカー部に所属してませんが)


そんな個人的な与太話は置いといて、
決勝戦は青森山田vs山梨学院大附属という、共に優勝すれば「初優勝」となる同士の戦い。
今大会は群雄割拠、というかいわゆる「名の知れた」高校や静岡代表、千葉代表などの「いつも強い県代表」が早々に姿を消していくという、
予想の付かない大会になったようで。

…「~ようで」と、いつも以上に歯切れの悪い文章には理由があります。
実は今大会、殆ど観れてません。
地元千葉県代表の八千代が初戦を5-0で勝ったのは観たのですが、
それ以降はダイジェストを少し見ていたぐらい。
今回旋風を巻き起こしたといっても良い関西大第一の試合は凄く観たかったんですが。。。

なので、今回のエントリーにはかなり知識不足というか見識の浅さが見受けられると思います。ご了承下さい。


■試合の感想

結果は1-0。
山梨学院大附属が見事初優勝を果たしました。
おめでとう!

で、その試合内容ですが、
とにかく山梨学院の中盤のチェックが速い!
そしてボールを奪った後の攻撃への切り替えがこれまた速い!
スタメンの2TOP、伊東と佐野のスピードが半端無い為
カウンターの威力が強烈でした。

一方の青森山田は、中盤のキーマンである椎名・柴崎が正確なダイレクトパスでチャンスを作ろうとするのですが、
これまで2失点しか許していない山梨学院の守備陣は堅く、なかなか上手くいかない様子。

そんな中前半、山梨学院の碓井が強烈なミドルをゴール右隅にねじ込んで先制します。
スローで見たら軽く無回転な弾道。素晴らしいゴールでした。
そしてそのまま前半は山梨学院ペースで終了。

山梨学院の良さは、相手から奪ったボールをきちんと繋いで
攻撃のスタートにしていた所でしょう。
安易なクリアが殆ど無かったように感じました。
青森山田は山梨学院のチェックをちょっと怖がってしまい、ロングボールがやや多くなってしまった印象。

後半に入ると一転、青森山田がペースを握ります。
椎名と柴崎からFWの野間、成田へスルーパスが繰り出され、
山梨学院のゴールを脅かします。

それでも山梨学院は身体を張ってゴールを守り続け、遂にタイムアップ。
虎の子の1点を守って勝利を収めました。


実は青森山田や山梨学院について
「留学生で強い」
みたいな勝手なイメージを持っていたんですよ。
(関係者の方々すいません)
青森山田は以前、留学生がいたと記憶してるんですけど
山梨学院については完全に箱根駅伝のイメージですよね。酷いもんです。

しかし実際はそんな事が全く無く、
やっているサッカーも個人頼みではなく全員サッカー。
しかもみんなテクニックがあって、レベルの向上を非常に感じました。

■決勝で目に付いた選手

《山梨学院大附属》
MFの碓井は本当に上手い、というか気が利く選手ですね。
攻撃にも守備にも顔を出して、自分でシュートも撃てる。

それと、FWの伊東のスピードは凄かった。
足元も上手いし、今後の進路はわかりませんが楽しみな選手です。

あと2年生ですが加部未蘭。何だか雰囲気がありますねえ。
お父さんも思い切った名前を付けたものですが、子供も期待に応えてくれてるようです。
上背もあるので、こういう選手にはもっともっと伸びてもらいたいです。

《青森山田》
話題の柴崎はやはり存在感がありました。
特にダイレクトでのボール捌きやピッチ全体が見えているようなパスは流石だな、と。
体幹が強化されてくると、更に怖い選手になりそうです。
まだ2年生なんですよね。。。

そして椎名。怪我から復帰したてとは思えない程の運動量と技術です。
ボールを失う事が非常に少ない選手なので、チームに安心感を与えていたように見えました。


両チームとも、やっているサッカーはいわゆる
「人とボールが動くサッカー」であり
「全体をコンパクトにして前線でボールを奪う」守備であり
「守から攻へ素早く切り替え、ゴールに繋げる」攻撃でした。
つまり、今の日本代表がやろうとしている事に近いモノ。
(まあ代表云々というよりか、現代サッカーの主流だと思いますが)

