2010年03月18日
アメリカでのサッカービジネス
「サッカー不毛の地」と言われ続けてきたアメリカ。 しかし、移民の流入により、彼ら一世から、二世、三世と定着し始めてきたアメリカでは、その様相も大きく変わってきました。 先ず、元々論として、「アメリカ人の定義」から入らないといけないと思います。アメリカ人と言うと今までは、所謂、金髪、青い目、白人をイメージすると思いますが、アメリカ人と括るとき、様々な人種が入り混じっており、彼ら・彼女らを全てをアメリカ人と言わなくてはなりません。 次にアメリカ国内でサッカー事業を展開する場合は、「アメリカ国内のファン」と言う括り方も出来ます。これにはアメリカ人ではないけど、アメリカで生活を営んでいる人々も含まれます。グリーンカード保有者、観光客、留学生、不法滞在者、その他。 人種の坩堝といわれる様に、アメリカは大きくミックスされた国であります。 次にサッカービジネスの側面から見た場合、諸々ありますが、最も解り易い観客動員数を例に取りますと、海外からビッグクラブや代表チームが来ると、ほぼ満員か、ほとんどの席が埋まります。閑散としたスタジアム、と言う状況はありません。(例はこちら) 但し、「サッカー不毛の地」と言い続ける人々は、自国リーグのメジャーリーグサッカー(MLS)に直結していないのではないか、と言う点なのです。 MLSはご存知のとおり、Jリーグと似た時期の95年に開幕しました。但し、既に競合他社であるアメリカンフットボールや、アイスホッケー、ベースボール、バスケットボール、その他娯楽があっため、経営基盤を強化することが最優先事項で、シングルエンテティシステムを採用したり、自前のサッカービジネス会社サッカーユナイテッドマーケティング(SUM)社を設立したりし、ここまで来ました。 その甲斐あって、当初クラブ価値が約5億円であったLAギャラクシーの現在の価値は100億円とまで、フォーブズなどで査定されるまでに成長しました(最低額の評価を受けたカンザスシティでも約22億円の査定)。投資家の数も片手で数えられるものから、20名を超すまで増え、放映権もJリーグと比較する半分以下ですが、クラブ数も半分以下で全試合放映されると言うことを考えれば、上出来であります。 平均観客入場者数も1万6000人前後を維持出来るようになりましたが、これでも人気のないスポーツと言われるのは、スポーツビジネス大国アメリカ故の辛さではないかと考えます。 ちなみにこの数字は、NHLやNBAと大差ない数字ですし(試合数に差がありますが)、海外リーグで言えば、オランダリーグとほぼ同等の数字です。 また、アメリカと言う国自体国土が大きい上に、様々な人種が混ざっている国故に、皆が皆、一様に同じことで国全体が盛り上がると言うことはほとんどありません。あるとしたら、大統領選挙、NFLのスーパーボウルくらいでしょうか(盛り上がる、と言う表現は不適切ですが、皆が関心を寄せることには戦争も挙げられます)。 実は遅ればせながら、諸事情によりバルサを円満退職し、ここNY・ロックフェラーセンターを拠点にサッカービジネスに注力すべく、LeadOff Sports Marketingにパートナーとして参画することとなりました。 それ故、ここのブログのタイトルにありますとおり、アメリカサッカーをここアメリカから更に掘り下げて今後ともお伝えしていくことが出来れば、と考え、先ずは「アメリカではサッカー人気がない」と言う定説を知られざる事実なども交えて、少しでも修正していくことが出来れば、と考える次第です。 今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。
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posted by mls_sum |22:39 |
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