2006年12月23日

真のアメリカ代表

先日、ようやくアメリカ代表の監督が暫定ではあるが、決まりました。

ドイツ代表をドイツワールドカップで率い、現在カリフォルニア州に居を構えるユルゲン・クリンスマンへの熱望・期待・噂が渦巻く中、蓋を開ければ、メジャーリーグサッカー(MLS)最多勝利数を誇るボブ・ブラッドリー氏に。そしてついて先日、助監督にMLSのDCユナイテッドを率いていたピーター・ノワク氏の就任も発表された。

これに対して全米各紙は賛否両論であったが、個人的になるほどな、とその中から感じたある記事の要旨としては以下のようなものであった。

「まだ発展途上のアメリカサッカーは、代表監督に欧州からの監督を必要とする段階にまだ達していない。
 一部の欧州系移民のスポーツであったサッカーは、今や移民の大部分を占めるヒスパニック系アメリカンのスポーツへと移り変わってきているのだ。
 むしろこの時代の流れに逆らうように、欧州からの指導者を引き続き連れてくることがアメリカのサッカー界では問題ともなってきている。

 クリンスマン氏を招聘してもアメリカサッカー発展のためにはあまり有効ではなかったはずだ。

 一方で、ブラッドリー氏はMLSにおける長い経験と、大学サッカーの監督という経験も加え、アメリカという広大な国の様々なグループのサッカーを観てきている。アメリカ代表が真のアメリカ代表になるためにはブラッドリー氏のようにアメリカサッカーの歴史、及び背景もきちんと理解していなくてはならない。

 暫定的な処置であり、カルロス・ケイロス氏の名などが挙がり始めているが、ブラッドリー氏も正式な代表監督になる資格を十二分に持つ。」

確かにそうだな、と共感しました。自分もクリンスマン氏が就任したら面白いだろうな、と考えておりましたが、この記事も一理あるな、と感じております。アメリカのサッカーは人種の通り、ヒスパニック、アフリカン、アジアン、ヨーロピアンと全てのグループが混じって構成されています。
これらを全て本当に熟知していなくてはならないし、アメリカ代表も、その構成メンバーの多角化は永遠のテーマだと思います。

ヒスパニック系移民も一世が根付き、二世、三世がどんどんアメリカのサッカー界に進出してきます。アフリカ系移民も同様にまだ、NBA、NFL、MLBに目が行っている中、サッカーへのシフトが進んできております。アジア系移民に関してはMLSでは皆無に近い状況ですが、アジアンのサッカー熱が今後盛り上がってくるものと考えます。

ブラッドリー監督は、今シーズン、MLSのメキシコチーム、チバスUSAの監督を指揮し、前年度の不調から見事にプレーオフ進出まで持ち上げました。前アメリカ代表監督のブルース・アリーナ氏の助監督を務めたこともあり、経験はアメリカ国内でも豊富であります。

ノワク氏は、元ポーランド代表として活躍をし、MLSのシカゴ・ファイヤに1998年シーズンに移籍をし、チームを優勝に導いた。欧州での経験とMLSへの造詣の深さを武器に2004年よりDCユナイテッドの監督に就任し、名門復活に尽力した。

大きなポテンシャルを持つものの、まだまだ発展途上のアメリカサッカーは、そのアメリカサッカーがどういうものなのかということをその広大な大陸と広範囲に渡る選手の中から、それを把握できるアメリカの監督と共に模索している所であります。

フランス代表を見るように、ヒスパニック、アフリカン、アジアン、ヨーロピアンなどで構成される真のアメリカ代表が将来構成されたとき、どういうチームになるのか楽しみであります。
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Bob Bradley


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Peter Nowak


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MLS06年度テーマ


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多人種のユース代表



posted by mls_sum |06:14 | アメリカ代表 | トラックバック(0)
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