2011年05月10日

米・今夏も欧州ツアー大盛況

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メジャーリーグサッカー(MLS)は、今夏計画をしている「ハーバライフ・ワールド・フットボール・チャレンジ」の概要を発表しました。 提携をしているFCバルセロナ、オールスター戦の対戦相手となるマンチェスター・ユナイテッドに加え、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、メキシコの2大巨頭チバス・グアダラハラ、クラブ・アメリカなど。 タイトルスポンサーには、LAギャラクシー及びFCバルセロナのスポンサーである、「ハーバライフ社」が決定しました。
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広大な国故に、毎年開催地を変更したり、対戦カードに工夫を凝らすなどし、ファンが飽きないようにすることで欧州クラブのアメリカ行きはまだ続きそうです。同時に長期契約など、契約面でも工夫を凝らすことで、招待費の高騰も防ぎ、前もって様々な準備を一緒に行えることもポイントとなっております。 Jul 13: NE Revolution vs. Manchester United(Gillette Stadium) Jul 16: LA Galaxy vs. Real Madrid(LA Memorial Coliseum) Jul 18: Vancouver Whitecaps vs. Manchester City(Empire Field) Jul 23: Chicago Fire vs. Manchester United(Soldier Field) Jul 30: Barcelona vs. Manchester United(FedEx Field) Aug 3: Barcelona vs. CD Guadalajara(Sun Life Stadium) Aug 6: Barcelona vs. Club América(Cowboys Stadium)
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2010年05月17日

MLSカナダへ拡大

メジャーリーグサッカー(MLS)が2002年に設立をした、サッカー専門のマーケティング会社、サッカーユナイテッドマーケティング(SUM)が、カナダへのMLS拡張に伴い、SUMカナダ設立を発表しました。

MLSにカナダのチームが3つ加入したことを受け、SUMも拡張。カナダにオフィスをオープンします。

既にアメリカサッカー協会、メキシコサッカー協会などの北米におけるマーケティング権を保有しているSUMですが、ここにカナダサッカー協会のも加えることになりました。

同時に将来的にはメキシコシティにもSUMオフィスを展開する予定もあるとのこと。

既にFCバルセロナや、マンUとも業務提携をする中、この8年近くでSUMは世界でも屈指の国際的なマーケティング会社へと成長。

サッカー事業と一言で言っても、MLBしかない野球や、NFLしかないアメフトととは異なり、グローバルなスポーツ故にワールドカップから、チャンピオンズリーグ、各国リーグに関連する事業があり、それらをMLSがアメリカ国内で統括する上で、SUMの存在は不可欠となります。

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2010年03月31日

今夏USツアーはマンU

毎夏、アメリカに海外クラブがツアーを押し寄せて実施します。

昨夏は、以前本ブログで紹介したように、ACミラン、インテル、チェルシー、クラブ・アメリカ、レアル・マドリー、FCバルセロナがツアーを実施。

今年は、マンチェスター・ユナイテッドが、海外クラブを対戦相手に招聘するMLSオールスター戦も含めて計4試合実施する模様と、スポーツビジネスジャーナルは発表しました。

今回ユニークなのは、今まで米国内で興行を仕切ってきたMLSの姉妹会社、サッカーユナイテッドマーケティング(SUM)社であったのですが、近年サッカービジネスに注力し始め、元チェルシーエグゼクティブのピーター・ケニオン氏などをヘッドハントした、米国最大手のエージェント会社、クリエイティブ・アーティスト・エージェンシー(CAA)社のスポーツ部門が、SUMと手を組んで、マンチェスター・ユナイテッドを招聘している所です。

昨夏は、CAA SportsがACミラン、インテル、チェルシー、クラブ・アメリカを招聘し、一方でSUMがFCバルセロナ及び、CONCACAFゴールドカップの運営を実施した競合同士でした。

米国サッカービジネスの巨頭2社が今回手を組んだことによってどういうツアーになるのか、期待がかかります。

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2009年07月28日

FC BARCELONA US TOUR 2009

ロンドンでのウェンブリーカップを終え、FCバルセロナのUS Tour 2009が迫ってまいりました。自分もクラブ側の立場としては初ツアーとなります。

以下の通りの日程でアメリカ西海岸をFCバルセロナがツアー致します(全て現地時間)。

・8月1日(午後8時):ロサンゼルス・ロウズボウル:vsLAギャラクシー(MLS)
・8月5日(午後7時半):シアトル・クェスト・フィールド:vsシアトル・サウンダーズ(MLS)
・8月8日(午後8時):サンフランシスコ・キャンドルスティックパーク:vsチバス・グアダラハラ(メキシコ)

