2006年09月03日

2020年にはアメリカ1、2を争う人気スポーツ、サッカー

メジャーリーグサッカー(MLS)のカンザスシティ・ウィザーズ(KCウィザーズ)を、アメリカを代表する医療技術会社「Cerner Corp」に率いられる投資家グループ「OnGoal LLC」が買収した。

今まで、ウィザーズは、ラマール・ハント氏率いるハント家(ハント・スポーツ・グループ)がオーナーとして10数年、MLS開幕以来オーナーとして、運営をしてきたが、2004年末より売却先を探すと共に、交渉を続けてきていた。

売却を発表してから引き合いは殺到したものの、買いたいと申し出る団体の企業力などの査定、そして最も大きなポイントであったのは、American Football League (AFL)創設メンバーの一人であり、現在ではNational Football League (NFL)のKansas City Chiefsのオーナーでもあり、44年間もカンザスシティのプロスポーツに携わってきたハント家が提示していた

「ウィザーズをカンザスシティに残すこと」

という条件に見合う、うってつけの買い手が中々出てこなかったことで交渉は難航していたが、企業体力もあるカンザスシティに本社を置く「Cerner社」と合意に達した。

今回の売却により、MLSのチームオーナー数は9となり(総チーム数13)、ハント家が運営に関わるチームはコロンバス・クルーと、FCダラスの2チームとなった。

MLSは複数の投資家が運営をする、「シングル・エンテティ」という独特のリーグシステムのため、一人のオーナーが複数のチームを保有しているケースがリーグ設立当時から存在し、競技に支障をきたすのではないか、という指摘は今でも絶えない。

しかし、「アメリカにサッカーを定着させ、人気あるスポーツへと育てる」という命題を抱えるMLSは、安易に投資家グループを拡張することはせず、投資家グループに参加するための査定は厳しく設定されている。

MLSも11年目を迎え、人気も少しずつではあるが、定着しはじめ、若年層には最も支えられているサッカーに、目を向ける投資家たちが増えて始めてきた。今回のOnGoal社も

「2009年には自前のスタジアムを完成させる計画を進めている。」

「2020年にはアメリカ国内においてサッカーは1、2を争う人気スポーツに成長していると読み、今がそれに投資をする時期だと判断した。」

と、発表。

最近の他の例では、MLS設立当時から多くのチームを保有していたアンシュッツ・エンターテインメント・グループ(AEG)が、NYに本拠地を置くメトロスターズをオーストリアのエネルギー飲料会社レッド・ブルに売却をした例(NYレッド・ブルズ)である。

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posted by mls_sum |17:39 | Kansas City Wizards | トラックバック(0)
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