一昔前まで高校サッカーでは、「縦ポン」で安全に勝つチームが目に付いたりしましたが、
野洲の初優勝ぐらいからですかね、パスサッカーというか「全体が動くサッカー」が出てきました。
トーナメントにおいては若干リスキーだとは思うんですけど、
全国の指導者さん達がこうしたサッカーを志してこの年代を導いてくれていると思うと非常に嬉しいし、
高校サッカーも捨てたもんじゃないな、と感じます。

ここで活躍した選手達がJリーグで、あるいは世界の舞台で躍動する日が来る事を、期待して待ちましょう。

posted by mm666 |10:49 | 高校サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年01月14日

高校サッカー決勝を生観戦してきました!

(個人的に)暗い話題の続くJから思いっ切り目を背け、
フレッシュな高校サッカーの決勝を観に国立に行って参りました。

■大混雑

まずビックリしたのが人の多さ。
例年こんなに皆さん観に来てたんですかね?
千駄ヶ谷駅の改札を通るのにも一苦労する程でした。
正月の天皇杯決勝より人多いんじゃ…
(正確には天皇杯:約4万6千人、高校サッカー決勝:約4万9千人。だったそうです)
それ程魅力のある決勝のカードになったという事でしょうね。
まあ、千葉・静岡という地理的に国立に近い地域の高校の組み合わせだったというのもあったでしょう。
それでもこの寒空の中、よく集まったと思います。

■テクニシャン同士の戦い?(前半)

注目は流経大柏:大前、藤枝:河井の両10番。
どちらも上背は無いものの、テクニックに優れる選手です。
特に大前は準決勝で4得点と大爆発。チーム全体の調子も上向いており、インターハイ・全日本ユース・高校選手権の3大会での得点王という快挙も達成しそうな勢い。

個人的にはやっぱり出身地の千葉代表:流経大柏を応援しちゃってました。

で、試合は序盤から流経ペース。
大前の個人技からこぼれ球を村瀬が決めると、更に勢い付く流経イレブン。
中盤での出足が非常に速く、藤枝のパスサッカーを完全に封じ込めていました。
特に藤枝のエース・河井は流経・海老原にがっちりマークされ、自由に動けていませんでした。
藤枝のその他の選手がボールを持っても、すぐに2~3人で囲まれてしまっていました。

流経は攻撃力(というか大前)が注目されがちですが、守備が強いです。
ハイボールも中央の秋山、天野が跳ね返し、1vs1の場面でも抜かせない。
チーム全体的に運動量が多く、人数が違うんじゃないかと感じるぐらいに常に数的有利を作っていました。

■圧倒的な後半

前半は1-0で終了しましたが、後半、またもや開始直後に大前の左足ボレー一閃で追加点。
これは凄かったです。
このシーンも含め、この試合の大前はかなりキレキレでしたね。

2点を失った藤枝も時折サイドに展開してからの攻撃を見せますが、決定的な場面は作れず。
そうこうしているうちに大前が試合を決定付ける3点目。
CKから押し込んで4点目。
守備陣も最後まで集中を切らさず、遂には完封で初優勝を決めました。

■総括みたいな感想

藤枝が良くなかったというよりかは、流経の出足の速さと攻守の切り替えの速さで良さを抑えられてしまった感じでしょうか。

本当に強かったです。流経大柏。

試合終盤、狭い所で細かくパスを回してキープする辺り、
「高校生もここまで出来るようになったか。。。」と
変な感慨深さも感じました。

大前はエスパルス入りですね。
Jで通用するかどうかはまだわかりませんが、是非出てきて欲しいです。
あのボディバランスの良さは練習で簡単に身に付くものでもありませんので、強力な武器になると思いますので。

選手たち、ご苦労様でした。
北乃きいは遠すぎて見えませんでした。

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posted by mm666 |20:58 | 高校サッカー | コメント(3) | トラックバック(6)
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