これでFCバルセロナのUSツアーは2006年、2008年に続き3度目となります。アメリカではTV放映もありますので、是非ご覧ください。


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2009年05月08日

FCバルセロナUSツアー2009発表

2009年の夏に、2006年、2008年に次いで、USツアーを実施することを、FCバルセロナとメジャーリーグサッカー(MLS)が共同で発表しました。

試合数は合計で、3試合。8月1日(全て現地時間)にパサデナのローズ・ボウルにてMLSのLAギャラクシーと対戦をした後、8月5日にシアトルのクェスト・フィールドにて、MLSのシアトル・サウンダーズと対戦し、3試合目は後日発表されます。

メジャーリーグサッカー(MLS)が2002年に設立した、サッカー専門マーケティング姉妹会社の、サッカーユナイテッドマーケティング社(SUM)は2008年よりFCバルセロナと5年契約のパートナーシップを結んでおります。

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2008年12月24日

MLS国際進出発表

メジャーリーグサッカー(MLS)のサッカー専門マーケティング会社サッカーユナイテッドマーケティング社(SUM)が、MP&Silva社とMLS及び、SUMが保有する国際大会(インターリーガスーパーリーガ、パンパシフィックチャンピオンシップ)の放映権に関する契約を締結しました。

パンパシフィックチャンピオンシップなどを通してアジア市場へのビジネス展開を強め始めているSUMとMP&Silva間の利害が一致をした形になり、SUM社長のダグ・クィン氏も「MP&Silvaの国際事業における経験などはSUMにとって必要なものであり、この提携は長期的に重要なものだと見ている」と歓迎のコメントを。

MP&Silva社長リカルド・シルバ氏も「MLSの国際的認知度を高めると共に、アジア市場への進出へ協力したい」とコメントを発表しました。

デビッド・ベッカムのみならず、その他の国際的に有名な選手が続々と集まり始めているMLSにとって今回の契約は金額も大型と言われており、2013年までの複数年契約からも、MLSの今後に注目が集まっていると言えます。

アジア市場担当、そしてパンパシフィックチャンピオンシップ立ち上げに関わった自分もこの流れに期待しております!

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2008年12月04日

メキシコ代表第6回USツアー開幕

メキシコサッカー協会(FMF)と、メジャーリーグサッカーの設立したサッカー専門のマーケティング会社:サッカーユナイテッドマーケティング社(SUM)間のパートナーシップの中で、実施されてきた「メキシコ代表USツアー」も2009年で6年目となります。

毎年FMFはアメリカへ代表チームの遠征を年間に5回実施し、滞在中のキャンプ及び、対戦相手をSUMが手配をするもので、FMFにとっては多くの若手選手を試す絶好の機会となっている。また土地柄、欧州組も合流がしやすく、最近の代表強化に有益な提携と言われております。

2009年で本ツアーも第6回となり、2009年の5試合中、第一戦は、1/28にオークランドにて、スウェーデン代表との対戦が発表されました。

残りの4試合に関しましても順次発表される予定となっております。

【2008年メキシコ代表USツアー戦績】

4月16日 vs 中国代表、シアトル、 1-0勝利、観客:56, 416
6月4日 vs アルゼンチン代表、サンディエゴ、1-4敗戦、観客:68, 498
6月8日 vs ペルー代表、シカゴ、4-0勝利、観客:33, 608
9月24日 vs チリ代表、ロサンゼルス、0-1敗戦、観客:32,924
11月12日 vs エクアドル代表、フェニックス、2-1勝利、観客:25,587

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2008年07月29日

バルサUSツアー再び!

メジャーリーグサッカー(MLS)が創設したサッカー専門のマーケティング会社、サッカーユナイテッドマーケティング社(SUM)が2006年に実施したFCバルセロナUSツアーにおける前代未聞の大成功により、今年SUMとFCBはアメリカにおけるパートナーシップ契約を締結したことは既にこのBLOGでご紹介しました。

5年間に渡る本提携のうち、今年再びFCBがUSツアーを実施します。

初戦は8月3日にシカゴにて、メキシコの雄、チバス・グアラダハラと対戦し、8月6日にNYにて、MLSのNYレッドブルズと対戦します。

この外にもバルサイベントがNYで企画されており、FCBUSツアー再び!と言う機運が盛り上がってきております。

スター選手の入れ替えがある中、今年はどのような戦いぶりが観られるか楽しみです!!


