2006年09月20日

北米独立リーグ(USL)

アメリカのプロサッカーにおけるトップリーグは、メジャーリーグサッカー(MLS)である。しかし、実はこの他に独立リーグとして、ユナイテッド・サッカー・リーグ(USL)というプロサッカーリーグもアメリカには存在する。

アメリカ中にかつては様々なリーグが散在していたが、これらが段階的に一つにまとまって出来上がった経緯を持ち、USLとなってから約20年が経過する。

ここまでに至る経緯が複雑なこともあり、リーグとしての統制や、財政的に厳しい側面もあり、MLSと比較した場合、ファイナンシャルバックアップ、スポンサー、給与・待遇などではは劣る面もあるが、現在はMLSの下部に位置するプロリーグとして存在している。

しかし、中には立派な経営をしており、MLSと伯仲、もしくはそれ以上の観客を集客するチームも幾つか存在する。その中で有名なのはカナダのモントリオールを本拠地とする、モントリオール・インパクトだろう。昨季に続き、今季もリーグを制覇し、何とここには日本人選手の深澤仁博選手も活躍中である。

彼は昨季加入し、いきなり全試合出場、及びチーム内新人王を獲得するほどの大活躍であった。

MLSにはまだ日本人選手がプレーをしたことがないが、USLは歴史的に日本人選手がプレーをしてきている。代表的な選手には現在鳥取SCの監督を務める木下桂氏(シアトル・サウンダーズで活躍)や、現在湘南ベルマーレ強化部長の大倉智氏(ジャクソンビル・サイクロンズで活躍)などがいる。

実は日本でもよく知られている元ブラジル代表のエース、ロマーリオ選手も現在このUSLでプレーをしている。マイアミに新規加入をしたマイアミFCのエースとして活躍をし、今シーズン19得点を挙げ、通算1000得点を目指している。

こうしてほとんど知られてはいないが、アメリカのサッカーの裾野は広い。残念なことに、このUSLとMLSは別の団体であり、昇格・降格はなく、交流も日本の天皇杯に相当する「オープンカップ」や強化試合で対戦をする程度だ。しかし、MLSも選手のスカウトをする上で、USLを第一のフィールドとして常に見ており、逆にMLSのトップチームから外れてしまった選手がプレーをする機会を求める先としてUSLが存在しているということには変わらない。


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posted by mls_sum |00:39 | その他 | トラックバック(0)
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