2006年11月17日
Soccer United Marketing インターリーガ
アメリカ国内におけるサッカープロパティの価値を戦略的に高めようという考えの下、2002年に設立されたサッカーユナイテッドマーケティング(SUM)。 ここで言う「アメリカのサッカー」ということは、欧州や南米のサッカーをプロモートするのではなく、MLSを発展させようと言うことであります。 ここまでW杯の放映権の話や、メキシコ代表USツアーについて述べてきましたが、次に紹介するのは、「インターリーガ」という大会です。 これは、メキシコリーグのクラブ8チームがリベルタドーレス杯の出場権を懸けてアメリカ国内で戦う大会であります。 元々は、メキシコにおいて「プレ・リベルタドーレス杯」という名で実施されていたが、人気も知名度も今一つでした。 それをメキシコ代表USツアーでも述べた通り、SUMとメキシコサッカー協会(FMF)間の提携の一環、そしてアメリカ国内にいる多くのヒスパニック系移民のファンをターゲットとして、SUMがこの大会のマーケティング権を得ることで、アメリカ国内にこの大会を持ってくることになりました。 大会名を「インターリーガ」と命名し、シンボルとなる盾から何までリブランディングをしました。メキシコ代表USツアーと同様、FMFは権利料を得る代わりにSUMはこの大会から放映権、スポンサー料、チケット収入などを得ております。 また、この大会は8チームが2グループに分けられ、予選ラウンドを実施し、4チームが決勝トーナメントに勝ち進むため、参加するチームはオフシーズンに無料(ホテル代、食費、渡航費、トレーニング代、試合会場費、全てSUM負担)で、アメリカの施設にてオフシーズンキャンプを張りつつ、真剣勝負の試合も実施でき(最低3試合)、勝ち続ければ、リベルタドーレス杯への出場権や賞金などが得られるという仕組みになっております。 これもSUMの利潤のためだけではなく、メジャーリーグサッカー(MLS)、そして「アメリカのサッカープロパティを高めるか」のために利用されております。 この大会においてはMLSチームとのダブルヘッダーは実施されませんが、この大会はMLSチームが本拠地とする会場で、ヒスパニック系移民の多いVenueが会場として選定されますので、地元MLSチームのシーズンチケットとのパッケージにしたり、MLSの良いプロモーション機会とします。 また広報・マーケティングにおいてもSUMの予算が地元MLSチームの予算に加算されるので、これを利用して地元チームは普段以上に交渉力やPR機会が増えることになります(PRのパッケージ化)。 スポンサーシップも同様にMLSとのパッケージや、以前述べたメキシコ代表USツアーとのパッケージにすることで、より高額な契約に漕ぎ着けることも可能となります。 スタジアム収益も、自前のスタジアムを保有しているチームにとってはより多くの試合を自スタジアムで実施することで、この収益が入ってくることになります。 最後に、これはクラブチームの大会故に、メキシコリーグのクラブとMLSのクラブ間の交流の架け橋にもなります。 来年で4年目を迎えるインターリーガ、2007年1月3日にヒューストンにて開幕します。![]()
posted by mls_sum |11:21 |
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