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2008年06月02日

FCバルセロナUSツアー詳細発表

以前、本ブログでもご紹介させていただきました、メジャーリーグサッカー(MLS)の姉妹会社でマーケティング専門会社であるサッカーユナイテッドマーケティング(SUM)社のFCバルセロナとの5年契約を紹介させていただきましたが、今年のツアー詳細が以下の通り発表されました。

  • 8月3日:午後7時キックオフ(東部時間)、シカゴ(ソルジャー・フィールド)、対戦相手:メキシコリーグのチバス・グアラダハラ
  • 8月6日:午後7時キックオフ(東部時間)、NY(ジャイアンツ・スタジアム)、対戦相手:MLSのNYレッドブルズ

2006年時のFCバルセロナツアーは3試合実施し、平均観客80,734を記録した。

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2007年09月11日

Soccer United Marketingオフィシャルサイト

何度か、このBlogにて紹介をさせて頂いてきましたが、メジャーリーグサッカーは、メジャーリーグサッカー(MLS)のみならず、アメリカにて実施されるサッカービジネス全てを手がけるために、サッカーユナイテッドマーケティング(SUM)社を2002年に設立しました。

結局アメリカのサッカーが発展するということイコール、MLSの発展に繋がるという考え方に則っているわけです。

解りやすい例を挙げれば、海外の有名クラブチームを招いての国際試合を実施する際、MLS各クラブ及びプロモーター各社がお互いにある特定のチームの権利を巡って争えば、競り合うので、その海外チームの招聘料は高騰します。

所が、アメリカに遠征をしたいチームと交渉する窓口が一つとなると、競る相手がいないので、値段は高騰しません。言うは易しなので、基本的な考え方ですが、SUMが窓口になることで、アメリカ国内における海外チームの遠征の市場価値を安定させております。

こうすることで、各MLSチームも法外な値段を支払って、海外チームを招聘しなくても良いし、ファンも法外な値段のチケットを買わずとも、試合を観戦に来れ、世界の一流のサッカーの普及になります。

とにかく、このSUMがこの度、公式サイトを立ち上げました。
SUMはB to Cではなく、B to Bなカンパニーなので、それほどインタラクティブではなく、インフォメーショナルな情報を伝達するHubサイトですが、ご紹介できれば、と考えた次第です。

【公式サイト
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2007年06月06日

スーパーリーガ売り切れ

今夏開幕する、米メジャーリーグサッカー(MLS)4強と、国境を越えたメキシコリーグ4強間で開催される『スーパーリーガ』のスポンサー枠が全て売り切れた。

MLSが設立をした、姉妹会社であるサッカー専門マーケティング会社サッカー・ユナイテッド・マーケティング(SUM)社と、提携関係にあるメキシコサッカー協会間による3つ目の共同プロジェクト(1:メキシコ代表USツアー、2:インターリーガ)として今年始めに発表されたスーパーリーガは、北中米大陸におけるヒスパニックファンの興味を大きく集めている。

開幕初年度は、参加する8チームは全て招待制であるが、来期移行は、国内リーグの順位に基づいて出場資格を得られることになる。また現行各リーグ4チームずつであるが、これを8チームずつの合計16チームに拡張するプランも協議されている。この大会により、MLS自身もさらにファンにとって意味のあるものになる意味合いも含む。


発表間もないこの大会だが、今年の2月からスポンサー販売を始めたが、この数ヶ月でスポンサーシップパッケージは全て売り切れたことからもこの大会への期待の大きさが推し量れる。

SUM社は、ひとまずは枠を8つに限定したが、来年は10に拡張をする予定である。

【スーパーリーガのスポンサー一覧】

  • アディダス社
  • アンハイザー・ブッシュ社(バドワイザー)
  • ペプシ社(シエラ・ミスト)
  • バーガーキング
  • フエルヴォ
  • AT&T
  • ステート・ファーム

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2006年11月17日

Soccer United Marketing インターリーガ

アメリカ国内におけるサッカープロパティの価値を戦略的に高めようという考えの下、2002年に設立されたサッカーユナイテッドマーケティング(SUM)。

ここで言う「アメリカのサッカー」ということは、欧州や南米のサッカーをプロモートするのではなく、MLSを発展させようと言うことであります。

ここまでW杯の放映権の話や、メキシコ代表USツアーについて述べてきましたが、次に紹介するのは、「インターリーガ」という大会です。

これは、メキシコリーグのクラブ8チームがリベルタドーレス杯の出場権を懸けてアメリカ国内で戦う大会であります。
元々は、メキシコにおいて「プレ・リベルタドーレス杯」という名で実施されていたが、人気も知名度も今一つでした。

それをメキシコ代表USツアーでも述べた通り、SUMとメキシコサッカー協会(FMF)間の提携の一環、そしてアメリカ国内にいる多くのヒスパニック系移民のファンをターゲットとして、SUMがこの大会のマーケティング権を得ることで、アメリカ国内にこの大会を持ってくることになりました。

大会名を「インターリーガ」と命名し、シンボルとなる盾から何までリブランディングをしました。メキシコ代表USツアーと同様、FMFは権利料を得る代わりにSUMはこの大会から放映権、スポンサー料、チケット収入などを得ております。

また、この大会は8チームが2グループに分けられ、予選ラウンドを実施し、4チームが決勝トーナメントに勝ち進むため、参加するチームはオフシーズンに無料(ホテル代、食費、渡航費、トレーニング代、試合会場費、全てSUM負担)で、アメリカの施設にてオフシーズンキャンプを張りつつ、真剣勝負の試合も実施でき(最低3試合)、勝ち続ければ、リベルタドーレス杯への出場権や賞金などが得られるという仕組みになっております。

これもSUMの利潤のためだけではなく、メジャーリーグサッカー(MLS)、そして「アメリカのサッカープロパティを高めるか」のために利用されております。

この大会においてはMLSチームとのダブルヘッダーは実施されませんが、この大会はMLSチームが本拠地とする会場で、ヒスパニック系移民の多いVenueが会場として選定されますので、地元MLSチームのシーズンチケットとのパッケージにしたり、MLSの良いプロモーション機会とします。

また広報・マーケティングにおいてもSUMの予算が地元MLSチームの予算に加算されるので、これを利用して地元チームは普段以上に交渉力やPR機会が増えることになります(PRのパッケージ化)。

スポンサーシップも同様にMLSとのパッケージや、以前述べたメキシコ代表USツアーとのパッケージにすることで、より高額な契約に漕ぎ着けることも可能となります。

スタジアム収益も、自前のスタジアムを保有しているチームにとってはより多くの試合を自スタジアムで実施することで、この収益が入ってくることになります。

最後に、これはクラブチームの大会故に、メキシコリーグのクラブとMLSのクラブ間の交流の架け橋にもなります。

来年で4年目を迎えるインターリーガ、2007年1月3日にヒューストンにて開幕します。

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2006年11月10日

Soccer United Marketing メキシコ代表USツアー

アメリカ国内におけるサッカープロパティの価値を戦略的に高めようという考えの下、2002年に設立されたサッカーユナイテッドマーケティング(SUM)。

ここで言う「アメリカのサッカー」ということは、欧州や南米のサッカーをプロモートするのではなく、MLSを発展させようと言うことであります。

アメリカ国内に所謂「サッカーファン」は多数存在します。それは先日SUMが実施したバルセロナUSツアーにて3会場全て満員御礼で売り切れた(合計24万人動員)ことや、ドイツで開催されたワールドカップをESPNが全試合生中継したことなどからも解ります。

但し、これが国内リーグ、メジャーリーグサッカー(MLS)の人気と連動しているかというと、話は別です。

アメリカという国は多国籍国家故に様々な国からの移民や民族が混在しております。それ故、その多くが、アメリカに住んでいるものの自分の母国のサッカーを応援しているということが多くあります。

しかし、自分が現在住んでいるアメリカの国内リーグ、MLSのファンかと言うと、そうではないファンの方が未だ多いのが実状でしょう。

そう言った中で、先ずはMLSを知ってもらう、観てもらう機会をどう設けるのか、と言う考えの下、アメリカに現在最も多いヒスパニック系移民のファンを先ずはターゲットマーケットとしたのでありました。

彼らが注目をするのは「メキシコ代表」。

そこで、SUMとしてはメキシコサッカー協会(FMF)と提携をすることに成功し、アメリカ国内におけるFMFのマーケティング権をSUMは獲得したのです。
これにより、毎年5試合前後、アメリカ国内において「メキシコ代表USツアー」を実施することになり、それを取り巻くチケット収益、スポンサー収益などをSUMは得ることになりました。

一方のFMFとしては、金銭的には、多額のアピアランスフィー及び、マーケティング権料を得ることが出来、その上アメリカ国内に住む自国のファンへ感謝の意を示すなど、メキシコ国内に留まらず、アメリカも自国代表の収益源となったわけです。また、代表チームの強化面では、対戦相手との煩雑な交渉や、対戦相手の受入作業、そして試合運営などを全てSUMに委託出来、無料で年間5つ以上の強化試合及び、強化合宿も実施することが出来ることになり、多くの選手のテスト、チーム連携を深める機会増加となったわけです。

試合の開催地はFMF及びスポンサーの希望、チケット売上、そして対戦相手のファン層などの側面から慎重に毎年マーケティングを実施した上で選定されます。対戦相手はFMFとSUMの話合いで決定され、例えばポーランド代表であればメキシコ系移民とポーランド系移民の多いシカゴにて、韓国代表であればLAにてなるべく試合が実施されるようにします。

FMFとしては、アメリカに代表チームを送り込んでキャンプと試合をしてお金までもらって帰るというだけです。

SUMとしては、収益は勿論のこと、この試合をいかに活用して「アメリカのサッカープロパティの価値を高めるか」という命題に沿った活動を実施します。

例えば、一例としてですが、上述したシカゴの試合に関しては、MLSのシカゴ・ファイアの試合とのダブルヘッダにしてみます。こうすることで、ファイアのシーズンチケットホルダーはこの試合をボーナスでもらえることでシーズンチケットの売上に貢献したり、ファイアの試合なんか観たこともないメキシコ系移民及びポーランド系移民に対して、ファイアの試合観戦機会を設けることとなります。

但し、SUMとしては観戦機会を設けるなどきっかけを創出したその次は、マーケティングの教科書に基本として出ている通り、お客さん(ファン、スポンサー、etc)がまた来たくなるようにモチベーションを上げ、その先にどうお得意さんになってもらい、周囲の人も巻き込んで行くのかという部分は、チームの営業に受け渡して行きます。

このようなファンの「観戦機会の創出」と並んで、スポンサー営業も、メキシコ代表USツアーのスポンサーシップと、MLSの「スポンサーシップをパッケージ化」することで、MLSに収益が入ります。

またこの試合のPRコストはSUM持ちですが、ダブルヘッダなので、ファイアにしてみれば自チームのPRコストとSUMのPRコストを合わせてさらに広範囲に両試合を同時にPRできるなど、「予算の面でも価値がMLSに出る」という理屈になります。

最後にこのスタジアムもファイアの自前のスタジアムなので、このようなメガイベントがスタジアムに来ることで「スタジアム収益」も見込めることになります。

要するにこの強力なプロパティをいかに利用して、MLSにも様々な利益を還元できるのかが、SUMの仕事の大事なポイントであります。単にメキシコ代表をアメリカに呼んで試合を実施してお終い、というわけではありません、。このようにしてメキシコ代表USツアーは、戦略的にアメリカ中を毎年行脚しております。

2003年頃から始まったFMFとSUM間の提携は、2006年のワールドカップ後も、また4年間更新されることになりました。

【2006年結果】

1/25       vs. Norway @ San Francisco     2-1       44,729
2/15       vs. Korea Rep. @ LA            0-1       64,128
3/1        vs. Ghana @ Dallas             1-0       19,531
3/29       vs. Paraguay @ Chicago         2-1       46,510
5/12       vs. Venezuela @ Pasadena       1-0       58,127

【2005年結果】

1/25       vs. Sweden @ San Diego        0-0        35,521
3/9        vs. Argentina @ Los Angeles   1-1        51,345
4/27       vs. Poland @ Chicago          1-1        54,427
11/16      vs. Bulgaria @ Houston        0-3        35,526
12/14      vs. Hungary @ Phoenix         2-0        32,466


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<続く>


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2006年11月06日

Soccer United Marketing W杯放映権

アメリカ国内におけるサッカープロパティの価値を戦略的に高めようという考えの下、2002年に設立されたサッカーユナイテッドマーケティング(SUM)。

ここで言う「アメリカのサッカー」ということは、欧州や南米のサッカーをプロモートするのではなく、MLSを発展させようと言うことであります。

たとえ話を上げると、「バルセロナをアメリカにツアーに招待してお終い」ならば、アメリカにおけるバルセロナのファンは増えるかもしれませんが、それが「アメリカのサッカー」の発展にはあまり寄与しないということであります。
勿論サッカーを観たことのない人がサッカーに少し興味を持つことはあるでしょうが、そこでMLSと戦略的に絡むことがなければなりません。

と言うことで、SUMはMLSが「アメリカのサッカー」そしてMLS発展を目的にして設立されたサッカービジネス専門会社であります。


前回書かせていただいた通りSUMの戦略の第一歩は、2002年W杯・2003年女子W杯のアメリカ国内における放映権を獲得することでした。単に放映権販売で利益をあげるというためだけではなく、これを用いて戦略的にMLSの価値を上昇させよう、という考えの下にこれは実施されました。

1998年W杯のとき、アメリカ国内の放送では、アメリカ代表の試合においても、「MLS」という名が出てきたのはほんの数回でありました。いくら「サッカー不毛の地」と言えども、アメリカ国内においてサッカーの祭典W杯を観る人は多いです。

他民族国家故、サッカーファンは存在するからです。しかし、W杯は観戦するけど、母国のサッカーではなく、肝心の自分が今住んでいる、自国のプロサッカーリーグに無関心どころか、それにも増して知らない!自国におけるサッカーの祭典の放送内で、自国最高峰のプロサッカーリーグの認知度上昇がない!と言うことをMLSは問題視したのでありました。

そこでSUMは戦略的にMLSそして「アメリカのサッカープロパティ価値を高める」という目的に沿って、2002年W杯への放映権購入を決断したのでありました。

放映権を購入したことで、2002年W杯の際にはアメリカ代表の活躍と共に、アメリカ国内において放映される際には視聴者に対してMLSのプロモーションや、放送局との密接な関係構築を通してMLS選手に関する情報の提供などを積極的に実施しました。

勿論、放映中のプロモーションのためだけに高価な放映権を購入するわけではありません。それは「MLS自身の放映権」のためでもありました。当然新興リーグ、そして他のプロスポーツが人気を博すアメリカにおいてサッカーの放映は中々容易ではありません。しかし悪い言い方をすれば、このW杯放映権を利用して、MLSは放映枠の獲得・拡張に成功したのでありました。

2007年からはMLSの放映権を放送局が購入する時代に突入します。

<続く>

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2006年11月05日

Soccer United Marketing設立

サッカーユナイテッドマーケティング(SUM)とは何か、メジャーリーグサッカー(MLS)との関係は何か、と良く聞かれます。世界でも珍しいビジネスであり、その急成長ぶりには中に居ても驚くばかりなので、この場を借りて少し書かせていただこうと思います。

SUMとは一言で言えば、2002年に設立された「サッカービジネス専門会社」です。

「アメリカ国内におけるサッカープロパティの価値を高め、アメリカナンバーワンのサッカービジネス会社を目指している」会社です。

1996年に開幕をしたMLSはアメリカ国内におけるプロサッカーリーグでは最高峰として位置づけられています。しかし、だからと言って他のサッカービジネスまでコントロールしているわけではありませんでした。アメリカには数え切れないほど、スポーツビジネスのプロモーターがおり、MLSが設立される以前から、それらがアメリカ各地で色々な興行試合を実施してきました。

アメリカでは1年間に約100以上ものサッカーの国際試合が実施されていることからもそれが解ります。

このプロモーターには個人で実施している所から、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムのようにハードを保有しているスタジアムであったり、他のプロスポーツ団体であったり、TV局であったり、海外のプロモーターであったり、時には大学が実施することもあります。

但し、ビジネスなので当たり前ですが、これらは皆、それぞれ自分のために、バラバラに整合性なく短期的な目標(直近の売上・利益)のために実施しているだけでありました。言うなればあちこちでバラバラに花火が単発で上がっているのと同じ、試合が終われば何も残らない、という状況でありました。

MLSとしては、このような状況ではいくら色々な試合が実施されても「アメリカにおけるサッカー」というものは発達しないと危惧し、アメリカ最高峰のプロリーグとして君臨するだけではなく、「MLSがアメリカ国内におけるサッカーの価値そのものを戦略的に高めよう、そしてそれをMLSの発展にも繋げよう」と、考えたのでありました。

こうした中で、MLSコミッショナー及び、取締役会を中心に、2002年、MLSの姉妹会社としてSUMが設立され、「2002年W杯のアメリカ国内における放映権」購入が最初の戦略として実施されたのでありました。

「One Sport One Company」

がスローガンです。

<続く>

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